吼えろペン
漫画
作者:島本和彦,
出版社:竹書房,
掲載誌:シンバット,YOUNG CLUB,
発表期間:シンバット 1990年6月号 - 1991年4月号YOUNG CLUB 1991年1号・2号,
巻数:全1巻,
漫画:吼えろペン
作者:島本和彦,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊サンデージェネックス,
レーベル:サンデーGXコミックス,
巻数:全13巻,
漫画:新吼えろペン
作者:島本和彦,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊サンデージェネックス,
レーベル:サンデーGXコミックス,
巻数:全11巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『吼えろペン』(ほえろペン)は島本和彦による漫画家を描いた漫画。ここでは、その前作となる『燃えよペン』と続編となる『新吼えろペン』もあわせて記述する。
『燃えよペン』
『シンバット』(竹書房) 1990年6月号から1991年4月号、及び『YOUNG CLUB』(同) 1991年1号・2号に掲載。
『吼えろペン』以前の時代が舞台。
あらすじ(燃)
「すべてのマンガ家がこうだと思っていただきたい!」
どこにでも居るありふれたマンガ家「炎尾燃」とそのアシスタントの日常を描く。
登場人物(燃)
演は、『燃えよペン』竹書房版収録の実写版で演じた人物。
炎尾燃(ほのお もゆる)
詳細は「炎尾燃」を参照
名前の通りひたすら熱血漢で負けず嫌いだが、テンションが下がっているときは負け犬モードになることも多い。また、気持ちが入らないと全く仕事が出来なくなり、担当者やファンの一言に傷つきやすい側面を持つ。
森林(もりばやし)
『吼えろ』や『新』には登場していないが、島本和彦の同人誌「マンガ力指南編」では、大野とともにパーソナリティを務めている。
『インサイダー犬』
大野暁子(おおのきょうこ)
『吼えろ』や『新』には登場していないが、島本和彦の同人誌「マンガ力指南編」では、森林とともにパーソナリティを務めている。
うかつ けんじ
炎尾のライバルとして野球漫画という同ジャンル上での闘いを見せた(この辺りの描写は作中でも「一部フィクションで無い部分もある」と述べられている)。
『吼えろ』第21話(サンデーGXコミックス第6巻)にも登場。炎尾燃とは同期の漫画家とされている。
『白球ナイン』
石島克彦
なお、アニメは業界初の試みとして、OLA(オリジナル・レーザーディスク・アニメーション)とされた。炎尾はレーザーディスクを周囲は誰も持っていないため、この試みが成功するか不安を感じていたが、実際にどうだったかは作中で描かれなかった(なお、モデルとなった『炎の転校生』のアニメ化については、OLAはセールスに結びつかず、後にビデオ版がリリースされるという結果となった)。
関連作品(燃)
- 『炎の転校生』 - 『嵐の転校生』のモデル。
書籍情報(燃)
- 『燃えよペン』(竹書房/バンブーコミックス)
- 初版:1991年8月
- 実在人物躍動編同時収録。
- まんがくらぶ増刊号『燃えよペン島本和彦SPECIAL』(竹書房)
- 初版:1991年5月16日発行
- 中津賢二『耐えよペン』同時収録。
- 『燃えよペン』(メディアファクトリー/メディアファクトリー文庫)
- 初版:1999年11月
- 第2部同時収録。
- 『燃えよペン』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 初版:2002年12月
- 『燃えよペン おれが、元祖炎尾燃だっ!!』(小学館/My First BIG SPECIAL)
- 初版:2012年9月
- 第2部同時収録。
初版:1991年8月
実在人物躍動編同時収録。
初版:1991年5月16日発行
中津賢二『耐えよペン』同時収録。
初版:1999年11月
第2部同時収録。
初版:2002年12月
初版:2012年9月
第2部同時収録。
『燃えよペン 第2部』
『燃えよペン』終了後に続編として描かれたが1話目を掲載後に雑誌が廃刊になった為、第1話のみで連載終了した作品。
まだ炎尾燃がマンガ家の卵だった頃を描いた作品。
登場人物(燃2)
炎尾燃(ほのお もゆる)
編集
氷山 一角(ひょうざん いっかく)
関連作品(燃2)
- 『天下統虫物語』 - 同一の編集者が登場。
書籍情報(燃2)
- 『燃えよペン』(メディアファクトリー/メディアファクトリー文庫)
- 初版:1999年11月
- 第1部同時収録。
- 『炎の筆魂』
- 初版:1997年10月
- 『天下統虫物語』同時収録。
