僕のヒーローアカデミア
漫画
作者:堀越耕平,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊少年ジャンプ,
レーベル:ジャンプ コミックス,
発表期間:2014年7月7日 -,
巻数:既刊39巻,
ヴォイスコミック
原作:堀越耕平,
発表期間:2015年1月10日 - 1月31日,
話数:全4話,
アニメ
原作:堀越耕平,
総監督:長崎健司,
シリーズ構成:黒田洋介,
キャラクターデザイン:馬越嘉彦,
音楽:林ゆうき,
アニメーション制作:ボンズ,
製作:毎日放送,
話数:第1期:全13話第2期:全25話第3期:全25話第4期:全25話第5期:全25話第6期:全25話,
映画:僕のヒーローアカデミア THE MOVIE〜2人の英雄〜(第1作)ヒーローズ:ライジング(第2作)ワールド ヒーローズ ミッション(第3作)ユアネクスト(第4作)
原作:堀越耕平,
監督:岡村天斎,
キャラクターデザイン:馬越嘉彦,
音楽:林ゆうき,
制作:ボンズ,
製作:「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会2019「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会2024「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会,
以下はWikipediaより引用
要約
『僕のヒーローアカデミア』(ぼくのヒーローアカデミア、My Hero Academia)は、堀越耕平による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2014年32号より連載中。略称は「ヒロアカ」。「“無個性”」だった主人公が最高のヒーローを目指して成長していくヒーロー漫画作品。堀越耕平にとって3作目の連載作品となる。『赤マルジャンプ』2008 WINTERに掲載された読切『僕のヒーロー』を基に構想された。
2015年1月、『VOMIC TV!』で「VOMIC」が放送された。同年11月、週刊少年ジャンプ2015年49号にてテレビアニメ化が発表された。同年11月9日より「少年ジャンプ+」にて、スピンオフ作品となるコメディ漫画『僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!』が連載された。
2019年春には「『僕のヒーローアカデミア』The“Ultra”Stage」の題で舞台化され、東京と大阪で公演された。同年、ハーベイ賞BestManga部門を受賞した。
制作背景
堀越はデビュー翌年に『赤マルジャンプ』2008 WINTERにて読切漫画『僕のヒーロー』を発表。その後も『逢魔ヶ刻動物園』や『戦星のバルジ』を連載する。しかし『戦星のバルジ』は短期間で連載が終わり、堀越は精神的に落ち込んで創作活動が停滞してしまう。そこで過去の読切作品の中から、思い入れがあり、1番書きやすかった『僕のヒーロー』を元に本作の構想が練られた。堀越はヒーロー物が好きなので感性を込めて描けそうだったことが決め手になったという。『僕のヒーロー』から「ヒーローが日常にいる」という設定などを引き継ぎ、新たに『僕のヒーローアカデミア』という作品が生まれた。
また、出久のキャラクターは『戦星のバルジ』2巻に描下ろされたあとがき漫画『獄宴編』の主人公が元になっている。それを見た堀越の担当編集者は「君は悟空やルフィのような主人公は描けなかったが、こういうオタクっぽい奴なら描ける」と評価していた。
連載当初は公式な略称は定まっておらず『ヒロアカ』『僕アカ』などいくつか存在していたが、アニメのテレビシリーズ開始以降は公式な場での略称は『ヒロアカ』で統一されている。
テーマ・作風
堀越は、ヒーローのかっこよさは「戦闘じゃなくて人を救うこと」にあると語っていた。そのため、主人公の出久も人を助けるときには悩まずに飛び出せる人物として描かれている。また、出久のセリフや行動を自然に描くことができるので、頭で考えるより勢いで描いているとのこと。しかし連載が続くにつれて「いろんな価値観でそれぞれのキャラクターが動き始めた」ため、ヒーロー像をひとまとめにすることをやめ、「ヒーローってなんなんだろう」ということを考えて描くようになっていったという。
キャラクターデザインでは、「目のアップだけでもキャラが判別できる」ようになっている。堀越は、岸本斉史の漫画『NARUTO -ナルト-』の影響で「手は顔の次に感情が出る」と考えるようになり、特に必要がなくても積極的に手を描いている と語っている。
「ヒーロー」を作品のテーマにしていることもあり、随所にアメリカン・コミックスのヒーロー作品を意識した演出が見られる。堀越は本作の発想の元について「アメコミの『X-MEN』などのマーベル・コミックの作品の影響は大きいと思います」と語っている。
物語の要所要所で作中の出来事を振り返る出久のモノローグが挿入される回想録的な手法を採用している。第1話では出久が「僕が“最高のヒーロー”になるまでの物語」と独白している。
本作のヒーローは資本主義的精神に則り経済活動や競争を行う主体でありながら、同時に高い職業倫理を持ち、匿名の人々を「救ける」救済者としても描かれる。一方で主人公の出久はヒーローの持つ自己犠牲や社会奉仕の理念・理想を求める求道者として描かれ、自己絶対化が回避されている。これによって本作は資本主義的精神の上に社会的倫理観を位置づけることに成功したと評される。従来のジャンプ作品主人公は冒険や戦闘がメインで、誰かを救済する事は付随的に描かれる傾向が強かったが、本作はジャンプ王道の枠内で他者の救済を真に価値あるものとして描いている点で画期的であるとされる。
堀越は本作について「話の縦糸」である「デクとオールマイトの物語」はあまり明るくないとしている。これは現代日本の社会問題が反映されているためという見方がある。本作はユーモアによって暗さを抑えつつ、「笑い」を自己が不安に耐え、他者を励ますための倫理的手段として描いている。そうすることでヒーローを相対化し、多様な意見の存在を前提としつつ、王道の少年漫画として理念・理想を保ち続けることができたとみなされている。
話数カウントは「No.○○」。単行本ジャンプ コミックスの巻数表記は「Vol.○○」。単行本にはおまけ的要素が多くあり、カバー裏の本体表紙にはキャラクターの構想案が、裏表紙ではキャラクターの次巻予告的なものが掲載されている。カバーの折り込み部分にもおまけ絵がある。
反響・評価
連載が始まった早い段階から注目されており、単行本2巻が発売された頃には「次世代少年マンガの雄たる作品」とも評された。2018年時点では、『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』に続き、『ハイキュー!!』と並ぶ『週刊少年ジャンプ』の人気作であるとされた。
2014年11月のコミックス第1巻発売時には即完売状態となり、発売翌月には発行部数は30万部を突破している。2022年1月時点でコミックスの国内シリーズ累計発行部数は4500万部を、2023年2月時点では全世界累計発行部数8500万部をそれぞれ突破している。
漫画家の麻生周一は、2016年4月時点でお勧めの漫画として本作を挙げている。
アメリカやフランスなどでも高い人気を誇り、現地のMANGA市場を牽引する存在になっている。アメリカのオンライン雑誌ICv2の調査によると、2018年9月から10月にアメリカで売れた日本の漫画トップ10にランクインされ、このときは1位を獲得している。
2019年にはハーベイ賞BestManga部門を受賞した。
あらすじ
雄英高校入学編(第1巻 - 第2巻)
中学3年生時のある日、出久はヘドロ・ヴィランに襲われてオールマイトに救われる。出久はオールマイトに“個性”がなくてもヒーローになれるかを質問。その際、オールマイトは突然目の前で痩せ衰えた姿トゥルーフォームになってしまう。オールマイトは約5年前に敵との戦いで重傷を負い、後遺症で“個性”の活動時間にも制限があるという秘密を明かし、出久に“個性”があっても命懸けの職務であるヒーローを諦めるよう促す。その直後、出久はオールマイトから逃亡したヘドロ・ヴィランが、爆豪を人質にしている現場に遭遇する。この時、自らを顧みず爆豪をなりふり構わず救おうとする「ヒーローとしての素質」を示したことで、出久はオールマイトに「君はヒーローになれる」と認められる。そして出久は、他者に譲渡することが出来るオールマイトの“個性”のワン・フォー・オールの後継者に指名される。
オールマイトの指導の元、身体を鍛える努力の末に“個性”を受け継いだ出久は、高倍率の入学試験を突破し雄英高校への合格を果たす。出久は、爆豪や入試で知り合った麗日お茶子や飯田天哉、推薦枠で入学した轟焦凍と共に1-Aクラスとなり、担任の相澤消太、教師として赴任したオールマイト、全員が現役のヒーローで構成された教師陣の下で、個性的な仲間たちと共にヒーローを目指す。
しかし、平和の象徴であるオールマイトの抹殺を目論む敵(ヴィラン)連合が、様々なヴィランを結集させて動き出していた。
USJ襲撃事件編(第2巻 - 第3巻)
そんな頃、死柄木弔の率いるヴィラン連合は、隔絶した施設である「ウソの災害や事故ルーム(USJ)」で初めての災害救助訓練授業中の1-Aの前に現れる。ヴィラン連合はオールマイトを狙っての襲撃作戦だったが、活動限界の問題で予定を変更し不在だった。多勢のヴィランを相手に相澤や災害救助科目担当教師の13号が奮闘するが、改造怪人の脳無とワープゲートの黒霧に倒される。少人数ずつに分断され、ヴィランの脅威にさらされた生徒たちは、それぞれで戦うことになる。出久も「水難ゾーン」で蛙吹梅雨と峰田実の3人で協力してピンチを乗り切る。高速で移動する“個性”を持つ飯田は、助けを求めるためにUSJを脱出する。いち早く危機を察知して駆けつけたオールマイトは、「対オールマイト用」脳無と戦闘し撃退すると同時に、活動限界を迎えてしまう。オールマイトは死柄木に追い詰められるが、出久が救けに割って入ったことと、飯田が呼んできた教師陣が到着したことで危機を脱する。教師たちは死柄木が同伴した大勢のヴィランを捕縛するが、死柄木と黒霧に逃げられる。オールマイトは出久に、今回の戦いで無理をしたため、活動限界はさらに短くなったと告げる。
雄英体育祭編(第3巻 - 第5巻)
障害物競争
騎馬戦
爆豪は切島鋭児郎、瀬呂範太、芦戸三奈と組み、轟は飯田、八百万百、上鳴電気と組んだ。出久は、圧倒的なポイント数で周りから狙われるが、発目の自作したサポートアイテムやお茶子の“個性”で機動性を高め、常闇の“個性”黒影(ダークシャドウ)の全方位中距離防御で激しい攻撃をしのぐ。その間、爆豪チームはB組の物間寧人のチームにポイントを奪われてしまう。さらに激しい嫌味で煽られた爆豪は、物間の立てた作戦の合理性をも凌駕する勝利への強烈な執念で、物間の持つ全てのポイントを奪取してみせる。
一方、残り時間半分の時点で轟チームと対峙した出久チームは、残り1分まで攻勢を耐えていたが、これまで知らされていなかった飯田のレシプロ・バーストによってポイントを奪われてしまった。残り20秒弱、出久がワン・フォー・オールを使ったことで動揺した轟から常闇が高ポイントの鉢巻を1枚奪い、結果は1位轟チーム、2位爆豪チーム、3位は普通科の心操人使チーム、4位緑谷チームとなった。
決勝戦は総勢16名からなるトーナメント形式の1対1の対戦方式。ルールは相手を場外に落とすか、行動不能にするか、降参の意志を示させることが勝利の条件。
決勝1回戦
第2試合は轟×瀬呂は轟の勝利。第3試合は上鳴×B組の塩崎は塩崎の勝利。第4試合の飯田×発目は、発目が自分のサポートアイテムを宣伝しまくった後に、自ら場外に出て飯田の勝利。第5試合の芦戸×青山は芦戸の勝利。第6試合は常闇×八百万は常闇の勝利で、なすすべ無く瞬殺された推薦入学者である八百万は深く自信喪失する。第7試合、切島×B組鉄哲は切島の勝利。そして第8試合は爆豪×麗日。出久はお茶子に策を授けようとするが、騎馬戦で出久に挑戦した飯田を見て、自分は出久に甘えていたのではないかと反省し、策を断り自力で闘う覚悟を決める。お茶子の“個性”で浮かすには触れなければならないため速攻を行うが、爆豪は持ち前の運動神経で迎撃をしてお茶子を近づけさせない。お茶子は低姿勢の突進し続けることで、爆豪の打点を下に集中させ爆破で瓦礫を発生させ、それを空中に浮かせて瓦礫の流星群を降らせることで出来るであろう隙に間合いを詰め浮かせようとするが、爆豪の最大火力の爆破で消し尽くされてしまう。お茶子は限界がきて行動不能で爆豪の勝利となり、決勝第1回戦は終了する。
決勝2回戦
準決勝と決勝
雄英体育祭1年ステージの結果は1位爆豪勝己、2位轟焦凍、3位常闇踏影となった。常闇と同じ3位の飯田は、兄のプロヒーローインゲニウムがヴィランにやられたため、体育祭を早退してしまっていた。こうして体育祭は終了し、轟も自分の迷いの原因である過去を清算するために入院中の母親の元へと向かう。これを機に出久たちを取り巻く環境が変化を見せ始めていく。
保須市襲撃事件編(第6巻 - 第7巻)
一方、飯田は兄のインゲニウムを襲撃し引退に追い込んだヴィラン・ステインを探し出すために、職場体験を保須市に選択し向かう。
夏の林間合宿編(第7巻 - 第10巻)
神野区の悪夢編(第10巻 - 第11巻)
プロヒーロー仮免試験編(第11巻 - 第14巻)
ヒーローインターン編(第14巻 - 第18巻)
雄英文化祭編(第19巻 - 第20巻)
しかしその文化祭を狙って、動画界のヴィラン・ジェントル・クリミナルが暗躍する。偶然ジェントル・クリミナルに出くわした出久は無事文化祭を開催するため単身で戦いを挑む。互いに譲れない想いをぶつけ合い、出久はジェントル・クリミナルに勝利し、文化祭は無事開催される。
出久はその足ですぐさまAM10:00に始まる1-Aの出し物に参加。1-Aの全員で考え抜いたパフォーマンスによって観客の度肝を抜き会場を沸かせた。その場に来ていた壊理も笑顔となった。
新たな驚異・脳無:ハイエンド編(第20巻 - 第21巻)
ホークスから脳無の目撃情報が全国に出てると話を聞いてた矢先、突如2人の前に言葉を交わすことが出来る脳無:ハイエンドが現れ交戦する。再生等の強“個性”を持つ脳無:ハイエンドにエンデヴァーは苦戦するも辛勝し、新たなNo.1ヒーロー誕生の幕開けを飾った。
B組との合同戦闘訓練編(第21巻 - 第23巻)
その翌日オールマイトに夢の事を話した後、出久達A組はB組と共に合同戦闘訓練を行う。A組とB組が相対する中、ヒーロー科の編入を目指す心操が相澤先生に連れて来られた。彼も編入への試験を兼ねて合同戦闘訓練に参加する事となった。
第一試合
第二試合
第三試合
第四試合
第五試合
敵(ヴィラン)連合 vs 異能解放軍編(第23巻 - 第25巻)
冬休みインターン編(第25巻 - 第26巻)
ヒーロー全員出動編(第27巻 - 第31巻)
終章 「黒いヒーロー」編(第31巻 - 第33巻)
終章 (第33巻~)
その数日後、日本に派遣されてきたアメリカのトップヒーロー・スターアンドストライプが自分を追ってきた死柄木と対決の末に敗死。だがスターアンドストライプの“個性”「新秩序(ニューオーダー)」に追加したルールにより、死柄木は弱体化することとなり、日本の残存ヒーロー達に猶予を作った。その情報を聞いて出久達は大戦に向けて特訓をする中、青山優雅が姿を消していた。実は彼こそが敵側が送り込んできた「内通者」であったことが発覚。その事実にA組はショックのあまり愕然とする。その後、相澤の提案による青山を利用した作戦で、AFOをおびき寄せ第二次決戦が開始。
登場人物
- 担当声優は「テレビアニメ版 / VOMIC版」でのキャスト。一人のみ記載されていない場合はテレビアニメ版でのキャスト。
- 各学校の生徒は【名前 / ヒーロー名】、プロヒーローは【ヒーロー名 / 名前】で記載する。
主要人物
緑谷 出久(みどりや いずく) / デク
声 - 山下大輝(幼少期 - 渡辺明乃) / 山下大輝(幼少期 - 谷口夢奈)
本作の主人公。静岡県出身。小柄な体躯で緑色系の縮毛と顔のそばかすが特徴の雄英高校1-Aの男子生徒。9代目ワン・フォー・オール継承者。
幼馴染の爆豪からは蔑称として「デク」と呼ばれるが、麗日が好意的に受け取ったことで「頑張れって感じ」という意味に転回し、後に自身のヒーロー名として定める。
私服は無地の物に「○○シャツ」(○○内には「T」や「Y」、「ポロ」、「ドレス」などが入る)と書かれた服をよく着る。深く考えるときは手を口にあて呟く癖があり、その際の台詞が入ったふきだしや背景は、「ブツブツ……」という文字の繰り返しで構成される。
「ヒーローになること」「危機にある誰かを救けること」へのこだわりと衝動が原動力で、世界で活動するヒーローを事細かに計算してノートにまとめる。周囲の状況や他者の情報を総合して最善手を判断する力に長け、その機転と勇気で強力な“個性”を持つ相手に一矢報いることがある。緊急時は自身が傷つくことを意に介さず、当初は“個性”多用によるダメージが積み重なったことで周囲に心配をかけたため、ヒーローとして人を救けるためにはまず自分が無事であることを心がけるようになる。
「第5世代」には珍しい“無個性”だったが 「どんなに困っている人でも救っちゃう」ヒーローとしてのオールマイトに強い憧れを抱き続けた。オールマイトに認められて彼の「ワン・フォー・オール」を譲渡される。受験まで勉学を積み、雄英高校ヒーロー科合格を果たす。
幼少期には“無個性”ゆえ、爆豪らからバカにされ孤立していたが、オールマイトから“個性”を受け継ぎ、雄英入学後は“個性”把握テスト、爆豪との戦闘訓練の勝利でクラスの注目を浴び、友達が増えた。
コスチュームは、彼がノートに描いていたイメージ図を元に母親が作ったお手製のスーツ。爆豪との戦闘訓練でボロボロになり修繕に出す。材質・デザインが「こっちの方がカッコイイ」とサポート会社側に無断改良され「母製スーツβ」に進化する。ヒーロー仮免取得前には、両腕の負担軽減のため、蹴り技への移行に伴い、発目の協力で両腕の負荷を軽減するサポーターと両脚のアイアンソールが追加された「コスチュームγ」へと改良された。エアフォース習得後はそれを補助する装置がつけられた。
そして徐々に実力を上げていきB組との戦闘訓練では仲間と共に勝利した。冬休みのインターンではナイトアイが死亡したことによる、事務所の引き継ぎがまだ終わってない事から行く宛が無くなり、轟からの誘いでエンデヴァーの事務所でインターンを行う。
超常解放戦線との戦いでは相手の目的が自分だと知り、爆豪と共に死柄木を引きつけ、エンテヴァー達と共に交戦した。しかし、グラントリノとイレイザーヘッドがやられてしまい、死柄木を止めるために自己犠牲の連続攻撃により彼を足止めする。仲間達のアシストであと一歩まで追い詰めるもオール・フォー・ワンが覚醒し、自身を庇った爆豪がやられてしまう。その姿を侮辱した死柄木に怒りに任せて攻撃を仕掛け、精神世界において他の所有者や死柄木達と対話し、個性を奪うことを防ぐ。正体を明かした荼毘から焦凍を助けるために、両手足が100%を使用した負荷で重傷を負って使えないながら挑むも一蹴され、逃げようとした死柄木を止めようとするも、オール・フォー・ワンによって止められた。事件後は眠りにつき、精神世界で再び歴代の所有者と対峙する。そこでワン・フォー・オールが無個性の人間にしか使いこなせなく継承出来ない事や、自身が最後の継承者となる可能性がある事を伝えられる。そして、死柄木を殺す覚悟があるかと問いかけられるが、死柄木と精神世界で相対した時に救けを求めているように見えた事から、彼を救けたいと歴代の継承者達に答えた。目を覚ますと、自分を狙って周りが巻き込まれないように、クラスメイトに手紙を書いて、雄英高校を離れて行方を眩ませた。
そして、死柄木とオール・フォー・ワンの情報を得る為にタルタロスからの脱獄囚(通称・ダツゴク)たちと次々と交戦し勝利するが、レディ・ナガンからの情報で旧CRC(異形排斥主義集団)アジト跡でオール・フォー・ワンからの記録映像で、オール・フォー・ワンの興味がオールマイトから自分に移ったことを聞いて、オールマイトをこれ以上の危険にさらせないとして彼と別れてしまい、引き続きヴィランと交戦し人々を助けていく内に、心身共に疲弊していく。そして、神野区グラウンド・ゼロでダツゴクの刺客ディクテイターの個性で操られた人々に襲われて窮地に陥るが、駆け付けた爆豪がディクテイターを倒したことで助かる。その後はA組のみんなの声を振り切ろうとみんなから逃げようとするも飯田に手を掴まれた瞬間、力が抜けて共に落下するも切島に助けられる。爆豪から今までの自分に対する虐めと無礼の謝罪を聞き、爆豪に寄り添いながら倒れ、彼に抱えられる。雄英に戻った際に避難民からの非難を受けて立ち去ろうとするも、麗日の必死な演説によって受け入れられ、雄英で休むこととなった。
雄英に戻ってから二日後、スターアンドストライプの訃報と死柄木弔が奪った「新秩序」が毒のように蝕んで相当数の“個性”が損壊して一週間は動けないことをオールマイトから聞き、“個性”の底上げに努める。その矢先、葉隠から青山優雅とその両親が内通者だと聞かされて現場に駆けつけて、涙ながらに青山たちを拘束する。そして、青山に君だけがオール・フォー・ワンを欺くことができるかもしれないと考えて、再び対等になる為に協力してほしいと告げて、警察に連行される青山たちを見送った。そして、来たる第二次決戦に向けて飯田と共にサポート科へ向かい、発目に劣化版ながらもミッドガントレットとグローブを新調してもらった。
第二次決戦では、青山に裏切られる振りをしてオール・フォー・ワンを誘い込む事に成功。死柄木との戦いに備えるはずであったが、ワープによる分断の際にトガヒミコにより場所を奥渡島に移され、そこでトガヒミコから告白される。突然、好意を伝えられたことに動揺しつつも断り、麗日と蛙吹により助けられ、死柄木のいる雄英(天空の棺)へ自力で向かう。その道中で、戦闘機に乗るスターの仲間達と遭遇し、死柄木の元まで運んでもらう。駆けつけた場所で爆豪達がやられた姿で怒りに飲まれるが、ミリオによって冷静さを取り戻し死柄木と交戦する。
“個性”:ワン・フォー・オール(OFA)
オールマイトから授けられた増強型の“個性”。口頭もしくは心の中で「SMASH(スマッシュ)!!」と強く叫ぶことで発動させる。
継承当初は出力「100%」でしか使えず、発動部位が負傷するため、自身の体が壊れない程度の出力「5%」で発動することが目標になる。職場体験でグラントリノの指導で、必殺技ではなく、自然に寄り添う“個性”と認識し、出力調整で自身の肉体の許容上限5%を全身に発動させる「ワン・フォー・オール フルカウル」を編み出す。
林間合宿の対マスキュラー戦で、5%では全く歯が立たず、限界突破した出力「100万%」を発動させて勝利。これについて堀越は「本当に100万%出ているわけではなく、あくまで出久の気合い、気持ちとしての掛け声。火事場の馬鹿力です」 と解説した。
ヒーロー仮免取得時には、身体能力の向上に伴い、全身常時身体許容上限も8%に向上する。八斎會突入作戦の対治崎(オーバーホール)戦では、身体が悲鳴を上げつつも身体許容上限20%の力を発揮。さらに壊理の「触れた者の時を巻き戻す」“個性”で「全身が常時大怪我し続ける」状態である身体許容上限100%の力を発揮しながら戦闘継続し、治崎を倒す。雄英文化祭の朝に雄英侵入を試みたジェントル・クリミナルを、20%の状態で指をはじくことで風圧を放ち勝利する。超常解放戦線との戦いでは、常時では身体許容上限30%、一瞬のみ45%まで向上している。
“個性”伸ばし訓練では、「単純な増強型“個性”なので、地力を鍛えて増強率をアップする」ために、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの虎によるブートキャンプをしていた。
度重なる負荷によって、このままの戦い方では関節(特に両腕)が機能しなくなると宣告されるほど靭帯を痛めており、拳による攻撃(右腕)を多用できなくなる。そのため、蹴り技を主体にした「ワン・フォー・オール フルカウル シュートスタイル」を発案する。
B組との合同戦闘訓練で「ワン・フォー・オール」が成長したことで、個性特異点を過ぎた「ワン・フォー・オール」の中には2 - 7代目の6人の個性因子が存在し、彼らの意識と彼らと同じ6人の“個性”が存在することを知り、その中の一つ「黒鞭」を発現する。そして、蛇腔市での戦いで「浮遊」を使用し、気絶した際に「危機感知」が自動的に発現した。そして、精神世界での対話によって歴代継承者達の協力が得られたことによって「ワン・フォー・オール」の力の全開放が行われ、出久が雄英高校を去った後のマスキュラーとの再戦で「煙幕」を発動し、レディ・ナガンとの戦いで「発勁」を発動し、第二次決戦の死柄木戦で「変速」を発動する。6つの個性は「ワン・フォー・オール」の影響によって継承者が使っていた当時よりも強化されている。
「ワン・フォー・オール」が急激な成長を遂げた事で歴代継承者達の意識が輪郭を帯びはじめ、継承者同士でコミュニケーションを取れるようになる。さらに全面戦争時に死柄木の持っていた「オール・フォー・ワン」の力によって引っ張られたことで、歴代継承者達の意識が出久の前に現れやすくなっており、出久が意識のある普段の状態でも歴代の継承者達とコミュニケーションが取れる様になった。
既に個性を持っている人間に複数の個性を内包している「ワン・フォー・オール」を新たに継承させると「ワン・フォー・オール」の所持に伴う負荷が身体の許容量を超えてしまい、所持し続けるだけで寿命を削り続けてしまうリスクがある。だが無個性の人間が「ワン・フォー・オール」を継承した場合「ワン・フォー・オール」そのものが個性となり、「ワン・フォー・オール」が身体の許容量に収まるのでこのリスクは無くなる。ワン・フォー・オールの初代である与一曰く「人から人へと受け継がれた力は何の因果か、持たざる者が最も真価を引き出せる形になっていた」。
“個性”:黒鞭(クロムチ)
5代目の継承者の“個性”。「捕える」または「掴む」という思いで発動する。腕から黒い鞭状のエネルギーを放出し遠くの物体を掴み取る。
「ワン・フォー・オール」に蓄積された力の影響で先代の頃より遥かにパワーアップしており、暴走して発動した際には周囲の建物を破壊する。
A組対B組のクラス対抗戦の最終戦の最中に突如発現し、精神世界での5代目継承者・ラリアット(万縄大悟郎)のアドバイスのおかげで制御した状態で使用が可能になるも、それでも20%しか制御出来てない状態では、体の負担が大きい。エンデヴァーの下でのインターンを経て、1秒程度なら全力状態を制御・持続できるようになった。ワン・フォー・オールの力の全解放後は、出力の調整が可能になり、持続の時間制限も無くなった。
“個性”:浮遊
7代目継承者・志村菜奈の“個性”。蛇腔市での死柄木との交戦中に発現した。
自分の身体を浮かせる事が可能。ワン・フォー・オールによって個性がパワーアップしたことで、自身だけでなく自身の周囲の人物なども浮かせられるように成っている。
“個性”:危機感知
4代目継承者・四ノ森避影の“個性”。習得訓練に入っていないため、負荷が大きい。蛇腔市での戦いで、精神世界でオール・フォー・ワンの浸食を退けた後に発現し、出久の意識を取り戻させた。
自身にとって危機が迫るとそれを感知し、警鐘を鳴らすが、自分に敵意の無い相手の攻撃には反応しない。第二次決戦での奥渡島では、自分への敵意が無いトガヒミコ相手に危機感知が反応しなかった。
“個性”:煙幕
6代目継承者・煙の“個性”。マスキュラーとの再戦で、精神世界でワン・フォー・オールの全ての力を開放して発現。
体から煙を放出出来る。ワン・フォー・オールによって出せる煙の量が増大しているが、その一方でワン・フォー・オールによって弁が緩んでいる状態なため、放出する煙の量のコントロールが難しい。身体への負担は比較的少なく、全開で煙幕を発動しても身体への反動は無い。
“個性”:発勁
三代目継承者の個性。精神世界で、ワン・フォー・オールの全ての力を開放して発現。レディ・ナガン戦で、個性の習得訓練をしてない状態で使用する。
スクワットなどの一定の動作を繰り返して運動エネルギーを一時的に身体に蓄積し、蓄積した運動エネルギーを任意のタイミングで放出が出来る。ワン・フォー・オールの出力に上乗せしても身体が自壊することは無い。
出久は身体が自壊せずに耐えられる限界であるワン・フォー・オール45%の出力でも、黒鞭とワン・フォー・オールとの併用で、黒鞭で身体に遠心力や反動をつけてから、45%の出力と発勁で蓄積した運動エネルギーを同時に放出することで、オールマイトの頃のワン・フォー・オールの100%の出力や動きを自壊のリスクが無く再現出来る『擬似100%』を編み出した。
他の個性にも付与が可能であり、出久は黒鞭に発勁を貯めることで、黒鞭の出力を上げた強化捕縛コンボである『黒鎖』を編み出した。
“個性”:変速
二代目継承者の個性。精神世界で、ワン・フォー・オールの全ての力を開放して発現し、第二次決戦で使用する。
マニュアル車のギアチェンジのように、物体の速度を段階的に操作出来る。普通の速度操作とは違い、慣性に依らない速度操作であり、速度を調整するギアをコントロールすることで普通ではありえない「急制動」と「急加速」をかけることが可能。ギアの段階は一速から五速まであり、出久は腕を自動車のシフトレバーに見立てて動かす事で、ギアの段階をコントロールしている。
二代目によると、二代目の頃は小さな物体に作用して操作するのが限界であったが、ワン・フォー・オールによって個性そのものが成長したことで、二代目の頃とは違う『極めて特異な力』へと変貌しており、個性が成長したことによって付与の解釈が拡大しており、身体の細胞の1つ1つに作用するまでに成長している上に、ワン・フォー・オールそのものに蓄積されて来た純粋な『力』と合わせる事で、音すら置き去りにする世の理さえ歪められるような攻撃が可能に成っている。
発勁と同じく他の個性にも付与が可能であり、『発勁』に作用させて運動エネルギーのチャージ時間を短縮させ、たった一撃で『発勁』の使用に必要な運動エネルギーのフルチャージを可能にしている。
二代目によると、ワン・フォー・オールによって個性が成長したことで強化された結果、二代目の頃とは個性が危ない形に変異しており、二代目曰「極めて特異な形に変化した」「嘗ての使い方ではもう扱える代物じゃない」と語っており、出久には『変速』を最後の選択肢として取っておくように忠告をしている。出久が変速を使用とした際には5分以内で倒すように忠告している。
『変速』によって作用された細胞への反動から、使用してから5分ほどすると呼吸が出来なくなるデメリットがある。細胞を休めないと呼吸が出来ないので細胞を休めるために身動きが一切取れなくなる。
“個性”:ワン・フォー・オール(OFA)
オールマイトから授けられた増強型の“個性”。口頭もしくは心の中で「SMASH(スマッシュ)!!」と強く叫ぶことで発動させる。
継承当初は出力「100%」でしか使えず、発動部位が負傷するため、自身の体が壊れない程度の出力「5%」で発動することが目標になる。職場体験でグラントリノの指導で、必殺技ではなく、自然に寄り添う“個性”と認識し、出力調整で自身の肉体の許容上限5%を全身に発動させる「ワン・フォー・オール フルカウル」を編み出す。
林間合宿の対マスキュラー戦で、5%では全く歯が立たず、限界突破した出力「100万%」を発動させて勝利。これについて堀越は「本当に100万%出ているわけではなく、あくまで出久の気合い、気持ちとしての掛け声。火事場の馬鹿力です」 と解説した。
ヒーロー仮免取得時には、身体能力の向上に伴い、全身常時身体許容上限も8%に向上する。八斎會突入作戦の対治崎(オーバーホール)戦では、身体が悲鳴を上げつつも身体許容上限20%の力を発揮。さらに壊理の「触れた者の時を巻き戻す」“個性”で「全身が常時大怪我し続ける」状態である身体許容上限100%の力を発揮しながら戦闘継続し、治崎を倒す。雄英文化祭の朝に雄英侵入を試みたジェントル・クリミナルを、20%の状態で指をはじくことで風圧を放ち勝利する。超常解放戦線との戦いでは、常時では身体許容上限30%、一瞬のみ45%まで向上している。
“個性”伸ばし訓練では、「単純な増強型“個性”なので、地力を鍛えて増強率をアップする」ために、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの虎によるブートキャンプをしていた。
度重なる負荷によって、このままの戦い方では関節(特に両腕)が機能しなくなると宣告されるほど靭帯を痛めており、拳による攻撃(右腕)を多用できなくなる。そのため、蹴り技を主体にした「ワン・フォー・オール フルカウル シュートスタイル」を発案する。
B組との合同戦闘訓練で「ワン・フォー・オール」が成長したことで、個性特異点を過ぎた「ワン・フォー・オール」の中には2 - 7代目の6人の個性因子が存在し、彼らの意識と彼らと同じ6人の“個性”が存在することを知り、その中の一つ「黒鞭」を発現する。そして、蛇腔市での戦いで「浮遊」を使用し、気絶した際に「危機感知」が自動的に発現した。そして、精神世界での対話によって歴代継承者達の協力が得られたことによって「ワン・フォー・オール」の力の全開放が行われ、出久が雄英高校を去った後のマスキュラーとの再戦で「煙幕」を発動し、レディ・ナガンとの戦いで「発勁」を発動し、第二次決戦の死柄木戦で「変速」を発動する。6つの個性は「ワン・フォー・オール」の影響によって継承者が使っていた当時よりも強化されている。
「ワン・フォー・オール」が急激な成長を遂げた事で歴代継承者達の意識が輪郭を帯びはじめ、継承者同士でコミュニケーションを取れるようになる。さらに全面戦争時に死柄木の持っていた「オール・フォー・ワン」の力によって引っ張られたことで、歴代継承者達の意識が出久の前に現れやすくなっており、出久が意識のある普段の状態でも歴代の継承者達とコミュニケーションが取れる様になった。
既に個性を持っている人間に複数の個性を内包している「ワン・フォー・オール」を新たに継承させると「ワン・フォー・オール」の所持に伴う負荷が身体の許容量を超えてしまい、所持し続けるだけで寿命を削り続けてしまうリスクがある。だが無個性の人間が「ワン・フォー・オール」を継承した場合「ワン・フォー・オール」そのものが個性となり、「ワン・フォー・オール」が身体の許容量に収まるのでこのリスクは無くなる。ワン・フォー・オールの初代である与一曰く「人から人へと受け継がれた力は何の因果か、持たざる者が最も真価を引き出せる形になっていた」。
“個性”:黒鞭(クロムチ)
5代目の継承者の“個性”。「捕える」または「掴む」という思いで発動する。腕から黒い鞭状のエネルギーを放出し遠くの物体を掴み取る。
「ワン・フォー・オール」に蓄積された力の影響で先代の頃より遥かにパワーアップしており、暴走して発動した際には周囲の建物を破壊する。
A組対B組のクラス対抗戦の最終戦の最中に突如発現し、精神世界での5代目継承者・ラリアット(万縄大悟郎)のアドバイスのおかげで制御した状態で使用が可能になるも、それでも20%しか制御出来てない状態では、体の負担が大きい。エンデヴァーの下でのインターンを経て、1秒程度なら全力状態を制御・持続できるようになった。ワン・フォー・オールの力の全解放後は、出力の調整が可能になり、持続の時間制限も無くなった。
“個性”:浮遊
“個性”:危機感知
“個性”:煙幕
“個性”:発勁
三代目継承者の個性。精神世界で、ワン・フォー・オールの全ての力を開放して発現。レディ・ナガン戦で、個性の習得訓練をしてない状態で使用する。
スクワットなどの一定の動作を繰り返して運動エネルギーを一時的に身体に蓄積し、蓄積した運動エネルギーを任意のタイミングで放出が出来る。ワン・フォー・オールの出力に上乗せしても身体が自壊することは無い。
出久は身体が自壊せずに耐えられる限界であるワン・フォー・オール45%の出力でも、黒鞭とワン・フォー・オールとの併用で、黒鞭で身体に遠心力や反動をつけてから、45%の出力と発勁で蓄積した運動エネルギーを同時に放出することで、オールマイトの頃のワン・フォー・オールの100%の出力や動きを自壊のリスクが無く再現出来る『擬似100%』を編み出した。
他の個性にも付与が可能であり、出久は黒鞭に発勁を貯めることで、黒鞭の出力を上げた強化捕縛コンボである『黒鎖』を編み出した。
“個性”:変速
二代目継承者の個性。精神世界で、ワン・フォー・オールの全ての力を開放して発現し、第二次決戦で使用する。
マニュアル車のギアチェンジのように、物体の速度を段階的に操作出来る。普通の速度操作とは違い、慣性に依らない速度操作であり、速度を調整するギアをコントロールすることで普通ではありえない「急制動」と「急加速」をかけることが可能。ギアの段階は一速から五速まであり、出久は腕を自動車のシフトレバーに見立てて動かす事で、ギアの段階をコントロールしている。
二代目によると、二代目の頃は小さな物体に作用して操作するのが限界であったが、ワン・フォー・オールによって個性そのものが成長したことで、二代目の頃とは違う『極めて特異な力』へと変貌しており、個性が成長したことによって付与の解釈が拡大しており、身体の細胞の1つ1つに作用するまでに成長している上に、ワン・フォー・オールそのものに蓄積されて来た純粋な『力』と合わせる事で、音すら置き去りにする世の理さえ歪められるような攻撃が可能に成っている。
