作者不詳 ミステリ作家の読む本
以下はWikipediaより引用
要約
『作者不詳 ミステリ作家の読む本』(さくしゃふしょう ミステリさっかのよむほん)は、三津田信三による日本の推理小説・ホラー小説。作家3部作の第2長編。
単行本は、2002年8月6日に講談社〈講談社ノベルス〉より書き下ろしで刊行された。文庫版は、2010年12月15日に講談社文庫より刊行された。文庫版の装丁は、坂野公一(welle design)による。文庫版の装画は、村田修が手がけている。短編「霧の館」は、『本格推理3』(光文社文庫)に入選している。短編「子喰鬼縁起」は、第1回創元推理短編賞候補作に選ばれている。
小説家の笠井潔は「作家三部作の中でも、本作は読者にもたらす幻惑感では他の2作を圧している」と評価している。
あらすじ
杏羅町
第1話 「霧の館」 依武 相
月曜日
第2話 「子喰鬼縁起」 丁江 州夕
火曜日
第3話 「娯楽としての殺人」 泥 重井
水曜日
第4話 「陰画の中の毒殺者」 廻数回 一藍
木曜日
〈古本堂〉
第5話 「朱雀の化物」 筆者不詳
金曜日
土曜日(午前)
第6話 「時計塔の謎」 舌渡 生
土曜日(午後)
第7話 「首の館」 裕
日曜日
登場人物
第2話 「子喰鬼縁起」 丁江 州夕
第3話 「娯楽としての殺人」 泥 重井
第5話 「朱雀の化物」 筆者不詳
備考
次のように、刀城言耶シリーズとのリンクが見られる。
- 神々櫛村は、『厭魅の如き憑くもの』『水魑の如き沈むもの』にも登場する。
- 戸部の部屋の炬燵の上に東城雅哉の『九つ岩石塔殺人事件』が置かれている。
次のように、死相学探偵シリーズとのリンクが見られる。
- 杏羅町は、弦矢駿作の住所である。
次のように、現実世界とのリンクが見られる。
- 作品世界では、女子大学の前を通って穂紗橋を渡ると、聖紀天皇陵に通じ、その東側には面胆町があり、そこには緑葉中学校があるが、現実世界では、奈良女子大学の前を通って佐保橋を渡ると、聖武天皇陵に通じ、その東側には多門町があり、その先に若草中学校がある。