- 『燃えよペン おれが、元祖炎尾燃だっ!!』(小学館/My First BIG SPECIAL)
- 初版:2012年9月
- 第1部同時収録。
初版:1999年11月
第1部同時収録。
初版:1997年10月
『天下統虫物語』同時収録。
初版:2012年9月
第1部同時収録。
『吼えろペン』/『新吼えろペン』
『吼えろペン』は、『燃えよペン』の続編に相当する漫画作品。全13巻。『月刊サンデージェネックス』(サンデーGX)で連載されていた。
『新吼えろペン』は、『吼えろペン』の続編に相当する漫画作品。『吼えろペン』に引き続いて『サンデーGX』にて2008年8月号まで連載。2008年9月に最終巻の11巻発売。なお、最終回はサンデーGX及び単行本に掲載された話とは別に、諸事情で未掲載となった幻の最終回も存在する(後述)。
あらすじ(吼)
「おれが面白いと考えている事はこれだっ!!」
漫画家炎尾燃はいくつもの漫画雑誌で連載を持つ、どこにでもいる(?)熱血漫画家である!そんな彼の前に毎回毎回様々なトラブルが!果たして炎尾は危機を乗り越えられるのか?そして原稿は仕上がるのか!?
登場人物(吼)
主に『吼えろペン』や『新吼えろペン』から登場したキャラクターを記述する。
炎プロ
炎プロのモデルは「(株)ビッグバンプロジェクト」で、大哲、ヤス、ヒーローの3人は島本和彦のプロダクション「(株)ビッグバンプロジェクト」に在籍する実在のアシスタントがモデルである。
炎尾燃(ほのお もゆる)
前杉英雄(まえすぎ ひろ)
口癖は「おれがなんとかします!」「おれが録っときました!」「おれが買ってきます!」。
連載開始当初はクリエイター学校に通う漫画家の卵だったが、雑誌『クラッシャー』の引き抜き事件をきっかけに、炎プロから独立した。
『甲虫プレジデント』
ヤス
ひと一倍周囲に気をつかうため平気で雰囲気をぶち壊す存在を苦手とする。また、常に充分に余裕を持っていないと気がやすまらない。
背景作画及び全体の仕上げの指示を担当する。背景作画のスピードは目をみはるほどに速い。時には炎尾の指示にそむいて作画時間を調整する。
専門学校の講師も務め、後にパチンコ雑誌に連載を持つようになる。
口癖は「余裕ですよ!」「大丈夫ですよ!」「しかし先生、締め切りは!?」「それで先生、締め切りは!?」。
大哲(だいてつ)
背景作画、オモチャ買い入れ担当。また、わからないことは調べておかないと気がすまないため、資料の選別に能力を発揮する。
萌(もゆ)
炎尾と同じタッチで描けるため忙しいときには重宝されるが「人物は炎尾自身が」という信念が強いために主にモブなどを担当している。口癖は「しょせん俺はニセ炎尾燃だ」。
モデルは漫画家の一本木蛮。実際にイベントで一本木が萌のコスプレをしてステージに登壇した事もある。
『バーニングプロジェクト』
炎プロダクション専属アシスタント候補
ヒーローが独立したため、穴を埋めるべく5人のキャラが新アシスタント候補として登場し、誰が専属アシスタントになるか決める読者投票が行われた。投票の結果ぱみぱが一位を獲得したが、その後ジョニー以外は全員レギュラー、もしくは準レギュラーとして登場している。雄叫飛とジョニー以外は、『新』から登場。
マルピー
雄叫飛号(おたけび ごう)
漫画家としての難点としては線が雑なこと。新吼えろペンで再登場した時も全然上達していなかったらしい。
ジョニー
ぱみぱ
メインキャラを任されていた事もあってか、実力は随一。アスカプロでヒーローの後を引き継いで「甲虫プレジデント」を連載中。
ピアス
ヤスが独立する為、後のチーフアシスタントに指名される程の実力だが、今一つキャラが薄い。
炎プロ以外の漫画家
登場する主だった漫画家は以下の通り(登場順)。
ジャイ籐キック
流れ星超一郎
サブリミナル鷹
うかつけんじ
渡飛鳥
高城将
桐きざ美(きり きざみ)
富士鷹ジュビロ(ふじたか ジュビロ)
モデルと同じく作品も難解な設定などを多数盛り込んでいるが、それを作品の終盤でまとめる際に苦悩していた為、その場の勢いで考えてしまう点がやはりある。
『からぶりサービス』
荒越竜(あらごえ りゅう)
大文字焼良(だいもんじ やきら)
技巧麗
マリ林
わだち充
陸野地下
編集者
登場する主だった編集者は以下の通り(登場順)。
赤森
星紅(ほし くれない)
作品登場時にはモデルは特に想定されていなかったが、偶然にも実在の『サンデーGX』編集デスクにあまりもキャラクターが似過ぎてしまい、本人から島本和彦が電話で怒られたというエピソードがある(サンデーGX発行の同人誌「ふゆじぇね」に収録された島本和彦のマンガより)。
『サンデーGX』2002年1月号で同じ仮面を被り星に扮した女性の水着グラビアが掲載された。これは9割がマンガ作品を占めるGX誌上で2回しか行われていない実写グラビア企画の一方である。