発勁と同じく他の個性にも付与が可能であり、『発勁』に作用させて運動エネルギーのチャージ時間を短縮させ、たった一撃で『発勁』の使用に必要な運動エネルギーのフルチャージを可能にしている。
二代目によると、ワン・フォー・オールによって個性が成長したことで強化された結果、二代目の頃とは個性が危ない形に変異しており、二代目曰「極めて特異な形に変化した」「嘗ての使い方ではもう扱える代物じゃない」と語っており、出久には『変速』を最後の選択肢として取っておくように忠告をしている。出久が変速を使用とした際には5分以内で倒すように忠告している。
『変速』によって作用された細胞への反動から、使用してから5分ほどすると呼吸が出来なくなるデメリットがある。細胞を休めないと呼吸が出来ないので細胞を休めるために身動きが一切取れなくなる。
技名はすべて「〇〇(州名)スマッシュ」といったネーミングとなっている。
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技名はすべて「〇〇(州名)スマッシュ」といったネーミングとなっている。
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オールマイト / 八木 俊典(やぎ としのり)
声 - 三宅健太 / 玄田哲章
前髪をV字に2本逆立てた金髪の筋骨隆々の体格、白い歯を見せた笑顔が特徴(トレードマークとなるV字に2本逆立てた前髪は、作者によると「ヴィクトリー」の「V」をイメージしているとのこと)。
8代目#オールマイト継承者。平和の象徴として絶大な人気と実力を誇る「No.1ヒーロー」。
10代の男女に対して「○○少年」「○○少女」(○○部分は名字)と呼称する。
アメコミ画風の風貌で登場し出久ら生徒から時々「画風が違う」と言及される。
ヒーローとしての絶大な知名度の一方、“個性”の詳細、本名・年齢不詳と謎多き人物であり、本人曰く「隠し事はするが、ウソはつかない」とのこと。常に笑顔を絶やさないのは、師匠・志村菜奈の「どんだけ怖くても『自分は大丈夫だ』って笑うんだ。世の中笑ってる奴が一番強いからな」という言葉から。一方、出久の「恐れ知らずの笑顔で救ってくれる」という印象に対して、「私が笑うのはヒーローとしての重圧と自らの内に沸く恐怖から己を欺くため」と否定し、後に自身の笑顔について「“正義の象徴”が人々の、ヒーローたちの、悪人たちの心を灯せるように」と語る。
OFA継承まではデク同様に“無個性”だったが、体だけは譲渡に値する強靭な肉体に仕上がっていた。「この国には“柱”がない。だから自分がその“柱”になる」という確固たる決意の下、8代目OFA継承者になった。雄英高校在籍時に師である志村が亡くなり、グラントリノの勧めで雄英卒業後に渡米、力を蓄えた。絶対的な実力で犯罪抑止力とし、デビュー以来ヴィランによる犯罪発生率の低下に多大な貢献をしてきた。
第1話時点から約6年前の“オール・フォー・ワン”との戦いで、呼吸器官半壊、胃の全摘出を必要とする重傷を負う。その後、度重なる手術と後遺症の影響で、極端に痩せた姿「トゥルーフォーム」となる。重傷を負う以前の姿である「マッスルフォーム」には“個性”発動が必要。その姿での活動可能時間は1話時点で1日約3時間、その時間も徐々に減退する。この事実は政府に頼んで世間に公表していなかった。後遺症のためよく吐血する。
自身の“個性”を譲渡する後継者を探している時、“無個性”である出久を見出した。その後、後継者を探すために赴任する予定だった雄英高校に、教師として着任した。
神野区での“オール・フォー・ワン”との再戦で、OFAの“残り火”も全て使い切り、8代目OFA継承者としての役目を完全に終える。以前の姿であるマッスルフォームには力めば一瞬だけ戻れるが、“個性”も完全に出久へと継承され、以前のような戦闘は不可能になる。この時の戦いで現在の姿も世間に知られ、オールマイトはヒーローの活動を引退する。
6年前の対オール・フォー・ワン戦で重傷を負った際、サイドキックのサー・ナイトアイに余命を告げられるが、ゴールが見えたのならそこまで走ると決意を固める。オール・フォー・ワンとの再戦後、一度はここがゴールだと考えるが、出久の成長や、出久の母に生きて育てるよう告げられ、運命を捻じ曲げることを決意する。蛇腔市での戦いの後、ワン・フォー・オールに宿る歴代継承者たちの意識が明瞭になったことで、ワン・フォー・オールの中の自身の意識と共鳴することで精神世界での会話の内容を感じ取れるようになり、その後に訪問して来たホークスとベストジーニストに、死柄木が蛇腔市での戦いでエンデヴァーに言った「ワン・フォー・オール」について質問してきたことで、もはや隠す段階ではないと判断し、ワン・フォー・オールの全てをホークスたちに話した。
雄英高校の生徒たちや避難民たちを危険に巻き込まない為に、雄英高校を去る決意をした出久をサポートする為に出久やヒーロートップ3とチームアップを組んで、出久をサポートする。しかし、オール・フォー・ワンの興味が自身に移ったことを知った出久にオールマイト自身の身を案じられ、これ以上は付いてこなくていいと告げられて置いて行かれてしまい、打ちひしがれる。その後一人で非難を拒否する脱ヒーロー派の民間人の様子見に出かけた矢先、自分の銅像の前で不甲斐なさを零していると脱獄したステインに遭遇。彼から今の自分にもまだすべきことがあると諭される。タルタロスに残されたデータを手渡された後、出久達と共に自分のやれることで戦うことを決意する。そして、若き日に助けたキャシーことスターアンドストライプの戦死を日本に到着したイーサン・ドライブから聞き、イーサンたちの戦闘機の記録から死柄木弔の現在の状態を予測し、出久たちに伝えた。そのすぐ後、青山優雅とその両親が内通者だと知ってショックを受けるも、出久と相澤からの提案で第二次決戦に向けての必要事項をまとめる。
第二次決戦では、塚内たちと共に後方で指揮を担う。
DETROIT SMASH(デトロイト スマッシュ)
DETROIT SMASH(デトロイト スマッシュ)
New Hampshire SMASH(ニューハンプシャー スマッシュ)
UNITED STATES OF SMASH(ユナイテッド ステイツ オブ スマッシュ)
DETROIT SMASH(デトロイト スマッシュ)
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New Hampshire SMASH(ニューハンプシャー スマッシュ)
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爆豪 勝己(ばくごう かつき) / 大・爆・殺・神ダイナマイト(だいばくさっしんダイナマイト)
声 - 岡本信彦(幼少期 - 國立幸) / 梅原裕一郎(幼少期 - 高橋李依)
逆立ったベージュ髪に赤目の三白眼の出久の幼馴染。雄英高校1-Aの男子生徒。静岡県出身。
出久から「かっちゃん」と呼ばれる。クラスメイトのことはその人の特徴を用いたあだ名で呼んでいる。
「1番になること」「必ず勝つこと」にこだわる自尊心の強さを持つ粗暴で攻撃的な性格。その反面、誰かに助けられることは「そいつより下」という意味から頑に拒否する。
強力な“個性”に加え、その応用力に長け、際立った戦闘センスの持ち主。誰にも刺々しい態度をとるが、妙な部分で冷静に判断して自分が不利にならないように加減するため、他のキャラクターにたびたび「みみっちい」と言われる。
ヒーロー名には「爆殺王」「爆殺卿」というとんでもない上にヴィランみたいなヒーロー名を答えていたが、審査していたミッドナイトに却下される。
ヒーローコスチュームは、本人の要望曰く「全身ダイナマイト」。吸水シートで手榴弾をモチーフにした籠手に汗を溜め、最大威力の限界なく爆破できる。腰の装備は汗を入れる事で簡易手榴弾になる。籠手にはピンが付き、汗が溜まった状態でピンを外すと籠手の前方に凄まじい爆発を起こす。近接戦闘で膝蹴りするために、膝にも金具のような物が付いている。
幼い頃から頭も良く何でもできる天才。自分を1番だと思い、「必ず勝つ」オールマイトに憧れ、彼を超えるヒーローになる決意をする。“無個性”ながら自分を気遣い対等に接する出久を「デク」と蔑み、幼少の頃から、いじめていた。中学3年生時の受験10か月ほど前にヘドロ事件に巻き込まれ、出久が自分を助けようとしたことで、雄英進学後も彼にさらに攻撃的に当たる。出久のOFAに関し「今まで自分を騙して虚仮にしていた」と激怒し、屋内対人戦闘訓練では出久に完敗したと落ち込むが、改めて雄英で1番になる決意をする。職場体験では公の場での彼の粗暴さを見かねた人気ヒーロー、ベストジーニストに声掛けされ、衣服や髪型を矯正されるも態度・性格などは矯正はできなかった。期末テスト演習試験では、「仲が悪いことが課題」として出久とコンビを組まされる。出久の意見を聞き入れず、相手であるオールマイトを倒そうと攻撃を仕掛けるも軽くあしらわれ、彼との協力する様言われるも、「あいつ(出久)に頼るくらいなら負けた方がマシ」と否定する。しかし、出久の鉄拳を喰らい檄を飛ばされたことで、不本意ながらも出久との協力を決意し、自身の籠手を貸してオールマイトと応戦。気絶しながらも出久に助けられ、共に試験に合格する。夏合宿3日目の夜にヴィラン連合に拉致され、仲間になれと勧誘されるが拒絶し、一瞬の隙を突いた出久たちに救助される。仮免試験では二次試験で要救助者を助ける際の粗暴な言動で減点され不合格となる。その夜、出久を呼び出し、“個性”がオールマイトから与えられた物だと考えていることを告げる。そして、自分が攫われたせいでオールマイトを終わらせてしまったという苦悩を出久にぶつけ、真剣勝負を行って勝利。駆け付けたオールマイトからOFAの秘密を含めた一連の事情を聞き、改めて1番のヒーローになることを目指す。それ以降は出久に対して態度は変わらずとも、オールマイトから「ライバルっぽくなった」と評されている。
仮免補講最終日に無事仮免許を取得し、その30分後に轟と共にヴィラン逮捕に貢献する。冬のインターンでは行方不明となったジーニスト及び他の事務所に行こうにも有象無象と判断して行く宛が無くなっていたところを轟に誘われ、エンデヴァーの事務所でインターンを行う。超常解放戦線との戦いでは死柄木の狙いが出久だと知り彼と共に陽動し、一度は相澤達の指示を受けて下がるも、脳無の襲撃を受けたため死柄木と交戦。仲間達との連携で死柄木を追い詰めるも相澤の敗北とオール・フォー・ワンの覚醒により形勢が逆転し、咄嗟に出久を庇って重傷を負い気絶する。その後、飯田によって助かり目を覚ますと、脳無の足止めを行った。事件後は、2日間意識を失っていたが目を覚ますと、その後の被害や出久が目を覚ましていない事を知り、彼の元に無理矢理駆けつけようとしたが、クラスメイトに止められた。
出久が雄英高校を去った後、心身共に疲弊した出久が神野区グラウンド・ゼロでディクテイターによって窮地に陥っていたところを駆けつけて、ディクテイターをA・P・ショットで倒して出久の窮地を救う。ついに出久を捕らえた際に、自分の出久に対する焦燥と虐めてきた罪悪感を吐露し、謝罪した。
第二次決戦では、雄英(天空の棺)で死柄木と対峙する。本来の作戦の要である出久がトガヒミコによって奥渡島に飛ばされたため、他の仲間と共に出久が来るまでの時間稼ぎを行うも、肉体を進化させる死柄木に苦戦を強いられる。新しいサポートアイテムや新技「クラスター」も通用せず、更に右腕を折られ顔半分を潰される重傷を負う。それでも諦めずに立ち向かい、「クラスター」の副作用でスピードが跳ね上がるも心臓が爆発してしまい、倒れることになる。しかしエッジショットが命をかけて彼を内部から治療しようとしている。
徹甲弾(A・P・ショット)
徹甲弾(A・P・ショット)
ハウザーインパクト クラスター
徹甲弾(A・P・ショット)
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ハウザーインパクト クラスター
徹甲弾(A・P・ショット)
徹甲弾(A・P・ショット)
ハウザーインパクト クラスター
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徹甲弾(A・P・ショット)
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徹甲弾(A・P・ショット)
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ハウザーインパクト クラスター
徹甲弾(A・P・ショット)
徹甲弾(A・P・ショット)
麗日 お茶子(うららか おちゃこ) / ウラビティ
声 - 佐倉綾音
ショートボブにした茶髪でスクールユニフォームではタイツを履いている、本作のヒロイン。雄英高校1-Aの女子生徒。三重県出身。
明るい性格で、時折西日本方言混じりの言葉で話す。
爆豪から「丸顔」とも呼ばれる。
両親は建設会社を経営しているが収入は芳しくなく、ヒーローになる夢と両親にお金を稼いで楽をさせてやりたいという思いからヒーローを目指す。
ヒーローコスチュームは、“個性”の使用による酔いを抑えるため首や手首にツボ押し機能が付いた酔い止め仕様。しかしそれ以外の指定をしなかったためデザインは「おまかせ」扱いとなり、制作会社側の独自の判断でタイトなボディースーツになる。冬からはデザインが改変されている。
自身に考案したヒーロー名は、自分の名字と“個性”のグラビティをかけた「ウラビティ」。
救助救難主体のヒーローを目指すが、体育祭での対爆豪戦を経て、職場体験では戦闘能力を磨く目的でバトルヒーロー・ガンヘッドの事務所に行き、彼が編み出した近接格闘術「G・M・A(ガンヘッド・マーシャル・アーツ)」を身に付ける。
入試前の親切から出久に「いい人」として好感を持たれる。彼女も入試で出久に助けられて以来、彼に友好的で「デク」という蔑称を「頑張れって感じで好き」と好意的に評し、以後彼を「デクくん」と呼ぶ。その後は飯田と一緒に友人としてよく一緒に行動する。体育祭では爆豪と試合で対決し、奮戦するも“個性”及び戦闘能力の面などにおいても圧倒的に分が悪く爆豪に完敗。敗退後は友人の出久と飯田に明るく振舞っていたが二人が退席したその後の父からの電話で悔しさをにじませ涙し、父の励ましを経て次へのステップにつなげるべく決意を新たにする。発目明の登場よりすぐに意気投合した二人をみて複雑な感情の描写が徐々に現れる。出久の体に触れるなどの発明のためへの好奇心からとはいえボディタッチの多い発目は苦手のようである。
期末テストの最中、一緒に試験を受けていた青山に「きみ、彼(出久)の事が好きなの?」と指摘され、仮免試験の2次試験の際に出久への恋心を完全に認めるようになる。「目標のためにいっぱいいっぱいで余裕のない出久のことが好きで、自分も出久のようになりたい」という想いと同時に自身の出久への想いに蓋をすることを決める。
インターンでは、ねじれの紹介で梅雨とともにリューキュウの下で活動を行い、出久らとともに壊理救出作戦に参加する。
幼少期に初めてヒーロー活動を目にした際、周りの人々が笑顔になっていることに目が行き、そこから人の喜ぶ顔が好きになり人助けを当たり前のこととして行うようになった。出久を見てきたことでそれがいかに大変なことかと気づき、人々を守るヒーローが辛い時には誰が守ってあげられるのかとも考えるようになり、B組との戦闘訓練時に“個性”が暴走した出久を見て、真っ先に助けに向かう。超常解放戦線との戦いでは、梅雨と共に街の人々を避難させていたが、トガの罠に嵌り交戦する。出久が雄英高校を去った後、出久がA組のクラスメイトたちに残していった手紙を読んで、ワン・フォー・オールの真実を知る。その後はクラスメイト達と共に、出久を連れ戻すべく奮闘。出久を連れ戻したことを非難する雄英の避難民たちに向けて必死の演説を行い、説得することに成功した。その後、第二次決戦の最終準備の際に出久と会話し、トガヒミコとの戦いで自分が抱いた感情を吐露した。
第二次決戦では、奥渡島で蛙吹と共にトガヒミコと対峙する。
“個性”:無重力(ゼログラビティ)
両手の指先に肉球があり、五指すべての肉球で触れた対象物を一時的に無重力状態にできる。
ただし、無重力化できる許容量(入学時点で約3tほど)を越えて使用すると酔いを起こし、最悪嘔吐する。
また能力の奥の手として、自分自身を無重力化することもできる。だがこの用法は、短時間の使用でも嘔吐してしまうほどに負担も大きい。
“個性”伸ばし訓練では、「限界重量の底上げ」のために、酔っている状態でも“個性”を使用し続ける訓練をしていた。
訓練の甲斐あってか、仮免試験の時点で短時間ならデメリットなしで自身を浮かせることができるようになる。
飯田 天哉(いいだ てんや) / インゲニウム
声 - 石川界人
眼鏡をかけた七三分け、クラスの中で1、2を争うほど大柄で鍛えられた屈強な体格の雄英高校1-Aの男子生徒。東京都出身。
真面目な性格で第一ボタンまできちんと閉める、挙手してから発言する。直線的で角張った手振りをしながら話す。また、真面目故に厳しく注意してくるので、当初は出久に「怖い人」と誤解された。
代々有名なヒーロー一家の次男で、著名なターボヒーローである兄インゲニウムのような「規律を重んじ人を導く愛すべきヒーロー」を志す。
普段の一人称は「僕」だが、お坊ちゃまと連想されることを避けるため、学園などでは「俺」を用いる。感情的になるとクラスメイトの前でも「僕」になる。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、ロードレースのヘルメットをプッシュアップし、フルアーマーで流線を多用したデザイン。脚部には、速度を補強する6気筒型の超小型エンジンが搭載されている。また、脚部に冷却装置が搭載されており、レプシロバーストをデメリットを軽減しながら使用できる。
入試以来、実技の構造を見抜いたとして出久に一目置く。1度はクラス委員長を「出久の方がふさわしい」と諦めるが、マスコミが雄英構内に乱入した際にパニックに陥った生徒達を鎮めた一件を機に、出久からの推薦で委員長となる。
兄がステインに敗れヒーローとして再起不能となり引退し、彼からヒーロー名を継いで欲しいと頼まれたが、今の自分はインゲニウムの名を継ぐに値しないと考え、ヒーロー名考案の際にも自身の本名を発表する。兄の仇であるステインを探し復讐するため、職場体験では保須市に事務所を構えるノーマルヒーロー「マニュアル」を選ぶ。
ステインを探し出して対峙した際には「インゲニウム」と名乗り、以後その名にふさわしいヒーローになると誓う。ステインの“個性”に倒れ、保須市に居合わせた出久や轟に救われる。轟から「なりてぇものを、ちゃんと見ろ」と檄を飛ばされたことで兄に憧れる原点を思い出し改心。腕を犠牲にして勝利する。事件後、同じ過ちを繰り返さないため、腕の傷を戒めとして改めてヒーローの道を進むことを決意する。爆豪が拉致された後、爆豪救出に向かう出久たちを監視として同行し、結果として爆豪救出に貢献する。B組との戦闘訓練では骨抜によって序盤に自身のスピードを殺されるも新技で圧倒し、骨抜が逃げると尾白の元へ駆けつけ回原を捕らえた。その後、骨抜を不意打ちで気絶させるが、瓦礫の下敷きになり実質リタイアとなる。
超常解放戦線との戦いでは、出久達を心配して駆けつけ、脳無達と交戦した。神野区での出久を連れ戻す為の戦いでは、フルアーマーが壊れながらも出久の手を掴むことに成功する。青山優雅とその両親が内通者だと判明した後、壊れたフルアーマーを新調する為に出久と共にサポート科へ赴き、発目に仕様書が無いことで正確な再現はできないながらも、フルアーマーを新調してもらった。
第二次決戦では、轟と共に荼毘が転送された神野区に転移し、残りの敵と対峙する。
“個性”:エンジン
ふくらはぎにエンジンのような器官が備わり、50m走のタイムは3秒04を記録する。
原動力(ガソリン)は100%オレンジジュースで、炭酸系を飲むと“エンスト”を起こしてしまう。1速⇒2速⇒3速…とギアチェンジすることで、様々な状況に対応できる。瞬発力では爆豪や出久に一歩譲るが、長距離巡行ならA組最速。
“個性”伸ばし訓練では、「地力を鍛える」ために、合宿上の外回りをひたすら走る訓練をする。また、マフラーを引き抜いて訓練を行い、その負荷に耐えるマフラーを生やし、馬力の底上げをした。
轟 焦凍(とどろき しょうと) / ショート
声 - 梶裕貴(幼少期 - 真堂圭)
右半分が白、左半分が赤の髪の毛で、左目周辺の火傷の痕や左右違う目の色が特徴の雄英高校1-Aの男子生徒。静岡県出身。推薦入学者の一人。No.2ヒーロー・エンデヴァーの息子。
爆豪からは髪色から「半分野郎」と呼ばれる。
容姿端麗かつ“個性”と身体能力は雄英高校でも上位に入る。
普段は感情を表に出すことがないクールな性格だが、その内面にはNo.1ヒーローへの強い情熱を秘めているが、その一方で職場体験でのステイン戦にて出久と飯田が負傷したことに対して「自分がハンドクラッシャー的な存在になっている」と責任を感じたり、自分の笑顔で女性をイチコロにすると言われた際には「自分が笑うと誰かが死んでしまう」と物理的に解釈するなど天然かつ抜けた一面も持っている。
息子をオールマイトを超えるヒーローにしようとしたエンデヴァーの“個性”婚によって産まれた。エンデヴァー曰わく「兄さんら(ほかの自分の子供たち)とは違う“最高傑作”」。母親は不幸な結婚で精神を蝕まれ、彼にとって母は優しいものであるのと同時に涙を流す悲しい姿が記憶に残った。父が期待をかけるあまり幼い焦凍に過酷な鍛錬を行なうことから、焦凍を守るためを仲裁に入って暴力を振るわれた母親は精神に異常をきたし、父の“個性”が表れた焦凍の左半顔に熱湯を浴びせ、左目周辺に火傷の痕ができてしまう。この経緯からいつも母を殴り悲しませる父親を忌み嫌い、雄英体育祭では母親から受け継いだ氷結の“個性”のみで優勝して、父親を否定するために氷結のみを用いる。しかし、第2回戦で対戦した出久に、受け継いだ“個性”であっても、自らの力であることには違いがないと檄を飛ばされ、父の能力である炎の力を使い勝利する。
体育祭最後に、改めて「自分がなりたいと思うヒーロー」を目指すため、「過去を清算する」ことを目的に、長い間会わなかった入院中の母を訪れて和解する。また、嫌悪感は残っているものの、父親のNO.2ヒーローたる所以の実力や判断力を認めて受け入れるようになっていく。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは氷結能力のみの使用を想定しそれを補助するための保温機能のみが備わり、左半身を氷で覆い隠す。体育祭での出久との戦闘後は、燃焼・氷結の能力の補助に対応した機能を備えたコスチュームを新調する。ジャケットやベストなどシンプルなものだが自身の体温を感知して冷やしたり温めたりする機能付き。自身に考案したヒーロー名は、自分の名前にかけた「ショート」。
当初は他者を気にかけなかったが、母との和解後は級友と交流を始め、期末テスト演習でコンビを組んだ八百万の自信回復を促したり、ステインとの対決や拉致された爆豪の救出など、困難に立ち向かう。出久に対してはUSJでオールマイトを助けに行った件や麗日と飯田からの話を聞いて敵対心を抱いていたが、体育祭で自分を変えるきっかけを作ってくれたことから、彼とは良い友達になっている。しかし、ヒーロー仮免の二次試験で自分とエンデヴァーを嫌う夜嵐に、自分の中のエンデヴァーへの嫌悪を刺激されて自分本位な行動をとってしまい、二次試験が不合格となる。しかし、12月の最後の講習でようやく仮免許を取得し、その30分後に爆豪と共にヴィラン逮捕に貢献し、その活躍を受けて全国にファンが増え始めている。冬休みのインターンは、父親であるエンデヴァーの事務所へ向かう。その一週間後、兄の夏雄を人質に取ったエンディングを拘束した後、エンデヴァーから二人の交通を考慮した土地に新しく建てる家に、エンデヴァーを除く家族で母の冷を迎える予定にすることを聞く。超常解放戦線との戦いでは、突然その場を離れた出久と爆豪を追い、間一髪で相澤を助けた。その後、正体を明かした自身の兄・燈矢(荼毘)と交戦し、敗れる。事件後は、父では燈矢を倒せないと考え、自分がやらなくてはと考えるも、そこで母達と出会う。そして、家族でエンデヴァーの元に向かい、家族みんなで止めようと彼に手を伸ばした。
第二次決戦では、神野区で荼毘と対峙する。荼毘から敵になった経緯や今まで生きてきた理由を聞かされた後、交戦。荼毘の反撃からバーニン達に守られつつも、「大氷海嘯」で勝利する。しかし土壇場で自身の技を真似ることで荼毘が復活し、黒霧のワープによって逃げられる。
“個性”:半冷半燃
右半身で凍らせ、左半身で燃やす能力。巨大な氷塊や炎も自由自在に作り出すことができる。氷は母から炎は父から受け継いだものである。
氷はある程度形を造ることが可能。「ビルごと一気に凍らせる」「1人で多数の敵を一瞬で戦闘不能にする」など広範囲大規模に攻撃可能で非常に強力だが、「強力すぎて攻撃が大雑把になりがち」「両極端の“個性”が同居しているため使い分けに気を取られすぎる」という弱点も指摘される。
どちらかの個性を酷使すると弊害があり個性の使用の偏った場合使用していないもう片方の個性を使用するとこの弱点は克服できる。
“個性”伸ばし訓練では、「両側の“個性”を同時使用可能になる」ために、お風呂につかりながらの氷結使用で体を氷結に慣れさせ、同時にお風呂の温度を燃焼で一定に保つという訓練を行う。
訓練の甲斐あって、動きが鈍くなるが氷と炎の“個性”の同時使用が可能となる。
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
穿天氷壁(がてんひょうへき)
光焔万丈(こうえんばんじょう)
膨冷熱波 (ぼうれいねっぱ)
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
雄英高校
ヒーロー科A、B組、普通科C、D、E組、サポート科F、G、H組、経営科I、J、K組に分かれており、1年前はヒーロー科の合格者が出なかった。
1-A
(以下出席番号順)
青山 優雅(あおやま ゆうが) / Can't stop twinkling(キラキラが止められないよ☆)
声 - 桑野晃輔
金髪と輝く瞳が特徴的な男子生徒。顔等が母親そっくり。
キザなポーズと喋り方で常に微笑み、マイペースで動じない。
学校活動では芦戸と絡むことが多く、よく彼女に無意識に発言を遮られたりもするが、その一方で逆にオールマイトの発言を遮ることもある。
ヒーローコスチュームのデザインは騎士が纏う鎧の様で、ヘソ以外にコスチュームの機能によって肘や膝などからも“個性”を発動可能。自身に考案したヒーロー名は、輝きヒーロー「Can't stop twinkling.(キラキラが止められないよ☆)」。
入試時から出久が自分と同じように「“個性”と体が合っていない」という問題を抱えていることを気付く。しかし友達の作り方が分からないためなかなか伝えられず、インターン終了後、唐突に彼へ急接近し、自身の食べたものを出久と共有したり、出久のベランダにチーズでメッセージを残したりするなどの奇行を繰り返す。その行動の真意は青山曰く「サプライズは嬉しいだろう」。奇行への誤解を解く最中、自身も幼少期から暴発防止のため制御ベルトを身に付けざるを得ず、今でも“個性”を使う度に腹痛や脱糞の危機と闘っていることを出久に打ち明かす。これをきっかけに、出久と仲良くなる。
他人をよく観察している節があり、麗日の出久に対する恋心を初めて指摘した人物である。
実は生まれた時には無個性であり、そのことを思い悩んだ両親が噂を辿って辿り着いたオール・フォー・ワンによって「ネビルレーザー」の“個性”を与えられてしまったことで、両親がオール・フォー・ワンに脅迫されて雄英高校に入学し、1年A組が孤立するタイミングを知らせたり、夏の合宿先を教えたりした「内通者」であることが判明する。そして、出久が雄英に連れ戻されてから二日後に、両親から出久が一人きりになるよう誘き出せというオール・フォー・ワンからの要求を伝えられて躊躇していたところを葉隠に聞かれて、そのことを葉隠から聞いた出久が来たことで絶望して、涙ながらに「ネビルレーザー」を放つが葉隠に屈折された後に、出久の黒鞭によって両親と共に拘束される。そして、拘束された状態で出久から自分だけがオール・フォー・ワンを欺くことが出来るかもしれないと告げられた後に、再び対等になる為に協力してほしいと提案されて、担任の相澤からも自分を除籍するつもりはないと言われて、涙を流しながら両親と共に警察に連行された。その後はオール・フォー・ワンを誘き寄せるために相澤に説得され、恐怖を乗り越える。
第二次決戦では、心操に態と操られる事でオール・フォー・ワンを騙し、油断させて仮設要塞トロイア近辺にオール・フォー・ワンたちを誘き寄せる事に成功する。そのまま、ファットガムたちと共に残されたヴィランたちの確保を始める。そして、ダツゴクの一人・KUNIEDAと対峙し、KUNIEDAに「イソップの蝙蝠」と侮蔑され、青ざめながらも笑みを浮かべる。
作者曰く「僕自身もよく分からないキャラ。でもなんか描いてて面白いのでオッケーです!!」。
芦戸 三奈(あしど みな) / Pinky(ピンキー)
声 - 喜多村英梨
紫色っぽいピンクの肌と髪に白目部分が黒で虹彩がオレンジ色の目をしており、触角を生やした宇宙人感のある女子生徒。
やや子供っぽいが、ムードメーカーで明朗快活な性格。
典型的な脳筋気質のようで身体能力が1-A女子の中で1番高く、勉強は苦手。但し、コンビネーションを考えるのは得意。
自身に考案したヒーロー名は「Pinky(ピンキー)」。なお最初の案はリドリーヒーロー「エイリアンクイーン」だったが、ミッドナイトに却下される。
中学時代から芦戸はいじめを解決し、加害者と被害者を含め友達になってしまうなど、分け隔てなく他人と接する人気者だった。当時内気だった同級生の切島にとっては羨望と理想の対象で、彼の目指すヒーロー像そのものの存在だった。
切島が心身ともに成長し高校デビューを果たせたことは心から祝福するが、自分を厳しく追い詰めがちな彼の心情も理解し、時折フォローを心掛ける。雄英では青山と組んだり対戦したりし、また頻繁に意図せず彼の発言を遮る。文化祭では1-Aのダンス隊リーダーとして、ダンス初心者の指導を行う。
超常解放戦線との戦いでは、他の仲間と共に後方支援をしていたが、ギガントマキアが動き出した後でミッドナイトの連絡を受け、ギガントマキアを眠らせるために行動する。自身の個性で炎を掻い潜り、睡眠薬で眠らせようとするも、ギガントマキアの声から中学生の頃に自分が遭遇した相手だと気づいて動揺してしまい、失敗する。
第二次決戦では、蛇腔病院跡で転送されたヴィランたちとの交戦中に、その中にミッドナイトを殺害した超常解放戦線の残党がいることに気付く。
人を好きになったことがないため、恋愛に憧れている。
蛙吹 梅雨(あすい つゆ) / FROPPY(フロッピー)
声 - 悠木碧
どんぐり眼の蛙のような風貌の女子生徒。愛知県出身。
クラスメートの女子とは特に麗日と仲が良く一緒にいる。
ヒーローコスチュームは、蛙をイメージしたデザインの緑を基調とした水中戦想定のボディスーツ。大きめのグローブやゴーグルを装備する。自身に考案したヒーロー名は、梅雨入りヒーロー「FROPPY(フロッピー)」。
USJでの敵連合襲撃時には出久と峰田と共に行動・応戦した際、どさくさに紛れて峰田に胸を触られており意外とある(胸が)と言われており、それなりのボディラインを持っているようである。ちなみに峰田の煩悩はお見通しな模様。
自称「思ったことを何でも言っちゃう性格」。洞察力が高く、出久の持つ“個性”を「オールマイトに似ている」と看破している。
一倍仲間・友達想いかつ極めて冷静で状況判断力に優れ、自身の死を目前にしても仲間を守ろうとする勇敢さと自己犠牲的な精神を持つ。リカバリーガールから「課題らしい課題の無い優等生」「人々の精神的支柱となり得る器」と称賛されている。
兄弟も多く大家族であるがゆえに家事や炊事に追われがちな日々で、中学時代には事情を知らない周囲から壁を作っていると誤解され孤立しがちであった。その頃に自分を理解してくれた親友とは今でも連絡をとっており、違う高校へ通っている彼女にも自分と同じく親友ができたことを心の底から喜んでいる。
「神野の悪夢」事件の際には社会のルールを無視することはヴィランと同じ行動原理になると指摘し、ヴィラン連合に誘拐された爆豪の救出計画を立てた出久たちを引きとめようと心を鬼にして諫言したものの、後に引き止められなかったことを知った時に感情や思考が混乱したことを入寮直後に皆に明かし、涙を見せたあとに仲直りしている。
インターンでは、波動の紹介でNO.9ヒーローのリューキュウの下につく。壊理救出作戦にも参加し、リューキュウや麗日や波動とともに活瓶と交戦する。インターン後は活躍がネットで書かれ、麗日共々話題になっていた。
第二次決戦では、奥渡島でトガヒミコに襲われる出久と麗日の元に駆けつけ、出久の性格上トガヒミコを無視出来ないであろう事から死柄木の元へ強引に向かわせた後、麗日と共にトガヒミコと対峙する。
尾白 猿夫(おじろ ましらお) / テイルマン
声 - 三好晃祐
細目で大きな尻尾を生やした猿っぽい身体の男子生徒。
ヒーローコスチュームは道着のようなもの。自身に考案したヒーロー名は、武闘ヒーロー「テイルマン」。
戦闘訓練では葉隠と組むが、轟の“個性”の前になす術なく敗れる。体育祭では決勝まで進むが、第2種目の騎馬戦で心操の“個性”に操られて記憶がなかったため、自身の力で勝ち抜いたことにならないと辞退。その後、出久に心操の“個性”について助言する。
屋内対人戦闘訓練でチームを組んだ葉隠に対して心の中でツッコむことが多い。クラスの中で特徴が薄いことを気にしている節がある。B組回原との戦いは地味代表の戦いと書かれた。寮室についてなど度々クラスメイトから「普通」と思われ本人も気にしているが、USJでのヴィラン襲撃時にはたった一人で火災ゾーンに放り投げられたのにもかかわらず、戦い抜いた。
第二次決戦では、多古場競技場で分断・転送されたヴィランたちと交戦する。
“個性”:尻尾
“第三の腕”の如く器用に動かせる太く強靭な尻尾が生えている。
シンプルだが攻撃・防御の両方に活用でき、オールマイティな働きが出来る便利な“個性”。
“個性”伸ばし訓練では、「しっぽの強度を上げる」ために硬化状態の切島をしっぽで殴りつけるトレーニングをし、入寮後は動きが予測されやすいことから立ち回りの根本の見直しをはかる。
上鳴 電気(かみなり でんき) / チャージズマ
声 - 畠中祐
電模様のメッシュの入った金髪の男子生徒。埼玉県出身。
ノリの軽くチャラい性格で、皆を盛り上げるA組のムードメーカー。麗日や対戦相手の塩崎茨をナンパしたり戦闘中に無駄口を叩くなどをする一方で友達思いな人物でもあり、肉倉が切島と爆豪を馬鹿にした際は怒りを露わにした。
女好きで峰田とはエロ同盟として意気投合している。また、八百万や耳郎とはUSJの事件以来一緒に居ることが多い。
自身に考案したヒーロー名は、帯電の英語「チャージ」とイナズマを掛け合わせた、スタンガンヒーロー「チャージズマ」。
超常解放戦線との戦いでは他の仲間と違い前線におり、当初は怯えていた。しかし、ミッドナイトに諭され後ろにいる仲間の事を考える事で奮起し、相手の幹部の一人を無力化した。事件後は病院に入院し、額に傷が残った。
第二次決戦では、死柄木を抑えるための雄英(天空の棺)の電磁バリアにエネルギーを送っている。
だが、使い過ぎると脳がショートして両手でサムズアップしながら「ウェーイ」しか言えなくなってしまう副作用がある。
“個性”伸ばし訓練では、「大きな電力にも耐えられる体づくり」のために、発電機から電撃を浴び続ける訓練をする。
電気を操れないため、詳細に狙っての電撃攻撃ができなかったが、武器としてポインターシューターを装備することで、10m以内ならポインターを撃ち込んだ所へ収束した電撃を一直線に放てるようになった。
切島 鋭児郎(きりしま えいじろう) / 烈怒頼雄斗(レッドライオット)
声 - 増田俊樹
赤い髪色のスパイキーヘアに尖った歯てな右の瞼には“個性”発現時に擦ってできた傷が特徴の男子生徒。千葉県出身。
快活で分け隔てのない性格。悪態をつく爆豪にも積極的に接し、言い合いが起きると仲裁するなど、周囲に気を遣うことのできるクラスのムードメーカー的存在。
友情面も熱く、USJ襲撃事件でオールマイトを助けようとした出久を心配して駆け寄るなど、彼とも友達として親しく接する。
熱血漢で「男らしさ」という言葉を多用し、結果的に皆で協力して実力以上の成果を出すことに貢献する。
出久から「勝己と対等な関係を結んでいる人物」と評されている。
自身に考案したヒーロー名は、剛健ヒーロー「烈怒頼雄斗(レッドライオット)」で、自身が目指すヒーロー像でもある漢気ヒーロー「紅頼雄斗(クリムゾンライオット)」からオマージュして考えた。
高校入学までは意外にも内気で、いじめ現場を見つけても止めることができず後悔するなど、現在の性格とは程遠かった。一時は対極的だった同級生の芦戸に嫉妬した時期もあったが、彼女が自分の目指す理想の姿の一つであったことに気付き、一念発起して己を鍛え現在のような前向きの性格になる。
