傍聞き
以下はWikipediaより引用
要約
『傍聞き』(かたえぎき)は、長岡弘樹による日本の推理小説の短編集。
2007年から2008年にかけて双葉社の雑誌『小説推理』に掲載された短編4本が収録されている。2008年10月8日に単行本、2011年9月15日に双葉文庫が発売された。表題作は第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞作。
表題作の主人公の刑事・羽角啓子と娘・菜月は、2016年刊行の『赤い刻印』の表題作や、2020年刊行の連作短編集『緋色の残響』、2023年刊行の連作短編集『球形の囁き』にも登場する。
2015年に「迷走」がラジオドラマ化、2016年に表題作がテレビドラマ化されている。
収録作品
全編とも『小説推理』(双葉社)に掲載された。
- 迷い箱(2007年6月号)
- 899(2007年10月号)
- 傍聞き(2008年1月号)
- 迷走(2008年8月号)
あらすじ
迷い箱
899
傍聞き
迷走
ラジオドラマ
2015年1月24日、「迷走」がNHK-FM「FMシアター」でラジオドラマ化される。制作はNHK山形放送局。原作者の長岡弘樹自ら脚本を務める。
出演者
- 蓮川潤也 - 市原隼人
- 室伏隊長 - 大地康雄
- 中村靖日
- 増原 - 眞島秀和
- 佐藤みゆき
- 真田鰯
- 白鳥英一
- 仲島壮紘
- 柚木亜里紗
スタッフ
- 脚本 - 長岡弘樹
- 演出 - 倉崎憲
- 技術 - 佐貫渉
- 音響効果 - 片平洋資
テレビドラマ
2016年4月20日に『マザー・強行犯係の女〜傍聞き〜』(マザー・きょうこうはんがかりのおんな かたえぎき)のタイトルで、テレビ東京・BSジャパン共同制作の2時間ドラマ「水曜ミステリー9」で放送された。主演は南果歩。
キャスト
- 羽角啓子(杵坂警察署強行犯係 主任刑事) - 南果歩
- 黒木駿(杵坂警察署強行犯係 刑事) - 皆川猿時
- 横崎宗市(居空き事件の容疑者) - 高橋和也
- 八生守雄(刑事課長) - 佐戸井けん太
- 田神崇(警視庁捜査一課 管理官) - 丸山智己
- 羽角菜月(啓子の娘、小学5年生) - 濱田ここね
- 斎藤拓也(杵坂警察署留置係) - 松下洸平
- 澤井夏蓮(青島女子大学2年生、読者モデル) - 瀬戸さおり
- 三戸暁(杵坂警察署 刑事) - 植木祥平
- 阿川明美(建設会社勤務、連続通り魔事件の被害者) - 由梨乃
- 神田朱美(フリーター、連続通り魔事件の被害者) - 木嶋のりこ
- 羽角フサノ(啓子と同じ名字で啓子の家の2軒隣の住人) - 佐々木すみ江
- 温井博(杵坂第二中学校 副校長) - 日野陽仁
- 澤井梓(澤井夏蓮の母) - 星ようこ
- 富士田登(杵坂警察署 刑事) - 夙川アトム
- 木場亮介(3年前に看護師殺しの容疑で逮捕され無罪になった男) - 杉山ひこひこ
- 須藤恵利奈(澤井夏蓮の中学時代の同級生) - 鈴木まはな
- 伊丹小次郎(杵坂警察署警務課 警務課長) - 田中要次
- 渡辺郁子(須藤恵利奈の母) - 高橋ひとみ
- 秋月浩司(警視庁鑑識課管理官) - 柄本明
スタッフ
- 原作 - 長岡弘樹『傍聞き』(双葉文庫刊)
- 脚本 - 岩村匡子
- 監督 - 筧昌也
- 警察監修 - 尾崎祐司
- ガンエフェクト - 早川光
- アクションコーディネート - 大道寺俊典
- 技術協力 - バスク、Kカンパニー
- 美術協力 - テレビ朝日クリエイト
- プロデューサー - 濱谷晃一(テレビ東京)、森川真行、清家優輝
- チーフプロデューサー - 橋本かおり(テレビ東京)
- 製作 - テレビ東京、BSジャパン、ファインエンターテイメント