倒産続きの彼女
以下はWikipediaより引用
要約
『倒産続きの彼女』(とうさんつづきのかのじょ)は、新川帆立による日本の小説。
「会社を倒産に追い込む女がいる」などと内部通報された事案を受け、ふたりの女性弁護士がタッグを組み、謎の「連続殺『法人』事件」に挑む様が描かれる。
時系列としてシリーズ第3作『剣持麗子のワンナイト推理』よりも後に起きたエピソード。
作品背景
本作の主人公は前作『元彼の遺言状』の主人公・剣持麗子の後輩・美馬玉子であり、剣持とは対照的な人物として描かれている。その一方で、作者の新川は「強くて優しいヒロインを書きたかった。性格はちがっても、1作目も2作目も、そういう意味では変わっていないと思います」と朝日新聞のインタビューの中で説明している。
また、麗子が本作にも登場したのは、前作の読者の要望によるものである。
あらすじ
美馬玉子は、大手の法律事務所に勤める弁護士。事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識を持ちながらも、上司である津々井の指示で麗子とコンビを組むことになってしまう。そして、ふたりは「次々と会社を倒産させていく」と内部通報されたゴーラム商会の経理部に所属する近藤まりあの身辺調査を行っていく。ところが、調査中にゴーラム商会のリストラ勧告で使用されてきた小部屋、通称「首切り部屋」で、本当に首を切られた遺体を発見することになり、予想外の事件に巻き込まれる。