「だだ被り」と言われるほど似ている“個性”のB組の鉄哲徹鐵とは体育祭で対戦して以来友情を育み、意図せずして職場体験先も同じ事務所になる。爆豪が拉致された後、轟たちと共に爆豪救出に参加する。
インターンでは天喰に頼み込みBMIヒーロー・ファットガムの下につき、関西で非合法薬物売買の摘発に一役買い、烈怒頼雄斗」としてのデビューを飾る。またその際に「“個性”を発動させなくする」薬を入手したことで八斎會捜査に加わる。八斎會突入戦では、ファットガムと共に八斎衆の乱波・天蓋コンビ相手に闘う。乱波の攻撃を前に心が折れかけるが、自身のヒーローを目指す原点を思い出し、安無嶺過武瑠でファットガムを守り、勝利に貢献する。超常解放戦線との戦いでは後方支援にいたが、動き出したギガントマキアを無理矢理止めようとした。その後、睡眠薬を飲ませようとするもトガヒミコの妨害で一度は失敗するが、芦戸の分の睡眠薬を拾い、ギガントマキアの口に投げ込んで飲ませる事に成功した。
第二次決戦では、“護衛”を完了させた後で蛇腔病院跡で芦戸たちと合流し、ヴィランたちと交戦する。
口田 甲司(こうだ こうじ) / アニマ
声 - 永塚拓馬
岩のような形状の体格と風貌の男子生徒。親は角があり、甲田も成長すると生えるらしい。
容姿に反して引っ込み思案で口下手。肉声で会話をすることが少なく、手話に似た手振りで意志疎通する。その為、口数が多い方ではない常闇からも「無口」と評されているが、“個性”を使っての生き物への呼びかけの際には饒舌になる。虫が苦手。
プレゼント・マイクの演習試験では耳郎とペアを組む。マイクの個性攻撃で耳郎の個性が力負し、動物たちも驚いて逃げてしまう。耳郎が虫ではダメなのかとの問いの際、蟻を見て悲鳴をあげる(作中で言葉を発したのはこれが初めて)。しかし耳から血を流する彼女を見て奮起し、地中の虫(ミミズやムカデなど)に呼びかけマイクに精神的攻撃をする(ちなみにマイクも大の虫嫌い)。
文化祭準備の際には、自身の趣味に自信を持てない耳郎を励ましたほか、積極的に意見を発するようになっている。
第二次決戦では、障子の意思を聞いたことで彼の助けになるべく自らセントラル病院前の防衛に志願。障子たちと共に分断・転送されたスピナーたちと交戦する。しかしスピナー達に感化された迫害された異形の個性を持つ一般人までも的に周り、都会育ちの裏切り者と罵られる。戦いの最中、友人である障子の覚悟を侮辱されたことに激怒したことで角が生え、敵を扇動していた相手を倒した。
寮では、「結(ゆわい)」という名前の兎を飼っており、かわいいちゃんと呼ばれ女子人気が高い。
自身に考案したヒーロー名は、ふれあいヒーロー「アニマ」。
砂藤 力道(さとう りきどう) / シュガーマン
声 - 奈良徹
大柄でタラコ唇が特徴の男子生徒。
“個性”の訓練がてらにお手製の菓子を作るのが得意で、出来上がった菓子はかなりおいしくらA組女子から大好評を得て「シュガーマンのシュガータイム」と呼ばれる。八百万からは、自分の紅茶と合わせないかと言われている。
ヒーローコスチュームは覆面プロレスラー風。ベルトには“個性”を使用するための砂糖瓶が入る。自身に考案したヒーロー名は、甘味ヒーロー「シュガーマン」。
第二次決戦では、多古場競技場で瀬呂たちと共に分断・転送されたヴィランたちと交戦する。
障子 目蔵(しょうじ めぞう) / テンタコル
声 - 西田雅一
口元をマスクで隠し、両肩から膜のある2対の触手を生やした長身の男子生徒。
自身に考案したヒーロー名は、触手ヒーロー「テンタコル」。
寡黙だが“個性”で作り出した口で普通に会話する。口調は固いが、真っ先に自分の身体でクラスメートを守ろうとするなど、自己犠牲の精神を持ち合わせている。
出身地では異形に対する偏見が残っていたため怖がられることも多々あり、ある少女に顔が怖いと泣かれたため(正確には少女が溺れていたのを助けたら勘違いで周囲が障子に暴行を加え、それによって傷が残ったのを少女が自分が溺れなかったらそんな怖い顔にならなかったと罪悪感から泣き出した)、それ以降はマスクをしている。障子自身は迫害された過去を気にしながらも、嫌な思い出より数少ない良い思い出を大切にしたいと考えている。
なお、B組の角取ポニーは複製腕のある姿がタコに似ていることから障子を苦手としている。
雄英の入試では出久達と同じ試験会場だった。
USJでは飛ばされることを免れ、黒霧から逃げる飯田を身を挺して守る。体育祭騎馬戦では、峰田と蛙吹を背中に乗せて包みこんで馬役を果たす。林間学校では出久と共闘し、常闇の“個性”暴走の収拾からコンプレス追撃まで、最前線で戦った。
第二次決戦では、迫害された異形の個性を持つ市民達がセルトラル病院に向かっている情報を聞いたことで自らそこの防衛に志願。口田たちと共に分断・転送されたヴィランたちと交戦する。そこでかつての自分と同じように異形というだけで虐げられた一般人達やそれを率いるスピナー達に、気持ちを理解した上で「やり方が違う」、「復讐者にならないでくれと」声を上げた。この障子の行動とその後病院で異形関係なく協力する医者の姿は、市民達の怒りを鎮めることになった。
“個性”伸ばし訓練では、複製速度強化や、複数同時複製時のコントロール調整の訓練をする。
耳郎 響香(じろう きょうか) / イヤホン=ジャック
声 - 真堂圭
三白眼でボブカットの女子生徒。髪の艶が心電図のような形になっている。
一人称は「ウチ」で、サバサバした性格だが、お化けや幽霊が苦手だったり女子らしい部分もある。
ノリ的に馬が合うのか上鳴と仲がよく、いじりあう場面が描かれる。稀に彼のことを「ジャミングウェイ」と呼ぶことがある。所謂貧乳で八百万百らスタイルが良いクラスメイトに囲まれていることを気にしており、更に峰田から女子の中一人だけ性の対象として見られていない事実を知り気にする。
女子では八百万と一番仲が良く行動を共にすることが多い。
昔は音楽の道に進むかヒーローとなるか迷っており、ヒーローの道を決めた時は泣きながら両親に謝罪するも、両親にやりたいようにやればいいと励まされた。
自身に考案したヒーロー名は、ヒアヒーロー「イヤホン=ジャック」。ヒーローコスチュームは仮免受験時に改良し、両腕手首に音響増幅(アンプ・リファー)装置を装備する。
楽器演奏や歌唱など音楽に関することが上手いが、自身の趣味がヒーロー活動に根付かないと劣等感を持つ。クラスの後押しを受けて、文化祭の出し物でのバンド隊リーダーとして、バンドメンバーに楽器演奏を教える。
第二次決戦では、群訝山荘跡でオール・フォー・ワンに苦戦しているエンデヴァーとホークスの下に常闇と共に駆けつける。しかし、オール・フォー・ワンの圧倒的な悪意に総毛立って委縮するが、心からの怒りを叫んで涙を流しながらも反撃し、その心からの叫びがオール・フォー・ワンの中の個性因子に宿る意思たちを叛逆へと動かして、オール・フォー・ワンの動きを鈍化させる。
“個性”伸ばし訓練では、「ジャック部分を鍛えて音質をよくする」ためにジャックをひたすら打ち付けて鍛える訓練をしている。
瀬呂 範太(せろ はんた) / セロファン
声 - 古島清孝
痩せ気味で黒髪の男子生徒。歯をむき出した表情も特徴。
爆豪から「しょうゆ顔」と呼ばれる。
A組男子では比較的年相応に性欲を持つ方だが、タッグを組むことの多い峰田の性欲丸出しな姿を目の当たりにし、自身については自重するようにしている。
能力を活かしたトリッキーな奇襲戦術が活かせる場に限れば格上相手にも翻弄が可能だが、能力的相性から直接戦闘を伴う真っ向勝負では分が悪い。機動力を活かしたサポートなどが活躍の場となるため、障害物を伴う移動となれば抜群の突破力を発揮する。その為、戦場を選ばなければならない点が克服すべき課題となる。
ヒーローコスチュームはフルフェイス型でテープカッターを模した形のヘルメットを被る。自身に考案したヒーロー名は、テーピンヒーロー「セロファン」。
雄英体育祭では苛立っていた轟に一撃でやられて観客からドンマイコールを浴びせられたり、期末試験では峰田を助けるもミッドナイトの“個性”により眠って何もできなかったことで赤点となり補習を受ける羽目になるなど、他の生徒より不運な目に合うことが多い。
第二次決戦では、砂藤たちと共に多古場競技場で分断・転送されたヴィランたちと交戦する。
常闇 踏陰(とこやみ ふみかげ) / ツクヨミ
声 - 細谷佳正
烏のような顔立ちの男子生徒。静岡県出身。
常にクールに立ち振る舞ったり、「闇の饗宴」など仰々しい古風な言葉で話したりするなど中二病的な性格の持ち主で、“個性”ゆえに部屋全体が真っ暗なうえに不気味な雰囲気を醸し、A組メンバーが部屋を見た際には仰天されている。
クラスにおいて強者の部類で、戦闘面では黒影の攻防一体な遠距離攻撃や防御を駆使するなど、判断力・戦闘力は高い。近接戦の弱味や相性の悪さへの対策に関しては雄英体育祭でオールマイトに「“個性”に頼りきり」、期末の演習試験でリカバリーガールに「間合いにさえ入れば脆い」という弱点を指摘されており、地力を鍛えることを課題としている。
ヒーローコスチュームは遮光性の黒マントで、それを羽織るだけのシンプルなもの。自身に考案したヒーロー名は、漆黒ヒーロー「ツクヨミ」。
体育祭の結果から、当時NO.3ヒーローであるホークスから指名を受け彼の下で職場体験を行うも、ホークスが1人で事件を解決してしまうため、その後処理を行うばかりであることに疑問を持ち、本人に指名をした理由を聞くと、「2割は鳥仲間であること、半分はヴィラン連合についての話が聞きたい」と言われ、伝書鳩扱いであることに悔しさをにじませ、インターンで再びホークスの下につく。そこで彼に、指名理由の残りの3割を「もったいないことをしてると思ったから」と伝えられ、飛べるやつは飛ぶべきだという教えから、「黒の堕天使」を編み出す。それ以降ホークスを自身の師匠として尊敬している。
超常解放戦線との戦いでは、個性を完全に操れるようになり、前線で暴れた後はファットガム達と撤退していたが、ホークスのピンチを知ると静止を振り切って、荼毘にやられたホークスを急いで救出した。そのまま荼毘と交戦していたが、ギガントマキアの影響で中断され、そのままホークスと共にその場を離れた。事件後は、足に火傷が残った。
第二次決戦では、オール・フォー・ワンとの戦いでホークスやエンデヴァーをサポートするため、蛇空病院跡に転移される。エンデヴァーが一時オールフォーワンにやられた際は、耳郎と共に駆けつけ参戦する。耳郎とホークスの連携でオール・フォー・ワンのマスクが砕けた隙を狙って一撃を浴びせ、オール・フォー・ワンのマスクの破壊に成功した。
“個性”:黒影(ダークシャドウ)
伸縮自在の影のようなモンスターを身に宿し、操作しての戦闘が可能。
モンスターは知性を持ち会話もできる。意外にも愛嬌のある性格であり、踏陰の命令に忠実。闇が深い程に攻撃力は増大するが、強い光を浴びると戦意が弱り逃げ腰になってしまう。日光下の攻撃力は中の下程度。闇夜では巨大な姿になり絶大な力を誇るが、踏陰の怒りの影響で凶暴性が激化すると完全に制御不能になり、動くもの全てを無差別に攻撃する非常に危険な存在となる。ただし、この状態であっても何らかの光さえ作り出せれば一瞬で大人しくさせることが可能。超常解放戦線との戦いでは暴走状態だったダークシャドウを操れるようになった。
“個性”伸ばし訓練では、「暗闇下でも黒影を制御する」ために、洞窟内で黒影を使用する訓練をしていた。
“個性”:黒影(ダークシャドウ)
伸縮自在の影のようなモンスターを身に宿し、操作しての戦闘が可能。
モンスターは知性を持ち会話もできる。意外にも愛嬌のある性格であり、踏陰の命令に忠実。闇が深い程に攻撃力は増大するが、強い光を浴びると戦意が弱り逃げ腰になってしまう。日光下の攻撃力は中の下程度。闇夜では巨大な姿になり絶大な力を誇るが、踏陰の怒りの影響で凶暴性が激化すると完全に制御不能になり、動くもの全てを無差別に攻撃する非常に危険な存在となる。ただし、この状態であっても何らかの光さえ作り出せれば一瞬で大人しくさせることが可能。超常解放戦線との戦いでは暴走状態だったダークシャドウを操れるようになった。
“個性”伸ばし訓練では、「暗闇下でも黒影を制御する」ために、洞窟内で黒影を使用する訓練をしていた。
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
葉隠 透(はがくれ とおる) / インビジブルガール
声 - 名塚佳織
透明人間で服しか見えない女子生徒。
常に発動する異形系“個性”の影響で姿は全く見えないが、言動や手の動きからは活発な性格が窺える。作中では「ニコッ」などの擬音で表情が表現される。ちなみに明るい発言や大きなリアクションは存在アピールでもある模様。
ヒーローコスチュームは手袋とブーツのみで、本気になるとそれらも脱ぎ捨てて全裸になる。自身に考案したヒーロー名は、ステルスヒーロー「インビジブルガール」。
自分から全裸になるため女性としての道を踏み外しつつあるのではないかとクラスの女子から心配されており、行動を共にすることが多い男子の尾白からは諫言を受けている。轟と組んだ際には、透明であるがゆえに認識できず攻撃範囲内に入っていたらしく、攻撃が外れていたことに内心安堵している。
出久が雄英に連れ戻された後、一人だけ元気のない青山優雅を心配して様子を伺っていたところ、青山優雅とその両親がオール・フォー・ワンの内通者であることを聞き、出久に知らせた後で青山が放った「ネビルレーザー」を自身の個性で屈折させた際に顔が露わになって、涙を流しながら青山を非難した。
峰田 実(みねた みのる) / GRAPE JUICE(グレープジュース)
声 - 広橋涼
小柄でブドウのような髪型が特徴の男子生徒。
自身に考案したヒーロー名は、モギタテヒーロー「GRAPE JUICE(グレープジュース)」。
一人称は「オイラ」。スケベで女好きな性格で、ヒーローの志望動機も「女性にモテたい」という理由からである。思考・言動もエロに走りがちで、女子に触れたり、女子の更衣室・浴場を覗こうとして阻止・制裁されるものの懲りる気配もなく、教師にも「性欲の権化」と指摘されている。
何か事が起きたあとにネガティブな面を露骨に放言することが良くあり、蛙吹から「塩を塗り込むスタイルはよくない」と指摘されている。
入学当初はヒーローだからかっこいいと思っていたが、USJでの戦い以降はかっこいいからヒーローだという考えを持つようになった。
USJのヴィラン襲撃の際に出久や蛙吹と共に「水難ゾーン」に飛ばされ、当初は怯えていたが出久の姿を見て奮起し、勝利に貢献する。以降彼らとは仲が良い。機転の利くところがあり、期末演習試験では逃げ出す素ぶりを見せつつ、ミッドナイトを誘い出して“個性”を用い彼女の動きを封じて合格する。この際に、かっこいいヒーローとして出久の事を思い出しており、彼に対して尊敬の様なものを抱いている事が伺えた。
第二次決戦では、蛇腔病院跡で芦戸たちと共に分断・転送されたヴィランたちと交戦する。
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
八百万 百(やおよろず もも) / クリエティ
声 - 井上麻里奈
黒髪のポニーテールが特徴の女子生徒。愛知県出身。
クラスの副委員長で、推薦入学者の一人。愛称は「ヤオモモ」。
性格はしっかり者だけどたまにポンコツ。裕福な家庭に育ち、お嬢様口調のような話し方でクラスメイトは全員苗字に敬称を付けて呼ぶ。高校1年とは思えないナイスバディの持ち主で耳郎からは「発育の暴力」と評される。
自身に考案したヒーロー名は、万物ヒーロー「クリエティ」。ヒーローコスチュームは、“個性”を活かすため胸元から臍まで露出するレオタード風のスーツと、腰にヒーロー活動に役立つ物体の材質・構造が書かれた辞典を留めるベルトを装着する(初期案では法律に抵触する恐れがあるほどの露出度で手直しされる)。ベルトは辞書を支えるために分厚く作られ、辞書とそれを支える部分に磁石が入っており勝手に開いたり落ちたりはしない。創造すればコスチュームがはだけることが多々ある。
出久・爆豪らの戦闘訓練後、的確な講評で高い分析力を見せている。上鳴や耳郎とはUSJで共闘して以来仲がよく、彼らから期末試験に向けて勉強を教えて欲しいと頼まれた際、嬉しく承諾した。その際の可愛い仕草を見せて「ピュアセレブ」と評されている。体育祭では力が出せずスランプに陥り、相澤から年相応の精神状態であること見抜かれる。期末テストで組んだ轟の後押しで自信を取り戻す。夏合宿3日目の夜、自分と泡瀬を襲った脳無が引き上げる際、とっさに発信機を作り、ヴィラン連合アジトをつきとめる。事件後に轟らに受信機を造るように頼まれ、結果的に爆豪救出に参加する。B組との戦闘訓練では結果的に敗北したものの、最後まで後の事を考えて行動した。その際の行動から、ミッドナイトからは良いリーダーになれると見込まれた。
超常解放戦線との戦いでは、ミッドナイトからの連絡を受け、仲間達と共に自身の個性で製作した睡眠薬を飲ませようと画策。飲ませたにも関わらず、想像以上に動き回るギガントマキアに圧倒され、マジェスティックによって救われる。その後、予定していた時間をとっくに過ぎているのに、一切行動が変わらない姿を見て仲間達と共に絶望したが、後にこの行動が出久達を救う事になる。
第二次決戦では、死柄木を抑えるための天空の棺(雄英)に必要な素材を、個性で生み出している。
“個性”:創造
自身の肉体からあらゆる無生物を造り出すことができる。
造り出せる無生物は多岐に渡り、分子構造まで把握する彼女の知識量がそれを可能にする。創造物の量は本人の食事などによるカロリーの摂取に比例し、食べればたくさん作れる。
欠点は分子構造まで知る必要がある為に初見の物は作れないこと、生成・構築するまでタイムラグがあり初動の機動性に欠くこと、カロリーを用いるため使用しすぎると動けなくなることで、後方支援型である(ただしマトリョーシカは彼女が一番最初に造れるようになったためほとんど無意識で大量に生産出来る)。
“個性”伸ばし訓練では、食べれば食べるだけエネルギーとして個性の発動につながるという点では砂藤と一緒に訓練を受け、「効果時間の増幅と、何か別のことをしながらでもクオリティの高いものを造れる」ように、ものを食べながら“個性”を使い続ける訓練をする。
1-B
同じくヒーロー科ではあるが、入学直後にヴィランとの実戦を経験したことで世間的に花形的扱いとなったAクラスを意識している傾向がある。生徒は五十音順に記載。
泡瀬 洋雪(あわせ ようせつ)/ ウェルダー
声 - 松岡禎丞
バンダナに逆だった髪と太眉に三白眼が特徴の男子生徒。
性格は頼れる今どき系男子。拳藤とは物間ストッパーコンビ。
ヒーローコスチュームは作業着に鎧の胴前部分を重ねたような独特なもので腰回りのバッグは筒状の鉄骨入り。
林間合宿の敵連合襲撃では頭部を負傷した八百万を庇いつつ、彼女の腕と自身の腕を個性でくっつけて逃走する。脳無の去り際に八百万が作成した発信機を取り付ける。八百万が気になっているらしい。
回原 旋(かいばら せん) / スパイラル
鎌切 尖(かまきり とがる)/ ジャックマンティス
黒色 支配(くろいろ しはい) / ベンタブラック
拳藤 一佳(けんどう いつか) / バトルフィスト
声 - 小笠原早紀
オレンジ色のサイドテールの女子生徒で委員長。
男勝りで情に厚い性格。姐御肌で面倒見が良くリーダーシップが突出している。
物間曰く「ゴリラ」。なお腕相撲でA組の切島を個性無しで倒す剛腕。
A組とは仲が良く、A組に失礼な言動をする物間を手刀で制裁したり、強制連行したりしている。
ヒーローコスチュームはノースリーブのチャイナ服+マスク。冬は長袖。
体育祭では尾白らの辞退で空いた決勝進出の権利を、凍らされて何もできなかった自分達より相応しいとして鉄哲チームに譲る。
「可愛いから」と職場体験でウワバミにスカウトされ、CM出演したことで隠れファンが急上昇し、文化祭ではミスコンにエントリーさせられるなど容姿端麗である。しかし本人は、これによって自身より成績も“個性”も上の八百万と同列に見られることを嫌がっていた。
A組との戦闘訓練で八百万と直接対決し、B組で唯一チームで勝利を飾ったが、先読みされすぎて勝った気がしないと発言した。
小大 唯(こだい ゆい) / ルール
声 - イブ優里安
女子生徒。黒髪のボブヘアーが特徴。
無表情かつ無口で「ね」「ん」「んん!」が口癖。
好物はトマト。苦手な物は物間寧人で特に塩対応。
ヒーローコスチュームは、個性がサイズを変化させるものであるためかウルトラマンを彷彿とさせる紅白色のボディスーツでトサカが付いたサンバイザーを被る。両肩と腰回りに収納用のポーチを装備。
中学校の頃は本人の知らない所でファンクラブが存在した。
小森 希乃子(こもり きのこ) / シーメイジ
塩崎 茨(しおざき いばら) / ヴァイン
声 - 桜坂美穂
女子生徒。
イバラのような刺々しい髪の毛を持っている。
慈愛の人で真面目で心優しい性格をしており、口調もいつ何時でも丁寧で、相手を欺くことを嫌う。また、キリストを思わせる聖者めいた様相で神に感謝したり敬虔な物言いをしたりしている。
コスチュームはトーガ(古代ローマの上着)。なお見た目全振り。靴はニーハイブーツ。寒い時は茨で覆う模様。
自身の個性故に、植物系ヒーローのシンリンカムイを尊敬している。
尾白らの辞退で決勝トーナメントに繰り上がり、1回戦では上鳴に完封勝利を収める。
宍田 獣郎太(ししだ じゅうろうた) / ジェボーダン
庄田 二連撃(しょうだ にれんげき) / マインズ
声 - 大隈健太
男子生徒。やや小柄で小太りで目が大きいのが特徴。
実直で真面目。頭が良く作戦立案もしている。
ヒーローコスチュームはプロテクター付きのジャケット、左目にモノクル型のHMD、手にはレーダー付きのグローブを装備する。
体育祭では決勝まで進むが、操られていたとして尾白同様棄権する。
庄田によると、人は自分を「動ける恵体」と呼ぶとの事。
角取 ポニー(つのとり ぽにー)/ ロケッティ
円場 硬成(つぶらば こうせい)
鉄哲 徹鐵(てつてつ てつてつ) / リアルスティール
声 - 沖野晃司
男子生徒。黒目が非常に小さく、ワイルドな容姿。
後先考えず、真っ直ぐにひたすら自分の信念を貫く性格。仲間思いであり、正義感の強い面が見える事から拳藤には「単細胞だけど悪くない」と評価される。また、自他共に認める馬鹿かつ一線を超えた馬鹿。
A組切島とは能力が被ってたり誕生日が同じだったりで意気投合し仲良のいいライバルとなっている。
体育祭前にA組視察に行き爆豪に食ってかかるなど、出久から「不敵な人」と評される。体育祭では尾白らの辞退で決勝トーナメントに繰り上がり進出し、「だだかぶり」と言われるほど似た“個性”を持つ切島と互角の勝負を繰り広げ引き分ける。2回戦進出者を決める腕相撲で彼に敗北するが、勝負の中で友情が芽生え、切島を応援するようになる。
切島とは職場体験のフォースカインドの事務所で再会し、意気投合する。
夏合宿での敵襲来時には、拳藤と協力してマスタードを倒し、逮捕に貢献する。
取蔭 切奈(とかげ せつな)/ リザーディ
吹出 漫我(ふきだし まんが) / コミックマン
骨抜 柔造(ほねぬき じゅうぞう)/ マッドマン
声 - 北田理道
推薦入学者の一人である男子生徒。しゃれこうべのような顔をしている。作者曰く「イケメン」。
真面目で向上心が高く思考が柔軟、かつとても穏やかで物腰柔らで気配り上手で友達思いな性格。
意外にも英語を流暢に話せる為、ポニーとは英語で会話する。
コスチュームは全身を覆うフルアーマータイプ。色は黒メット黒スーツにオレンジ色が基調のアーマーが付く感じで地中に潜伏しても問題なく行動できる構造。
凡戸 固次郎(ぼんど こじろう)/ プラモ
物間 寧人(ものま ねいと) / ファントムシーフ
声 - 天﨑滉平
男子生徒。眠たげな目とニヒルな微笑みが特徴の金髪の優男。
どこかやる気の無さそうに見えて、かなりの神経質かつプライドが異常に高い性格。また感情が高ぶるとヒステリックな高笑いを上げて皮肉を連発するようになる。
B組では拳道からは言いすぎる度にしばかれている。また、角取に変な日本語を仕込むことがある。
A組に対抗意識を燃やす。B組では率直にものを言える人物として一目置かれるが、過度な挑発、自身を棚に上げた当てこすり、事の軽重を顧みずに嫌味を言ったりする。
だが、そんな行為を頻繁に行うため、同じクラスの拳藤には「ちょっと心がアレ」、A組にも「病名のある精神状況なんじゃないか」と危ぶまれる(鉄哲曰く「拳藤がいなければ皆取り込まれてる」)。初対面のミリオからは1発で見抜かれ、壊理からは「雄英の負の面の人」と言われてしまった。
ヒーローコスチュームは黒いジャケットを羽織ったタキシードを連想させる。個性の持続時間をチェックするための時計を腰のベルトに3つつけている(なお、この時計は時間の確認と同時に、「一度にコピー可能な数は3つまで」と相手に誤認させるブラフの意味もある)。
体育祭ではA組の鼻を明かすことと、B組全体ことを考えて、第1種目でわざと順位を落としてA組の個性を観察し、第2種目で逆転する作戦を立てる。当初は上手く進むが、爆豪の闘志を煽ってしまい、全ポイントを奪われて敗退する。相澤からは「合理的だが、トップを目指す者とそうでない者の執念の差を考慮していなかった」と評される。期末テストでは赤点を出し、B組で唯一補習参加となる。
“個性”の性質上単独で力を発揮することができないため、周りからも「スーパーヒーローにはなれない」と言われてきたが、本人は「主役を喰らうことのできる脇役」とプラスに捉えている。
第二次決戦では作戦の要となり、黒霧からコピーした個性でヒーロー達の転送とオール・フォー・ワン達の分断を行い、更に雄英(天空の棺)で相澤の個性をコピーすることで死柄木の個性を封じている。
柳 レイ子(やなぎ れいこ) / エミリー
鱗 飛龍(りん ひりゅう) / 龍帷子(ロンウェイヅゥ)
ヒーロー科3年
通形 ミリオ(とおがた みりお) / ルミリオン
声 - 新垣樽助(幼少期 - 美波わかな)
雄英高校トップ3「ビッグ3」の1人。
ヒーローコスチュームは、自身が川で溺れた際に救出してくれたヒーローのコスチュームと似たデザイン。服装で胸元には1000000(百万)の数字が入っている。本人の毛髪から作られた繊維で“個性”の発動に呼応して透過する。
目立った成績こそ残しておらず、かつて“個性”の影響で最下位にもなったが、努力で“個性”を完璧にコントロールし、本人曰く「凄まじい鍛錬によってビリからトップに上り詰めた」。オールマイトが出久と会う前に根津から「ワン・フォー・オール」後継者候補に指名されていた。「ワン・フォー・オール」の秘密もある程度知っており、インターンでサー・ナイトアイの下に行く。
八斎會突入作戦では単身壊理の下へ向かい、オーバーホールと交戦。壊理の細胞で作られた“個性”を消す銃弾に撃たれたことで“個性”が消失し、事件後は休学し療養に専念する。
“個性”の訓練をしてきた壊理により、超常解放戦線との戦いの前日に“個性”を回復し、超常解放戦線との戦闘に参加する。第二次決戦では、雄英(天空の棺)で出久が戻るまで天喰やねじれと共に死柄木の足止めを行う。
天喰 環(あまじき たまき) / サンイーター
声 - 上村祐翔
「ビッグ3」の1人。鋭い眼つきにとがった耳、黒髪が特徴の男子生徒。
威圧的な印象とは対照的に、かなりのネガティブ思考の持ち主かつ極度のあがり症ではあるが、その実力はプロ以上である。ミリオとは古い付き合い。
現在はBMIヒーロー・ファットガムの下でインターンを行っており、八斎會突入作戦にも参加。窃野・宝生・多部の3人を単独で相手にし、顔面の骨にヒビが入る重傷を負うも勝利する。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘での戦いにファットガムたちに同行して参加した。
出久たちが第二次決戦に向けて捜索隊に合流した頃、関西方面でファットガムやねじれと共に、捜索と同時にヴィラン退治と避難民の誘導を行っている。第二次決戦では、雄英(天空の棺)で通形やねじれと共に死柄木の足止めを行う。
波動 ねじれ(はどう ねじれ) / ネジレちゃん
声 - 安野希世乃
「ビッグ3」の1人で、長髪が特徴の女子生徒。
天真爛漫な性格で思ったことを、前後の脈絡なくそのままペラペラと喋ってしまう。
文化祭のミスコンに毎年出場しており、1、2年次は絢爛崎に敗北したが、3年次では優勝する。
現在はNo.10ドラグーンヒーロー・リューキュウの下でインターンを行っており、八斎會突入作戦にも参加。リューキュウや麗日や蛙吹と共に、活瓶と交戦する。
超常解放戦線との戦いでは蛇腔市で後方支援を行なっていたが、ギガントマキア達の行動を伝えるべく、飯田と共に蛇腔病院へ向かう。リューキュウが大怪我を負った姿を見て怒り、死柄木達と交戦。荼毘の攻撃で怪我を負うも、駆けつけたミリオの姿を見て奮起し、脳無を足止めする。
出久たちが第二次決戦に向けて捜索隊に合流した頃、関西方面でファットガムや天喰と共に捜索を行いつつ、ヴィラン退治と避難民の誘導を行っている。第二次決戦では、雄英(天空の棺)で通形や天喰と共に死柄木の足止めを行う。
甲矢 有弓(はや ゆうゆ)
声 - 祖山桃子
波動の親友の女生徒。ボーイッシュ女子で、桃色ショートヘアとピアスが特徴。
波動が銀河一かわいいと思っており、ミスコンに参加するよう提案する。
エネルギーを放出する個性の持ち主のようで、第二次決戦では、雄英(天空の棺)で上鳴たちと共に電磁バリアにエネルギーを送っている。
ヒーロー科2年
不和 真綿(ふわ まわた)
普通科・サポート科
心操 人使(しんそう ひとし)
声 - 羽多野渉
普通科の1-Cの男子生徒。逆立った髪と目のクマが特徴。
ヒーローになる夢を長年持っていたが、自身の“個性”が雄英ヒーロー科の入試方法と相性が悪く、併願していた普通科に入学した。そのため、活躍次第でヒーロー科編入の可能性がある体育祭に執念を燃やす。
体育祭では自身の“個性”を活用し普通科で唯一、決勝トーナメントに進出。1回戦で対戦相手の出久を洗脳するが、「ワン・フォー・オール」の衝撃で洗脳を解除され、“個性”を使用していない出久に場外負けとなる。その後相澤に目を掛けられ、捕縛布の使い方等を叩き込まれる。2学期始業式の際には肉体が鍛えられている様子が窺える。ヒーロー科編入試験という意味合いでA・B組合同戦闘訓練に参加。第1試合でA組、第5試合でB組に参加した。第1試合では蛙吹・上鳴との協力でA組勝利に貢献し、第5試合では出久の“個性”暴走を制止させたことにより、見事試験を合格し、2年生からヒーロー科への編入を果たした。
第二次決戦の根本となる、オール・フォー・ワンを誘き寄せる作戦の要となる。その際、本来ならば進級してヒーロー科になっていた筈のため、コスチュームを着ている。青山とその両親を洗脳する事で嘘とバレずにオール・フォー・ワンに連絡を取り、仮設要塞トロイア近辺にオール・フォー・ワンたちを誘き寄せる事に成功する。
ペルソナコード
ペルソナコード
ペルソナコード
ペルソナコード
ペルソナコード
ペルソナコード
ペルソナコード
ペルソナコード
発目 明(はつめ めい)
声 - 桜あず
サポート科の1-Hの女子生徒。ドレッドヘアのようなピンク色の髪の毛に、照準器のような模様の入った眼が特徴。ゴーグルを装着する。
意外にも八百万に匹敵するグラマラスなプロポーションを持つ。
生粋の発明家で自分の発明品を「ドッ可愛いベイビー」、「第(制作順数)子」と呼ぶ。
あけすけな性格故に異性にも遠慮せず接近してしまう(出久と絡むたびにお茶子を不快にさせる)。また、計算高く病的な自己中心性も持ち合わせている。
体育祭ではサポート科で唯一障害物競争を突破し、騎馬戦では「注目が集まる」として出久とチームを組む。決勝トーナメントでは、飯田を騙して自身が開発したアイテムを装備させ、アイテムをアピールする。パワーローダーによると「病的に自分本位」で、関わる人物の心を乱すと同時に「常に行動し、失敗を恐れず、既成概念に囚われない」と評価される。
また、出来るデザイナーは客の無茶に対応できてこそという考えから、他人に制作を頼まれた際にはしっかりと相手の意見にそったものを作る。出久が彼女の発想から、自分の攻撃スタイルを度重なるダメージを受けた腕でなく、脚と蹴りに転換することを思いつく。それ以降、ヒーロー科のヒーローコスチュームにパワーローダーと共に合作したり、出久のヒーローコスチュームを個人で請け負う。
青山優雅とその両親が警察に連行された後、サポート科にコスチュームの新調に来た出久と飯田に、劣化版ながらも出久のミッドガントレットとグローブと飯田のフルアーマーを新調した。
第二次決戦では、死柄木を抑えるための天空の棺(雄英)を提案し、整備している。
絢爛崎 美々美(けんらんざき びびみ)
声 - 渋谷彩乃
サポート科の3-Gの女子生徒。長いまつ毛と容姿・服装の派手さが特徴。
面倒見が良いが後輩の発明には手を焼いている。
モットーは『サポート科たるもの、どんなときでも美しく!』 であるらしい。
大胆かつ豪華絢爛なアイテムを作るらしい。すでにマニアックで熱狂的なファンもいる模様。
文化祭のミスコンで2年連続で優勝するが、3年次では波動に敗れる。
顎大和 筒隆(あごやまと つつたか)
声 - 佐々木義人
普通科の男子生徒。名前の通り軍艦の船首のような筒型なやしゃくれた下顎ときっちりセットなリーゼントが特徴。
棘池と共に1-Aの生徒たちを「騒動の元凶」と扱って毛嫌いし、文化祭での彼らのライブをこけ下ろそうとするが、予想以上に心踊らされ、終了後に見下していたことを謝罪する。
棘池 築稚(とげいけ ちくち)
雄英高校の講師
雄英高校の講師は全員がプロのヒーローである。
根津(ねづ)
声 - 高戸靖広
雄英高校の校長。人間ではなく、個性が発生した動物。
ネズミのような外見で、当人も「ネズミなのか犬なのか熊なのか」と疑問を抱いている。
喫煙者で話し好きでフランクな性格。話が長く、オールマイトからも「話し始めると長い」と言われている。
右目周辺に傷があるが、これはリカバリーガール曰く、「昔人間にいろいろされた時のもの」とのこと。
オールマイトの負傷や「ワン・フォー・オール」の事情を知った上でオールマイトを招聘する。
狭い所に入り込むことが大好きであり、よく相澤の操縛布の中に入っている。
イレイザー・ヘッド / 相澤 消太(あいざわ しょうた)
声 - 諏訪部順一
雄英高校の男性講師。1-Aクラスの担任。長髪に無精ヒゲでくたびれた外見。
合理的であることを尊び、時間の無駄を嫌う。
性格故に見込みがない者は「半端に夢を追わせる事ほど残酷なものはない」と早々に切り捨てる主義で、除籍指導回数は通算154回、昨年度は1クラス全員を除籍処分にした。
非情で厳しいように見えるが、命懸けのヒーロー業を生き抜くことを見据えての判断で、彼なりの優しさでもある。指導方針の違いにより、オールマイトとはウマが合わないが、生徒のことは関係性や心理状態に至るまで良く見ている。また身寄りのいないことと“個性”の制御の関係で壊理の身元引受人になったり、ヒーロー科編入を目指す心操に目をかけ、自身の使用する捕縛布の使い方を教えて鍛えるなど、面倒見が良い。リカバリーガールからはなんだかんだ甘いと言われているが、生徒のためなら命懸けで戦う姿は生徒からも慕われており、ヒーロー嫌いな死柄木がかっこいいと認めるほど。
メディアへの露出を嫌い、知名度は低い。考えるのが面倒だったため、高校時代にマイクが考えた抹消ヒーロー「イレイザー・ヘッド」をヒーロー名とする。ヒーロー活動時は目線を悟られないためにゴーグルを着用する。また、「一芸だけじゃヒーローは務まらん」と、炭素繊維に特殊合金を編み込んだ帯状の「捕縛武器」を首に巻き、近接格闘にも対応する。
『ヴィジランテ』にて、雄英校生時代の過去が明かされる。当時は自身の“個性”を、どのようにヒーロー活動に活かすか迷う、根暗な少年だった。よく山田(後のマイク)や白雲とつるんでいた。なお、ミッドナイトのことは本名で呼んでおり、インターン先もミッドナイトと山田と白雲と同じであった。
超常解放戦線との戦いでは、エンデヴァー達と共に病院を襲撃し、脳無数体を相手に戦っていたが、死柄木の覚醒によって病院が崩壊し、その崩壊に巻き込まれかけるもクラストに救われる。その後、出久達に襲いかかる死柄木の元へ駆けつけると、彼の個性を消して他のヒーローと共に交戦するが、一瞬の隙をついた死柄木の攻撃で個性を完全に消し去る薬の入った弾丸を右足に撃ち込まれ、瞬時に右足を切断して個性喪失は免れたものの、その負傷で気絶する。事件後は、右目と右足を失った。
青山優雅とその両親が内通者だと判明した後、プレゼント・マイクが持つタブレットごしに拘束された青山に、自分は青山をまだ除籍するつもりはないと告げて、第二次決戦に向けた作戦を提案する。その後、直接出向いて青山を説得し、物間に黒霧の個性を数日で使いこなすように依頼する。
第二次決戦では、自身の個性をほとんど使えなくなったため、雄英(天空の棺)で物間に常に触れることで自身の個性をコピーさせている。
プレゼント・マイク / 山田 ひざし(やまだ ひざし)
声 - 吉野裕行
ボイスヒーロー。英語の担当教師。入試では受験者向けのプレゼンを担当。
全体的にテンションが高くうるさいが、根はまっすぐで友達思い。生徒を「リスナー」と呼ぶ。虫がとても苦手で森が嫌い。エンデヴァーとは息子の教師であるため「気まずい」らしい。相澤と同じ雄英高校の同級生でクラスメイトであり、彼のヒーロー名を考案した。