『新』第26話(サンデーGXコミックス第7巻)で同誌の編集長に昇進(似すぎてしまった女性編集者が実際に編集長に昇進した)。同27話は仮面を被った理由が主題となっている(似すぎてしまった女性編集者の実体験から)。
三境
川中島
ボタQ(ぼたきゅー)
モデルは元『サンデーGX』編集長・久保田滋夫。
キックミー他島(キックミー タージマ)
書籍情報(吼)
- 『吼えろペン 1』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 2』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 3』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 4』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 5』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 6』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 7』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 8』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 9』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 10』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 11』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 12』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『吼えろペン 13』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 1』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 2』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 3』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 4』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 5』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 6』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 7』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 8』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 9』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 10』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『新吼えろペン 11』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 『SUNDAY GX 10YEAR'S CHRONICLE 吼えろペン』(小学館/サンデーGXコミックス)
- 初出:2010年
- 傑作選。諸事情によりサンデーGXに掲載できなかった幻の最終回も収録されている。
初出:2010年
傑作選。諸事情によりサンデーGXに掲載できなかった幻の最終回も収録されている。
劇中劇
作品内の劇中劇。
漫画作品
作品内の漫画。
ヒーロー作品
ガッツ1
タイトル不明(戦隊シリーズの1つ)
エピソード
「嵐の転校生」のアニメ化(OLA化)
『吼えろペン』の最終回
『新・吼えろペン』の最終回
関連作品
『アオイホノオ』
この焔は「若い頃の炎尾」とされ(『島本和彦のマンガチックにいこう!』2007年3月3日放送より)、本作のあとがきでも炎尾サーガの一つとしている。
ただし、作品全体としては『吼えろ』などではわだち充などペンネームをアレンジする形で登場するのに対し、『アオイ』ではあだち充と実名で登場するなどの違いがある。なお、『熱血時代』のあとがき漫画では島本を挟む形で焔と炎尾が登場している(島本の過去と現在を語るという意味合いでの登場で、2人の対面は無い)。