小説

初めての女




以下はWikipediaより引用

要約

『初めての女』(はじめてのおんな)は、一般社団法人高山市文化協会が、令和元年に設立70周年を迎えたことを記念し、同協会が制作した映画。

令和元年が、郷土の文学者であり高山市名誉市民である瀧井孝作の生誕125周年にあたることから、同氏の代表作の小説『俳人仲間』より、第3部の「初めての女」を題材とした。

制作にあたって、Makuakeでクラウドファンディングを実施し、目標金額1,500,000円に対して151,000円を集めた。2019年11月から12月にかけて撮影が行われ、2020年に完成した。

2020年9月から市内で第1回上映会が行われ、19日にこくふ交流センター・さくらホール、24日に丹生川文化ホール、25日・26日に高山市民文化会館・大ホールで上映された。2021年12月11日には高山市民文化会館・小ホールで第2回上映会が行われた。

あらすじ

明治44年、初冬の高山で開かれたある句会にて、当時17才の瀧井孝作は俳句の先生であり、憧れの存在の河東碧悟桐に「自身が経験し、強く感じた句を見たい」と言われ、今まで行ったことのない大人の行き交う店『西洋料理店ひさごや』に行く。そこで、出会った女性・玉に興味を示す。その経験を生かして句を書き、句会にてその句が評価を受ける。

その事で奢った孝作は意気揚々とさらに新しい経験を求め、三味線芸者を呼ぶ。孝作はそこで出会った女性・鶴昇の都会的な振る舞いや、美しい容姿に惹かれ鶴昇にのめり込むのだが……。別れが訪れ、その経験から孝作はこの地を離れ、俳人となる決断をする。

キャスト
  • 瀧井孝作 - 髙橋雄祐
  • 加藤菊(芸名:鶴昇 遊郭「黄鶴楼」の人気三味線芸者) - 三輪晴香
  • 玉(西洋料理店「ひさごや」の美人女中) - 芋生悠
ロケ地
  • 福田屋・二階 - 荘川の里・山下家
  • 瀧井家・玄関、黄鶴・菊の部屋 - 松本家住宅
  • ゴミ二階 - 宮地家住宅
  • 夜回り、宮川沿い - 瀬戸川沿い(古川町)
  • ひさごや - バグパイプ
  • 川沿いの道、繁華街の近くの道 - 古い町並み
  • ひさごや・二階の部屋 - かくれん慕
  • 蔦定へ向かう街道の暗い路地 - ぎんなん横丁
  • 蔦定・前 - 上三之町
  • 魚松 - 雨音
  • 黄鶴 - かみなか旅館
  • 川上魚問屋・前 - 荘川の里・三島家
  • 冬の城山 - 飛騨高山スキー場
  • 櫻山八幡宮 - 日枝神社
  • 海老坂 - 荘川の里・民俗資料館前
  • 洲さき - 洲さき
  • 城山の山道 - 平湯スキー場
スタッフ
  • 監督 - 小平哲兵
  • 脚本 - 桑江良佳
  • 製作 - 一般社団法人高山市文化協会
原作

『俳人仲間』は、1973年に新潮社から発行された瀧井耕作の小説。

書誌情報
  • 『俳人仲間』、1973年、発行:新潮社、著作:瀧井耕作