『ヴィジランテ』では高校時代の過去が明かされ、相澤と同じく白雲の死の現場に居合わせ、相澤のことを密かに見守っていた。
期末試験では甲田、耳郎を相手に終始圧倒するが、勇気を出した甲田によって自身の苦手な大量の虫に襲われて気絶した。
超常解放戦線との戦いでは、蛇腔病院での戦いに参加し殻木を拘束するが、事件後に先輩のミッドナイトを失ったことを嘆いていた。
第二次決戦では、セントラル病院前で障子たちと共に分断・転送されたスピナーたちと交戦する。
リカバリーガール / 修善寺 治与(しゅうぜんじ ちよ)
声 - 小桜エツコ
妙齢ヒロインを自称する看護教諭で見た目は小柄でやさしげな老婆。
希少な治癒の“個性”を持つ、雄英の“屋台骨”となる存在。
「ワン・フォー・オール」の秘密を知る数少ない人物の一人。
生徒などによくお菓子を配るが、これは治癒の際の体力回復を補助する目的でもある。
そのため小さな傷は治さずにおいたり、時間や日をまたいで回数を分けて治癒することもある。
13号 / 黒瀬 亜南(くろせ あなん)
声 - 犬山イヌコ
スペースヒーロー。災害救助で目覚ましい活躍をする紳士的なヒーロー。宇宙服のようなコスチュームを着ており、素顔は終章まで不明だったが短髪の美女である。
雄英敷地内の「ウソの災害や事故ルーム『USJ』」において、レスキュー活動に関する授業を行う。「“個性”は人を助けるためにある」と説き、生徒から賞賛を浴びる。
コスチュームにより身体的特徴が分かりづらいが、女性である。
USJ襲撃の際に飯田に指示を出し、黒霧と交戦するも戦闘経験の少なさから敗北する。期末試験では麗日と青山を追い詰めるも、青山の発言で動揺した麗日をブラックホールに巻き込みそうになったため、慌てて個性を解除してしまい敗れる。
ミッドナイト / 香山 睡(かやま ねむり)
声 - 渡辺明乃
SMプレイの衣装のようなコスチュームを身を包む「18禁ヒーロー」。担当科目は近代ヒーロー美術史。
素肌のように見える部分は肌色(アニメ版では白色)超極薄タイツに覆われ、個性発動時には破いて「眠り香」を放つ。武器はキャットオブナインテイルの鞭。
雄英体育祭では1年生ステージ主審を務める。
『ヴィジランテ』にて、相澤らと同じく雄英高校の卒業生であり、彼らの1学年先輩であることが判明する。高校生の時から過激な露出をするヒーローコスチュームであり、本人は「1年後には日本の常識が変わる」と自信満々であったが、この1年後に「ヒーローコスチュームにおける露出についての規定法案」の審議が開始された。
期末試験では瀬呂と峰田を相手に戦闘し、二人同時に眠らせようとするも咄嗟に瀬呂が峰田を庇ったため、峰田を眠らせることに失敗する。そのまま自身の個性で峰田を追い詰めるも、ミッドナイトのファンである故に彼女の性格を熟知していた峰田の策に嵌り、敗北した。
超常解放戦線との戦いでは、怯える上鳴を鼓舞し、前線で戦った。動き出したギガントマキアを眠らせようとするも失敗し、背後から敵に襲われるも八百万に連絡を行って指示を出し、殺害される。
セメントス / 石山 堅(いしやま けん)
スナイプ
エクトプラズム
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
パワーローダー / 埋島 干狩(まいじま ひがり)
声 - 北沢洋
掘削ヒーロー。サポート科を受け持つ。重機を連想させるヘルメット状のマスクや大きな手、対照的に小さめの体(本人的にはコンプレックス)と足が特徴の男。
コスチューム開発のライセンスを持ち、アイテム開発も自分でこなす天才肌。
天才肌ゆえか友だちが少なく、教師陣の中でも変わり者として見られている。
発目の開発によく巻き込まれ注意をするも聞き入れてもらえない。
普段はヘルメットだけ被るが、戦闘時は重機を獣型にしたような巨大パワードスーツを身に纏う。
期末試験では飯田と尾白を相手にし、相手の機動力を封じようとするも敗れる。
第二次決戦では、死柄木を抑えるための雄英(天空の棺)を整備している。
ブラドキング / 管 赤慈郎(かん せきじろう)
ハウンドドッグ / 犬井 猟(いぬい りょう)
1-A生徒の親族
緑谷家
緑谷 引子(みどりや いんこ)
声 - 川上彩 / 南波ゆき
出久の母親。第四世代。出久が幼少時の若い頃は痩せていた。“個性”はちょっとした物を引き付けること。出久の“無個性”に責任を感じていたが、出久の“個性”に関しては、彼自身から「突然“個性”が発現した」と説明され、それを信じている。雄英入学後は手製のジャンプスーツをプレゼントするなど、ヒーローを目指す出久を応援する。傷ついてく出久を案じ、雄英の全寮制について最初は反対するが、出久の成長とオールマイトの必死の説得により承諾する。
蛇腔市での戦いの後、セントラル病院でオールマイトからワン・フォー・オールの真実を聞き、皆を危険にさらさない為に雄英高校を去る決意をした出久を涙ながらに止めようとするが、出久に説得され雄英高校に避難する。
轟家
エンデヴァー / 轟 炎司(とどろき えんじ)
声 - 稲田徹
燃焼系ヒーロー。雄英高校OB。事件解決数史上最多を誇る、オールマイトに次ぐNo.2ヒーロー。焦凍の父親。極めて上昇意欲が強く、オールマイトに強い対抗意識を抱く。実力は非常に高く、No.2に相応しい高い洞察力も持つ。記憶力も高く、エンディングについて細かく覚えていたり、妻である冷が初めてあった時に一度だけしか言わなかった好きな花を正確に覚えていたりした。20歳の頃には既にNo.2の座にいたが、鍛錬を重ねる度にNo.1ヒーロー、オールマイトとの差を痛感し、彼を超えられないことに気づく。そこで目を付けた“個性”を持つ冷の親族を金で丸め込む形で結婚し、自分の子をオールマイト以上のヒーローに育てようとする。子供達でも自身が望む”個性”が出現した“最高傑作”である焦凍にオールマイトを超えることを強要し、自分へ反発して炎を使わないことに不満を持つ。
焦凍からは冷を追い詰めたとして嫌悪される。一方、炎司も焦凍のことは「仔」と語るなど正常な親子関係は築けていない。神野での救出作戦に参加するが、その最中にオールマイトの本当の姿を目撃して衝撃を受け、事件後に彼の限界引退という不本意な展開で新たなNo.1ヒーローに繰り上がる。八斎會突入作戦2日後、仮免補修を受講する焦凍の見学に来ていたところでオールマイトと再会し、彼との会話を経て焦凍が胸を張って誇れるようなNo.1ヒーローになると焦凍に告げる。また、他の家族に対する態度も変わっており、子供達との関係を治そうとしたり、妻に彼女の好きな花を送ったりしている。
ヒーロービルボードチャートJP下半期の発表で正式にNO.1ヒーローとなった翌日、ホークスの地元である福岡県でハイエンドと遭遇。瀕死の重傷を負いながらも、ホークスの支援に加え、自身が大嫌いであった雄英の校訓「PLUS ULTRA」の精神で辛勝する。その後、一命は取り留めたが、顔の左眼側に大きく傷が残った。
冬休みのインターンの時には、焦凍からの紹介だからと渋々出久と爆豪も受け入れたが、ホークスからの暗号を読み取り、インターンの真意を理解すると、出久と爆豪らも自身が見ることを決め、3人にそれぞれ課題と、その課題をクリアするためのアドバイスをする。なお、その際に出久の自身の個性に関する分析の長い言葉を即座に理解し、出久の個性を「難儀な個性」と評し、自身と同じ側と発言した。その一週間後、次男の夏雄を人質に取ったエンディングを爆豪たちが拘束した後、焦凍と夏雄に二人の交通を考慮して新しく建てる家に、自身を除く家族で妻の冷を迎える予定であることを告げて、冬美にも自身は自宅に残ることを告げる。超常解放戦線との戦いでは、蛇腔病院にて氏子や脳無を捉えるために行動するも、不完全ながら死柄木が目覚めたことで失敗する。その後、死柄木を止めるべく奮闘するが、大技の連続使用によって弱っていき、オール・フォー・ワンの意識が目覚めた死柄木の攻撃で重傷を負う。それでも諦めずにNO.1ヒーローとして戦おうとするが、そこに現れた荼毘の正体が死んだと思われた長男・燈矢の成れの果てだと知り、動揺する。しかし、焦凍に檄を飛ばされたことに加えて、仲間達の戦う姿を見て奮起し、拘束を解きかけたギガントマキアに一撃を入れた。事件後は重症ながらも生き延び、息子が敵になったことに一度は心が折れるが、その場を訪れた家族との会話によって再度奮起し、息子を止めることを誓う。その後、記者会見で自身の悍ましい過去を説明し、これから命を張るヒーローたちにではなく自身に非難を浴びせるように、マスコミに語った。
そして、死柄木とオール・フォー・ワンの情報を掴む為に出久を囮にする作戦を、ホークスとベストジーニストとオールマイトの三人と共にチームアップで行いながら、脱ヒーロー派の人々の非難を浴びながらヴィランを退治し続けている。
第二次決戦では、群訝山荘跡でホークスと共にオール・フォー・ワンと交戦する。しかし、燈矢を行方不明にしたのは自分だと告げたオール・フォー・ワンによる揺さぶりで一瞬の隙が生じてしまい、右脇腹を抉られて気絶する。しかし、夢の中で自身の弱さを呪うことこそが自身を生かしてきた理由だと気付いて戦線復帰し、オール・フォー・ワンの肉体を黒焦げにする。
プロミネンスバーン
プロミネンスバーン
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プロミネンスバーン
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プロミネンスバーン
プロミネンスバーン
プロミネンスバーン
プロミネンスバーン
轟 冷(とどろき れい)
声 - 根谷美智子
エンデヴァーの妻。焦凍の母親。氷を操る“個性”を持つ。エンデヴァーはそれに目を付け、名声と金で彼女の親族を丸め込み結婚した。年齢は公式未発表だがとても美しい容姿をしている。
焦凍には優しかったが、自身の“個性”にしか興味のない夫の言動によって精神的に疲弊し、エンデヴァーの“個性”が発現した焦凍の左側に熱湯を浴びせて火傷を負わせたことで強制入院させられた。しかし、雄英体育祭後に自分を見つめ直した焦凍と数年ぶりに再会し、和解する。以降は、焦凍が頻繁に見舞いに訪れており、雄英高校が全寮制になってからも頻繁に焦凍からの手紙が届いている。超常解放戦線との戦いの際に、テレビで自身の息子・燈矢の成れの果てである荼毘の姿を知り、事件後に家族で病院を訪れ、焦凍と炎司と共に家族で息子の燈矢と向き合うことを決めた。
轟 冬美(とどろき ふゆみ)
轟 夏雄(とどろき なつお)
その他の親族
インゲニウム / 飯田 天晴(いいだ てんせい)
声 - 北田理道
天哉の兄。ターボヒーロー。チームIDATENの代表を務める。出久曰く「東京の事務所に65人もの相棒を雇っている大人気ヒーロー」。
雄英体育祭中の時間に、保須市で「ヒーロー殺し」と呼ばれるヴィラン・ステインに襲撃され、脊髄損傷による下半身麻痺の重傷を負って再起不能になり、ヒーローを引退する。
『ヴィジランテ』では、ヒーローとしての活躍が描かれる。ヒーローにとって1番大切なこととして、不安に陥っている人を安心させるために1秒でも速く駆けつける「速さ」を信条とする。事務所はチームプレイを重視し、相棒にナビやパトロールなどを担当させる。あまり活用機会が無い移動系“個性”を持つ人々を「ワンポイントの“個性”を拾い上げて適材適所に配置し、チームの総合力で勝負、サポート要員のサイドキックとして現場で経験を積ませ、やがてヒーロー資格を取得させる」という方針の「チームIDATEN」へ積極的に勧誘する。
爆豪 勝(ばくごう まさる)、爆豪 光己(ばくごう みつき)
お茶子の父と母
耳郎 響徳(じろう きょうとく)、耳郎 美香(じろう みか)
青山優雅の父親と母親
父親は眼鏡の男性で、母親は長髪の女性。二人とも富裕層の家系出身で、何不自由なく大切に育てられたことで、無個性として生まれてきた息子の優雅が「皆と違う」ことを気に病んでしまったことで、噂を辿ってオール・フォー・ワンの下に辿り着いてしまい、優雅に「ネビルレーザー」の“個性”が与えられたことでオール・フォー・ワンに逆らえなくなり、優雅と共にオール・フォー・ワンの内通者にさせられた。
出久が雄英に連れ戻された二日後、オール・フォー・ワンからの要求を優雅に伝えていたところを葉隠に聞かれてしまい、駆け付けた出久によって息子の優雅と共に拘束されて、警察に連行された。そして、心操の個性に優雅と共に操られて、仮設要塞トロイア近辺にオール・フォー・ワンたちを誘き寄せることに成功する。
士傑高校
夜嵐 イナサ(よあらし いなさ) / レップウ
声 - 岩崎諒太
性格は馬鹿正直で、マイクからは「豪快に繊細だな」と言われる。出久らと同学年で、同年度の雄英高校の推薦入試をトップの成績で合格していたが、入学を辞退し士傑高校に入学している。出久ら雄英生と共に多古場競技場にてヒーロー仮免許取得試験を受験する。その実力は相澤も高く評価している。ヒーロー名は「レップウ」。ヒーローコスチュームは各所に噴射口が装備されたコート。現見ケミィは声量がデカいと思っている。爆豪からは「ハゲ」と呼ばれた。
ヒーローに一番大切なものは「熱さ」という持論を持ち、その対極に位置する私怨に囚われたエンデヴァーと、その息子の焦凍を激しく嫌悪する(雄英に進学しなかったのも推薦入試で出会った焦凍に無視されたため)。仮免試験ではその理由で轟と揉めたことで二次試験に落ち、轟に謝罪する。その後、轟や爆豪と同じく特別講習を受けるが、そこでの小学生との体験を経て、焦凍やエンデヴァーに対する認識も改めるようになる。
肉倉 精児(ししくら せいじ) / シシクロス
声 - 古川慎
2年の男子生徒。父親はタルタロスの看守。出久ら雄英生と共に多古場競技場にて、ヒーロー仮免許取得試験を受験する。
非常にプライドが高く歪んだ正義感を持ち、自分の価値観を押し付けようとする傾向がある。雄英を尊敬しているものの、度々ヴィランと接触する騒動を起こす1-Aを快く思っておらず、特に素行に問題が多い爆豪を異常に敵視している。それ故同じ士傑のメンバーからも「激情型男」と呼ばれる。ちなみに強い信念を持ってそうに見えるが周りに流されやすい。
仮免試験の一次試験を「有象無象の淘汰」として試験に便乗する形で雄英を排除しようとするも、爆豪や雄英生を愚弄したことで上鳴の怒りを買い、彼の攻撃の影響で元に戻った爆豪と切島の連携の前に脱落した。
現見 ケミィ(うつしみ けみぃ) / マボロミケミィ
声 - 茅原実里
女子生徒。厚い唇が特徴的で明るく能天気な性格。イマドキ言葉で話すが乱用しすぎて伝わらないこともよくある。肉倉曰く「底抜けに阿呆である」らしく補習時、指導だったギャングオルカは「なんかダメそうだ」と思っていた。
仮免試験の時にはトガが彼女を睡眠薬で眠らせてすり替わっていたため受験無効となり、仮免講習を受けることになった。
毛原 長昌(もうら ながまさ) / チューイー
声 - ボルケーノ太田
2年1組のクラス委員長。全身を覆う体毛が特徴。士傑高校は雄英と異なり教師が成績や素行を鑑みて委員長を決めるため、大人からも認められる素質を持つ。前述の通り穏やかで礼儀正しく、肉倉が無礼を働いたことを爆豪に謝罪したほか、仮免二次試験で要救助者の安全確認せずに個性で豪快に助けた夜嵐を注意するなど、リーダーシップに優れている。
傑物学園高校
Ms.ジョーク / 福門 笑(ふくかど えみ)
声 - 永井真里子
スマイルヒーロー。傑物学園高校2年2組担任の女性教師。スマイリーフェイスが描かれたコスチュームを着用している。
相澤とは昔事務所が近くだった関係で旧知の間柄であり、助け助けられを繰り返すうちに相思相愛になったと語っているが、あまりにも絡み辛い性格のため、相澤からは鬱陶しがられている。
何度も“個性”で相澤を爆笑させようと試みたが、直前に相澤によって“個性”を消され失敗している。
真堂 揺(しんどう よう) / グランド
声 - 粕谷雄太
傑物学園高校2年2組所属の男子生徒。出久ら雄英生と共に多古場競技場にてヒーロー仮免許取得試験を受験する。表向きは顔が良くイケメンでさわやかな性格だが、戦闘中などは口が悪くなる。爆豪には見抜かれていた。中瓶と交際している。頭に着けているのは、振動から脳を守るためのもの。
出久が雄英高校を去った後、中瓶と共に脱ヒーロー派の人々を傑物高校へ避難するよう説得に行った帰りにマスキュラーと遭遇し、殺されそうになったところを出久に助けられた。
中瓶 畳(なかがめ たたみ) / タートルネック
真壁 漆喰(まかべ しっくい) / Mr.スミス
投擲 射手次郎(とうてき いてじろう) / ブーメランマン
勇学園高校
万偶数 羽生子(まんぐうす はぶこ)
藤見 露召呂(ふじみ ろめろ)
赤外 可視子(せきがい かしこ)
多弾 打弾(ただん だだん)
聖愛学院
アニメオリジナル。
印照 才子(いんてり さいこ)
声 - 上田麗奈
アニメオリジナルキャラクター。IQ150を誇る天才。お嬢様口調で話すが、自身の立てた作戦で相手を追い詰めることに快感を覚える腹黒い性格でもある。
仮免試験で仲間を率いて蛙吹、八百万、耳郎、障子を襲撃する。それぞれの“個性”を封じ戦闘不能状態に持ち込もうとしたが、作戦を読んだ八百万の反撃に遭い、率いていた仲間は倒れ、自身も八百万を道連れにしようとするが失敗に終わりボールを当てられ敗退する。
ヒーロー
オールマイト関係者
志村 菜奈(しむら なな)
声 - 園崎未恵
7代目ワン・フォー・オール継承者。オールマイトの前に「ワン・フォー・オール」を所有していた女性。
グラントリノの盟友で、「ワン・フォー・オール」とは別に生来の“個性”「浮遊」を持っていた。
既に故人で、オールマイトが18歳の時“オール・フォー・ワン”に殺害された。虎太郎という息子がいたが、夫も殺害されていたこともあり、“オール・フォー・ワン”らヴィランとの戦いに巻き込みたくないという想いから、里子に出している。
オールマイトからは非常に敬愛されており、彼が出久に与えた言葉の中には、オールマイトが志村から言われた言葉がいくつかある。死柄木弔 (志村転弧)の祖母にあたる。歴代継承者たちの意識がワン・フォー・オールの中に取り込まれて存在していたことで、蛇腔市での戦いで出久の精神世界に侵食してきた死柄木弔とオール・フォー・ワンの前に現れて、死柄木弔が自身の孫であることを知る。蛇腔市での戦いの後、精神世界で出久に自身の孫である死柄木弔を殺せるかと問いかけて、その覚悟を問うが出久が死柄木弔を救いたいと答えたことで涙を流し、かつての自分たちは選択を誤ったが良い弟子たちに恵まれたと思い、グラントリノによろしく伝えてくれと出久に頼んだ。出久がオールマイトの身を案じて彼から離れて行った後、精神世界で自分の願いが出久の重荷になっていると嘆いている。
グラントリノ / 酉野 空彦(とりの そらひこ)
声 - 緒方賢一(青年期 - 北田理道〈OVA〉)
隠居中のプロヒーロー。オールマイトの師匠で、志村菜奈の盟友。山梨県を拠点にしている。
元々ヒーロー活動には興味がなく、ヒーローオタクの出久が知らないほどヒーローとして無名。オールマイトを鍛えるために、“個性”の自由使用ができるヒーロー免許を取った。
過去に1年間、オールマイトを鍛えるため雄英高校に勤め、彼が本気で震えるほどのトラウマを植え付けた。実カはトップヒーローと同等だが、年のため全力で“個性”を使用すると腰を痛める弱点がある。
職場体験にて出久を指名し、「ワン・フォー・オール」を調整する技術を磨かせることで、「ワン・フォー・オール フルカウル」を身に着けさせた。神野町での救出作戦にも参加し、事件後は塚内と志村の孫とされている死柄木を追う。八斎會突入作戦当日にはヴィラン連合に不穏な動きがあったとして塚内ら一部の警官隊と共に行動し、とある山中で“オール・フォー・ワン”直属の配下ギガントマキアに遭遇、壮絶な戦闘の末、彼に接触しに来た黒霧を捕える。超常解放戦線との戦いでは、蛇腔病院で脳無たちと交戦していたが、不完全ながら目覚めた死柄木弔と交戦することになり、盟友の志村菜奈の覚悟と決断を尊重する為に志村菜奈の孫である死柄木弔を捕まえようとするが、左足を握り潰された上に腹に重傷を負って、セントラル病院に入院する。そして、意識を取り戻した出久から精神世界での志村菜奈からの伝言を聞いて、出久を励まして自身のマフラーを託した。
サー・ナイトアイ / 佐々木 未来(ささき みらい)
声 - 三木眞一郎
オールマイトの元サイドキック。38歳。オールマイトによれば、当時サイドキックを取るつもりはなかったが、熱意で根負けさせ自身を雇わせた。現在は独立し、サイドキック2名とインターン生1名で事務所を運営する。
オールマイトに憧れ、緑色の髪にメッシュを入れている。眼鏡を着用しており、一見細身な体格だが、その身体は非常に鍛え上げられ、サポートアイテムに「超質押印」という1個5kgの印鑑型投擲道具を複数持ち歩く。印鑑型なのは自らの姿に合わせたユーモアで、左手にストックして右手で投げる。
自他共に厳しくストイックな仕事ぶりが有名だが、筋金入りのオールマイトファンで、ユーモアを最も尊重する。「ワン・フォー・オール」の秘密も知っているが、出久ではなくミリオに継がせるべきと考え、出久を後継者として認めない。
出久がインターンに入った頃は、指定ヴィラン団体「死穢八斎會」の若頭・オーバーホールを追っていた。そして、八斎會突入作戦にも参加するが、対治崎戦で左腕を失った上に腹を貫かれる重傷を負い、自分と出久が治崎に殺される予知を見る。しかし、出久が治崎を倒したことで未来が変わったことに気づく。事件後に搬送された病院でオールマイトと再会するが、リカバリーガールでも治癒不可能なほどの致命傷を負っており、ミリオに未来を託して息を引き取った。
『ヴィジランテ』では、オールマイトのサイドキック時代が描かれる。
雄英のイベントに関わるヒーロー
チーム・ラーカーズ
エッジショット・シンリンカムイ・Mt.レディの3人がチームアップしたもの。冬のインターンで、上鳴・瀬呂・峰田を受け入れた。
シンリンカムイ / 西屋 森児(にしや しんじ)
声 - 北田理道 / 西山宏太朗
人気急上昇中の若手実力派ヒーロー。一人称は「我」。黄色い声援を受けるほど、女子にも人気があり、お菓子のペッツヘッドとして商品化などもされている。Mt.レディとは事務所が近所なため、共闘することが多い。そのため、彼女に関しては本当に迷惑してると語っているが、オールマイトと“オール・フォー・ワン”の再戦で別動隊を救出する際に、気を失っている彼女に「よく頑張ったな」と伝える。エッジショットは憧れの存在であったため、チームを組まないかと打診された時は嬉しさで2時間咽び泣いた。
オールマイト引退後はヴィランの活性化に伴い、Mt.レディとエッジショットとの3人で「チーム・ラーカーズ」としてチームアップをし、下半期のビルボードチャートJPではNO.7に昇格する。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘での戦いに参加し、ミッドナイトを背中に乗せて蛇腔市へ突進するギガントマキアを追跡するが、ギガントマキアの背中に乗る荼毘の炎を浴びて負傷した。
出久が雄英高校を去った後に退院し、トップ3からワン・フォー・オールの真実を聞いており、出久たちに協力している。
“個性”:樹木
体を樹木化させ自在に操ることができる。爆炎系の“個性”は樹木(身体)が燃やされるため苦手。
技一覧
先制必縛ウルシ鎖牢(せんせいひつばくウルシさろう)
腕から多数の枝を素早く伸ばして、敵を拘束する技。先手を取れば複数人を同時に捕縛することも可能。
Mt.レディ(マウントレディ) / 岳山 優(たけやま ゆう)
声 - 名塚佳織 / 南波ゆき
新人の女性ヒーロー。第1話冒頭のNR田等院駅での怪物化したヴィランとの戦闘にてデビュー。いわゆる“ニッチな層”に受けている。自己顕示欲が強く、夢は「ビッグになること」。シンリンカムイと熱愛の噂が浮上するほど、よく行動を共にしている。
必殺技「キャニオンカノン」でヴィランを倒して華々しくデビューを飾ったものの、建物の破壊などの被害請求により赤字を出してしまう。
雄英体育祭では会場の警備にあたり、職場体験では峰田を受け入れるなど雄英の学内イベントにも関わる。
ミッドナイトとは性格面での折り合いが悪く、テレビ出演した際には、自身のコスチュームの件で彼女と趣味「CAT FIGHT」を繰り広げる。
神野町での救出作戦にも参加し、出久たちが爆豪を救出した際には、身を挺して出久たちを逃がした。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘での戦いに参加し、蛇腔市に突進するギガントマキアを身を挺して止めようとするが、振り切られて負傷する。
出久が雄英高校を去った後に退院し、トップ3からワン・フォー・オールの真実を聞いており、出久たちに協力している。第二次決戦では、蛇腔病院跡で芦戸たちと共に分断・転送されたヴィランたちと交戦する。
作品の初期構想では「山岳 優(やまたけ ゆう)」という名の女子生徒で、本作のヒロインとなる予定であった。
“個性”:巨大化
162cmから2062cmに巨大化する。大きさの調整は不可能。その巨体から繰り出される攻撃は、一挙手一投足が絶大な威力を誇る。サイズの問題で、二車線以上の道路でないと行動不可能かつ周囲に無用な被害を及ぼしやすい。
技一覧
キャニオンカノン
巨大化して放つ飛び蹴り。シンプルだが威力は絶大。
タイタンクリフ
瞬時に巨大化して“壁”として相手の進路を塞ぐ。
エッジショット / 紙原 伸也(かみはら しんや)
声 - 鎌苅健太
No.5⇒No.4ヒーロー。忍者のような外見をしていて、現れる際の効果音は「ドロン!」。判明したヴィラン連合のアジトに、オールマイト、グラントリノ、シンリンカムイらと共に強襲をかける。オールマイトの強襲で、敵の注目が逸れた瞬間にアジトに侵入して鍵を開け、警察の制圧勢力をアジト内に誘導した。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘での戦いに参加し、リ・デストロと交戦し拘束している。
出久が雄英高校を去った後、トップ3からワン・フォー・オールの真実を聞いており、出久たちに協力している。第二次決戦では、雄英(天空の棺)でミルコたちと共に分断・転送された死柄木を抑えるために交戦する。
デステゴロ
ベストジーニスト / 袴田 維(はかまだ つなぐ)
声 - 緑川光
No.4ヒーロー。雄英高校OB。35歳。ベストジーニスト8年連続受賞。5本の指に入る大人気ヒーロー。ファッションリーダーでもあり、幅広い世代からの人気を集める男。
口元まで全身ジーンズで固めたようなコスチュームをしている。爆豪の職場体験先であり、爆豪を指名したのは彼のギラついた性格を矯正するためである。だが、髪型を8:2までにしか矯正できず、「毛根までプライドガチガチだった」と悔やんでいた。
神野区での救出作戦に別動隊として参加し、脳無の格納庫を制圧するが、“オール・フォー・ワン”による未知の攻撃で部隊を一瞬にして壊滅される。だがその際には、仲間たちの衣服を咄嗟に“個性”で操り退避させる機転を見せ、判断力・技術共に「並の神経じゃない」と“オール・フォー・ワン”からも称賛された。自身も満身創痍ながらも反撃を試みたが、さらにダメージを負わされた。“オール・フォー・ワン”は彼の“個性”を「相当な練習量と実務経験ゆえの強さ」と評したものの「弔とは性の合わない」ので不要と“個性”を奪われることはなかった。その後、救護され一命は取り留めるも、ヒーロー活動の長期休業を余儀なくされた。
復帰しようとしていた矢先、ヴィラン連合への忠信を示すことを荼毘に要求されたホークスにより、行方不明となっていたが、超常解放戦線との戦いで出久達の元へ現れて戦線復帰する。実はホークスの頼みで、セントラル病院で仮死状態になる手術を受けて、仮死状態で身柄をホークスが荼毘に信用されるための取引材料にされるが、ホークスが最高のタイミングで仮死状態から蘇生させたことが判明する。蛇腔市での戦いの後、ホークスと共にエンデヴァーとオールマイトのもとを訪れて、エンデヴァーの戦線復帰とオールマイトからワン・フォー・オールの真実を聞いた。記者会見にもエンデヴァーやホークスと共に出席し、ヒーローの減った状況から判断して、民間人を雄英高校を含むセキュリティが充実したヒーロー科の学校に避難させるプランをマスコミに説明した。
出久が雄英高校を去った後、死柄木とオール・フォー・ワンの情報を得る為にエンデヴァーとホークスとオールマイトの三人と共にチームアップを組んで、出久を囮にする作戦を行いつつ、ヴィランを退治し続けている。
第二次決戦では、雄英(天空の棺)でミルコたちと共に分断・転送された死柄木を抑えるために交戦する。
“個性”:ファイバーマスター
繊維を操る。人が衣服を着るという文化を持つ故、逃れることのできない“個性”。
マニュアル / 水島 正規(みずしま まさき)
ガンヘッド
フォースカインド
ウワバミ
声 - 山根舞
スネークヒーロー。女性。職場体験では、可愛くて見た目がいいとして八百万と拳藤を指名する。ヒーローに許されている副業として、CM出演もしている。神野の大事件の直後に、災害救助に協力している。
セルキー
声 - 関智一
ヒーローインターンの説明の後に、蛙吹梅雨のセリフによって名前だけ触れられている職場体験先の担当ヒーローだが、アニメのオリジナルエピソードである第32話にて登場している。アザラシのような顔つきに筋肉質な体格が特徴で、サイドキック4名と共に主に水難に関する事件を担当する。
見た目通り荒っぽい一面もあるが、事件の捜査や戦闘では“個性”の能力を巧みに活用する技巧派。時折可愛らしいポーズをとるが、筋肉質な体格のせいで周囲からの評判はいまいちで、本人は「子供にバカ受け」と自慢しているが、サイドキックのシリウスからは「絶対馬鹿にされてる」と呆れられている。
シリウス
ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ
No.32ヒーロー。4人組のヒーローチーム。ラグドールの発案で学生時代に意気投合したメンバーで結成。全員猫を模したメイド服風のコスチュームと猫の手型グローブを着用している。林間合宿の敵連合襲撃以降活動を休止していたが、ヒーロービルボードチャートでの支持率が高かったことから、活動再開を決定した。
マンダレイ / 送崎 信乃(そうざき しの)
声 - 川﨑芽衣子
チームの司令塔。ヒーローだった従兄妹が殉職してからは、その子供である洸汰を預かっている。戦闘では、キックや両手に着けている刃仕込みの猫の手型グローブを用いた肉弾戦を得意とする。
今でこそ司令塔であるものの、学生時代は引っ込み思案な性格であった。
第二次決戦では、雄英(天空の棺)で連絡役を担当している。
“個性”:テレパス
対象者の脳に言葉を直接伝達することができる。夏合宿の際爆豪がディランに狙われていることを伝達する。
技一覧
キャットクロー
ピクシーボブ / 土川 流子(つちかわ りゅうこ)
声 - 町山芹菜
チームコンセプトやネーミングは彼女の発案。「心は18歳」と自称したり、自身の“個性”で生み出した「土魔獣」を倒した出久らを気に入り「3年後が楽しみ!」と言いながらツバをつけるなど、結婚適齢期を気にして焦っているとマンダレイに言われているほか虎からも適齢期を気にして気が立っているといわれる始末だった。
敵連合の襲撃では、スピナーとマグネの奇襲を受けて頭部を負傷するも、一命を取り留めた。
“個性”:土流
土を様々に操作することができる。
技一覧
土魔獣
自律行動する魔獣を生成する。
土砕流
ラグドール / 知床 知子(しれとこ ともこ)
声 - 菅沼千紗
明るい性格でプッシーキャッツの盛り上げ役。31歳。4人でプロチームを組もうと言い出したのも彼女。大きく見開いたような四白眼が特徴で、一人称は「あちき」。
夏の林間合宿でのヴィラン連合との戦闘時に拉致され、後に神野区での救出作戦で保護された。しかし“オール・フォー・ワン”に“個性”を奪われたことで、“個性”が使用不可能になってしまい、ヒーロー活動休業に追い込まれた。活動再開後は、事務仕事で3人をサポートする。
“個性”:サーチ
相手を見ただけで、居場所も弱点も相手の情報が100人までわかる。情報収集と情報分析に長けたサポート向きの“個性”。
技一覧
ネコマッシグラ
虎(とら) / 茶虎 柔(ちゃとら やわら)
声 - 拝真之介
プッシーキャッツ随一の武闘派。31歳。一人称は「我」。常に白目で筋骨隆々の肉体を持つが、元女性。タイで性別適合手術を受けて現在は男性の体と今の風貌になったらしい。「キャットコンバット」という格闘術の使い手。
メンバーとの絆は深く、ピクシーボブを傷つけた挙句嘲笑したスピナーとマグネには怒りを露わにし、神野町での救出作戦にも参加し自らラグドールを救出した。
“個性”:軟体
己の肉体を自由に湾曲できる。鍛え上げた体との相性が抜群。
技一覧
キャットコンバット
マンダレイ / 送崎 信乃(そうざき しの)
声 - 川﨑芽衣子
チームの司令塔。ヒーローだった従兄妹が殉職してからは、その子供である洸汰を預かっている。戦闘では、キックや両手に着けている刃仕込みの猫の手型グローブを用いた肉弾戦を得意とする。
今でこそ司令塔であるものの、学生時代は引っ込み思案な性格であった。
第二次決戦では、雄英(天空の棺)で連絡役を担当している。
ピクシーボブ / 土川 流子(つちかわ りゅうこ)
声 - 町山芹菜
チームコンセプトやネーミングは彼女の発案。「心は18歳」と自称したり、自身の“個性”で生み出した「土魔獣」を倒した出久らを気に入り「3年後が楽しみ!」と言いながらツバをつけるなど、結婚適齢期を気にして焦っているとマンダレイに言われているほか虎からも適齢期を気にして気が立っているといわれる始末だった。
敵連合の襲撃では、スピナーとマグネの奇襲を受けて頭部を負傷するも、一命を取り留めた。
ラグドール / 知床 知子(しれとこ ともこ)
声 - 菅沼千紗
明るい性格でプッシーキャッツの盛り上げ役。31歳。4人でプロチームを組もうと言い出したのも彼女。大きく見開いたような四白眼が特徴で、一人称は「あちき」。
夏の林間合宿でのヴィラン連合との戦闘時に拉致され、後に神野区での救出作戦で保護された。しかし“オール・フォー・ワン”に“個性”を奪われたことで、“個性”が使用不可能になってしまい、ヒーロー活動休業に追い込まれた。活動再開後は、事務仕事で3人をサポートする。
虎(とら) / 茶虎 柔(ちゃとら やわら)
リューキュウ / 竜間 龍子(たつま りゅうこ)
声 - 八木かおり
No.9⇒No.10ヒーロー。ドラグーンヒーロー。26歳。若手だが強力な“個性”故に絶大な人気を誇る。
ねじれのインターン先であり、ねじれの紹介でお茶子と蛙吹を受け入れる。超常解放戦線との戦いでは、蛇腔市での戦いに参加し、死柄木と脳無たちとの戦いで負傷する。
ファットガム / 豊満 太志郎(とよみつ たいしろう)
声 - 興津和幸
BMIヒーロー。関西方面で活動するヒーロー。29歳。
以前は警察と協力して非合法薬物売買の摘発を行っていたため、非合法薬物に詳しい。
天喰のインターン先であり、天喰の紹介で切島を受け入れる。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘での戦いに参加し、天喰や常闇を援護する。出久が第二次決戦に向けて捜索隊に合流した頃、関西方面で天喰やねじれと共に捜索を行いつつ、ヴィラン退治と避難民の誘導を行っている。
第二次決戦では、仮設要塞トロイア近辺で青山たちと共に、その場に残されたKUNIEDAたちと交戦する。
ホークス / 鷹見 啓悟(たかみ けいご)
声 - 中村悠一(幼少期 - 秋山絵理)
ヒーロービルボードチャートJPのNO.3⇒No.2のウィングヒーロー。22歳。福岡県を拠点に九州で活躍する地方ヒーローだが、出張や調査で全国的に活動している。
雄英高校卒業者ではないが、18歳でデビューしてその年の下半期にはビルボードチャートトップ10入りを果たし、10代でトップ10に食い込んだ唯一のヒーローとして知られ、世間から「速すぎる男」と呼ばれる。一方で性格はマイペースかつそこまでの上昇志向はなく、「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたい」という信条を持つ。だがパトロール中は自身の個性を活用して個性犯罪の阻止から市民へのサポートまで、細やかかつ多方面に対応しすぐに解決していき、ファンサービスも気軽に行う。
常闇の職場体験及び、インターン先である。職場体験の指名の時は焦凍にも指名を入れていたらしいが、仮免試験の結果から常闇に来て貰いよかったと語っている。
