出たな!!ツインビー
以下はWikipediaより引用
要約
発売日一覧 X68 199112061991年12月6日PCE 199202281992年2月28日Vアプリ 200407142004年7月14日Wii 200709182007年9月18日 200903232009年3月23日PAL 200907242009年7月24日PS3,PSP 201006162010年6月16日Win 201403032014年3月3日Wii U 201411262014年11月26日PS4、NSW 202001162020年1月16日
『出たな!!ツインビー』 (Detana!! TwinBee) は、1991年にコナミから稼働されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。2人同時プレイ可能。ツインビーシリーズの第5作目に当たる。2作目と3作目はファミコンで、4作目はゲームボーイで発売されていたため、アーケード版としては初代以来6年ぶりとなる。当時のアーケードゲーム群では比較的高性能な部類の基板が使われた。日本国外版のタイトルは『Bells & whistles』。
自機の「ツインビー」、「ウインビー」を操作し、イーバ星人による侵略から惑星メルを救出するのを目的としている。
2004年には携帯電話アプリゲームとしてVアプリ版が配信された。
アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第5回ゲーメスト大賞」(1991年度)にて、大賞3位、ベストシューティング賞1位、ベストグラフィック賞4位、ベストVGM賞3位を獲得した。
概要
野菜や果物、動物や台所用品などをモチーフにしたコミカルなキャラクターが登場する点やシステム的には初代『ツインビー』(1985年)を踏襲するが、新たに『R-TYPE』(1987年)のような溜め撃ちが可能になった。パワーアップした時にBGMが変更されることはなくなり、ステージごとのBGMは固定になった。当時コナミに在籍していたShuzilow.HAがキャラクターデザインを担当し、アニメ風のイラストが前面に用いられるようになった。全体的にBGアートが宮崎駿の映画『風の谷のナウシカ』(1984年)と『天空の城ラピュタ』(1986年)の影響が強い。ツインビーに足が生えたのも本作からとなる。
全7ステージで2周クリアで終了となる。自機のストックがなくなるとゲームオーバーだが、クレジットがあればコンティニュー可能。コンティニュー時にはパワーアップサービスで3WAYとバリアが付く。2周目は背景のカラーが変更されたり、撃ち返し弾など敵の攻撃も非常に激しくなったりする。ステージをクリアすると腕が修理され、救急車も復活する。
アーケードゲーム専門誌『ゲーメスト』読者の投票による第5回ゲーメスト大賞では大賞3位、ベストシューティング部門1位、ベストVGM部門3位、ベストグラフィック部門4位を受賞している。またサウンドトラックCDはベストアルバム賞3位を受賞した。さらに登場キャラクターのウインビーがベストキャラクター7位を受賞している。『ゲーメスト』増刊の『ベストヒットゲーム100』によるとインカム収入は8位だった。
ゲーム内容
基本操作
8方向レバー(移動)、ショットボタン、ボムボタンを使用する。
ショット
ボム
アイテム
ベルパワーアップ
ぷかぷかと浮かんでいる雲を攻撃するとベルが出現し、ショットを当てると色が変化していき、これを取るとパワーアップする。ただし撃ち過ぎるとベルが壊れ、最後には無敵のハチ「ビックル」に変化し、接触するとミスになる。ステージボス直前になると画面上の全てのベルが壊れる。また、ツイン砲装備時は白ベルが出現しなくなるなど、パワーアップ済みのベルは出現しなくなる。
複数のパワーアップの併用も可能。ただし、1人プレイの時はバリアとしっぽバリアの共有に制限がかかる。バリアを取るとそれが有効な間は紫ベルが出現しなくなり、しっぽバリアを取ると赤ベルが出現しなくなる(本来変化するはずの色に変化せず黄色のままになる)。
前作ではベルを取り逃すと変色順が初期化(青からやり直し)されたが本作では先の変色から継続されるようになっている。
■黄ベル
□白ベル(5発)
■青ベル(10発)
■緑ベル(15発)
■赤ベル(20発)
■紫ベル(25発)
■黒ベル(30発)
地上アイテム
地上の砲台をボムで破壊すると出現する。
チビグインビー
2人同時プレイ時は2人でグインビーを挟み込むようにすると画面上を飛び回って攻撃する。
チビベル
ラッキースター
フルーツ
スペシャルショット(合体攻撃)
2人同時プレイ時にツインビーとウインビーが合体することで強力な攻撃ができる。
ツイン攻撃
ガッチンコ攻撃
スペシャルグインビー攻撃
合体攻撃は強力だが、ツインビーとウインビーは押し合うことができるため、移動を制限されるというデメリットもある。
設定
ストーリー
ステージ構成
面 | ステージ名 | ステージBGM | ボス | ボスBGM |
---|---|---|---|---|
1 | 風の谷 | 風の贈り物 | メカガニ | イーバ星人の攻撃 |
2 | 雲海 | 雲海を越えて | 空飛ぶ幽霊船 | イーバ星人の攻撃 |
3 | 天空の要塞 | 天空の要塞ラピュタ | 風車野郎 | 来るなら来いっ |
4 | 死の谷 | World of the Mold | メカクラゲ | 来るなら来いっ |
