切法師
ジャンル:少年漫画,
漫画
作者:中島諭宇樹,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊少年ジャンプ,
レーベル:ジャンプ・コミックス,
巻数:全2巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『切法師』(きりほうし)は、中島諭宇樹による日本の漫画作品。「鬼」と呼ばれる怪物を、主人公の鼓倫太郎が各地を行脚しながら退治する一方で、非情に徹しきれずに苦悩しつつも成長してゆく物語である。中島の初連載作品で、『ネオジャパネスクファンタジー』と銘打たれた。
世界観
切法師
「七刀法師」を祖とし、古来より鬼の討伐を生業としている戦士の一団である。本拠地は日本にある。その活動は全世界におよんでおり、鬼の本体である「業煤徒(ゴウスト)」を退治することができる唯一の武器・切鬼剣(せっきけん)を扱うことができる。切法師には切鬼剣の使用に特化した剣士、法術の使用に特化した法師の2種類が存在し、通常は2人1組で討伐に当たる描写が多く見られる中で、倫太郎や狛一郎のように、両方を自在に行使し、かつ単独で行動する切法師も存在する。
陰陽連
陰陽連(おんみょうれん)は鬼退治を生業としている集団で、多数の切法師が存在する。
鬼
本作品では、「業煤徒(ゴウスト)」と呼ばれる邪悪な霊体が生物に取り憑いた存在を鬼と呼んでいる。体の飢えを満たす肉、魂魄の飢えを満たす霊の双方を欲するため、人間あるいは人々の思いのこもった物を食する。霊の摂取を止めると鬼としての力が徐々に弱まり、最後には依り代とした生物とほとんど変わらなくなる。
鬼の名称には外国の妖怪や神獣の名前を当て字にしたものが使われているが、これに関しては作中において「陰陽連の活動は全世界におよんでおり、日本古来の妖怪とは異なる存在である鬼には、国外の伝説などに登場する姿形や性質の似た怪物の名が付けられ、いつの頃からか鬼もそれに倣っている」とした解説が添えられている。
魁鬼連
魁鬼連(かいきれん)は、「人の世を打倒し、鬼による治世を拓く魁(さきがけ)となる者」を意味する鬼の集団である。組織としての活動はまだ日が浅く、世界制覇を目論む一方で陰陽連や切法師に関しての情報収集を積極的に行っている。
登場人物
陰陽連
鼓倫太郎(つつみ りんたろう)
鼓命(つつみ みこと)
生駒狛一郎(いこま こまいちろう)
魁鬼連
長轡三毛右衛門(ながぐつ みけえもん)
鬼
膿泥児(ウンデイゴ)
鱗谷村の住人
繭(まゆ)
耕志郎(こうしろう)
法術
術は霊、火、風、氷、土、生、死の七つの属性があり、切法師や鬼は自身が持つ紋に対応した属性の術を使う。倫太郎は霊属性の啓発紋の力により、魔奈(マナ)を取り込むことで複数の属性の術を行使できる。
属性や術ごとに真言と呪文を唱える必要があるが、熟練の切法師は属性の真言だけで術を使える。
霊術
真言は「オン・ソンバ・ニソンバ・ウン・バザラ・ウンパッタ」、呪文は「霊の魔奈は我が盟主にして我が僕(しもべ)」。
亢霊術
式神
火術
火や雷を操る術。倫太郎が使用する際には、篝火のような大きめの火、もしくは雷雲から火の魔奈を取り込む必要がある。
真言は「オン・シュチリ・キャロラハ・ウン・ケン・ソワカ」、呪文は「火の魔奈は我が片人にして好敵手」。
地走葬雷砲
閻羅槍
火天龍歯縫
土術
地面を操る、引力を操る、肉体を変化させるなど、複数の効果がある。
真言は「オン・アミリティ・ウン・パッタ」、呪文は「土の魔奈は我を諭す者にして問(とな)う者」。
酉土引着法
膿泥獄陣
膿泥奈落陣
膿泥酷縛手
鋼腕崩拳、鋼腕裏拳
風術
真言は「オン・バザラ・ヤキシャ・ウン」、呪文は「風の魔奈は我を誘(いざな)う者にして訪(おとな)う者」。
蛙飛脚(あびきゃく)
破塁衝(はるいしょう)
氷術
真言は「ナウマク・サマンダ・バザラダン・カン」。
機動氷盾
その他
抜魂吸鬼法
光の法術
各話タイトル
- 『切法師 鼓倫太郎』
- 『陰夫』
- 『跨吠人』
- 『迷子』
- 『軽邏』
- 『鱗谷村』
- 『繭』
- 『剣頭吏』
- 『火術』
- 『結党使』
- 『魁鬼連』
- 『疎開』
- 『山路』
- 『膿泥児』
- 『覇奴万』
- 『切り札』
- 『決着』
- 『出発』
読み切り
2004年に『週刊少年ジャンプ』誌上で開催された第1回金未来杯のエントリー作品として、同年39号に掲載された。本作品の原型となっている。倫太郎はすでに里を離れて旅に出ており、その道中での話となっている。