ハイエンド撃破後に荼毘と密会しており、ハイエンドの手引きをするなどヴィラン連合に協力していたが、実際はヒーロー公安委員会の依頼でヴィラン連合への潜入を画策していた二重スパイだった。公安側からは視野が広く名誉名声に頓着がなく、連合に取り入る間の被害にも目を瞑れるからこそ適任と見込まれての依頼だった。そして、超常解放戦線が誕生すると、スケプティックに盗聴器や小型カメラを翼に取り付けられ常時監視されて、暗号でしかヒーロー公安委員会へ情報を流せなくなったが、幼少期から公安に叩き込まれてきた持ち前の交渉術とトゥワイスと表面上親しくなることで、超常解放戦線の全構成員などの必要な情報を収集していった。そして、群呀山荘での超常解放戦線の幹部たちの会合が行われる日に、トゥワイスを拘束しようとするが荼毘に邪魔され、トゥワイスを仕留めたものの荼毘の炎をくらって重傷を負ってしまい、止めを刺される寸前でツクヨミ(常闇)に助けられる。セントラル病院から退院後、ベストジーニストと共に母親が住んでいる家を訪れて、母親の置き手紙で荼毘が徒党を連れて母親の家を襲撃し、ホークスの本名と素性を白状させられたことで身を隠したことを知って、ヒーロー公安委員会が超常解放戦線との戦いで実質機能停止したこともあって、自由に動けるようになった。そして、幼少期に自分と母親(声 - 松元惠)を虐待していた強盗殺人犯の父親(声 - 米田基裕)がエンデヴァーに逮捕されたことで、束縛から解放してくれたエンデヴァーに恩を返すために、ベストジーニストと共にエンデヴァーとオールマイトのもとを訪れて、エンデヴァーの戦線復帰とオールマイトからワン・フォー・オールの真実を聞いた。記者会見にも、エンデヴァーやベストジーニストと共に出席し、トゥワイスを討ち取っていなければ被害想定は現在の比ではなかったと説明しながらも、トゥワイスを更生できなかったことは残念だとマスコミに語った。
出久が雄英高校を去った後、死柄木とオール・フォー・ワンの情報を得る為にエンデヴァーとベストジーニストとオールマイトの三人と共にチームアップを組んで、出久を囮にする作戦を行いつつ、ヴィランを退治し続けている。
第二次決戦では、群訝山荘跡でエンデヴァーと共にオール・フォー・ワンと交戦するが、義羽を使用しても群訝山荘戦で荼毘に背中を焼かれる以前のスピードには及ばずに苦戦するが、駆け付けた常闇と耳郎の援護を得て、オール・フォー・ワンの生命維持装置であるマスクの破壊に成功する。
ギャングオルカ / 逆俣 空悟(さかまた くうご)
声 - 松田修平
白いスーツを着た人型のシャチのような容姿のヒーロー。No.10ヒーロー。34歳。全国の水族館から公園やショーの依頼が絶えないが、「ヴィランっぽい見た目ヒーローランキング」第3位にランクインする堅物な性格と顔の怖さから、小さな子供によく泣かれるらしく、そのことに悩んでいる。
神野区での爆豪救出作戦では、エンデヴァーやベストジーニストと並んで指名を受けて招集されるほどにその実力は高い。ベストジーニストと共に脳無格納庫を制圧するも、“オール・フォー・ワン”に襲撃されてしまう。
仮免二次試験で多数のサイドキックを携えて、仮想敵(ヴィラン)として登場。仮免講習でも、講師を担当している。冬のインターンでは耳郎・障子を受け入れ、「索敵強化」を教示した。
冬のインターンでは、耳郎と障子を受け入れた。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘での戦いに参加した。第二次決戦では、自身が館長を務める奥渡水族館のある奥渡島で麗日たちと共に、分断・転送されたトガヒミコたちと交戦する。
ウォッシュ / 御手洗 濯(みたらい すすぐ)
声 - 下野紘
ヒーロービルボードチャートJPNO.8の洗濯ヒーロー。29歳。洗濯機のようなコスチュームのヒーロー。子どもからの支持が非常に高い。
冬のインターンでは口田を受け入れ、「円滑なコミュニケーション」を教示した。
ヨロイムシャ
声 - ヤスヒロ
ヒーロービルボードチャートJPNO.9の具足ヒーロー。甲冑に身を包んだコスチューム。
リューキュウと同様にビルボードチャート下半期のランクは前回より下がったようだが、本人は「上位3名を除けば全て時運による誤差」と語り気にしていなかった。
冬のインターンでは、青山・芦戸・葉隠を受け入れた。
超常解放戦線との戦闘後、ヒーローに対する情勢の悪化を受けて、即座に引退を表明した。
マジェスティック / 巫 円真(かんなぎ えんま)
声 - 坂田将吾
魔法ヒーロー。36歳。冬のインターンでは八百万と取蔭を受け入れ、「予測と効率」を教示した。
超常解放戦線との戦いで、群訝山荘から蛇腔市に向かうギガントマキアの突進から八百万たちを自身の個性で逃がすが、自身はギガントマキアの突進に巻き込まれて死亡した。
その他のヒーロー
紅頼雄斗(クリムゾンライオット)
声 - 斉藤次郎
切島が憧れて目標としている漢気ヒーロー。かなり古い世代のヒーロー。
真っ赤に固められたリーゼントで口元はマスクで隠れている。恐れ知らずに危険へと立ち向かう、猪突猛進なヒーロー活動で知られており、「ヒーロー列伝 偉大なヒーロー50選」という本にまとめられている。
「死地に飛び込むことは怖い」がそれ以上に救えない辛さを知っているから飛び込んでいく活動や、1度心に決めたことには殉じる姿勢が、切島のヒーロー観形成に大きな影響を及ぼす。
バックドラフト
ネイティヴ
声 - KENN
ネイティブ・アメリカン風のコスチュームを着用した男。保須市を中心に活動するプロヒーロー。
ステインの“個性”で身体の自由を奪われ殺されそうになるが、出久たちに助け出される。ステインの“個性”の効果が最も強いB型の血液だったため、8分間もの間動くことができず、出久たちに加勢できなかった。
超常解放戦線との戦いでは、蛇腔市での戦いに参戦したが、脳無たちとの戦いで戦死したことが判明する。
バブルガール / 泡田 薫子(あわた かおるこ)
センチピーダー / 百足 従造(もあし じゅうぞう)
ロックロック / 高木 鍵(たかぎ けん)
声 - ヤスヒロ
壊理救出作戦に参加したヒーローの1人で、ドレッドヘアーに焼け気味の肌が特徴。32歳。既婚者で、子どもが1人いる。
口が悪く悪態をつくことが多いものの、根は優しい人物であり、当初は過小評価していた出久たちのことを共闘の末に認めた。
壊理救出作戦では、迫り来るコンクリートの壁を固定して潰されるのを防いだが、孤立したところをトガに襲撃され、肋骨の隙間を刺される重傷を負ったが、一命は取り留めた。超常解放戦線との戦いでは、蛇腔病院での戦いに参戦していたがイレイザー・ヘッドが死柄木弔に重傷を負わされたことで、個性でイレイザー・ヘッドの傷口を固定して出血を防ぎながら、戦場を離れた。
ケサギリマン
スナッチ / 日河原 砂塵(ひがわら さじん)
竹下(たけした)
ミルコ / 兎山 ルミ(うさぎやま るみ)
声 - 木下紗華
ヒーロービルボードチャートJPNO.5のラビットヒーロー。26歳。事務所を開かない、新しいタイプの女性ヒーロー。
非常に勝ち気で、シンリンカムイらとチームを組んだエッジショットに対し「弱虫」と言い放った。
ニュースを見てハイエンドと闘うエンデヴァーらの元に駆けつけるも、荼毘が逃走した後は再びどこかへ跳び去った。超常解放戦線との戦いでは、蛇腔病院でハイエンド脳無数体と交戦して撃破するが、左腕を失うなどの重傷を負う。第二次決戦では、失った左腕と右脚首に義手と義足を装着して、雄英(天空の棺)で分断・転送された死柄木を倒すために交戦する。
クラスト
声 - 最上嗣生
順位を堅実にキープ中の、ヒーロービルボードチャートJPNO.6のシールドヒーロー。
「The・正統派の男」と謳われる熱血漢で、人目も憚らず涙してオールマイトの引退を惜しみ、神野町での救出作戦に参加できなかったことを嘆いていた。
超常解放戦線との戦闘において、覚醒した死柄木の崩壊に巻き込まれ死亡する。
バーニン / 上路 萌(かみじ もえ)
声 - 河内美里
エンデヴァーのサイドキックの一人で、その中でも有名な女性。25歳。超常解放戦線との戦いでは、蛇腔市での戦いに参加する。第二次決戦では、神野区で焦凍たちと共に分断・転送された荼毘たちと交戦する。
キドウ
オニマー
エクスレス
外国のヒーローたち
スターアンドストライプ / キャスリーン・ベイト
声 - 朴璐美
アメリカ合衆国のNo.1ヒーローである、42歳の女性。実はアニメ映画『僕のヒーローアカデミア 二人の英雄』で、若き日のオールマイトがアメリカに留学していた時に、サンタモニカピアへ行く途中だった家族の車を逃走中の強盗が襲い掛かっていたところを助けたことがあり、その車に乗っていた少女の姉妹の姉こそが、後のスターアンドストライプである。
サラーム
声 - 宮園拓夢(劇場版)
外国のヒーローの一人で、古代エジプトのファラオのような外見をしている。ビッグ・レッド・ドットと同じくアニメ映画『僕のヒーローアカデミア ワールドヒーローズミッション』に登場している。
OFAの歴代継承者
与一(よいち)
声 - 保志総一朗
「ワン・フォー・オール」のオリジン(初代)で、“オール・フォー・ワン”の弟。故人。フルネームは不明。
“無個性”だと思われており、体は虚弱で小柄だったため、兄の“オール・フォー・ワン”から歪んだ愛情を向けられた。正義感が強く、兄の所業に心を痛めながらも抗い続けた。
ある時、兄から自身を屈服させようと「力をストックする“個性”」を無理やり譲渡されたが、実は与一やオール・フォー・ワンも知らなかった「“個性”を与える“個性”」を持っており、「力をストックする“個性”」と混ざり合ったことで「ワン・フォー・オール」が誕生した。オール・フォー・ワンの信者達によって監禁されるも、後の二代目継承者と三代目継承者によって救出される。彼らと共に兄に抗うも敗北し、半永久的に生き続けていく兄を止めるために「ワン・フォー・オール」を後世に託したとされる。蛇腔市での戦いで、出久の精神世界に侵食してきた死柄木弔とオール・フォー・ワンを止めるために志村菜奈と共に現れて、自分たちは「助けたい」という思いにとりつかれた出久についてくると兄のオール・フォー・ワンと死柄木弔に語った。蛇腔市での戦いの後、出久の精神世界で他の歴代継承者たちと共に出久の前に現れて、蛇腔市での戦いの数か月前にオール・フォー・ワンの出現に呼応して、自身の個性のワン・フォー・オールが急速に成長し始めたことで、ワン・フォー・オールの個性因子に取り込まれていた歴代継承者たちの意識が明瞭となって互いの意思疎通が可能となり、さらに先の戦いでオール・フォー・ワンに意識を接触されて引っ張られたことで出久との接触が容易になったことを告げた。そして、オールマイトが調べ上げた歴代の継承者達の情報を歴代の継承者が共有したことで、最早今のワン・フォー・オールは生来の個性を持っている人間に継承させると生命力を消費して寿命を縮めてしまうために、オールマイトや出久ような生来の個性を持たない無個性の人間にしか継承できないことを告げた後、出久が死柄木弔を救いたいと自身らに出した答えに賛同し、だから出久について行くと告げて、結果としてワン・フォー・オールがオールマイトや出久に渡った事に良かったと安堵し、出久に背を向ける2代目と3代目に力を全開放するために出久への協力を求めた。その後、出久への協力を拒む2代目と3代目の出久への協力を拒む理由を聞くと、かつて囚われていた自身を宿敵の弟だと知りつつも自身を救出した事を引き合いに出して彼らを説得した。与一によると、ワン・フォー・オールの中の意識の部屋は、かつて与一が監禁されていた部屋に酷似している。
リーダー(仮)
声 - 小野大輔
ワン・フォー・オールの2代目継承者で、顔に斜め傷のある青年。仲間(後のワン・フォー・オール3代目継承者)からは「リーダー」と呼ばれており、本名は不明。生来の個性は「変速」。
オール・フォー・ワンの肉体的全盛期で支配が進んでいた最も苛烈な時代に、未来を危惧してオール・フォー・ワンの支配に打ち勝つ為に仲間を率いて戦った。その過程でオール・フォー・ワンを討つために多くの仲間の命を犠牲にしてきたことから、戦いの果てにあるのは勝つか負けるかだけ(生きるか死ぬか)という考えに至った。後の3代目継承者と共に与一と初めて遭遇した際には、与一がオール・フォー・ワンの弟と知りながら手を差し伸べて救助した。
蛇腔市での戦いの後、出久の精神世界で当初は出久が出した「死柄木を救いたい」という想いを「イカレた幻想」と言い出久に賛同できず、出久に自分達歴代の継承者が積み重ねて来た歩みを委ねるのに否定的で、当初は3代目継承者と共に終始背を向けていたが、与一からワン・フォー・オールの力の全開放をするための協力を求められ、返答出来ずにいたところを、自身らがかつて多くの仲間を犠牲したことで自身の出した考えから、与一に出久の出した想いに自分達の歩みを委ねるのかと返すが、与一から自身を宿敵の弟だと知りつつも助け出してくれた理由を問いかけられ、自分が与一に手を差し伸べてくれたからワン・フォー・オールは始まったと言う説得によって、3代目継承者と共に出久に協力する姿勢を見せた。出久の自身の身体を顧みない無理な行動には正しいと言い、ワン・フォー・オールを持っているからこそ立ち止まることは許されないと言いつつも、今の出久を補完できるものを示唆した。
3代目(仮)
声 - 鈴木崚汰
ワン・フォー・オールの3代目継承者で、バンダナを額に装着し髪を後ろに束ねた青年。2代目継承者の仲間の一人で、2代目のことを「リーダー」と呼んでいる。本名は不明。
オール・フォー・ワンの肉体的全盛期の支配が進んでいた時代に、「リーダー」の仲間としてオール・フォー・ワンと戦い、与一と初めて遭遇した際にも「リーダー」と行動を共にしていた。
蛇腔市での戦いの後、出久の精神世界で当初は出久の「死柄木を救いたい」という想いには「リーダー」と共に賛同できずに「リーダー」と共に終始背を向けており、与一に彼らと同じく最も苛烈な時代を生きた一人として「リーダー」がオール・フォー・ワンと戦った理由を説明しており、与一からの説得を受けたその後に「リーダー」と共に出久に協力する姿勢を見せた。
四ノ森 避影(しのもり ひかげ)
声 - 森川智之
4代目継承者。顔に大きなヒビがある。ワン・フォー・オール継承者の中では、オールマイトに次いで18年間保持していた継承者。万縄からは「俗気に嫌気がさして仙人みたいな生活をしてた変人」と言われているが、自身は「私以外の人間がだった」と語っている。「ワン・フォー・オール」を継承した時に自分ではAFOは到底倒せないと悟って、自分の役割を力を培うことに割り切って「ワン・フォー・オール」を鍛え続けることに専念して、AFOから逃げ続けひたすら力を蓄える生活を送っていた。晩年に身体にヒビが入り、その後40歳の若さで老衰で亡くなった。なお、四ノ森と8代目継承者オールマイトと出久を除く歴代継承者たちは、全員オール・フォー・ワンに殺されたことが、31巻の解説コーナーで判明する。
ラリアット / 万縄 大悟郎(ばんじょう だいごろう)
声 - 安元洋貴
5代目継承者。「-さ」が口癖のファンキーで筋骨隆々な男性。
クラス対抗戦の際に、精神世界で出久に「ワン・フォー・オール」の詳細を伝え、心を制することが肝心と説き「『ワン・フォー・オール』を完遂させるのはおまえだ」と告げた。なお、万縄と6代目継承者の煙はワン・フォー・オールを所持している時に、オール・フォー・ワンにワン・フォー・オールを奪われそうになったが、いずれも失敗していると蛇腔市での戦いの後、精神世界で出久に説明している。
煙(エン)
声 - 柿原徹也
6代目継承者。口元を覆った服装の黒髪の青年で、万縄のことを先輩と呼んでいる。7代目継承者の志村菜奈が、オールマイトに語った自身の前の継承者の「黒髪の青年」とは煙のことである。出久との意識の疎通が出来るようになってからは度々、自身の個性の煙幕を出しすぎないよう出久に忠告しており、個性を尊重しすぎている出久へ、自身ら歴代の継承者の個性を道具だと考えるよう助言をする。
敵(ヴィラン)
敵(ヴィラン)名を持つ者は「敵(ヴィラン)名 / 本名」で記載する。
超常解放戦線
元敵(ヴィラン)連合所属
死柄木 弔(しがらき とむら) / 志村 転弧(しむら てんこ)
声 - 内山昂輝、関根有咲(幼少期)
敵(ヴィラン)連合のリーダー。20歳。多数の手(顔面・後頭部・頸部・両脇・両腕に計14)を張り付かせた痩身の男。志村菜奈の孫。
犯罪をゲームの感覚で楽しみ、苛立つと首を掻く。顔面に仮面のように付けている手(本人曰く「父さん」)は特別扱いで、外している時も携帯し、USJ襲撃時で落した際は狼狽えて拾い、ステインに傷つけられかけた際は睨みつけている。
幼少期は、ヒーローに憧れる少年だった。父親の志村弧太朗(声 - 田島裕也)は志村菜奈の息子だが、里子に出されたため、家庭内でヒーローの話をしてはいけないというルールを作っており、ヒーローの話をするたびに過剰なほどに叱られていた。ある日、姉の志村華(声 - 三浦千幸)が志村菜奈の写真を父親の部屋から無断で持ち出し転弧に見せ、2人で内緒にヒーローになろうと約束するが、それに気づいた父親に制裁される。その時に皆嫌いだという感情が芽生え、崩壊の“個性”が発現し、様子を見にきた家族(姉の華と母の直(声 - 湯屋敦子)と祖父の千津夫(声 - 城岡祐介)と祖母の真子(声 - 角倉英里子)の順)を無意識に次々と殺害してしまう。その光景を見た父親に棒で頭を殴られ、その時初めて明確な殺意を持ち、父親の弧太朗を殺害する。その後、誰にも助けられず、街を放浪していたところをオール・フォー・ワンに拾われる。
ヒーローからは「子供がそのまま大人になったようだ」と評され、オールマイトは「子供大人」と称する。自身とステインに対する世間の評価の違いについて疑問を感じ、出久と会話で信念の有無について言及され、オールマイト抹殺により正義の脆さを露呈させることを己の信念として見出す。泥花市での異能解放軍との戦いを経て、“個性”が開花しただけでなく過去の記憶を取り戻し、さらにリ・デストロを屈服させて、ヴィラン連合と異能解放軍を融合させた「超常解放戦線」という構成員十万人以上の巨大組織の最高指導者に就任する。そして、氏子ドクターの改造手術を受けて、オール・フォー・ワンの個性の移植とオールマイトに近い身体能力を手にしようと目論む。しかし、個性“オール・フォー・ワン”の定着が完了する一ヶ月前に死柄木が仮死状態で眠る蛇腔総合病院がヒーローたちに突入されたことで、不完全な状態で覚醒し、それでもエンデヴァーたちを圧倒する。相澤によって自身の手にした複数の個性を使えなくされるも、一瞬の隙を突いてグラントリノと相澤に重傷を負わせる。しかし、不完全で目覚めたことによる負荷に体が追い付かなくなり、出久の怒涛の攻撃を喰らったことで追い詰められる。さらにエンテヴァーの渾身の攻撃を喰らいやられかけるもオール・フォー・ワンの意識が目覚めたことで耐え、エンテヴァーと爆豪に重傷を負わせる。そこへ駆けつけた焦凍達に加え自身の仲間も来た乱戦になり、出久の個性を奪おうとするも失敗し気絶する。そのまま敵に拘束されるも仲間達の援護により難を逃れ、さらに再びオール・フォー・ワンの意識が目覚めたことで、何とか逃亡に成功する。その後、オール・フォー・ワンに肉体を乗っ取られるような形でタルタロスに向かい、オール・フォー・ワンの本体や囚われていた囚人たちを解放した。そして、ニア・ハイエンドとタルタロスからの脱獄囚たちに七ヶ所の刑務所を襲撃させて六ケ所から受刑者たちを脱獄させて、自身とオール・フォー・ワンへの追及を撹乱させる準備を終わらせると、死柄木弔の肉体を完全に完成するために暫く休むことになった。
そして、スターアンドストライプの個性を奪う為に日本近海で襲撃した時には、死柄木とオール・フォー・ワンの人格が混ざっており、それを利用した交戦の末にスターアンドストライプに触れて個性“新秩序”を奪取するが、その寸前にスターアンドストライプが「“新秩序”は他の“個性”と反発する」と付与していたことで、死柄木の中の幾多もの個性が損壊してしまい、エンデヴァーたちの追撃は逃れたものの、潜伏地で複数の個性の損壊に苦しむことになる。しかし、オール・フォー・ワンが個性因子が不調をきたしただけで、時間が経てばまた個性を使用できるようになると告げられた後、順調に回復して個性終末論を超克しつつある状態だと告げられた。
第二次決戦では、分断・転送された雄英(天空の棺)でベストジーニストたちと交戦する。しかし、相澤に触れる物間に個性を使用できなくなるが、個性を使用せずに肉体を変容できるようになっており、爆豪たちを圧倒する。
作者のデビュー読切「テンコ」の主人公が原型となっている。
死柄木は、東日本大震災やインターネットを介したISILの台頭などが投影され、ニヒリズムが人格化された存在とする見方もある。
“個性”:崩壊
手で触れた物をボロボロに崩す。人間なら1分以内で塵にできる。5指が対象に触れていなければ発動できなかったが、異能解放軍との戦闘において、直接触れていないものにまで崩壊が伝播するようになったほか、5指で触れなくても発動できるようになる。
死柄木 弔(しがらき とむら) / 志村 転弧(しむら てんこ)
声 - 内山昂輝、関根有咲(幼少期)
敵(ヴィラン)連合のリーダー。20歳。多数の手(顔面・後頭部・頸部・両脇・両腕に計14)を張り付かせた痩身の男。志村菜奈の孫。
犯罪をゲームの感覚で楽しみ、苛立つと首を掻く。顔面に仮面のように付けている手(本人曰く「父さん」)は特別扱いで、外している時も携帯し、USJ襲撃時で落した際は狼狽えて拾い、ステインに傷つけられかけた際は睨みつけている。
幼少期は、ヒーローに憧れる少年だった。父親の志村弧太朗(声 - 田島裕也)は志村菜奈の息子だが、里子に出されたため、家庭内でヒーローの話をしてはいけないというルールを作っており、ヒーローの話をするたびに過剰なほどに叱られていた。ある日、姉の志村華(声 - 三浦千幸)が志村菜奈の写真を父親の部屋から無断で持ち出し転弧に見せ、2人で内緒にヒーローになろうと約束するが、それに気づいた父親に制裁される。その時に皆嫌いだという感情が芽生え、崩壊の“個性”が発現し、様子を見にきた家族(姉の華と母の直(声 - 湯屋敦子)と祖父の千津夫(声 - 城岡祐介)と祖母の真子(声 - 角倉英里子)の順)を無意識に次々と殺害してしまう。その光景を見た父親に棒で頭を殴られ、その時初めて明確な殺意を持ち、父親の弧太朗を殺害する。その後、誰にも助けられず、街を放浪していたところをオール・フォー・ワンに拾われる。
ヒーローからは「子供がそのまま大人になったようだ」と評され、オールマイトは「子供大人」と称する。自身とステインに対する世間の評価の違いについて疑問を感じ、出久と会話で信念の有無について言及され、オールマイト抹殺により正義の脆さを露呈させることを己の信念として見出す。泥花市での異能解放軍との戦いを経て、“個性”が開花しただけでなく過去の記憶を取り戻し、さらにリ・デストロを屈服させて、ヴィラン連合と異能解放軍を融合させた「超常解放戦線」という構成員十万人以上の巨大組織の最高指導者に就任する。そして、氏子ドクターの改造手術を受けて、オール・フォー・ワンの個性の移植とオールマイトに近い身体能力を手にしようと目論む。しかし、個性“オール・フォー・ワン”の定着が完了する一ヶ月前に死柄木が仮死状態で眠る蛇腔総合病院がヒーローたちに突入されたことで、不完全な状態で覚醒し、それでもエンデヴァーたちを圧倒する。相澤によって自身の手にした複数の個性を使えなくされるも、一瞬の隙を突いてグラントリノと相澤に重傷を負わせる。しかし、不完全で目覚めたことによる負荷に体が追い付かなくなり、出久の怒涛の攻撃を喰らったことで追い詰められる。さらにエンテヴァーの渾身の攻撃を喰らいやられかけるもオール・フォー・ワンの意識が目覚めたことで耐え、エンテヴァーと爆豪に重傷を負わせる。そこへ駆けつけた焦凍達に加え自身の仲間も来た乱戦になり、出久の個性を奪おうとするも失敗し気絶する。そのまま敵に拘束されるも仲間達の援護により難を逃れ、さらに再びオール・フォー・ワンの意識が目覚めたことで、何とか逃亡に成功する。その後、オール・フォー・ワンに肉体を乗っ取られるような形でタルタロスに向かい、オール・フォー・ワンの本体や囚われていた囚人たちを解放した。そして、ニア・ハイエンドとタルタロスからの脱獄囚たちに七ヶ所の刑務所を襲撃させて六ケ所から受刑者たちを脱獄させて、自身とオール・フォー・ワンへの追及を撹乱させる準備を終わらせると、死柄木弔の肉体を完全に完成するために暫く休むことになった。
そして、スターアンドストライプの個性を奪う為に日本近海で襲撃した時には、死柄木とオール・フォー・ワンの人格が混ざっており、それを利用した交戦の末にスターアンドストライプに触れて個性“新秩序”を奪取するが、その寸前にスターアンドストライプが「“新秩序”は他の“個性”と反発する」と付与していたことで、死柄木の中の幾多もの個性が損壊してしまい、エンデヴァーたちの追撃は逃れたものの、潜伏地で複数の個性の損壊に苦しむことになる。しかし、オール・フォー・ワンが個性因子が不調をきたしただけで、時間が経てばまた個性を使用できるようになると告げられた後、順調に回復して個性終末論を超克しつつある状態だと告げられた。
第二次決戦では、分断・転送された雄英(天空の棺)でベストジーニストたちと交戦する。しかし、相澤に触れる物間に個性を使用できなくなるが、個性を使用せずに肉体を変容できるようになっており、爆豪たちを圧倒する。
作者のデビュー読切「テンコ」の主人公が原型となっている。
死柄木は、東日本大震災やインターネットを介したISILの台頭などが投影され、ニヒリズムが人格化された存在とする見方もある。
荼毘(だび) / 轟 燈矢(とどろき とうや)
声 - 下野紘
開闢行動隊のリーダー。24歳。荼毘は通り名。「超常解放戦線」では、外典と共に「VIOLET」の行動隊長を務めている。
体の各部につぎはぎの跡がある。連合にはステインの思想に賛同して参加する。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。林間合宿襲撃後は仲間集めと称してヴィランと接触し、気に入らないと焼き殺すことを繰り返す。ホークスとも接触し、彼を信用するために様々な条件を出し、ハイエンドを倒した後の彼とエンテヴァーを襲撃する。
その正体は死亡したと思われていた焦凍の兄・燈矢であり、超常解放戦線との戦いで焦凍とエンテヴァーに直接そのことを伝えた上で、事前に録画しておいた自身の過去の境遇を告白する映像を世間に公表した。自身の正体に衝撃を受けるエンテヴァーをさらに絶望させるべく攻撃を行い、実の弟である焦凍と交戦し一蹴する。
幼少期はエンデヴァー以上の才能を持つことから父親から目を掛けられ、自身もヒーローを目指しており家族仲は良好だった。しかし、体質によってそれ以上火力を上げることが危険になってしまい、彼の身を案じた両親から訓練の禁止を言い渡される。しかし彼は話を聞かずに訓練を行い身体中に火傷を作るようになり、それを止めるためにエンデヴァーは新しく子供を作ることを決めた。そして産まれた焦凍に強い憎しみを持ち、赤ん坊の彼に襲いかかったことで、エンデヴァーは焦凍と他の子供を近づけないようにし、段々と家族仲が悪くなっていく。その後は表向きは言われた通りにしながらも、周囲から見えない所に火傷を作ったり、夜中に弟である夏雄にひたすら愚痴を聞かせ、泣きついていた。さらに自身を心配する妹や母親に対して、家の女は皆だめと考えて、話を聞かなかった。13歳の頃に、成長と共に火力が跳ね上がり、彼の炎は色を赤から蒼へと変えた。そして、笑顔で父親にそのことを伝えて自分の力を見てほしいと頼んだが、結局彼が自身の元へと来ることはなかった。その際の感情の昂りから個性が暴走してしまい、火力を下げる方法を知らなかったことから自身の体を焼いてしまい、そのまま山火事となって行方不明となり、家族からは体が燃え尽きて死んだと考えられていた。
実は自身の個性で全身が黒焦げになり倒れていたところをオール・フォー・ワンに拾われ、死柄木に何かあった時の保険として殻木の再生治療を受けた結果、声や顔が別人の様になり、体質も弱体化していることを告げられる。その後はオール・フォー・ワンからの誘いを跳ね除けて逃走し、轟家に帰った際の光景を目の当たりにして以来、自身の個性を強くするために人知れず特訓を続け、映像などを見て独学でエンデヴァーの必殺技を習得し、今に至る。
第二次決戦では、物間のワープゲートにより神野区に転移させられ、自分を止めるために立ちはだかった弟・焦凍と対峙し、自分が荼毘となった経緯について明かした。見様見真似の赫灼熱拳で猛攻を加えるが、焦凍が編み出した「赫灼熱拳・燐」で熱を中和され、反撃を喰らう。その後も体制を整え、大火力の炎で止めを刺そうとするも、焦凍の「大氷海嘯」を受け、敗北。バーニン達に確保された。
荼毘(だび) / 轟 燈矢(とどろき とうや)
声 - 下野紘
開闢行動隊のリーダー。24歳。荼毘は通り名。「超常解放戦線」では、外典と共に「VIOLET」の行動隊長を務めている。
体の各部につぎはぎの跡がある。連合にはステインの思想に賛同して参加する。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。林間合宿襲撃後は仲間集めと称してヴィランと接触し、気に入らないと焼き殺すことを繰り返す。ホークスとも接触し、彼を信用するために様々な条件を出し、ハイエンドを倒した後の彼とエンテヴァーを襲撃する。
その正体は死亡したと思われていた焦凍の兄・燈矢であり、超常解放戦線との戦いで焦凍とエンテヴァーに直接そのことを伝えた上で、事前に録画しておいた自身の過去の境遇を告白する映像を世間に公表した。自身の正体に衝撃を受けるエンテヴァーをさらに絶望させるべく攻撃を行い、実の弟である焦凍と交戦し一蹴する。
幼少期はエンデヴァー以上の才能を持つことから父親から目を掛けられ、自身もヒーローを目指しており家族仲は良好だった。しかし、体質によってそれ以上火力を上げることが危険になってしまい、彼の身を案じた両親から訓練の禁止を言い渡される。しかし彼は話を聞かずに訓練を行い身体中に火傷を作るようになり、それを止めるためにエンデヴァーは新しく子供を作ることを決めた。そして産まれた焦凍に強い憎しみを持ち、赤ん坊の彼に襲いかかったことで、エンデヴァーは焦凍と他の子供を近づけないようにし、段々と家族仲が悪くなっていく。その後は表向きは言われた通りにしながらも、周囲から見えない所に火傷を作ったり、夜中に弟である夏雄にひたすら愚痴を聞かせ、泣きついていた。さらに自身を心配する妹や母親に対して、家の女は皆だめと考えて、話を聞かなかった。13歳の頃に、成長と共に火力が跳ね上がり、彼の炎は色を赤から蒼へと変えた。そして、笑顔で父親にそのことを伝えて自分の力を見てほしいと頼んだが、結局彼が自身の元へと来ることはなかった。その際の感情の昂りから個性が暴走してしまい、火力を下げる方法を知らなかったことから自身の体を焼いてしまい、そのまま山火事となって行方不明となり、家族からは体が燃え尽きて死んだと考えられていた。
実は自身の個性で全身が黒焦げになり倒れていたところをオール・フォー・ワンに拾われ、死柄木に何かあった時の保険として殻木の再生治療を受けた結果、声や顔が別人の様になり、体質も弱体化していることを告げられる。その後はオール・フォー・ワンからの誘いを跳ね除けて逃走し、轟家に帰った際の光景を目の当たりにして以来、自身の個性を強くするために人知れず特訓を続け、映像などを見て独学でエンデヴァーの必殺技を習得し、今に至る。
第二次決戦では、物間のワープゲートにより神野区に転移させられ、自分を止めるために立ちはだかった弟・焦凍と対峙し、自分が荼毘となった経緯について明かした。見様見真似の赫灼熱拳で猛攻を加えるが、焦凍が編み出した「赫灼熱拳・燐」で熱を中和され、反撃を喰らう。その後も体制を整え、大火力の炎で止めを刺そうとするも、焦凍の「大氷海嘯」を受け、敗北。バーニン達に確保された。
トガヒミコ / 渡我 被身子(とが ひみこ)
声 - 福圓美里
八重歯と茶髪が特徴の少女。17歳。未成年のため名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされる。「超常解放戦線」では、スケプティックと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
学生服を着て、髪型は両側を団子にしており、団子は付け根がハネている。刃物を武器にし、「血の香りがするボロボロな人が大好き」と語る。また、好きな人を模倣し最後は切り刻むという残虐性のある歪んだ恋愛嗜好を持つ。ステインを「ステ様」と呼び、彼の思想に賛同して連合に加わる。
夏の林間合宿を襲撃した際は、連合に与えられた8本の小さなチューブが付いたマスクを着け、口が描かれた大きなスカーフ、背中には対象の血を吸い取るための6本の針が付いたポンプを背負う。そのとき出会った血だらけの出久に一目惚れし、襲い掛かる。仮免試験で、士傑高校の現身ケミィに扮して受験。一次試験で出久に接触し、彼のヒーロー観を聞きながら、血を回収する。インターン編では「出向組」として八斎會で動く。しかし、八斎會突入作戦時に見限り、トゥワイスと共に出久たちを利用して八斎會を壊滅させる。さらに“個性”を消す銃弾とその血清を運ぶ警察の動きを死柄木たちに伝える。泥花市での異能解放軍との戦いでは、キュリオスに追い詰められてお茶子に変身した際に、姿だけでなくお茶子の“個性”まで使用できるようになり、その“個性”でキュリオスを殺害する。本拠地にヒーローが攻め込んだ際には捕まりかけるもその場に駆けつけたトゥワイスによって助かり、本体が死んだことなどを聞かされる。そして目の前で崩れていくトゥワイスに感謝のことを述べながら抱きつき別れを告げた。そして彼が死んだ怒りからヒーローを相手に暴れまわり、仲間達と共にギガントマキアに乗って死柄木の元へ向かう。その途中で何を以て線を引くのか、ヒーローが人を助けるならトゥワイスは人ではなかったのかと疑問を抱き、その答えを知るためにお茶子を罠に嵌めて交戦する。そして自分の思いをぶつけながらお茶子と戦い、彼女の言葉を聞くと涙を浮かべながらその場を去った。
第二次決戦前に渡我家が気になって自宅を訪れるが、既に自宅は廃墟となっており、荼毘が渡我家を焼き払った後で、荼毘からトゥワイスの死体から抜き取った血が入った小瓶を渡される。第二次決戦では、分断・転送された奥渡島で出久や麗日たちと対峙し、出久に好きだと告白するが断られたことで出久と麗日たちに見切りをつけて、出久が奥渡島を離れた後でヒーローを殲滅する為に麗日たちと交戦する。
トガヒミコ / 渡我 被身子(とが ひみこ)
声 - 福圓美里
八重歯と茶髪が特徴の少女。17歳。未成年のため名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされる。「超常解放戦線」では、スケプティックと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
学生服を着て、髪型は両側を団子にしており、団子は付け根がハネている。刃物を武器にし、「血の香りがするボロボロな人が大好き」と語る。また、好きな人を模倣し最後は切り刻むという残虐性のある歪んだ恋愛嗜好を持つ。ステインを「ステ様」と呼び、彼の思想に賛同して連合に加わる。
夏の林間合宿を襲撃した際は、連合に与えられた8本の小さなチューブが付いたマスクを着け、口が描かれた大きなスカーフ、背中には対象の血を吸い取るための6本の針が付いたポンプを背負う。そのとき出会った血だらけの出久に一目惚れし、襲い掛かる。仮免試験で、士傑高校の現身ケミィに扮して受験。一次試験で出久に接触し、彼のヒーロー観を聞きながら、血を回収する。インターン編では「出向組」として八斎會で動く。しかし、八斎會突入作戦時に見限り、トゥワイスと共に出久たちを利用して八斎會を壊滅させる。さらに“個性”を消す銃弾とその血清を運ぶ警察の動きを死柄木たちに伝える。泥花市での異能解放軍との戦いでは、キュリオスに追い詰められてお茶子に変身した際に、姿だけでなくお茶子の“個性”まで使用できるようになり、その“個性”でキュリオスを殺害する。本拠地にヒーローが攻め込んだ際には捕まりかけるもその場に駆けつけたトゥワイスによって助かり、本体が死んだことなどを聞かされる。そして目の前で崩れていくトゥワイスに感謝のことを述べながら抱きつき別れを告げた。そして彼が死んだ怒りからヒーローを相手に暴れまわり、仲間達と共にギガントマキアに乗って死柄木の元へ向かう。その途中で何を以て線を引くのか、ヒーローが人を助けるならトゥワイスは人ではなかったのかと疑問を抱き、その答えを知るためにお茶子を罠に嵌めて交戦する。そして自分の思いをぶつけながらお茶子と戦い、彼女の言葉を聞くと涙を浮かべながらその場を去った。
第二次決戦前に渡我家が気になって自宅を訪れるが、既に自宅は廃墟となっており、荼毘が渡我家を焼き払った後で、荼毘からトゥワイスの死体から抜き取った血が入った小瓶を渡される。第二次決戦では、分断・転送された奥渡島で出久や麗日たちと対峙し、出久に好きだと告白するが断られたことで出久と麗日たちに見切りをつけて、出久が奥渡島を離れた後でヒーローを殲滅する為に麗日たちと交戦する。
トゥワイス / 分倍河原 仁(ぶばいがわら じん)
声 - 遠藤大智
「超常解放戦線」では、「BLACK」の行動隊長を務める。
黒いラバースーツを纏っている灰色の肌と三白眼の男。31歳。話した言葉の後に、反対の言葉を使う独特の話し方をする。
両親がヴィラン犯罪に巻き込まれて殺され、親戚付き合いもなかったため独り身となる。会社の社長に拾ってもらえたものの、お得意先の会社の役員を轢いてしまったことから取り引きが途絶えてしまい、会社を追い出される。話し相手を求めた結果自身を複製し、「楽になりたい」という一心でその複製体にさらに複製体を作らせることを続け、多くの自分自身を従えた。しかし複製体に殺されかけ、額に傷を負う。複製体同士も殺し合い、生き残った本体も自分が本物か確信が持てなくなり、トラウマから常に反対のことを言う二重人格が形成された。そのため、マスクを着ける(何かで頭を包んでいる)時以外は常にこのもう一つの人格に苛まれる。複製体が殺し合い完全に1人になったところで義爛に出会い、ヴィラン連合に加入する。
