再会 (横関大)
以下はWikipediaより引用
要約
『再会』(さいかい)は、横関大による日本の推理小説。第56回江戸川乱歩賞を受賞した、作者のデビュー作。受賞時のタイトルは『再会のタイムカプセル』で、2002年から8年連続で応募し受賞に至った。文庫化の際、「余分な情報がないから読者を限定せずに想像力を刺激してくれる」という選考委員と著者の一致した判断により『再会』という漢字2文字に改題された 。2012年にテレビドラマ化された。
書籍情報
- 単行本:講談社、2010年8月5日、ISBN 978-4-06-216465-8
- 文庫:講談社文庫、2012年8月10日、ISBN 978-4-06-277347-8
あらすじ(原作に準拠)
岩本万季子、清原圭介、佐久間直人、飛奈淳一の4人は小学校の卒業式前日に、ある秘密を隠したタイムカプセルを校庭に埋めた。
23年後、美容室を経営する万季子は、スーパーの店長・佐久間秀之から、息子の正樹が万引きをしたと呼び出される。私立中学校への進学が決まっている息子を心配する万季子を見透かすように、佐久間は金銭を要求する。東京に住む元夫の圭介と相談し、圭介に金を渡しに行ってもらうと、佐久間は今度は万季子の肉体を求めてきた。翌日の夜、何とか金で事を収めてもらおうと取引現場に向かった圭介は、そこで佐久間の死体を発見するが、自分たちに疑いがかかることを恐れ通報せずに逃げてしまう。
翌日、佐久間の死体が発見され、警察の調べにより佐久間の死因が射殺で、凶器の拳銃が23年前に駐在警官だった圭介の父親が殉職した際に使用されたものと同じものであることが判明する。その拳銃は、あのタイムカプセルに入れたはず……、中身も埋めた場所も知っているのは4人だけ。誰がタイムカプセルを掘り返したのか。23年の時を経て、4人それぞれが抱えてきた心の闇に光が射す。
登場人物
主要人物
清原 圭介(きよはら けいすけ)
その他
松本 博美 (まつもと ひろみ)
清原 和雄(きよはら かずお)
佐久間 秀之(さくま ひでゆき)
テレビドラマ
2012年12月8日の21:00-23:30、フジテレビ系列の「土曜プレミアム」枠にて「大型ミステリー特別企画」と銘打って放映された。ドラマ版では4人が再会する時期が27年ぶりに変更されている。
キャスト
- 飛奈淳一〈39〉 - 江口洋介
- 岩本万季子〈39〉 - 常盤貴子
- 清原圭介〈39〉 - 堤真一
- 佐久間直人〈39〉 - 香川照之
- 松本博美〈27〉 - 長澤まさみ
- 南良涼〈34〉 - 北村有起哉
- 盛田昭二〈48〉 - 神保悟志
- 青木琴乃〈30〉 - 相沢紗世
- 小杉房則〈58〉 - 北村総一朗
- 岩本正樹〈12〉 - 加藤清史郎
- 佐久間秀之〈42〉 - 杉本哲太
- 載寧龍二、天田暦、成田瑛基、中谷竜、毛利ケンイチ、小林博、宮林成龍、久保田民絵、金尾哲夫、藤本泉、渡部飛鳥、根岸泰樹、浅見姫香、林晃平、中野隼輔
スタッフ
- 脚本 - 橋本裕志
- 演出 - 石井祐介
- 音楽 - 神坂享輔
- 音楽プロデュース - 志田博英
- 選曲 - 谷口広紀
- 警察監修 - 倉科孝靖
- 技斗 - 釼持誠
- 企画 - 成河広明
- プロデューサー - 清水一幸
- アソシエイトプロデューサー - 小椋久雄
- 制作協力 - 共同テレビジョン
- 制作著作 - フジテレビ