5 | 地下水源 | 水上の行進 | レッドうつぼカモン! | イーバ星人の攻撃 |
6 | イーバの神殿 | イーバの神殿 | でんでん貴金属 | イーバ星人の攻撃 |
7 | 地底都市 | 霧の向こうのパラダイス | 脳味噌昆虫 | イーバの帝王脳味噌昆虫 |
登場キャラクター
キャラクターの名称についての補足
本作の発売当初は、プレイヤーキャラのパイロットの名等はとくに設定されておらず、メディア上での紹介や家庭用の説明書類でも「ツインビー」「ウインビー」「グインビー」と記載されていた(前作では「アンナモン」「ドンナモン」で、どちらも男の子の兄弟)。このことから、本作以降しばらくの間はこの名称のままの設定で呼称されており、以降のシリーズにおいても同名で登場し、ゲーム以外でも「ウインビー国民的アイドル化計画」なるキャンペーンの開催や、アルバム「ウインビーのネオシネマ倶楽部」が発売されるなどした。
し後の1993年10月よりラジオドラマ『ツインビーPARADISE』を放送する際に、脚本上で機体とパイロットの名称が同じでは区別がつかないとの理由から、ツインビーのパイロットの男の子は「ライト」、ウインビーのパイロットの女の子はライトの従兄弟の「パステル」、グインビーのパイロットの赤ちゃんはパステルの弟の「ミント」と名付けられ、以降のツインビーシリーズにおいてのキャラクター設定が明確に定義された。ちなみに「アンナモン」はライトの父親、「ドンナモン」はパステルの父親と設定され、「ツインビー」「ウインビー」「グインビー」設定のキャラ名は、1994年1月にスーパーファミコンで発売の『ツインビー レインボーベルアドベンチャー』まで使用された。
移植版
X68000版
PCエンジン版
なお、PCエンジン版はハドソンより下記の機種でもダウンロードコンテンツとして配信されている。
Wii バーチャルコンソール 2007年9月18日より配信中
ゲームアーカイブス PSP・PS3用 2010年6月16日より配信中
iPhoneアプリ 『PC Engine GameBox』 2011年2月14日の第2回目の更新より収録され配信中
プロジェクトEGG 2014年3月3日より配信中
クラウドゲームのGameNowやG-clusterやひかりTVゲームで 2014年春より配信中
Wii U バーチャルコンソール 2014年11月26日より配信中
PlayStation版
セガサターン版
携帯アプリ版
PlayStation Portable版
Xbox 360版
スタッフ
アーケード版
X68000版
PCエンジン版
評価
受賞 | |
---|---|
媒体 | 受賞 |
第5回ゲーメスト大賞 | 大賞3位 ベストシューティング賞1位 ベストグラフィック賞4位 ベストVGM賞3位 プレイヤー人気5位 年間ヒットゲーム8位 |
アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』誌上で行われていた「第5回ゲーメスト大賞」(1991年度)において、読者投票により大賞3位を獲得している。その他に、ベストシューティング賞で1位、ベストグラフィック賞で4位、ベストVGM賞で3位、プレイヤー人気で5位、年間ヒットゲームで8位、ベストキャラクター賞ではウインビーが7位、メローラが15位を獲得した。
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・7・6・5の合計24点(満40点)、『月刊PCエンジン』では95・90・90・75・80の平均86点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では8・8・8・7の合計31点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、24.79点(満30点)となっている。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で19位(485本中、1993年時点)となっている。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「全体的にパステル調でかわいらしい雰囲気になっている」と紹介されている。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 4.55 | 3.98 | 4.09 | 4.25 | 4.16 | 3.77 | 24.79 |
漫画版
新声社の漫画雑誌『コミックゲーメスト』に連載された、『ツインビー』シリーズをモチーフにした漫画作品。作者は吉崎観音。後にゲーメストコミックレーベルで単行本も発売された(全3巻)。
タイトルは連載開始時に最新作だった本作を冠してはいるものの、時代はゲーム版より未来。登場人物はゲーム版の子孫と言う独自の設定。また、ツインビーシリーズの新作が発売されるたびにその設定が漫画に反映されていった(『Pop'nツインビー』のちび分身、『レインボーベルアドベンチャー』の武器攻撃、『ツインビー対戦ぱずるだま』のスーパーベルなど)。
主な登場人物
ビート
チャイム
シャウト
シナモン博士
カトリーヌ
ゴッドブレイン
復活後、レインボーベルを砕き、ツインビーチームの子孫を倒すために地球にやってきた。
スペード、ハート、ダイヤ、クローバの四人の部下を従えている。
スペード
ハート
ダイヤ
クローバ
関連作品
ヘクシオン(1992年)