インターン編では、八斎會で「出向組」として動くが、元より八斎會との交渉の際、マグネを殺害されたことで快く思っておらず、八斎會突入作戦で彼らを見限り、トガヒミコに自分が考えた作戦を告げる。
異能解放軍との戦闘で、自身が骨を折られながらも消えなかったことで自身が本物であると確信し、トラウマを克服する。群呀山荘での幹部たちの会合の日に、仲間だと思っていたホークスに裏切られて拘束されそうになり、荼毘の介入で仲間たちを助けようと分身を一体生み出した直後にホークスに仕留められて死亡し、残った最後の分身もトガとコンプレスを拘束したヒーローを殺害した直後に墜落に耐え切れずに崩壊し始め、トガに感謝されて抱きしめられながらホークスを心中で罵り、自分の人生は仲間たちに出会えて幸せだったと思いながら消滅した。
トゥワイス / 分倍河原 仁(ぶばいがわら じん)
声 - 遠藤大智
「超常解放戦線」では、「BLACK」の行動隊長を務める。
黒いラバースーツを纏っている灰色の肌と三白眼の男。31歳。話した言葉の後に、反対の言葉を使う独特の話し方をする。
両親がヴィラン犯罪に巻き込まれて殺され、親戚付き合いもなかったため独り身となる。会社の社長に拾ってもらえたものの、お得意先の会社の役員を轢いてしまったことから取り引きが途絶えてしまい、会社を追い出される。話し相手を求めた結果自身を複製し、「楽になりたい」という一心でその複製体にさらに複製体を作らせることを続け、多くの自分自身を従えた。しかし複製体に殺されかけ、額に傷を負う。複製体同士も殺し合い、生き残った本体も自分が本物か確信が持てなくなり、トラウマから常に反対のことを言う二重人格が形成された。そのため、マスクを着ける(何かで頭を包んでいる)時以外は常にこのもう一つの人格に苛まれる。複製体が殺し合い完全に1人になったところで義爛に出会い、ヴィラン連合に加入する。
インターン編では、八斎會で「出向組」として動くが、元より八斎會との交渉の際、マグネを殺害されたことで快く思っておらず、八斎會突入作戦で彼らを見限り、トガヒミコに自分が考えた作戦を告げる。
異能解放軍との戦闘で、自身が骨を折られながらも消えなかったことで自身が本物であると確信し、トラウマを克服する。群呀山荘での幹部たちの会合の日に、仲間だと思っていたホークスに裏切られて拘束されそうになり、荼毘の介入で仲間たちを助けようと分身を一体生み出した直後にホークスに仕留められて死亡し、残った最後の分身もトガとコンプレスを拘束したヒーローを殺害した直後に墜落に耐え切れずに崩壊し始め、トガに感謝されて抱きしめられながらホークスを心中で罵り、自分の人生は仲間たちに出会えて幸せだったと思いながら消滅した。
Mr.コンプレス / 迫 圧紘(さこ あつひろ)
声 - 最上嗣生
「超常解放戦線」では、スピナーと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着ける。死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされ、機械の義肢を着けるようになる。オーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして“個性”で彼の左腕を千切り取る。本拠地をヒーローに攻められた際には捕まりかけるも駆けつけたトゥワイスによって危機を逃れ、ギガントマキアの背に乗って死柄木の元へ向かう。到着後に上から現れたベストジーニストに捕まると苦肉の策として自身の体を抉ることで拘束を解き、死柄木達を助け出し時間を稼ぐための陽動をして、ミリオを止めようとするも一撃で敗北。しかし作戦は成功し、死柄木達を逃がすことに成功するが、自身はギガントマキアと共に確保された。
稀代の盗人であった張間歐児の家系であり、コンプレスはその孫の孫にあたる。
Mr.コンプレス / 迫 圧紘(さこ あつひろ)
声 - 最上嗣生
「超常解放戦線」では、スピナーと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着ける。死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされ、機械の義肢を着けるようになる。オーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして“個性”で彼の左腕を千切り取る。本拠地をヒーローに攻められた際には捕まりかけるも駆けつけたトゥワイスによって危機を逃れ、ギガントマキアの背に乗って死柄木の元へ向かう。到着後に上から現れたベストジーニストに捕まると苦肉の策として自身の体を抉ることで拘束を解き、死柄木達を助け出し時間を稼ぐための陽動をして、ミリオを止めようとするも一撃で敗北。しかし作戦は成功し、死柄木達を逃がすことに成功するが、自身はギガントマキアと共に確保された。
稀代の盗人であった張間歐児の家系であり、コンプレスはその孫の孫にあたる。
スピナー / 伊口 秀一(いぐち しゅういち)
声 - 岩崎了
ステインにあこがれるヴィラン。「超常解放戦線」では、Mr.コンプレスと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
桃色の髪をしたリザードマンの様な風貌で、ステインを模した服装をする。21歳。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣が武器。未だ異形型への偏見が残る田舎町出身で、「トカゲ野郎」と蔑まれて育つが、保須事件でステインの姿に心打たれ、連合に加入する。
連合の中でも特にステインの思想に心酔し、死柄木の作成した抹殺リストに載る出久を「ステインが認めた」として見逃し、オーバーホールを護送する警察を襲撃する際も「ステインの意思に沿うのか」と難色を示す。しかし、氏子ドクターの質問に対する死柄木自身の心情を聞いたことで、死柄木の行く末を見たいと思うようになる。蛇腔市での戦いの後、タルタロスや七ヶ所の刑務所を襲撃した後で、死柄木弔の肉体を操るオール・フォー・ワンの意識に対して、自分がついて行くのは死柄木であって、お前ではないと告げる。
第二次決戦では、セントラル病院前でヴィランたちを率いて黒霧を奪還する為に障子たちと交戦するが、その時には肉体が巨大化しており、言動も一定のことしか喋らなくなっている。
スピナー / 伊口 秀一(いぐち しゅういち)
声 - 岩崎了
ステインにあこがれるヴィラン。「超常解放戦線」では、Mr.コンプレスと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
桃色の髪をしたリザードマンの様な風貌で、ステインを模した服装をする。21歳。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣が武器。未だ異形型への偏見が残る田舎町出身で、「トカゲ野郎」と蔑まれて育つが、保須事件でステインの姿に心打たれ、連合に加入する。
連合の中でも特にステインの思想に心酔し、死柄木の作成した抹殺リストに載る出久を「ステインが認めた」として見逃し、オーバーホールを護送する警察を襲撃する際も「ステインの意思に沿うのか」と難色を示す。しかし、氏子ドクターの質問に対する死柄木自身の心情を聞いたことで、死柄木の行く末を見たいと思うようになる。蛇腔市での戦いの後、タルタロスや七ヶ所の刑務所を襲撃した後で、死柄木弔の肉体を操るオール・フォー・ワンの意識に対して、自分がついて行くのは死柄木であって、お前ではないと告げる。
第二次決戦では、セントラル病院前でヴィランたちを率いて黒霧を奪還する為に障子たちと交戦するが、その時には肉体が巨大化しており、言動も一定のことしか喋らなくなっている。
荼毘(だび) / 轟 燈矢(とどろき とうや)
声 - 下野紘
開闢行動隊のリーダー。24歳。荼毘は通り名。「超常解放戦線」では、外典と共に「VIOLET」の行動隊長を務めている。
体の各部につぎはぎの跡がある。連合にはステインの思想に賛同して参加する。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。林間合宿襲撃後は仲間集めと称してヴィランと接触し、気に入らないと焼き殺すことを繰り返す。ホークスとも接触し、彼を信用するために様々な条件を出し、ハイエンドを倒した後の彼とエンテヴァーを襲撃する。
その正体は死亡したと思われていた焦凍の兄・燈矢であり、超常解放戦線との戦いで焦凍とエンテヴァーに直接そのことを伝えた上で、事前に録画しておいた自身の過去の境遇を告白する映像を世間に公表した。自身の正体に衝撃を受けるエンテヴァーをさらに絶望させるべく攻撃を行い、実の弟である焦凍と交戦し一蹴する。
幼少期はエンデヴァー以上の才能を持つことから父親から目を掛けられ、自身もヒーローを目指しており家族仲は良好だった。しかし、体質によってそれ以上火力を上げることが危険になってしまい、彼の身を案じた両親から訓練の禁止を言い渡される。しかし彼は話を聞かずに訓練を行い身体中に火傷を作るようになり、それを止めるためにエンデヴァーは新しく子供を作ることを決めた。そして産まれた焦凍に強い憎しみを持ち、赤ん坊の彼に襲いかかったことで、エンデヴァーは焦凍と他の子供を近づけないようにし、段々と家族仲が悪くなっていく。その後は表向きは言われた通りにしながらも、周囲から見えない所に火傷を作ったり、夜中に弟である夏雄にひたすら愚痴を聞かせ、泣きついていた。さらに自身を心配する妹や母親に対して、家の女は皆だめと考えて、話を聞かなかった。13歳の頃に、成長と共に火力が跳ね上がり、彼の炎は色を赤から蒼へと変えた。そして、笑顔で父親にそのことを伝えて自分の力を見てほしいと頼んだが、結局彼が自身の元へと来ることはなかった。その際の感情の昂りから個性が暴走してしまい、火力を下げる方法を知らなかったことから自身の体を焼いてしまい、そのまま山火事となって行方不明となり、家族からは体が燃え尽きて死んだと考えられていた。
実は自身の個性で全身が黒焦げになり倒れていたところをオール・フォー・ワンに拾われ、死柄木に何かあった時の保険として殻木の再生治療を受けた結果、声や顔が別人の様になり、体質も弱体化していることを告げられる。その後はオール・フォー・ワンからの誘いを跳ね除けて逃走し、轟家に帰った際の光景を目の当たりにして以来、自身の個性を強くするために人知れず特訓を続け、映像などを見て独学でエンデヴァーの必殺技を習得し、今に至る。
第二次決戦では、物間のワープゲートにより神野区に転移させられ、自分を止めるために立ちはだかった弟・焦凍と対峙し、自分が荼毘となった経緯について明かした。見様見真似の赫灼熱拳で猛攻を加えるが、焦凍が編み出した「赫灼熱拳・燐」で熱を中和され、反撃を喰らう。その後も体制を整え、大火力の炎で止めを刺そうとするも、焦凍の「大氷海嘯」を受け、敗北。バーニン達に確保された。
荼毘(だび) / 轟 燈矢(とどろき とうや)
声 - 下野紘
開闢行動隊のリーダー。24歳。荼毘は通り名。「超常解放戦線」では、外典と共に「VIOLET」の行動隊長を務めている。
体の各部につぎはぎの跡がある。連合にはステインの思想に賛同して参加する。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。林間合宿襲撃後は仲間集めと称してヴィランと接触し、気に入らないと焼き殺すことを繰り返す。ホークスとも接触し、彼を信用するために様々な条件を出し、ハイエンドを倒した後の彼とエンテヴァーを襲撃する。
その正体は死亡したと思われていた焦凍の兄・燈矢であり、超常解放戦線との戦いで焦凍とエンテヴァーに直接そのことを伝えた上で、事前に録画しておいた自身の過去の境遇を告白する映像を世間に公表した。自身の正体に衝撃を受けるエンテヴァーをさらに絶望させるべく攻撃を行い、実の弟である焦凍と交戦し一蹴する。
幼少期はエンデヴァー以上の才能を持つことから父親から目を掛けられ、自身もヒーローを目指しており家族仲は良好だった。しかし、体質によってそれ以上火力を上げることが危険になってしまい、彼の身を案じた両親から訓練の禁止を言い渡される。しかし彼は話を聞かずに訓練を行い身体中に火傷を作るようになり、それを止めるためにエンデヴァーは新しく子供を作ることを決めた。そして産まれた焦凍に強い憎しみを持ち、赤ん坊の彼に襲いかかったことで、エンデヴァーは焦凍と他の子供を近づけないようにし、段々と家族仲が悪くなっていく。その後は表向きは言われた通りにしながらも、周囲から見えない所に火傷を作ったり、夜中に弟である夏雄にひたすら愚痴を聞かせ、泣きついていた。さらに自身を心配する妹や母親に対して、家の女は皆だめと考えて、話を聞かなかった。13歳の頃に、成長と共に火力が跳ね上がり、彼の炎は色を赤から蒼へと変えた。そして、笑顔で父親にそのことを伝えて自分の力を見てほしいと頼んだが、結局彼が自身の元へと来ることはなかった。その際の感情の昂りから個性が暴走してしまい、火力を下げる方法を知らなかったことから自身の体を焼いてしまい、そのまま山火事となって行方不明となり、家族からは体が燃え尽きて死んだと考えられていた。
実は自身の個性で全身が黒焦げになり倒れていたところをオール・フォー・ワンに拾われ、死柄木に何かあった時の保険として殻木の再生治療を受けた結果、声や顔が別人の様になり、体質も弱体化していることを告げられる。その後はオール・フォー・ワンからの誘いを跳ね除けて逃走し、轟家に帰った際の光景を目の当たりにして以来、自身の個性を強くするために人知れず特訓を続け、映像などを見て独学でエンデヴァーの必殺技を習得し、今に至る。
第二次決戦では、物間のワープゲートにより神野区に転移させられ、自分を止めるために立ちはだかった弟・焦凍と対峙し、自分が荼毘となった経緯について明かした。見様見真似の赫灼熱拳で猛攻を加えるが、焦凍が編み出した「赫灼熱拳・燐」で熱を中和され、反撃を喰らう。その後も体制を整え、大火力の炎で止めを刺そうとするも、焦凍の「大氷海嘯」を受け、敗北。バーニン達に確保された。
トガヒミコ / 渡我 被身子(とが ひみこ)
声 - 福圓美里
八重歯と茶髪が特徴の少女。17歳。未成年のため名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされる。「超常解放戦線」では、スケプティックと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
学生服を着て、髪型は両側を団子にしており、団子は付け根がハネている。刃物を武器にし、「血の香りがするボロボロな人が大好き」と語る。また、好きな人を模倣し最後は切り刻むという残虐性のある歪んだ恋愛嗜好を持つ。ステインを「ステ様」と呼び、彼の思想に賛同して連合に加わる。
夏の林間合宿を襲撃した際は、連合に与えられた8本の小さなチューブが付いたマスクを着け、口が描かれた大きなスカーフ、背中には対象の血を吸い取るための6本の針が付いたポンプを背負う。そのとき出会った血だらけの出久に一目惚れし、襲い掛かる。仮免試験で、士傑高校の現身ケミィに扮して受験。一次試験で出久に接触し、彼のヒーロー観を聞きながら、血を回収する。インターン編では「出向組」として八斎會で動く。しかし、八斎會突入作戦時に見限り、トゥワイスと共に出久たちを利用して八斎會を壊滅させる。さらに“個性”を消す銃弾とその血清を運ぶ警察の動きを死柄木たちに伝える。泥花市での異能解放軍との戦いでは、キュリオスに追い詰められてお茶子に変身した際に、姿だけでなくお茶子の“個性”まで使用できるようになり、その“個性”でキュリオスを殺害する。本拠地にヒーローが攻め込んだ際には捕まりかけるもその場に駆けつけたトゥワイスによって助かり、本体が死んだことなどを聞かされる。そして目の前で崩れていくトゥワイスに感謝のことを述べながら抱きつき別れを告げた。そして彼が死んだ怒りからヒーローを相手に暴れまわり、仲間達と共にギガントマキアに乗って死柄木の元へ向かう。その途中で何を以て線を引くのか、ヒーローが人を助けるならトゥワイスは人ではなかったのかと疑問を抱き、その答えを知るためにお茶子を罠に嵌めて交戦する。そして自分の思いをぶつけながらお茶子と戦い、彼女の言葉を聞くと涙を浮かべながらその場を去った。
第二次決戦前に渡我家が気になって自宅を訪れるが、既に自宅は廃墟となっており、荼毘が渡我家を焼き払った後で、荼毘からトゥワイスの死体から抜き取った血が入った小瓶を渡される。第二次決戦では、分断・転送された奥渡島で出久や麗日たちと対峙し、出久に好きだと告白するが断られたことで出久と麗日たちに見切りをつけて、出久が奥渡島を離れた後でヒーローを殲滅する為に麗日たちと交戦する。
トガヒミコ / 渡我 被身子(とが ひみこ)
声 - 福圓美里
八重歯と茶髪が特徴の少女。17歳。未成年のため名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされる。「超常解放戦線」では、スケプティックと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
学生服を着て、髪型は両側を団子にしており、団子は付け根がハネている。刃物を武器にし、「血の香りがするボロボロな人が大好き」と語る。また、好きな人を模倣し最後は切り刻むという残虐性のある歪んだ恋愛嗜好を持つ。ステインを「ステ様」と呼び、彼の思想に賛同して連合に加わる。
夏の林間合宿を襲撃した際は、連合に与えられた8本の小さなチューブが付いたマスクを着け、口が描かれた大きなスカーフ、背中には対象の血を吸い取るための6本の針が付いたポンプを背負う。そのとき出会った血だらけの出久に一目惚れし、襲い掛かる。仮免試験で、士傑高校の現身ケミィに扮して受験。一次試験で出久に接触し、彼のヒーロー観を聞きながら、血を回収する。インターン編では「出向組」として八斎會で動く。しかし、八斎會突入作戦時に見限り、トゥワイスと共に出久たちを利用して八斎會を壊滅させる。さらに“個性”を消す銃弾とその血清を運ぶ警察の動きを死柄木たちに伝える。泥花市での異能解放軍との戦いでは、キュリオスに追い詰められてお茶子に変身した際に、姿だけでなくお茶子の“個性”まで使用できるようになり、その“個性”でキュリオスを殺害する。本拠地にヒーローが攻め込んだ際には捕まりかけるもその場に駆けつけたトゥワイスによって助かり、本体が死んだことなどを聞かされる。そして目の前で崩れていくトゥワイスに感謝のことを述べながら抱きつき別れを告げた。そして彼が死んだ怒りからヒーローを相手に暴れまわり、仲間達と共にギガントマキアに乗って死柄木の元へ向かう。その途中で何を以て線を引くのか、ヒーローが人を助けるならトゥワイスは人ではなかったのかと疑問を抱き、その答えを知るためにお茶子を罠に嵌めて交戦する。そして自分の思いをぶつけながらお茶子と戦い、彼女の言葉を聞くと涙を浮かべながらその場を去った。
第二次決戦前に渡我家が気になって自宅を訪れるが、既に自宅は廃墟となっており、荼毘が渡我家を焼き払った後で、荼毘からトゥワイスの死体から抜き取った血が入った小瓶を渡される。第二次決戦では、分断・転送された奥渡島で出久や麗日たちと対峙し、出久に好きだと告白するが断られたことで出久と麗日たちに見切りをつけて、出久が奥渡島を離れた後でヒーローを殲滅する為に麗日たちと交戦する。
トゥワイス / 分倍河原 仁(ぶばいがわら じん)
声 - 遠藤大智
「超常解放戦線」では、「BLACK」の行動隊長を務める。
黒いラバースーツを纏っている灰色の肌と三白眼の男。31歳。話した言葉の後に、反対の言葉を使う独特の話し方をする。
両親がヴィラン犯罪に巻き込まれて殺され、親戚付き合いもなかったため独り身となる。会社の社長に拾ってもらえたものの、お得意先の会社の役員を轢いてしまったことから取り引きが途絶えてしまい、会社を追い出される。話し相手を求めた結果自身を複製し、「楽になりたい」という一心でその複製体にさらに複製体を作らせることを続け、多くの自分自身を従えた。しかし複製体に殺されかけ、額に傷を負う。複製体同士も殺し合い、生き残った本体も自分が本物か確信が持てなくなり、トラウマから常に反対のことを言う二重人格が形成された。そのため、マスクを着ける(何かで頭を包んでいる)時以外は常にこのもう一つの人格に苛まれる。複製体が殺し合い完全に1人になったところで義爛に出会い、ヴィラン連合に加入する。
インターン編では、八斎會で「出向組」として動くが、元より八斎會との交渉の際、マグネを殺害されたことで快く思っておらず、八斎會突入作戦で彼らを見限り、トガヒミコに自分が考えた作戦を告げる。
異能解放軍との戦闘で、自身が骨を折られながらも消えなかったことで自身が本物であると確信し、トラウマを克服する。群呀山荘での幹部たちの会合の日に、仲間だと思っていたホークスに裏切られて拘束されそうになり、荼毘の介入で仲間たちを助けようと分身を一体生み出した直後にホークスに仕留められて死亡し、残った最後の分身もトガとコンプレスを拘束したヒーローを殺害した直後に墜落に耐え切れずに崩壊し始め、トガに感謝されて抱きしめられながらホークスを心中で罵り、自分の人生は仲間たちに出会えて幸せだったと思いながら消滅した。
トゥワイス / 分倍河原 仁(ぶばいがわら じん)
声 - 遠藤大智
「超常解放戦線」では、「BLACK」の行動隊長を務める。
黒いラバースーツを纏っている灰色の肌と三白眼の男。31歳。話した言葉の後に、反対の言葉を使う独特の話し方をする。
両親がヴィラン犯罪に巻き込まれて殺され、親戚付き合いもなかったため独り身となる。会社の社長に拾ってもらえたものの、お得意先の会社の役員を轢いてしまったことから取り引きが途絶えてしまい、会社を追い出される。話し相手を求めた結果自身を複製し、「楽になりたい」という一心でその複製体にさらに複製体を作らせることを続け、多くの自分自身を従えた。しかし複製体に殺されかけ、額に傷を負う。複製体同士も殺し合い、生き残った本体も自分が本物か確信が持てなくなり、トラウマから常に反対のことを言う二重人格が形成された。そのため、マスクを着ける(何かで頭を包んでいる)時以外は常にこのもう一つの人格に苛まれる。複製体が殺し合い完全に1人になったところで義爛に出会い、ヴィラン連合に加入する。
インターン編では、八斎會で「出向組」として動くが、元より八斎會との交渉の際、マグネを殺害されたことで快く思っておらず、八斎會突入作戦で彼らを見限り、トガヒミコに自分が考えた作戦を告げる。
異能解放軍との戦闘で、自身が骨を折られながらも消えなかったことで自身が本物であると確信し、トラウマを克服する。群呀山荘での幹部たちの会合の日に、仲間だと思っていたホークスに裏切られて拘束されそうになり、荼毘の介入で仲間たちを助けようと分身を一体生み出した直後にホークスに仕留められて死亡し、残った最後の分身もトガとコンプレスを拘束したヒーローを殺害した直後に墜落に耐え切れずに崩壊し始め、トガに感謝されて抱きしめられながらホークスを心中で罵り、自分の人生は仲間たちに出会えて幸せだったと思いながら消滅した。
Mr.コンプレス / 迫 圧紘(さこ あつひろ)
声 - 最上嗣生
「超常解放戦線」では、スピナーと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着ける。死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされ、機械の義肢を着けるようになる。オーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして“個性”で彼の左腕を千切り取る。本拠地をヒーローに攻められた際には捕まりかけるも駆けつけたトゥワイスによって危機を逃れ、ギガントマキアの背に乗って死柄木の元へ向かう。到着後に上から現れたベストジーニストに捕まると苦肉の策として自身の体を抉ることで拘束を解き、死柄木達を助け出し時間を稼ぐための陽動をして、ミリオを止めようとするも一撃で敗北。しかし作戦は成功し、死柄木達を逃がすことに成功するが、自身はギガントマキアと共に確保された。
稀代の盗人であった張間歐児の家系であり、コンプレスはその孫の孫にあたる。
Mr.コンプレス / 迫 圧紘(さこ あつひろ)
声 - 最上嗣生
「超常解放戦線」では、スピナーと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着ける。死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされ、機械の義肢を着けるようになる。オーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして“個性”で彼の左腕を千切り取る。本拠地をヒーローに攻められた際には捕まりかけるも駆けつけたトゥワイスによって危機を逃れ、ギガントマキアの背に乗って死柄木の元へ向かう。到着後に上から現れたベストジーニストに捕まると苦肉の策として自身の体を抉ることで拘束を解き、死柄木達を助け出し時間を稼ぐための陽動をして、ミリオを止めようとするも一撃で敗北。しかし作戦は成功し、死柄木達を逃がすことに成功するが、自身はギガントマキアと共に確保された。
稀代の盗人であった張間歐児の家系であり、コンプレスはその孫の孫にあたる。
スピナー / 伊口 秀一(いぐち しゅういち)
声 - 岩崎了
ステインにあこがれるヴィラン。「超常解放戦線」では、Mr.コンプレスと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
桃色の髪をしたリザードマンの様な風貌で、ステインを模した服装をする。21歳。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣が武器。未だ異形型への偏見が残る田舎町出身で、「トカゲ野郎」と蔑まれて育つが、保須事件でステインの姿に心打たれ、連合に加入する。
連合の中でも特にステインの思想に心酔し、死柄木の作成した抹殺リストに載る出久を「ステインが認めた」として見逃し、オーバーホールを護送する警察を襲撃する際も「ステインの意思に沿うのか」と難色を示す。しかし、氏子ドクターの質問に対する死柄木自身の心情を聞いたことで、死柄木の行く末を見たいと思うようになる。蛇腔市での戦いの後、タルタロスや七ヶ所の刑務所を襲撃した後で、死柄木弔の肉体を操るオール・フォー・ワンの意識に対して、自分がついて行くのは死柄木であって、お前ではないと告げる。
第二次決戦では、セントラル病院前でヴィランたちを率いて黒霧を奪還する為に障子たちと交戦するが、その時には肉体が巨大化しており、言動も一定のことしか喋らなくなっている。
スピナー / 伊口 秀一(いぐち しゅういち)
声 - 岩崎了
ステインにあこがれるヴィラン。「超常解放戦線」では、Mr.コンプレスと共に「BROWN」の行動隊長を務める。
桃色の髪をしたリザードマンの様な風貌で、ステインを模した服装をする。21歳。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣が武器。未だ異形型への偏見が残る田舎町出身で、「トカゲ野郎」と蔑まれて育つが、保須事件でステインの姿に心打たれ、連合に加入する。
連合の中でも特にステインの思想に心酔し、死柄木の作成した抹殺リストに載る出久を「ステインが認めた」として見逃し、オーバーホールを護送する警察を襲撃する際も「ステインの意思に沿うのか」と難色を示す。しかし、氏子ドクターの質問に対する死柄木自身の心情を聞いたことで、死柄木の行く末を見たいと思うようになる。蛇腔市での戦いの後、タルタロスや七ヶ所の刑務所を襲撃した後で、死柄木弔の肉体を操るオール・フォー・ワンの意識に対して、自分がついて行くのは死柄木であって、お前ではないと告げる。
第二次決戦では、セントラル病院前でヴィランたちを率いて黒霧を奪還する為に障子たちと交戦するが、その時には肉体が巨大化しており、言動も一定のことしか喋らなくなっている。
元異能解放軍
リ・デストロ / 四ツ橋 力也(よつばし りきや)
声 - 平田広明
出久達の時代の「異能解放軍」最高指導者。表向きの職業はサポート企業デトネラット社・代表取締役社長。デストロの実の子孫。
M字ハゲのトサカ髪、尖った耳と鷲鼻が特徴。先祖の遺志を継ぎ、人知れずに同志を集める。普段は社員にハゲを弄られたとしても笑って聞き流す気さくな性格だが、異能解放軍のこととなると激情する。
解放の先導を異能解放軍にするために、敵(ヴィラン)連合の解体を目論む。そのため義爛を人質にし、連合に全面抗争「再臨祭」を仕掛ける。しかし、死柄木弔との戦いを経て、“個性”が開花して思うがままに全てを崩壊させる死柄木弔の姿を見て、両足を自ら切断する重傷を負いながらも彼に心酔する。以降は全面的に死柄木弔に従属して、最高指導者の地位を死柄木弔に譲位して、自身は「超常解放戦線」の9名いる行動隊長の1人に就任する。また、トゥワイスの個性で増えた分身にデトラネット社の経営を任せていたが、蛇腔病院と群呀山荘での戦いと同時にデトラネット社がヒーロー公安委員会の襲撃を受けて、分身は交戦の末に消滅するが踏み込んで来た公安委員長たちを重傷に追い込み、実質的にヒーロー公安委員会を機能停止状態にさせた。
群訝山荘での戦いでは、エッジショットたちと交戦するが、外典たちと共に確保された。
リ・デストロ / 四ツ橋 力也(よつばし りきや)
声 - 平田広明
出久達の時代の「異能解放軍」最高指導者。表向きの職業はサポート企業デトネラット社・代表取締役社長。デストロの実の子孫。
M字ハゲのトサカ髪、尖った耳と鷲鼻が特徴。先祖の遺志を継ぎ、人知れずに同志を集める。普段は社員にハゲを弄られたとしても笑って聞き流す気さくな性格だが、異能解放軍のこととなると激情する。
解放の先導を異能解放軍にするために、敵(ヴィラン)連合の解体を目論む。そのため義爛を人質にし、連合に全面抗争「再臨祭」を仕掛ける。しかし、死柄木弔との戦いを経て、“個性”が開花して思うがままに全てを崩壊させる死柄木弔の姿を見て、両足を自ら切断する重傷を負いながらも彼に心酔する。以降は全面的に死柄木弔に従属して、最高指導者の地位を死柄木弔に譲位して、自身は「超常解放戦線」の9名いる行動隊長の1人に就任する。また、トゥワイスの個性で増えた分身にデトラネット社の経営を任せていたが、蛇腔病院と群呀山荘での戦いと同時にデトラネット社がヒーロー公安委員会の襲撃を受けて、分身は交戦の末に消滅するが踏み込んで来た公安委員長たちを重傷に追い込み、実質的にヒーロー公安委員会を機能停止状態にさせた。
群訝山荘での戦いでは、エッジショットたちと交戦するが、外典たちと共に確保された。
トランペット / 花畑 孔腔(はなばた こうくう)
声 - 間島淳司
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は心求党党首。「超常解放戦線」では、9名の行動隊長の1人に名を連ねる。
再臨祭ではリ・デストロに代わり、解放戦士達に指示をしていく。群訝山荘での戦いで、リ・デストロたちと共に確保された。
トランペット / 花畑 孔腔(はなばた こうくう)
声 - 間島淳司
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は心求党党首。「超常解放戦線」では、9名の行動隊長の1人に名を連ねる。
再臨祭ではリ・デストロに代わり、解放戦士達に指示をしていく。群訝山荘での戦いで、リ・デストロたちと共に確保された。
スケプティック / 近属 友保(ちかぞく ともやす)
声 - 杉田智和
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は大手IT企業Feel Good Inc.取締役。「超常解放戦線」では、トガヒミコと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
癇癪持ちな性格であり、質問を質問で返す・失敗と言われるなどの些細な言動ですぐ目が血走り理詰めで言葉を返す。
トゥワイスの元に彼の姿をした人形を送り込み、解放軍に引き入れようとするが、トラウマを克服されたことで失敗する。リ・デストロに失敗と告げられ激怒し、部下の姿の操り人形と共に自ら戦場に向かう。その後、群訝山荘にヒーローたちが突入したことで、旧異能解放軍の中でただ一人荼毘にギガントマキアの背中に乗せられて、蛇腔市へと向かう。そして、荼毘が事前に録画していた自身の境遇の映像とホークスがトゥワイスを殺した映像を編集して、ネットや電波をジャックして世間に公表した。その後、ニア・ハイエンドに連れられて戦場から脱出する。
蛇腔市での戦いの後は、どこかに潜伏しながら超常解放戦線の残党たちに死柄木たちを祭り上げて、超常解放戦線の望む未来を達成しようと目論んでいる。
スケプティック / 近属 友保(ちかぞく ともやす)
声 - 杉田智和
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は大手IT企業Feel Good Inc.取締役。「超常解放戦線」では、トガヒミコと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
癇癪持ちな性格であり、質問を質問で返す・失敗と言われるなどの些細な言動ですぐ目が血走り理詰めで言葉を返す。
トゥワイスの元に彼の姿をした人形を送り込み、解放軍に引き入れようとするが、トラウマを克服されたことで失敗する。リ・デストロに失敗と告げられ激怒し、部下の姿の操り人形と共に自ら戦場に向かう。その後、群訝山荘にヒーローたちが突入したことで、旧異能解放軍の中でただ一人荼毘にギガントマキアの背中に乗せられて、蛇腔市へと向かう。そして、荼毘が事前に録画していた自身の境遇の映像とホークスがトゥワイスを殺した映像を編集して、ネットや電波をジャックして世間に公表した。その後、ニア・ハイエンドに連れられて戦場から脱出する。
蛇腔市での戦いの後は、どこかに潜伏しながら超常解放戦線の残党たちに死柄木たちを祭り上げて、超常解放戦線の望む未来を達成しようと目論んでいる。
外典(げてん)
声 - 山下誠一郎
「異能解放軍」のメンバーの1人。学校に行かず異能を鍛えてきた少年で、解放軍の目指す先の未来では異能の強さ以外に生きる価値はないと語る。
再臨祭では、荼毘と交戦する。「超常解放戦線」では、荼毘と共に「VIOLET」の行動隊長を務める。群訝山荘での戦いでは、セメントスたちと交戦するが、リ・デストロたちと共に確保された。
外典(げてん)
声 - 山下誠一郎
「異能解放軍」のメンバーの1人。学校に行かず異能を鍛えてきた少年で、解放軍の目指す先の未来では異能の強さ以外に生きる価値はないと語る。
再臨祭では、荼毘と交戦する。「超常解放戦線」では、荼毘と共に「VIOLET」の行動隊長を務める。群訝山荘での戦いでは、セメントスたちと交戦するが、リ・デストロたちと共に確保された。
リ・デストロ / 四ツ橋 力也(よつばし りきや)
声 - 平田広明
出久達の時代の「異能解放軍」最高指導者。表向きの職業はサポート企業デトネラット社・代表取締役社長。デストロの実の子孫。
M字ハゲのトサカ髪、尖った耳と鷲鼻が特徴。先祖の遺志を継ぎ、人知れずに同志を集める。普段は社員にハゲを弄られたとしても笑って聞き流す気さくな性格だが、異能解放軍のこととなると激情する。
解放の先導を異能解放軍にするために、敵(ヴィラン)連合の解体を目論む。そのため義爛を人質にし、連合に全面抗争「再臨祭」を仕掛ける。しかし、死柄木弔との戦いを経て、“個性”が開花して思うがままに全てを崩壊させる死柄木弔の姿を見て、両足を自ら切断する重傷を負いながらも彼に心酔する。以降は全面的に死柄木弔に従属して、最高指導者の地位を死柄木弔に譲位して、自身は「超常解放戦線」の9名いる行動隊長の1人に就任する。また、トゥワイスの個性で増えた分身にデトラネット社の経営を任せていたが、蛇腔病院と群呀山荘での戦いと同時にデトラネット社がヒーロー公安委員会の襲撃を受けて、分身は交戦の末に消滅するが踏み込んで来た公安委員長たちを重傷に追い込み、実質的にヒーロー公安委員会を機能停止状態にさせた。
群訝山荘での戦いでは、エッジショットたちと交戦するが、外典たちと共に確保された。
リ・デストロ / 四ツ橋 力也(よつばし りきや)
声 - 平田広明
出久達の時代の「異能解放軍」最高指導者。表向きの職業はサポート企業デトネラット社・代表取締役社長。デストロの実の子孫。
M字ハゲのトサカ髪、尖った耳と鷲鼻が特徴。先祖の遺志を継ぎ、人知れずに同志を集める。普段は社員にハゲを弄られたとしても笑って聞き流す気さくな性格だが、異能解放軍のこととなると激情する。
