内閣総理大臣 織田信長
以下はWikipediaより引用
要約
『内閣総理大臣 織田信長』(ないかくそうりだいじん おだのぶなが)は、志野靖史による漫画作品。白泉社刊行『ヤングアニマル』に1994年No.10から1997年No.19まで連載された。全91話。単行本全8巻。
概要
混迷続く日本に412年ぶりに成立した織田政権。非常に高い支持率と共に政権をスタートさせ、その持ち前の型破りな行動で日本中を混乱(?)に陥れる。
歴史上語られている「改革者」織田信長の人となりを基にした社会風刺ネタを痛快に展開しつつも、しばしば真面目な問題提起もなされる。また、歴史マニアの好むネタが各所に散りばめられている。
主な登場人物
織田信長
本作の主人公。内閣総理大臣。新党のぶなが党首。愛知県選挙区。
子供のように純粋で常識に囚われず、物事を根本から考え直す発想力と、だだっ子のような実行力を併せ持つ。(おそらくは)平和主義者。国内外の諸問題に対し常識外れの政策を打ち出し、その大半は(当初の目論見とはいささか異なる形で)成果を上げている。しばしば、無謀な行動を取って肉体的な窮地に陥り、秀吉らに救出される。
突拍子もない政策を打ち出してばかりいるが、総選挙ではテレビの開票速報ですぐに当確(わずか40秒)が付くなど、選挙区での人気は絶大である。
当初は外来語を無理して言っていた(「すぽぉつまんでござる」etc.)が、段々現代に馴染んで来て、最終的には自身を「天下のオールジャパンの覇者の織田」と言うまでになった。
現代人とは段違いの体力の持ち主であり、大相撲の千秋楽ではあけのぼ(モデルは曙太郎)がふらつく程の重さの祝杯を軽々と抱えていたり、常人なら即死するほどの感電をしても軽傷ですんでいる。また、ニューヨークでは街頭の女性歌手に絡んでいたチンピラを踵落としと日本刀による脅しで撃退するなど、一国の宰相とは思えない身のこなしを見せていた。容姿にもかなりの自信があり、日々のファンデーションを欠かさずしており、女装すると美人の誉れ高い妹のお市そっくりになる。
信長の野望らしきシミュレーションゲーム(タイトルは「信長の大望」)をプレイしている。
羽柴秀吉
徳川家康
農林水産大臣、新党のぶなが幹事長。静岡県選挙区。別名を「ミスター農林」。新党のぶなが徳川派会長。信長とは幼少時からの盟友。
非常に保守的な上に臆病な性格。また徹底した農本主義者で、内閣予算案で国家予算の3分の1(約20兆円)を農業振興費に充てるプランも出したほど。鈍重そうな外見に似合わず運動能力は非常に優れているが、太り過ぎを気にしてダイエットに励む一面もある。
信長から贈られた東京事務所ビルを、事務所を置いた1階以外はテナント経営に出しており、金銭感覚に優れた面もある。その一方、自衛隊の拡張には否定的であり「兵器がなくても国は滅びないのだが、鍬や鋤がなくなると国は滅ぶのだ」という持論を持っている。
実際の家康の出身地は愛知県三河地方だが、本作では静岡県出身として扱われており、本籍地も静岡市だった。
柴田勝家
森蘭丸
お市
千利休
ビル・クリリントン
この他に前田利家・丹羽長秀・羽柴秀長・黒田如水・ねねが登場しており、更に中曽根康弘・小沢一郎・村山富市などの実在する政治家も多数登場している。
織田内閣の政策
でっちあげゴシップのリーク
雨乞い巡業
MHK(作中の公共放送)に第3の放送局開始
織田総理自ら競馬に出走
ちなみに、信長が推奨した「サクシャテンテコマイ」という馬は、現実には命名できない。
高校視察
翌日、文部省の高等学校担当の官僚を全員集め、授業内容を書いたフリップを見せ「これじゃあ、テニーズ(モデルはデニーズ)のメニューより多いではないか!」と一喝。信長は自身の首相在籍時1年毎に、1つの教科を削除する事を豪語する。
ニセ札製造
結局取った手段は「一枚の札を剥いで二枚にする」というニセ札作りであった。
名古屋ドラサンズの監督就任
核兵器廃絶
紙幣改正
しかし、愛知県の紙幣はさわやかイチーロ(モデルはイチロー)になってしまい、これをニュースで見ていた信長は「国民はケーハクだぁ〜」と悔し泣きをする有様だった。その後、イチーロ側から「織田総理と握手するイチーロ」図案でもいいと申し込まれたが、信長は「その気遣いがよけいムネをせめる」と言っていた。
ちなみに鹿児島県の紙幣は西郷隆盛が圧勝。青森県の紙幣は太宰治、高知県の紙幣は坂本龍馬が辛うじて吉田茂を破った上、千葉県は長嶋茂雄が(当確はしていないものの)テレビの中継で優勢だった。
年齢自由化
法案が通過するやいなや落合博満らしき野球選手が松井秀喜らしき野球選手に「よぅゴジ。よく考えたら俺まだ38歳だったよ」と言ったり、定年退職した人が「私はまだ定年まで5年あります!」と一見成功したかに見えたが、信長が「ワシは33歳にしーとこ」と申請した際、役所側が1994年に現れた信長(当時49歳)に「51歳として処理しよう。これこそ法の下の平等だ」と却下されてしまい、自ら墓穴を掘る格好になった信長は「アイデンティティーを傷つけられた」として国を訴える騒ぎを起こした。
首都移転
ちなみに、信長は新首都が決まったら即首都機能を移転しようとして、大量の荷物をトラックに積んで「引越しの準備」をするほどの用意周到さを見せた。
国家予算100年プラン
国家予算投げ捨て(別名・天下一のばら撒き)
美人税創設
しかし、女性議員連盟による「この法案では性の指定はされていない」との指摘から、男性からの徴税も行われるようになり、自身の美貌に絶大な自信を持つ信長は「一体、ワシはいくら払ったらすむんじゃ」と泣いた。
自衛隊民営化
山手グルグル幼稚園
ポスターには「厚生省不認可」と書かれているが、幼稚園の管轄は文部省であり、厚生省が管轄するのは保育園である。
安土城築城
自衛隊の大規模部隊の北上を「北方領土を奪還するため」と判断したロシア側は臨戦態勢を整え、一方的に緊張状態を作って肩透かしを食らってしまう。
戦艦安土製造
しかし、処女航海の途中で海難事故に遭い高知県沿岸で転覆。住民は「これを信長(しんちょう)堤と呼ぶきに」と感謝をしていたが、信長は木にもたれ掛るように悔し泣きをする有様だった。
電話料金無料化
宇宙遊泳
その他、法案多数。