解放の先導を異能解放軍にするために、敵(ヴィラン)連合の解体を目論む。そのため義爛を人質にし、連合に全面抗争「再臨祭」を仕掛ける。しかし、死柄木弔との戦いを経て、“個性”が開花して思うがままに全てを崩壊させる死柄木弔の姿を見て、両足を自ら切断する重傷を負いながらも彼に心酔する。以降は全面的に死柄木弔に従属して、最高指導者の地位を死柄木弔に譲位して、自身は「超常解放戦線」の9名いる行動隊長の1人に就任する。また、トゥワイスの個性で増えた分身にデトラネット社の経営を任せていたが、蛇腔病院と群呀山荘での戦いと同時にデトラネット社がヒーロー公安委員会の襲撃を受けて、分身は交戦の末に消滅するが踏み込んで来た公安委員長たちを重傷に追い込み、実質的にヒーロー公安委員会を機能停止状態にさせた。
群訝山荘での戦いでは、エッジショットたちと交戦するが、外典たちと共に確保された。
トランペット / 花畑 孔腔(はなばた こうくう)
声 - 間島淳司
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は心求党党首。「超常解放戦線」では、9名の行動隊長の1人に名を連ねる。
再臨祭ではリ・デストロに代わり、解放戦士達に指示をしていく。群訝山荘での戦いで、リ・デストロたちと共に確保された。
トランペット / 花畑 孔腔(はなばた こうくう)
声 - 間島淳司
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は心求党党首。「超常解放戦線」では、9名の行動隊長の1人に名を連ねる。
再臨祭ではリ・デストロに代わり、解放戦士達に指示をしていく。群訝山荘での戦いで、リ・デストロたちと共に確保された。
スケプティック / 近属 友保(ちかぞく ともやす)
声 - 杉田智和
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は大手IT企業Feel Good Inc.取締役。「超常解放戦線」では、トガヒミコと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
癇癪持ちな性格であり、質問を質問で返す・失敗と言われるなどの些細な言動ですぐ目が血走り理詰めで言葉を返す。
トゥワイスの元に彼の姿をした人形を送り込み、解放軍に引き入れようとするが、トラウマを克服されたことで失敗する。リ・デストロに失敗と告げられ激怒し、部下の姿の操り人形と共に自ら戦場に向かう。その後、群訝山荘にヒーローたちが突入したことで、旧異能解放軍の中でただ一人荼毘にギガントマキアの背中に乗せられて、蛇腔市へと向かう。そして、荼毘が事前に録画していた自身の境遇の映像とホークスがトゥワイスを殺した映像を編集して、ネットや電波をジャックして世間に公表した。その後、ニア・ハイエンドに連れられて戦場から脱出する。
蛇腔市での戦いの後は、どこかに潜伏しながら超常解放戦線の残党たちに死柄木たちを祭り上げて、超常解放戦線の望む未来を達成しようと目論んでいる。
スケプティック / 近属 友保(ちかぞく ともやす)
声 - 杉田智和
「異能解放軍」の幹部の1人。表向きの職業は大手IT企業Feel Good Inc.取締役。「超常解放戦線」では、トガヒミコと共に「CARMINE」の行動隊長を務める。
癇癪持ちな性格であり、質問を質問で返す・失敗と言われるなどの些細な言動ですぐ目が血走り理詰めで言葉を返す。
トゥワイスの元に彼の姿をした人形を送り込み、解放軍に引き入れようとするが、トラウマを克服されたことで失敗する。リ・デストロに失敗と告げられ激怒し、部下の姿の操り人形と共に自ら戦場に向かう。その後、群訝山荘にヒーローたちが突入したことで、旧異能解放軍の中でただ一人荼毘にギガントマキアの背中に乗せられて、蛇腔市へと向かう。そして、荼毘が事前に録画していた自身の境遇の映像とホークスがトゥワイスを殺した映像を編集して、ネットや電波をジャックして世間に公表した。その後、ニア・ハイエンドに連れられて戦場から脱出する。
蛇腔市での戦いの後は、どこかに潜伏しながら超常解放戦線の残党たちに死柄木たちを祭り上げて、超常解放戦線の望む未来を達成しようと目論んでいる。
外典(げてん)
声 - 山下誠一郎
「異能解放軍」のメンバーの1人。学校に行かず異能を鍛えてきた少年で、解放軍の目指す先の未来では異能の強さ以外に生きる価値はないと語る。
再臨祭では、荼毘と交戦する。「超常解放戦線」では、荼毘と共に「VIOLET」の行動隊長を務める。群訝山荘での戦いでは、セメントスたちと交戦するが、リ・デストロたちと共に確保された。
外典(げてん)
声 - 山下誠一郎
「異能解放軍」のメンバーの1人。学校に行かず異能を鍛えてきた少年で、解放軍の目指す先の未来では異能の強さ以外に生きる価値はないと語る。
再臨祭では、荼毘と交戦する。「超常解放戦線」では、荼毘と共に「VIOLET」の行動隊長を務める。群訝山荘での戦いでは、セメントスたちと交戦するが、リ・デストロたちと共に確保された。
敵(ヴィラン)連合
死柄木弔を始めとする「超常解放戦線」の構成員を務めている者については「#超常解放戦線」を参照。
黒霧(くろぎり)
声 - 藤原貴弘
襟の高いスーツに身を包み、体は黒い靄に覆われている。普段は慇懃な口調をしているが、激昂すると言葉遣いが荒くなる。
USJ襲撃の際は、大量のヴィランを敷地内に送り込む。八斎會突入作戦当日に、“オール・フォー・ワン”直接の配下ギガントマキアに接触しようとしたところをグラントリノと塚内に捕らえられる。以降はタルタロスに収監されている。
後の検査で、イレイザー・ヘッドとプレゼント・マイクの雄英生時代の同級生で親友だった白雲朧の遺体をベースに改造して生み出された、特殊な脳無だということが判明する。そして、タルタロスの面会室でのイレイザー・ヘッドの必死の叫びによって、「病院」という情報を呟いて停止する。その後、タルタロスからセントラル病院へ移送されて、白雲の人格を復活させようと治療を受けている。
第二次決戦では、物間に触れられることで自身の“個性”ワープゲートを利用されることになる。
マグネ / 引石 健磁(ひきいし けんじ)
声 - 井上悟
長髪にサングラス、オネエ言葉で話す大柄な男。仲間内では「マグ姉」と呼ばれる。
強盗・殺人・殺人未遂など多くの犯罪に手を染めた。多くの人間関係を失ってきたらしいが、幼馴染から「他人が決めた枠におさまることを潔しとしなかった」という意味合いで一応の理解は得て友情は維持できていた模様。死柄木とオーバーホールの交渉時、オーバーホールの“個性”で殺害された。
マスキュラー / 今筋 強斗(いますじ ごうと)
声 - 高口公介
遊び感覚で殺人を行う残虐非道なシリアルキラー。通称「血狂いマスキュラー」。
左目には大きな傷跡がある隻眼で、代わりに義眼を嵌め、気分によって義眼を付け替える。「“個性”を使って暴れたい」と考え、連合に加わる。
過去にマンダレイの従兄妹(洸汰の両親)でプロヒーローの「ウォーターホース」を殺害した(この時左目を失い隻眼になった)。マスキュラーは「お互いがやりたい事をやった結果」として悔いはないと語り、罪悪感は一切抱いていない。
林間合宿襲撃作戦中に洸汰を殺害しようとするが、出久に阻止され、彼の「100万%デラウェア・デトロイトスマッシュ」を受けて敗北、逮捕され、タルタロスに収監されていた。しかし、蛇腔市での戦いの後、死柄木たちがタルタロスを襲撃したことで脱獄する。そして、傑物高校の真堂たちの前に現れて殺そうとするが、助けに駆け付けた人物が出久だと気付くと狂喜する。そして、再戦の末に出久に再び倒されて、大奈警察署の警官たちに引き渡された。
マスタード
敵連合の関係者
オール・フォー・ワン
声 - 大塚明夫
ヴィラン連合の黒幕。本名が不明であるため、“個性”の名前で呼称されるが、死柄木弔の回想で「死柄木」が彼の苗字であることが判明し、幼少期の志村転弧に自身の苗字を与えた。一人称は「僕」。
表面上は紳士的な性格の持ち主。テレビを通じて「先生」として死柄木に指示を与える。
かつて超常現象が起きて間もない時代、多くの人々から“個性”を奪い、計画的に人を動かして悪行を繰り返し、勢力を瞬く間に拡大して悪の支配者として日本に君臨した。また、唯一の肉親であった弟の与一には歪んだ愛情を向けていた。
志村菜奈を殺害したため、自他ともに認めるオールマイトの宿敵となっていた。第1話の時点から約5年前にオールマイトが深手を負いつつも倒したはずだったが、生命維持装置を長時間外せない体になりながらも生き延びた。大昔の人物が現在暗躍することについて、オールマイトは「成長を止める」類の“個性”を奪って生きていると推測する。オールマイトとの戦いで顔面の上半分が挫滅し、盲目となっているため後述の“個性”を使用し、失った感覚を補う。普段は椅子に座ったまま点滴やパイプを体中に繋ぎ、肉体的な損傷や後遺症も数多くある様子がみられ、現在の身体状況になって使用できる“個性”の数は大幅に減ったと語る。
死柄木を助けるため表立って行動を起し、オールマイトと全面対決する。戦況を圧倒的有利に進め、オールマイトのトゥルー・フォームを公衆の面前に晒すまでに追い詰めるが、最終的に彼の「UNITED STATES OF SMASH」を受けて敗北、すぐさま最も警備が厳重な特殊刑務所である「タルタロス」に収監される。後に自身の個性“オール・フォー・ワン”は死柄木に移植するために氏子ドクターに託しており、神野の事件の際には自身の複製個性で戦っていたことが判明する。
蛇腔市での戦いの後、タルタロスを襲撃してきた死柄木弔に宿る自身の意識と意識共有することで、内と外の双方から個性を発動・合致させることで脱獄に成功し、タルタロスからの脱獄囚たちと共に七ヶ所の刑務所を襲撃して受刑者たちを解放して、自身と死柄木弔への追及を攪乱させる準備を完了させた。また、脱獄の際にレディ・ナガンやディクテイターを含む自身が見込んだ脱獄囚たちに出久の確保と連行を依頼しており、手付金として自身が保持する個性を与えているが、レディ・ナガンの時のように依頼が失敗した時の保険として自爆するよう細工を施していた。なお、CRCアジト跡にレディ・ナガンが失敗した時の為に記録映像を残しており、その映像で自身の興味がオールマイトから出久に移ったことを告げて、出久の精神を追い込んでいる。
第二次決戦では、相澤たちの作戦によって仮設要塞トロイア近辺に誘き寄せられて、分断・転送された群訝山荘跡でエンデヴァーやホークスと交戦し苦戦させるが、駆け付けた常闇と耳郎によって動きを鈍化させられて、エンデヴァーの炎で黒焦げになる。しかし、超再生の個性が無いにもかかわらず、肉体が再生するような不気味な様子を見せ始める。
“個性”:オール・フォー・ワン(AFO)
殻木 球大(がらき きゅうだい)
声 - 稲葉実
“オール・フォー・ワン”の主治医。“ドクター”と呼称される。蛇腔総合病院の創設者兼院長で、児童養護施設や個人病院などを全国に所有し、自身の研究に利用できる優秀な被験体を探し集めている。
脳無は彼と“オール・フォー・ワン”によって造られた。“オール・フォー・ワン”逮捕後、敵(ヴィラン)連合と接触し、「氏子達磨(うじこ だるま)」と適当な偽名を名乗り、死柄木の人間性を見極めていく。死柄木の狂気を気に入り、ギガントマキアを屈服させた後、全面協力すると約束する。そして、泥花市での戦いの後にギガントマキアを従属させた死柄木弔に、さらなる力を与えるための改造手術を行う。しかし、死柄木に移植した個性“オール・フォー・ワン”の定着が完了する一か月前に、ヒーローたちに蛇腔総合病院に突入されたことでプレゼント・マイクに拘束されるが、死柄木が覚醒したことに狂喜する。
第二次決戦では、警察署に拘束されながら最終決戦が始まったことに気付き、刑事に燈矢が荼毘に変貌した経緯を話し始める。
脳無(のうむ)
声 - 最上嗣生
敵(ヴィラン)連合によって造られた「改人」(改造人間)の総称。
頭頂部が欠損し、脳が露出している。“ドクター”に薬物で改造された人間が“オール・フォー・ワン”によって複数の“個性”を与えられて誕生する。与えられた“個性”の負荷に耐えきれず、改造された影響で思考停止状態にあり、自分の意志で行動や言葉を発することができない。“オール・フォー・ワン”から作戦に応じた個体数を提供され、ヴィラン連合により運用される。
ジョンちゃん
氏子ドクターが持つ小型の脳無。オール・フォー・ワンが使用した“個性”「転送」を使用することができる。
蛇腔病院での戦いで、ミルコが蹴り飛ばした鉄の扉の下敷きになって破壊された。
モカちゃん
氏子ドクターが持つ小型の脳無。トゥワイスの“個性”「二倍」を使用することができる。
改造手術を行った死柄木弔の経過観察に専念する氏子ドクターの代わりに、蛇腔病院の理事長の職務を担当する分身を生み出している。蛇腔病院での戦いで、ミルコに蹴られそうになっていた氏子ドクターを命令もなしにかばって破壊された。
脳無:ニア・ハイエンド
上位種以上の力を持つ脳無。ただしテスト段階に至っていないため、自律思考ができない。
保須市を襲撃する際に投入された脳無
ギガントマキア
声 - 間宮康弘
“オール・フォー・ワン”が育て最も信頼する直属の配下の一人。山中に潜む異形の巨人。
首にラジオをぶら下げる。尋常ならざる耐久力を持ち、改造なしで複数“個性”所持に適応する。“オール・フォー・ワン”への忠誠心は高くラジオからの声を聞いただけで暴れてから一転して、ラジオにすり寄るほどおとなしくなる。
八斎會突入作戦の同時期、黒霧が接触した際にグラントリノと交戦。山を削り取ったような描写があり、グラントリノから「歩く災害」と称される。その後、敵(ヴィラン)連合に接触し、死柄木の力を見極めるため戦闘を行う。しかし“オール・フォー・ワン”との力の差に絶望し、死柄木を殺しにかかる。以後、48時間44分敵(ヴィラン)連合に攻撃し続け、3時間休んだあとまた攻撃することを長期間繰り返す。そして、泥花市での戦いでは死柄木弔を追って遭遇した異能解放軍を蹴散らすが、“個性”を開花させ泥花市を更地にした死柄木弔の姿を見て涙を流し、以降は死柄木弔に従属する。そして、群呀山荘にヒーローたちが突入してきても動かなかったが、覚醒した死柄木の声に動き出して、荼毘たちとスケプティックを背中に乗せて、蛇腔市へと向かう。そして、死柄木弔のもとへ駆けつけるが、群呀山荘での戦いで八百万たちに睡眠薬を飲まされた効果が効き始めたことで動きが鈍り、Mr.コンプレスと共に確保された。その後、蛇腔病院跡で意識が戻らないように麻酔を投与され続ける。
ステイン / 赤黒 血染(あかぐろ ちぞめ)
声 - 井上剛
「ヒーロー殺し」と呼ばれるヴィラン。31歳。
オールマイトを除くヒーローを私利私欲に走る「偽物」として粛清を目論む思想犯。刀やナイフなど多数の刃物を携帯する。「ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得る称号でなければならない」という強迫観念めいた強い思想を抱く。
元はオールマイトに感銘を受けてヒーローを志し、私立高校のヒーロー科に進学するが、教育体制から見えるヒーロー観の根本的腐敗に失望し、1年の夏に中退。10代終盤まで「英雄回帰」を訴え街頭演説を行うも「言葉に力はない」と諦念、以降10年間は「義務達成」のため独学で殺人術を研究、鍛錬してきた。
インゲニウムを始め、数多くのヒーローを死傷させる。同じ地区で数人のヒーローを襲撃するパターンを採り、襲撃された地区ではその後犯罪率が低下する傾向がある。一般人やヒーローの価値があると認めた人物(出久・焦凍)は殺害の対象外としている。
その活動は、「ヒーローたちの意識向上に繋がっている」との識者の見解もみられ、同調するヴィランだけでなく、一般人やヒーロー候補生をも惹きつける。また、保須市では、重傷ながら自らの信念を語ってヒーローたちを戦慄させ、対峙したグラントリノに「カリスマ」を有していることを認めさせる。
当初は断っていたが死柄木から歪な信念を感じ取り、行く末を見届けるためヴィラン連合との協力を受け入れる。保須でまた一人ヒーローを殺そうとした所に兄の仇打ちに現れた飯田と遭遇し、直ぐそばで倒れている人を助けずに自分のために戦う彼を価値がないと判断し殺そうとする。圧倒的な実力で追い詰めるも駆けつけた出久と轟の妨害に遭い、他人を助けるために命懸けで戦う彼らを価値があると見なす。戦闘中は彼自身の焦りや二人を殺さない様に戦った事もあって互角となり、復活した飯田と出久の攻撃を食らって敗北する。戦闘の結果、重傷を負って逮捕され、「タルタロス」に収監されるが、敵連合が勢力を拡大させるきっかけとなる。
蛇腔市での戦いの後、タルタロスを襲撃して来た死柄木たちによって脱獄に成功し、脱獄囚たちに襲撃されて荒廃した骨董屋で、武器となる錆びた刀を奪う。そして、オールマイトの身を案じる出久に立ち去られて落ち込むオールマイトの様子を、陰から見守るなどの行動をしている。オールマイトの銅像の前で彼が投げている所に姿を現し、タルタロスに残されたデータを渡して、いつか自分を終わらせに来いとオールマイトに告げて立ち去った。
『ヴィジランテ』では「スタンダール」と名乗り、ヴィジランテ活動する若い頃が描かれる。仮面を付け日本刀を振るい、信念無く力を振るうことを「罪」とし、罪が容貌成した者を「敵(ヴィラン)」と定め、暴れまわった者を断罪すべきとし、一刀の下で粛清するが、一般人が違法薬物でヴィラン化した「突発性ヴィラン」も粛清するなど、苛烈な正義感を持つ。
粛清対象者を助けようとする航一を襲い、乱入したナックルダスターに敗北するが、この出来事がステインを形成するキッカケとなる。その後、覚悟として自分の鼻を削ぎ落とし、以後ヒーローも狙う。
義爛(ギラン) / 憶田 影朧(おくた かげろう)
声 - 荻野晴朗
敵(ヴィラン)連合への人材斡旋やサポートアイテム提供など、後方支援をする裏のブローカー。荼毘とトガ、トゥワイスを死柄木に紹介した男。
小振りの丸眼鏡をかけ、登場するシーンでは喫煙していることが多い。回転式拳銃の形のライターを所持する。黒霧が「あの大物ブローカー」と呼ぶ名の知れた存在。トゥワイスとは旧知の仲でよく軽口を叩きあう。
連合解体を目論む異能解放軍に捕まり人質となるも、商人としての矜持から、右手の指を全て切り落とされても連合の情報を売らなかった。泥花市での戦いの際に、トゥワイスの分身たちによって救助された。超常解放戦線との戦いでは、群訝山荘に滞在していたところをヒーローたちに襲撃されるが、確保されたかは不明。
「ヴィジランテ」にも登場。ナックルダスターは「お得意さん」の顧客の1人で、薬剤や装備などを提供する。
死穢八斎會(しえはっさいかい)
オーバーホール / 治崎 廻(ちさき かい)
声 - 津田健次郎
死穢八斎會(八斎會)の若頭。ペストマスクを付けた男。
潔癖症のきらいがあり、触られると蕁麻疹が出る。作中世界では絶滅危機である「極道」で、“オール・フォー・ワン”もマークしていた「大物」。“個性”やヒーローを嫌い、ヒーローを他人に余計な世話をやきたがる英雄症候群と言い放つ。壊理の肉体使ってを薬を作ったり、仲間を躊躇わず殺したり捨て駒にする冷酷な人物。一方で自分を育ててくれた組長の事は慕っており、幼少期は組の者をヴィラン呼ばわりしたことに怒り喧嘩をし、組長もそのことを叱りつつも組の面子を守ろうとしてくれたことに礼を言い彼を大切に育てていた。しかし、非人道的な事を嫌う組長とどんな手段でも恩人である組長のために組を存続させようとする治崎との間に溝が生まれてしまい、皮肉にも組長への恩から彼の望まない道へと進むことになった。
孤児院らしき施設で幼少期を過ごし、「“個性”とは人類が罹った病気の一種」という学説を知り、支持するようになる。その後、八斎會に拾われ、若頭まで上り詰めた。組長から壊理の世話と“個性”解析を任され、彼女の“個性”の仕組みを知る。そして壊理を使い「“個性”をヒトから消す銃弾」とその「血清」を開発、前者をヴィラン、後者をヒーローに独占販売することで八斎會復興を目論んだ。しかしその計画を組長に反対され、彼を植物状態にして実権を奪い計画を強行した。組長が病身となってからはヴィラン紛いの名を名乗り、独断でヴィランを取り込み、組長の意向に沿わない行為にも手を出した。組長は一通り計画が形になったら復活させる心算らしいが、組員の大半は組長派で、その方針から外れた行動をとり続けたことで組内の人望は乏しく、一部組員は組長が病床となったのは彼が裏で仕組んでいたと勘付いている。
トゥワイスにスカウトされて死柄木と対面するも、ヴィラン連合を自らの傘下に加えようとしたことで交渉が決裂、マグネを殺した末に死柄木に自らの連絡先を渡して撤退する。ナイトアイ主導による八斎會家宅捜索では、八斎衆を使ってヒーロー・警察を分断し、自身は単身向かってきたミリオと交戦・重傷を負うも、八斎衆の生き残りを“個性”で融合することでパワーアップする。しかし、壊理の“個性”の影響を受けた出久に敗北。その後、護送中にヴィラン連合の襲撃で両腕を破壊され、2度と“個性”が使えなくなり、“個性”を消す銃弾の完成品と血清と自分の計画も死柄木たちに奪われるという最悪の結末を迎える。以降はタルタロスに収監され、八斎會組長の医療費を支払い続けている。
蛇腔市での戦いの後、タルタロスを襲撃して来た死柄木たちによって牢屋が解放されると、レディ・ナガンに連れられて脱獄した。そして、標的の確認用として八斎會会長に面会して謝罪したいという条件でレディ・ナガンに同行するが、レディ・ナガンが重傷を負った後にエンデヴァーに確保され、約束が違うとレディ・ナガンに喚くが、出久から壊理にも謝罪したい気持ちを向けるなら、レディ・ナガンとの約束は僕が引き継ぐと告げられる。
“個性”:オーバーホール
対象の分解・修復が可能。サー・ナイトアイは一度「壊し」「治す」“個性”と捉え、この“個性”で八斎會が裏ルートで製造・密売している”個性”を破壊する銃弾を製造している。
地面や外壁の形を変形させて強力で広範囲な攻撃手段に用いたり、見えない道を生成したりすることができる。人に使った場合、「分解」のままなら当然死ぬが、頭部など即死レベルで分解されても直後に「修復」を使用すれば蘇生が可能。自身が外傷や疲労を負っても、「分解」して負う前の自身に「修復」することで常に万全の状態で戦闘を継続することができる。また他人を分解して自身と混ぜる形で修復することで、分解した相手の“個性”が付与された状態でパワーアップする。
壊理(えり)
声 - 小林星蘭
八斎會組長の孫娘。オーバーホールの計画の核。6歳。
母親である組長の娘は結婚の際に組長と揉めて絶縁。自らの“個性”で父親を消滅させたことで母親に捨てられ、組長に引き取られた。その後、オーバーホールによって八斎會の地下に幽閉されていたが、脱走して出久がインターン初日のパトロール中に出会う。この際オーバーホールが娘とごまかしたため、ヒーロー側には彼の娘と誤解される。八斎會突入作戦終盤で出久たちに救出される。出久・通形と病院で面会した際、笑顔の作り方が分からないと語り、そこで出久が壊理を文化祭に招待、1-Aのパフォーマンスを見て興奮し笑顔を見せる。文化祭後は、“個性”の放出口である角が再び伸び始め、“個性”を抹消できる相澤がいる雄英高校で預かる。以降は相澤の協力で個性訓練を行い、超常解放戦線との戦いの前日にミリオに頼まれて、個性訓練の成果を見せてミリオの個性を復活させた。
出久と通形のことはヒーロー名で呼ぶ。
クロノスタシス / 玄野 針(くろの はり)
声 - 朝比奈拓見
八斎會の若頭補佐。フードの付いた白いコートを着た大柄な人物。
オーバーホールとは古い付き合いで、組よりも彼に付き従い、唯一彼を「廻」と呼ぶ。
八斎會突入作戦ではオーバーホールと共に逃走を図るがミリオに追いつかれる。他のヒーローが来た時には“個性”でイレイザーヘッドを無効化し、彼と共にオーバーホールから強制的に別部屋に移動させられる。オーバーホールの身を案じつつ、敗北の際には研究結果だけでも持って逃げようとするが、先に警察らが部屋へ到着し逮捕される。以降は、タルタロスから遠く離れた刑務所に収監された。
ミミック / 入中 常衣(いりなか じょうい)
組長
声 - 楠見尚己
八斎會の組長。壊理の祖父。本名不明。オーバーホールからは「オヤジ」と呼ばれる。
昔気質の極道を重んじ、極道が生きる道を模索していた。「八斎會は侠客であらねばならず、ヴィランとは違う」と考え、指定ヴィラン団体との呼ばれ方にも憤怒する。組員たちからも慕われ、暴走するオーバーホールを諌めるが、植物状態にされ、組の実権を奪われた。その後、八斎會突入作戦の終盤で、警察によって意識不明のまま保護され、入院している。
鉄砲玉 八斎衆
活瓶 力也(かつかめ りきや)
声 - 奥田寛章
八斎衆の一人。筋肉質でタンクトップの上に機械的なプロテクターを身にまとった大男。
死穢八斎會事務所玄関を守る。
“個性”:活力吸収
人に触れて吸息し活力を奪い、自身を巨大化できる。“個性”強化薬使用後は、触れなくても周囲の人間から活力を吸えるようになり、ヒーロー・警察側を一気に弱体化させ、自身を強化。
窃野 トウヤ(せつの とうや)
声 - KENN
八斎衆の一人。細身で四白眼が特徴的な男性。
恋人に裏切られ、多額の借金を背負った末自殺を図り、ヒーローに助けられた過去がある。多部・宝生とは互いの過去を知っており、「自分たちはゴミだがそれでもゴミなりの絆がある」と語る。三人のチームワークはプロヒーローを圧倒する。
“個性”:窃盗
人が身に付けているモノを、瞬時に自分の手元へ移動させる。体から生成したものも身に着けているものと認識するなど、適応範囲は広い。視認できるモノしか奪えないため、服の中などから直接奪えず、大き過ぎるものに対しては使用不可。
宝生 結(ほうじょう ゆう)
声 - 松田健一郎
八斎衆の一人。
スキンヘッドが特徴で、他のメンバーと異なり普通のマスクを付ける。その“個性”に目を付けた金の亡者に道具として利用されたが、生成した宝石が金銭価値のない贋物だと分かると徹底的に打ちのめされた過去がある。それゆえに生きる価値を失っていた自分達を拾ってくれたオーバーホールに恩義を感じる。
“個性”:結晶
身体からかなりの硬度を持つ結晶を生成する。結晶体に金銭価値はないが、装甲のように身にまとうことができるなど、攻防共に優れた強度を持つ。
多部 空満(たべ そらみつ)
声 - 辻井健吾
八斎衆の一人。狂人めいた雰囲気を持つ男。
継ぎ接ぎ状の覆面が特徴。“個性”の影響で社会不適合だったところをオーバーホールに拾われた。ちなみに素顔はぎょろ目にクマがある。窃野、宝生を「友達」と思い、二人からも「仲間」だと思われている。
“個性”:食
如何なるものでも一瞬で喰らうことができる歯・顎、食べた物を即座に消化する胃袋を持つ。そのため本人は常に空腹状態にある。
乱波 肩動(らっぱ けんどう)
声 - 梶川翔平
八斎衆の一人。親に抑えつけられた反動でケンカの道に走った戦闘狂。
元は違法な地下闘技場に身を置き、対戦相手を大抵容易く倒すか、戦意喪失させて、全力を出し切れず鬱屈した日々を送った。オーバーホールに八斎會へ勧誘され、勝負を挑むが一瞬で敗れ、以来その首を狙って八斎會に入るも、負け続けている。天蓋に「獣」と称されるほど好戦的だが、自分に一矢報いた相手を治療室に案内するなど、独自の美学を有する。オーバーホールの思想には同調せず、事情を訊きだしたファットガムにあっさり彼の同行を告げる。
“個性”:強肩
肩の回転が凄まじい速さで強力な連打を繰り出す。パンチはファットの吸着を無効化させ、切島の硬化した皮膚を平気で割り剥がすほどの威力を持つ。
天蓋 壁慈(てんがい へきじ)
声 - 宮本淳
八斎衆の一人。和服姿の男。
八斎衆の中では最も新顔で、元は仏に使える身だった。暴走しがちな乱波を引き留めるブレーキ役だが、彼から雑な扱いを受ける。オーバーホールに忠誠を誓っている。ファットガムとの戦闘終了後、乱波が彼らの応急処置を行うのを止めようとし、乱波によって拘束される。
“個性”:バリア
自身の周囲に半球状のバリアを張る事ができる。大きさ・強度は本人の意思である程度調整が可能な模様。
音本 真(ねもと しん)
声 - 増田隆之
八斎衆の一人にして懐刀。元詐欺師。
“個性”ゆえ人間不信に陥っていた。素顔はインテリ風の容姿にメガネをかけている。狂信的にオーバーホールへの忠誠心を持つ。“個性”は戦闘向きではないが、当人は「他のメンバーとは違い、オーバーホールと並んで身を置ける」とむしろ誇りに思う。ミリオが放った攻撃を受けても意識を失わず、ある種の脅迫概念同然に自身を鼓舞し、オーバーホールの元に駆け付け、ミリオの“個性”を消すことに成功する。
“個性”:真実吐き(まことつき)
問い掛けに答えた者に強制的に本心を語らせる。複数人に質問したり、質問された本人すら知り得なかった本音も吐かせることも可能。
酒木 泥泥(さかき でいどろ)
声 - 高橋孝治
八斎衆の一人。常に泥酔している長髪の男。
素顔は丸っこいが鋭い目が特徴。敵前でも浴びるように酒を飲む極度のアルコール依存症。当人曰く「地面は足元がふらついてまっすぐ歩けないから」と天井に張り巡らされた配管に器用に張り付き、ぶら下がるようにして移動する。
“個性”:泥酔
近くに居るものの平衡感覚を無差別に奪う。
活瓶 力也(かつかめ りきや)
異能解放軍
“個性”を「異能」と呼んでおり、“個性”欄は異能と記載し、解放コードを持つ者は「解放コード/名前」で記載する。
デストロ / 四ツ橋 主税(よつばし ちから)
キュリオス / 気月 置歳(きづき ちとせ)
声 - 本田貴子
「異能解放軍」の幹部の紅一点。表向きの職業は集瑛社専務。青白い肌が特徴。
再臨祭ではトガヒミコと交戦。超人社会の闇を体現する者としてトガヒミコに取材し、その記事を解放軍の正しさの立証に利用するため殺害しようとするが、“個性”が進化したトガヒミコが変身したお茶子の“個性”によって浮かされ、落下し死亡する。
ダツゴク
タルタロスを始めとする敵(ヴィラン)収容施設から脱獄した者の総称。この者たちの存在が住民に不安と恐怖を与え、街に超常黎明期のような混沌を引き起こしている。オール・フォー・ワンがその場にいたタルタロスに収容された者の中には刺客として「緑谷出久の捕獲」をオール・フォー・ワンから直接命じられた者もいる。
レディ・ナガン / 筒美 火伊那(つつみ かいな)
声 - 種﨑敦美
タルタロスから脱獄した、元公安直属ヒーロー。年齢は30代後半。仲間のヒーローを殺害した罪でタルタロスに収監されていた。ホークスの先輩に当たるヒーローであり、過去にはオール・フォー・ワンを追っていたこともあった。オール・フォー・ワンからは『他のダツゴクとは一線を画す』とその実力を高く評価されており、ホークスからもワン・フォー・オールを持つ出久を生捕りに出来ると言う程。スナイプ曰く『THE・ライフル人間』。ヒーロー時代はヒーロー社会の基盤を守るために、公安からの指示で敵と癒着してたヒーローやテロ組織などを抹殺しており、超人社会を闇から支え続けていたが、やがて心が持たず疲れ果てしまい、それでも仕事をさせようとした当時の公安委員長(声 - 関口英司)を殺害した罪で投獄された。公安委員長を殺害したのは秘匿され、表向きはヒーローと言い合いの末に殺害したとされた。
タルタロス襲撃によって解放された所を治﨑を連れて脱獄しようとしてた最中、オール・フォー・ワンと会い、彼から出久の捕獲を依頼され一度は断るも、出久がいる限り自身が望んだ『ヒーロー社会の破滅』は無いと言われ、オール・フォー・ワンから手付け金代わりにエアウォークの個性を与えられる。
雨の日に単身でいた出久を腕の無い治﨑を連れて襲撃し、自身の個性と技術で翻弄するも、出久に倒され、出久から共に戦って欲しいと頼まれ、まだ自身の心はヒーローであると言われ出久を本物のヒーローだと認めたが、オール・フォー・ワンが個性を与えた時に仕込んでいた仕掛けによって身体が爆発して瀕死の重傷を負って空中から落ちる所をホークスによって救出され、自身が知ってる情報をホークスと出久に語った。その後は、セントラル病院で治療を受けている。
その他の敵
ヘドロ・ヴィラン
声 - ふくまつ進紗
第1話に登場した、ヘドロ型の異形の強盗犯。名前は劇中未登場のため、アニメでの役名を記載。
体全体が流動状で、他人の体と“個性”を乗っ取ることができる。出久が「ワン・フォー・オール」を継承するきっかけとなる。爆豪を人質にするが、オールマイトによって倒されて逮捕される。第二次決戦の直前に、脱獄して他の異形たちと行動を共にしている様子が描写される。
インスマス
声 - 勝杏里
アニメオリジナルキャラクター。タコの上半身と人間の下半身の姿をしたヴィラン。密輸団のリーダー。
イカに似た手下が三人いる。違法ドラッグを密輸しようとし、蛙吹梅雨とシリウスを追い詰めるがセルキーに倒され、一味諸共逮捕された。
ジェントル・クリミナル / 飛田 弾柔郎(とびた だんじゅうろう)
声 - 山寺宏一
歴史に名を残したいと語る男性。32歳。見た目は「壮年」だが、年齢は30代。自称・現代の義賊。
自ら撮影した動画をネット投稿する。緻密な計画を立て、不測の事態への対応力も高いが、動画は「商品を偽装表示したコンビニで強盗を働き、駆けつけたヒーローらを叩きのめす」など小規模かつ迷惑極まりないなものが多い。
高校まで「歴史に名を残す偉大なヒーローになる」ことを夢見るが、4度も仮免試験に落ちて留年し、高校から自主退学を勧められる落第生だった。18歳の時、墜落しかけたビルの清掃作業員を助けようとして、救助に来たヒーローを妨害してしまい、清掃員は重傷、自身も公務執行妨害で逮捕された。これにより高校を退学し、世間から誹謗中傷で家庭は崩壊、両親から勘当された。フリーターとなった22歳の時、プロヒーローとして独立した同級生に偶然再会するが、彼に忘れられていたことが引き金で、「どんな手段を使っても歴史に名を残す」と誓い、高校で学んだ犯罪学などを活かしヴィランとなる。
文化祭を開催してる雄英高校に警鐘を込めて侵入を目論むも、出久と遭遇し交戦する。互いに譲らぬ想いをぶつけ、死闘を繰り広げるが、実力を着けた出久に敵わず敗北。その後、ラブラバを守るため、駆けつけた雄英教師に自首した。
ラブラバ / 相場 愛美(あいば まなみ)
声 - 堀江由衣
ジェントルの動画作成に協力する女性。動画編集担当。21歳。自称ハッキングのプロ。
背の低いツインテールが特徴。ジェントルがネット上に数々の問題行動を映した動画を投稿しながらも、警察から逃げ切ることに貢献する。
中学生の頃、好意を寄せた男子にストーカーまがいのラブレターを送ったが、その内容を悪く言われたショックで引きこもり、自殺すら考えていた。偶然ジェントルの投稿動画を視聴して彼に憧れ、住所を割って押し掛けて相棒となった。ジェントル・クリミナルが自首した際に警察に確保され、ハッキング能力を評価されて刑事に協力を仰がれるが、自身の能力はジェントル・クリミナルのためにあると告げて断った。
張間 歐児(はりま おうじ)
恥樫 照夫(はずかし てるお)
サイダーハウス
声 - 沖野晃司
人が賑わう休日に事件を起こした強盗団。リーダー格の男は炭酸水を操る“個性”を持つ。ヒーローの巡回経路や人の混雑を調査し入念に計画を企てた上で犯行に及んだが、仮免補講の帰りに通りかかった轟と爆豪の活躍により逮捕された。蛇腔市での戦いの後、収監されていた紫安刑務所がタルタロスからの脱獄囚に襲撃されたことで脱獄し、食料と金を奪うために飲食店を襲撃するが、サポートアイテムを所持した民間人たちと交戦し、相打ちとなる。
異形排斥主義集団(いぎょうはいせきしゅぎしゅうだん)
エンディング
声 - 谷山紀章
人が唯一平等に選べるのは「人生の幕の下ろし方」だけを信条としており、エンデヴァーに殺害されるために悪事を働いた。
7年前の事件から出所後、すぐにエンデヴァー宅に行き夏雄を捕縛、エンデヴァーに殺されるため夏雄を殺そうとしたが、出久・爆豪・轟の3人に悪事が全て防がれてしまい、捕縛された。
食神BOY(くいしんボーイ)
声 - 田島章寛
第一次決戦の後に、警察やヒーローの手が回らなくなった商店街を管理しようと、手下たちと共に暴れていた男性ヴィラン。しかし、通り掛かったベストジーニストの車から射出されたファイバーによって、手下共々拘束された。
警察
塚内 直正(つかうち なおまさ)
声 - 川島得愛
男性警官。階級は警部。オールマイトとは旧知の仲で、その秘密を知る数少ない人物の一人。36歳。ヴィラン連合絡みの事件全般を担当し、分析力とプロファイリング能力は非常に高い。
第二次決戦では、オールマイトたちと共に後方での指揮を担当する。
『ヴィジランテ』では、妹が登場する。また、当初はオールマイトとは無関係だったが、刑事仲間の田沼の手引きでこれまで田沼が抱えていたオールマイトのヒーロー活動報告書作成などの仕事を受け持つ。
面構 犬嗣(つらがまえ けんじ)
声 - 竹内良太
保須警察署の署長。顔は垂れ耳の犬そのもの。語尾に「ワン」をつけて喋る。
逮捕に大きく貢献したものの資格未取得かつ、保護管理者の指示なしで“個性”を使用し、ステインに重傷を負わせた出久たちの将来を考え、騒動の詳細を握りつぶす。その結果、エンデヴァーがステイン逮捕の功労者として世間に知れ渡る。
その他の人物
ツバサ
出水 洸汰(いずみ こうた)
声 - 山崎みちる
ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツのマンダレイのもとに身を寄せる少年。5歳。両親はヒーローであったが、約2年前にヴィランから市民を守って殉職した。従兄妹であるマンダレイに預けられる。
一見すると毒舌で勝気な性格だが、本来は臆病で弱虫な性格。両親がヒーローとして死んでしまったため、ヒーローそのものに反発する。しかし親の仇であるマスキュラーに襲われた際に、出久が命がけで救出してくれたことから、出久が自分にとってのヒーローであると感謝する。
終章で、雄英高校に連れ戻された出久を受け入れるように麗日が行った演説で泣き崩れた出久に、出久が雄英高校を去った後に救助した異形のお姉さんと共に真っ先に駆け寄って、出久を涙ながらに励ました。
“個性”は詳細不明。掌から多量の水を噴出する。
目良 善見(めら よくみる)
声 - 岩崎征実
ヒーロー公安委員会、仮免試験で試験官を務める。38歳。激務に追われ、常に睡眠不足である。
超常解放戦線との戦いでは、ヒーロー公安委員会の面々と共にデトラネット社の本社を襲撃するが、リ・デストロの分身との交戦で負傷する。その後、公安委員長代理に就任し、第二次決戦前にヒーロー仮免資格のない心操の青山親子に対する個性使用を許可する。
生駒 小麿里(いこま こまり)
為田 浩(ためだ ひろし)
声 - 町山芹菜
エンデヴァーの熱狂的ファン。ファンに媚びない姿勢がかっこいいと語り、手を差し出してきたエンデヴァーに「変わってしもうた」と嘆いて逃げてしまった。
ハイエンドが暴れている様子を中継しているアナウンサーの「象徴の不在」という言葉に激怒し、「今俺らの為に体張っとる男は誰や!! 見ろや!!」と叫んだことで、「見ろや君」として話題になりエンデヴァーの再評価に貢献する。
特田 種男(とくだ たねお)
声 - 花輪英司
アニメ第4期1話に登場した、フリーの記者。
オールマイトが“オール・フォー・ワン”との戦いの後に言った「次は君だ」という言葉から「オールマイトが後継者を見出している」ことに勘づき、その候補がいる可能性が高い雄英1年A組に取材に訪れる。その結果、出久が後継者であることに気づくが、かつてオールマイトに家族を救われた恩義から口外しないことを出久に告げ、スクープのため取材に協力してもらった出版社にはその代わりとして「肉まんを買い食いしているオールマイト」の隠し撮り写真を提供した。
車田 運天丸(くるまだ うんてんまる)
『ヴィジランテ』の人物
本作の公式スピンオフ漫画『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』の登場人物。作中の時系列は本編の出久たちが小学生位の時である。“個性”の使用資格を持たない者が多く登場する。
主要人物
灰廻 航一(はいまわり こういち) / 親切マン→ザ・クロウラー
『ヴィジランテ』における主人公。ヒーローに憧れている19歳の男性。夜になるとストレス解消のために、オールマイトなりきりパーカー(公式通販限定版)を纏いマスクを着けて「親切マン」に扮し、困っている人を“個性”を非合法に使い助ける。
ナックルダスターの助言で、名前を「親切マン」からザ・クロウラーに変更する(しかし「苦労マン」などと間違えられる)。
雄英学園入学も目指していたが、溺れていた子供を助けようとしたことで結局入試に間に合わなかったという。ポップ☆ステップとは5年前のその時に1度出会っているが、航一は助けた子供を少年と思い込んでいるため気付いていない。
古いビルの屋上にあるペントハウスを改装して住むが、その廃墟のような外装のせいで怪しまれ、大学生活では孤立する。その後、ポップ☆ステップ、ナックルダスターの二人が入り浸るヴィジランテチームの拠点となる。母親曰く、昔は空を飛び、歩くより先に空を飛んだらしく、そのままどこかへ飛んで行ってしまうのではと心配するあまり、その度に母親に“個性”で静止されていた。
羽根山 和歩(はねやま かずほ) / ポップ☆ステップ
『ヴィジランテ』におけるヒロイン。非合法にゲリラライブを行い、アイドルとして活動する女子高生。素顔をメイクとアイマスクで隠し小悪魔の様な露出度の高いコスチュームを着て、街中で無許可のゲリラライブを開催してはどこかへ去っていく。特別歌が上手い訳ではないが、それでも彼女のファンはそれなりにいる。素顔はボサボサの頭に眼鏡をかけた地味な学生で、航一のペントハウスに多数の荷物を持ち込んでライブ前の準備場所として活用する。
5年前に川で溺れている所を航一に助けられ、それ以来彼のことが気になっていたらしく、ようやく再会するもそのことを言い出せずにいる。
超巨大化敵に襲われて空中に放り出されたところを航一に救われ、以後彼らの活動に協力する。戦闘能力はないものの、航一やナックルダスターと違い知名度があって誰とでも交流できるため、情報収集や避難誘導は彼女が担当する。
雄黒 巌(おぐろ いわお) / ナックルダスター
掃除屋を自称する筋肉質な中年の男性。航一に押しかけて「師匠」と呼ばせる。本名・誕生日は不明、45歳。
どこからともなく現れ、犯罪者に制裁を与える。目から上をマスクで覆ったその顔には、マスクでも隠し切れない程の大きな傷跡がある。両手にはその名の通りナックルダスターを装着しており、移動は主にフックロープを用いる。「悪党を殴るとスカッとする」という極めて暴力的な人物だが、航一のためにプロテクターを調達したり受け身を教えたり、格闘訓練でも手加減していたりと親身に面倒を見る。またスタンダールとの戦いの際に、自身の正義論を語り、強い正義感の持ち主である。
元は超速ヒーローオクロックであり、かつては犯罪対応専門家として活動していた。しかし何かしらの理由で“個性“を奪われてしまい、作中現在“無個性”となっている。
筋骨隆々としており卓越した戦闘力を持ち、突発性敵程度なら簡単に殴り倒し、パワータイプのヴィランに対して真正面から殴り合いを挑み、攻撃を紙一重で回避して的確にカウンターを打ち込むなど格闘能力は極めて高い。また特異な能力を持つ相手も機転で封じ込み、突発性ヴィランの大量発生の鎮圧に現れたプロヒーローたちさえ気づかなかった敵の正体に一人気づくなど、洞察力も極めて高い。
航一がチンピラに襲われていたところ、空から落ちてきてチンピラに鉄拳制裁を加えた後、人手がいるらしく航一を丸め込み無理矢理弟子にする。その後ポップ☆ステップも加わり3人でヴィジランテ活動をしていく。昼間は仕事をしており、それが終わると航一のペントハウスに入り込んでビールを飲みながら夜のヴィジランテ活動まで待機する。女王蜂に寄生されている娘・珠緒を救うため、突発性ヴィランを鎮圧しては手がかりを探していた。珠緒を見つけ彼女と交戦し、一回心停止させて女王蜂の寄生を剥がし救出すると、彼女と共に過ごす時間を設けるため航一達と離れていく。ただし航一達と離れた現状でも香港でトリガーを扱っている薬局に向かう等、一人でヴィジランテ活動をしている。
協力者
警察
ヴィラン
敵製造工場(ヴィラン・ファクトリー)
蜂須賀 九印(はちすか くいん) / 雄黒 珠緒(おぐろ たまお)
突発性ヴィラン
岩甲 晶(いわこう あきら)
改造ヴィラン
鎌池 桐仁(かまち きりひと)
田古部烏賊次郎(たこべ いかじろう) / オクトイッド
その他
キャプテン・セレブリティ / クリストファー・スカイライン
ヒーローの本場であるアメリカで活動する、メジャー級ヒーロー。
所謂劇場型スタイルで、自らの活動を派手に演出するために例えヴィランが暴れていてもマスコミの到着や要救助者の発生が確認されるまでは動かない。故に訴訟やスキャンダルは数知れず、通称「キャプテン・”お騒がせ”セレブリティ」で、アメリカでは活動困難となり日本へ出稼ぎに来る。この性格に加えオールマイトのことも見下すこととから、航一からの印象も悪い。
「空飛ぶ種馬」とも呼ばれるほど女性関係にだらしがなく、訴訟・スキャンダルのほとんどが女性関連で、現在最も大きな訴訟は別居中の妻からの慰謝料請求となっている。バックダンサーとして雇われた真にも手を出そうとしたが、彼女が妻の友人だったため、妻のさらなる怒りを買うことを恐れ食事を奢っただけとなった。その後は真に弱みを握られ、彼女の発案で硬派を前面に押し出したこれまでとは逆のイメージ戦略を取り、本人は不本意ながらも人気は回復しつつある。
白雲 朧(しらくも おぼろ)/ ラウドクラウド
声 - 小野賢章
相澤の雄英高生2-A時代のクラスメイト。明朗快活でクラスのムードメーカー的存在。インターン中に大型ヴィラン・ガーヴィーの襲撃を受けて、瓦礫に埋もれてしまい命を落とした。遺体は、オール・フォー・ワンと氏子ドクターによってすり替えられ、脳と肉体を改造されて黒霧にされた。
本編においては、心操の編入が決まった後にプレゼント・マイクが相澤に話しかけた際に口にした。
ヒロバトオリジナルの人物
トレーディングカードアーケードゲーム『僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル』で、作者書き下ろしのキャラが登場する。
ボルケーノ盗賊団
ワイルドヴィランズ
オリジナルヴィラン第二弾。
キュレーター
用語
ヒーロー関連
ヒーロー
人々に“個性”が発現した超常黎明期において、「自警団(ヴィジランテ)」と呼ばれた人々の活動が、世論に押される形で制度として認知されたのがヒーロー制度の興り。原作第1話の時点で法社会的な定義が確立している。
法的には警察の下部組織、あるいは嘱託を受ける民間協力者という位置づけで、個々に事務処理の窓口を持ち、警察の要請を受けて実務(“個性”を用いた犯罪に対する調査や戦闘)を担当し、歩合制での報酬を受け取る。
実務での信頼を得て仕事の増えたヒーローは、自身と連携戦闘を行える仲間となるヒーローとして「相棒(サイドキック)」を雇う事がある。名誉ある華々しい職業で、希望者が多いため飽和状態にある。自己犠牲の精神が薄い者も増えているため、ステインを始めとした懐疑的な考えを持つ者もいる。
自警団(ヴィジランテ)
“個性”を用いた犯罪が人々を苦しめるのを嘆き、自らの“個性”を用いて立ち向かうボランティアが現れた事が「自警団(ヴィジランテ)」の始まりである。しかし、アメリカ合衆国ロードアイランド州で制定された世界で最初のヒーロー公認制度とされる「ロードアイランド新州法」においてその自警団の個性所持者中でプロヒーローとして認められたのは僅か7名のみで、他はヴィランと同等と看做された。ヒーロー公認制度の確立した社会では私的な自警行為そのものが犯罪であり、現代ではほとんど存在せず、「敵(ヴィラン)」の変種として扱われる。
ヒーロー資格試験
ヒーロー志望は最初に仮免取得に邁進するが、毎年合格率5割前後と仮免の段階から難関。また、同校生徒同士による潰し合いを避けるため、同じ学校のヒーロー科でも時期・会場を分けて受験するのがセオリーとなっている。試験内容も毎年異なるが、雄英祭の中継で唯一“個性”の詳細が判明している雄英高校を最初に狙う雄英潰しも通例となっている。
本編の出久達が受けた仮免試験では、オールマイトの損失や敵(ヴィラン)の活性化が影響を及ぼし、一次試験の段階で1540名中100名に絞られる。
一次試験は、ボールをぶつけ合いターゲット3つを体に付けた参加者を2人脱落させた者先着100名を試験通過させる。
二次試験は、「HUC」の協力のもと敵(ヴィラン)のテロというシナリオの被災現場を想定した救助演習。
「HUC」と公案職員が救助行動の正否を審査や自分の“個性”に適したポジショニングなどを見て、減点方式で採点を行い、持ち点ボーダーラインの50点を越える者に仮免を取得させた。
但し、50を下回り不合格となった者も3ヶ月の特別講習を受講した後に個別テストで合格すれば、仮免許を取得させる救済措置がある。
Help us company(ヘルプ・アス・カンパニー)
ヒーロー育成校
国立雄英高等学校(こくりつゆうえいこうとうがっこう)
オールマイトを始めとした名だたるヒーロー達を輩出し、偉大なヒーローには雄英卒業が絶対条件と言われるほどヒーローになるための登竜門として認知されている。ヒーロー科のほかにも普通科やサポート科、経営科が各3クラスあり、一学年11クラス構成のマンモス校である。
広大な敷地面積を有し、学内にはさまざまな施設がある。学校の正面入り口などには、雄英の関係者以外の人間が敷地に入れないようにするためのセキュリティが施されており、一般には「雄英バリア」の名称で知られている。学習内容はヒーローらしい戦闘・救助などの演習から、一般授業など多岐にわたる。
また雄英体育祭や職場体験などプロのヒーローと交流する機会が多く設けているのも大きな特徴。
ヒーロー科
プロのヒーローに特に直結する大人気の学科で、入試倍率は300倍と超難関である。
普通科
ヒーロー科とは併願が可能で、ヒーロー科入試で不合格になり入学した生徒が多い。そのため、ヒーロー科に対して屈折した感情を持つ者も存在する。
サポート科
経営科
被服控除
ウソの災害や事故ルーム(USJ)
テーマパークのような風貌に生徒たちは「USJかよ!!?」と驚いていたが、本当に“USJ”と命名されていたため、生徒たちは困惑していた。
雄英体育祭
“個性”の出現後「スポーツの祭典」であるオリンピックはすでに衰退・形骸化したこともあり、日本においてはかつてのオリンピックに変わるスポーツの祭典として楽しまれている。
全国ネットでテレビ中継され、プロヒーローも将来のサイドキック候補を探すため観戦しに来るなど注目度が大きな大会。
ヒーロー科の生徒にとってはプロヒーローにも実力を見てもらえるメリットがある反面、テレビ中継されることで全国の高校で唯一“個性”を世間に知られるため、ヴィランに“個性”や戦法を知られ、ヒーロー資格試験などでは真っ先に標的にされることになるなどデメリットもある。
職場体験
雄英体育祭の活躍を見て、プロヒーローが2票の指名を入れる。指名のあった者はその中から選び、指名の無かった者は予め雄英がオファーした全国の受け入れ可の事務所から選ぶ。
夏の林間合宿
雄英の生徒がヴィラン連合に襲われるなど、ヴィランの動きが活発化したために1年時に前倒しされた。
各々の“個性”の能力強化や弱点克服も研修プログラムに取り入れている。
ハイツアライアンス
地下付の5階建ての建物で、1クラスにつき1棟与えられる。1階は食堂・風呂・洗濯・応接間・中庭など共有スペース。2階から5階は生徒の部屋になっていて部屋の数は1フロア男女それぞれ4部屋の計8部屋。
トレーニングの台所ランド(TDL)
校外活動(ヒーローインターン)
士傑高校(しけつこうこう)
傑物学園高校(けつぶつがくえんこうこう)
勇学園(いさみがくえん)
誠刃高校(せいじんこうこう)
聖愛学院(せいあいがくいん)
“個性”関連
“個性”
かつて「異能」と呼ばれてる時代にデストロの母が我が子に対して浴びせられた偏見から受ける罵詈雑言に「これはこの子の“個性”です」と訴えた。この逸話が「“個性”の母」として語り継がれていき、作中の超常能力を「“個性”」と呼ばれるようになった。
作中では現在全人口の約8割が何らかの“個性”を発現している。通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現する。それぞれ世代があり、出久たちの世代は「第五世代」。
作中では能力によって「発動型」「変形型」「異形型」の三系統に大別している。
発動型
変形型
異形型
複合型
“個性”因子
相澤の抹消は、この因子を一時的に停止させている。八斎會が開発した“個性”を消す銃弾は、当初“個性”因子に直接ダメージを与えていると推測されたが、実際は壊理の「人を巻き戻す」“個性”の仕組みを利用した物であった。
突然変異(ミューテーション)
“個性”特異点
“個性”婚
トリガー
使用者の理性を弱め“個性”を極端化(ブースト)する効能を持っており、ナックルダスター曰く「一般人を敵(ヴィラン)にする薬物」。
常用者は舌が黒く変色するため、ナックルダスターはそれを判断材料にしている。
本編でも同様の効果を持つ薬が登場している。日本では流通が禁止されている。ファットガムによればアジア製は効果が短く、アメリカ製なら効果が1〜2時間続くらしい。
敵(ヴィラン)関連
敵(ヴィラン)
原作中では「敵」という文字に「ヴィラン」と読み仮名を振って表記される。本項では一般的な意味での「敵(てき)」という言葉との混同を避けるため、「敵(ヴィラン)」もしくは「ヴィラン」と表記する。
突発性ヴィラン
敵(ヴィラン)連合
当初その他のメンバーは、雑兵として質より数を重視して集められたこともあり、実力も芳しくない者たちがほとんどで、爆豪や轟からも「有象無象」「三下」などと酷評されていた。
だが保須市でステインが起こした事件以降、そのステインがヴィラン連合の一員だったという誤解が世に広まったことで、これまで連合と無関係だったヴィランたちにも注目されるようになり、現在は数多くの実力者達が集まりつつある。
開闢行動隊(かいびゃくこうどうたい)
主な目的は連合にとって脅威となり得る生徒の抹殺と、勝己を同胞として迎えるために連れ去ることだった。
構成メンバーは、荼毘をリーダーとした実力者ヴィラン9名と、荼毘の命令に忠実な脳無1体の10名。その内3名が生徒との戦いに敗退し、現行犯逮捕される。
超常解放戦線(ちょうじょうかいほうせんせん)
9名の行動隊長にはそれぞれの傾向にあった部隊を持っており、隊長一人に対し異能解放軍の実力者上位3名が補佐役に就いている。
死穢八斎會(しえはっさいかい)
作中世界ではヒーローの隆盛によりヤクザ組織は次々と摘発・解体され、オールマイトの登場で完全に時代を終えたとされている。摘発を免れた勢力もヴィラン予備軍として扱われ、監視されながら細々と活動を続けている。
鉄砲玉・八斎衆
異能解放軍(いのうかいほうぐん)
法の整備を進める国との数年にも及ぶ対立の末に敗北、デストロを含めた多くのメンバーが逮捕され組織も解体された。しかしデストロの遺児・力也が父の遺志を継いで再び結成、現在の解放戦士は11万6516人と非常に大規模。解放戦士は普段は泥花市民として民間人として生活しており、力也を含め新幹部のほとんどが政財界に名を連ねる大物人物である。また現役ヒーローや警察の中にも多数のシンパが存在する。
解放の先導を異能解放軍にするために敵(ヴィラン)連合の解体を目論み、再臨祭を仕掛ける。
異能解放戦線
敵製造工場(ヴィラン・ファクトリー)
地理
地名や学校名(ヒーロー育成校は除く)の多くはスター・ウォーズに登場する惑星の名前を捩ったものとなっている。
折寺中学校
NR田等院駅
多古場海浜公園
私立聡明中学校
東京都保須市
神奈川県横浜市神野区
国立多古場競技場
タルタロス
正式名称は「対”個性”最高警備特殊拘置所」で、「タルタロス」は通称名である。
便宜上は拘置所とされているが、その実態は国民の安全を著しく脅かす、または脅かした人物を厳重に禁錮し監視下に置くもの
であり、刑の確定・未確定を問わず様々な”個性”の持ち主が収監されている。
居房は6つに区分されており、”個性”の危険性や事件の重大性によって振り分けられている。危険性の高い人物程、地下深くに収監される。
一度入れば生きて出る事は叶わないと言われており、”個性”社会の闇とも呼ばれている。
“オール・フォー・ワン”やステイン、オーバーホール、レディ・ナガン等が収監されている。
愛知県泥花市
敵(ヴィラン)連合と異能解放軍が「再臨祭」と称し、全面衝突した。
担当編集者
前身
僕のヒーローは、堀越による読切作品。本作のプロトタイプ。
スピンオフ
僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!
コメディタッチで描かれ、第1巻の作者コメントでは「映画のエンディングで流れるNGシーン集みたいなつもりで読んでもらえたらと思います」と述べている
ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-
私のヒーローアカデミア
きっと誰もが誰かのヒーロー
僕のヒーローアカデミアスピンオフ チームアップミッション
出久&爆豪:ライジング
メディアミックス
ヴォイスコミック
集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2015年1月に集英社VOMIC専門番組『VOMIC TV!』にて放送、同年2月からVOMIC公式サイトで配信中。なお、本作は『VOMIC TV!』で放送された最初の作品となった。
アニメ
2016年から2021年まで都合5期が製作されており、2022年10月から第6期が放送中。また、劇場作品として2018年8月3日に『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』が、2019年12月20日に『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』が、2021年8月6日に『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』がそれぞれ公開された。
アニメーション制作はボンズが担当している。
実写映画
レジェンダリー・ピクチャーズ製作で実写映画が公開予定。公開時期は未定。
舞台
2019年
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
スタッフ
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
スタッフ
2020年
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
スタッフ
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
スタッフ
2021年
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
声の出演
スタッフ
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
声の出演
スタッフ
2022年
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
スタッフ
キャスト
オールラウンダー(アンサンブルキャスト)
スタッフ
コンピュータゲーム
コンシューマーゲーム
僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール
僕のヒーローアカデミア One's Justice
JUMP FORCE
週刊少年ジャンプの歴代作品が共演するアクションゲーム。初期キャラクターとして出久、DLC追加キャラクターとしてオールマイト、爆豪が登場。
僕のヒーローアカデミア One's Justice2
僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE
モバイルゲーム
僕のヒーローアカデミア スマッシュタップ
週刊少年ジャンプ オレコレクション!
週刊少年ジャンプ 実況ジャンジャンスタジアム
ジャンプチ ヒーローズ
僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT
アーケードゲーム
僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル
トレーディングカードゲーム
僕のヒーローアカデミア TAG CARD GAME
スターターデッキ
HAD-01スターターデッキteam緑谷出久 2016年4月23日に発売。
HAD-02スターターデッキteam爆豪勝己 2016年4月23日に発売。
HAD-03スターターデッキteam緑谷出久 覚醒ver. 2017年5月27日に発売。
HAD-04スターターデッキteam爆豪勝己 覚醒ver. 2017年5月27日に発売。
HAD-01スターターデッキteam緑谷出久 2016年4月23日に発売。
HAD-02スターターデッキteam爆豪勝己 2016年4月23日に発売。
HAD-03スターターデッキteam緑谷出久 覚醒ver. 2017年5月27日に発売。
HAD-04スターターデッキteam爆豪勝己 覚醒ver. 2017年5月27日に発売。
HA-01拡張パック第1弾 2016年4月23日に発売。
HA-02拡張パック第2弾 2016年6月11日に発売。
HAX-01プルスウルトラパック vol.1 2016年12月24日に発売。
HA-03拡張パック第3弾 2017年5月27日に発売。
HAX-02プルスウルトラパック vol.2 2017年12月23日に発売。
体感型謎解きゲーム
僕のヒーローアカデミア×謎解きゲーム ヒーローズ・デッドエンド・プログラム
また、2018年6月2日〜6月3日に東京の大崎ブライトコアホールで、2019年10月14日にも同会場でリバイバル公演している(2019年10月13日にも予定されていたが令和元年東日本台風の影響で中止になった)
僕のヒーローアカデミア 戦術試験‐タクティクス・オーダー‐
僕のヒーローアカデミア ミステリウム・マンション-暗号解読プログラム-
僕のヒーローアカデミア×謎解きゲーム ヒーローズ・デストロイ・プロジェクト
また、2019年12月7日〜12月8日に東京の大崎ブライトコアホールでリバイバル公演している。
僕のヒーローアカデミア Lock In EV(ロック イン エレベーター)
僕のヒーローアカデミア×謎解きゲーム ヴィランズ・ハイドアウト・エスケープ
僕のヒーローアカデミア 見えない知能犯からの犯罪予告(インビジブル・ヴィランズ・ノーティス)
リアル脱出ゲーム×僕のヒーローアカデミア 巨大ロボ敵(ヴィラン)強襲の危機からの脱出
僕のヒーローアカデミア 謎ファイル
スタンプラリー
PLUS ULTRA スマッシュカンサイ セブンライナーズデジタルスタンプラリー
書誌情報
全て集英社発行。
漫画本編
- 堀越耕平 『僕のヒーローアカデミア』〈ジャンプ コミックス〉、既刊39巻(2023年11月2日現在)
- 「緑谷出久:オリジン」2014年11月9日発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-880264-0
- 「猛れクソナード」2015年1月10日発行(1月5日発売)、ISBN 978-4-08-880297-8
- 「オールマイト」2015年4月8日発行(4月3日発売)、ISBN 978-4-08-880335-7
- 「全てを持って生まれた男の子」2015年6月9日発行(6月4日発売)、ISBN 978-4-08-880420-0
- 「轟 焦凍:オリジン」2015年8月9日発行(8月4日発売)、ISBN 978-4-08-880449-1
- 「蠢く」2015年11月9日発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-880488-0
- 「爆豪勝己:オリジン」2016年2月9日発行(2月4日発売)、ISBN 978-4-08-880607-5
- ドラマCD同梱版 同日発行(同日発売)、ISBN 978-4-08-908261-4
- 「八百万:ライジング」2016年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-880654-9
- 「僕のヒーロー」2016年6月8日発行(6月3日発売)、ISBN 978-4-08-880689-1
- 「オール・フォー・ワン」2016年9月7日発行(9月2日発売)、ISBN 978-4-08-880779-9
- 「始まりの終わり 終わりの始まり」2016年11月9日発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-880809-3
- 「THE 試験」2017年2月8日発行(2月3日発売)、ISBN 978-4-08-881004-1
- 「てめェの“個性”の話だ」2017年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-881049-2
- 「オーバーホール」2017年6月7日発行(6月2日発売)、ISBN 978-4-08-881175-8
- 「抗う運命」2017年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-881202-1
- 「烈怒頼雄斗」2017年11月7日発行(11月2日発売)、ISBN 978-4-08-881221-2
- 「ルミリオン」2018年2月7日発行(2月2日発売)、ISBN 978-4-08-881320-2
- 「明るい未来」2018年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-881380-6
- 「文化祭」2018年7月9日発行(7月4日発売)、ISBN 978-4-08-881512-1
- 「開催文化祭!!」2018年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-881566-4
- 「彼は何故立ち続けたか」2018年12月9日発行(12月4日発売)、ISBN 978-4-08-881624-1
- 「受け継ぐモノ」2019年2月9日発行(2月4日発売)、ISBN 978-4-08-881723-1
- 「ぼくらの大乱戦」2019年5月7日発行(5月2日発売)、ISBN 978-4-08-881797-2
- 「All It Takes Is One Bad Day.」2019年8月7日発行(8月2日発売)、ISBN 978-4-08-881880-1
- 「死柄木弔:オリジン」2019年12月9日発行(12月4日発売)、ISBN 978-4-08-882074-3
- 「空、高く群青」2020年3月9日発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-882225-9
- 「One's Justice」2020年7月3日発売、ISBN 978-4-08-882332-4
- 「破滅のボルテージ」2020年9月4日発売、ISBN 978-4-08-882378-2
- 「爆豪勝己:ライジング」2021年1月4日発売、ISBN 978-4-08-882474-1
- 「ダビダンス」2021年4月2日発売、ISBN 978-4-08-882590-8
- 「緑谷出久と八木俊典」2021年8月4日発売、ISBN 978-4-08-882729-2
- 「THE NEXT」2021年10月4日発売、ISBN 978-4-08-882788-9
- 「A組からOFA(ワン・フォー・オール)へ」2022年2月4日発売、ISBN 978-4-08-882846-6
- 「アメリカ」2022年5月2日発売、ISBN 978-4-08-883066-7
- 「BATTLE FLAME」2022年7月4日発売、ISBN 978-4-08-883161-9
- 「二つの赫灼」2022年10月4日発売、ISBN 978-4-08-883261-6
- 「禦む者と侵す者」2023年2月3日発売、ISBN 978-4-08-883428-3
- 「hopes」2023年6月2日発売、ISBN 978-4-08-883553-2
- 「"個性"無き戦い」2023年11月2日発売、ISBN 978-4-08-883662-1
- ドラマCD同梱版 同日発行(同日発売)、ISBN 978-4-08-908261-4
スピンオフ漫画
- 堀越耕平(原作)、根田啓史(漫画)『僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!』〈ジャンプ コミックス〉、全5巻
- 2016年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-880667-9
- 2016年11月9日発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-880864-2
- 2017年6月7日発行(6月2日発売)、ISBN 978-4-08-881116-1
- 2017年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-881157-4
- 2017年11月7日発行(11月2日発売)、ISBN 978-4-08-881173-4
- 堀越耕平(原作)、別天荒人(漫画)、古橋秀之(脚本) 『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』〈ジャンプ コミックス〉、全15巻
- 「俺がいる」2017年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-881093-5
- 「断罪」2017年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-881249-6
- 「先輩」2018年2月7日発行(2月2日発売)、ISBN 978-4-08-881335-6
- 「家族」2018年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-881428-5
- 「浪花の街に出張やで!」2018年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-881547-3
- 「合理的な男」2019年2月9日発行(2月4日発売)、ISBN 978-4-08-881739-2
- 「タワーを守れ!」2019年8月7日発行(8月2日発売)、ISBN 978-4-08-881839-9
- 「雨と雲」2019年12月9日発行(12月4日発売)、ISBN 978-4-08-882090-3
- 「卒業と進路」2020年3月9日発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-882240-2
- 「女王光臨」2020年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-882395-9
- 「仮面武闘会」2021年1月9日発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-882484-0
- 「マイトシグナル」2021年4月7日発行(4月2日発売)、ISBN 978-4-08-882610-3
- 「無貌の侵略」2021年10月9日発行(10月4日発売)、ISBN 978-4-08-882747-6
- 「深淵に棲むもの」2022年5月7日発行(5月2日発売)、ISBN 978-4-08-882859-6
- 「それぞれの未来」2022年7月9日発行(7月4日発売)、ISBN 978-4-08-883177-0
- 堀越耕平(原作)、あきやま陽光(漫画) 『僕のヒーローアカデミア チームアップミッション』〈ジャンプ コミックス〉、既刊5巻(2023年6月2日現在)
- 「始まれ新制度(ニューミッション)」2020年3月9日発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-882249-5
- 「ショーと焦凍くん」2021年4月7日発行(4月2日発売)、ISBN 978-4-08-882249-5
- 「アニマル・パニック」2021年2月9日発行(2月4日発売)、ISBN 978-4-08-882875-6
- 「ヒーロー達の日常」2022年10月9日発行(10月4日発売)、ISBN 978-4-08-883262-3
- 「シュールヒロイズム」2023年6月7日発行(6月2日発売)、ISBN 978-4-08-883626-3
小説
- 堀越耕平(原作)、誉司アンリ(著)『僕のヒーローアカデミア 雄英白書』 〈ジャンプ ジェイ ブックス〉
- 「1-A:授業参観」2016年4月4日発売、ISBN 978-4-08-703391-5
- 「林間合宿:裏面」 2017年2月3日発売、ISBN 978-4-08-703413-4
- 「寮生活24時」 2018年2月2日発売、ISBN 978-4-08-703443-1
祭. 「それぞれの文化祭」 2019年5月1日発売、ISBN 978-4-08-703475-2
祝. 「雄英地下迷宮」 2020年9月4日発売、ISBN 978-4-08-703500-1
桜. 「泣かない赤鬼?」 2021年10月4日発売、ISBN 978-4-08-703517-9
祭. 「それぞれの文化祭」 2019年5月1日発売、ISBN 978-4-08-703475-2
祝. 「雄英地下迷宮」 2020年9月4日発売、ISBN 978-4-08-703500-1
桜. 「泣かない赤鬼?」 2021年10月4日発売、ISBN 978-4-08-703517-9
関連書籍
- 『僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultra Archive』2016年5月7日発行(5月2日発売)、ISBN 978-4-08-880719-5 - 公式キャラクターブック
- 『僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysis』2019年10月9日発行(10月4日発売)、ISBN 978-4-08-882128-3 - 公式キャラクターブック
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