小説

告発弁護士シリーズ


主人公の属性:弁護士,



以下はWikipediaより引用

要約

『告発弁護士シリーズ』(こくはつべんごしシリーズ)は、和久峻三の推理小説のシリーズ。

これを原作としたテレビドラマがTBSとテレビ東京で放送された。

シリーズ一覧
  • 証拠崩し
  • 迷走法廷
  • 沈黙の裁き
  • 犯人の画かなかった絵
  • 偶然防衛
  • 時の剣
  • 誤判―私は殺していない!
  • 悪の扉
  • 騙すつもりじゃなかったのに
  • 殺人者が目覚める朝
  • 罪を逃れて笑う奴
  • 禁断の館殺人事件
  • 二重の危険
  • 悪女の玉手箱
  • 危険な依頼人
  • Zの悲劇
登場人物

猪狩文助(いかり ぶんすけ)

テレビドラマ
  • いかりや長介版(TBS / 2001年 - 2003年)
  • 藤田まこと版(テレビ東京 / 2007年)
  • 柄本明版(TBS / 2015年)
いかりや長介版

『弁護士猪狩文助』(べんごしいかりぶんすけ)は、2001年から2003年までTBS系「月曜ミステリー劇場」で放送されたシリーズ。全5回。主演はいかりや長介。DVDソフト化されている。

キャスト(いかりや長介版)
猪狩法律事務所

猪狩文助
演 - いかりや長介
敏腕弁護士。ヨレヨレのコートを着て、無精髭を蓄えている。
夏目理恵子
演 - 原千晶
猪狩のアシスタント。第1作は新米弁護士で「法律で人を救いたい」と意欲に燃えている。
3作目以降、携帯番号を文助に教えるまでの駆け引きをしている。
野口耕一
演 - 大沢健(第1作)
猪狩の助手。司法試験浪人生。東京大学出身。

その他

坪内史江
演 - 田根楽子(第1作 - 第5作)
文助の定宿「上海楼」の女将。文助とは、どう見ても夫婦漫才である。文句を言うが文助の身の回りの世話をするのがいきがいである。
倉橋里子
演 - 香西かおり(第1作 - 第5作)
小料理屋「さとこ」の店主。
戸塚典子
演 - 手塚理美(第1作)、深浦加奈子(第2作)
理恵子の先輩弁護士。理恵子に猪狩文助は「弱きを助け、強きをくじき、正義のためなら如何なる犠牲も厭わない法廷荒し」と評判の弁護士だと言い、猪狩法律事務所を紹介する(第1作)。
星川秀輝
演 - デビット伊東(第2作 - 第5作)
第2作は週刊ワイドの記者で登場したが、第3作の冒頭で記者を解雇され「蔵前調査事務所」の調査員になっていたことが語られる。
青山義信
演 - 佐戸井けん太(第1作 - 第5作)
検事。実は猪狩を認めているが、検察の面子で反論。犯人と分かると協力する事もある。

ゲスト(いかりや長介版)

★(被告人)

◆(被害者)

第1作「時の剣」(2001年)
徳田欣三(証人・景子のホステス時代の客) - 斉藤暁 玲子(ホステス・傍聴人) - 片岡礼子 徳田秀子(徳田の妻) - 橘雪子 谷崎景子(ホステス・15年前死亡) - 濱田のり子 ◆ 永井篤史(和己の父・元教師) - 真名古敬二 斉藤秀昭(目撃者) - 佐々木誠人 甲州日報 記者 - 磯秀明 IT成金の男 - 岡村洋一 ウェイトレス - 夏木かおり 島村(法医学教授) - 森塚敏 三島誠治(15年前の殺人事件の所轄署刑事課長) - 井上博一 樋口(景子のホステス時代の客) - 吉満涼太 裁判長 - 大林丈史 谷崎博(景子の夫) - 大谷亮介 永井和己(被疑者) - 倉崎青児 ★ 島崎伊都子(永井の恋人) - 渡辺典子 頃末弘己、嶋隆静、音丸英樹、山口享佑、田口主将、佐藤淳、岡田久子、川畑俊彦、岩崎ひろし、清水京利、松本俊介、松室文義、柴田泰弘
第2作「罪を逃れて笑う奴」(2002年)
松浦いづみ(千川南高等学校 元教師) - 南野陽子 ★ 須藤保(司法書士須藤保事務所 経営者・いづみの大学時代の友人) - 見栄晴 黒坂(検事) - 浅野和之 松浦淳史(いづみの夫で元教え子・婿養子・3か月前刺殺) - 内田滋啓 ◆ 西沢照子(淳史の母) - 風祭ゆき 土屋浩(販売員) - 温水洋一 向井ゆり子(司法書士須藤保事務所 スタッフ・須藤の婚約者) - 臼井静 坂上(警視庁東本郷警察署 警部) - 海津義孝 安原登(大門商事不動産 社長・照子の愛人) - 諏訪園親治 奥西(警視庁東本郷警察署 刑事) - 藤巻裕己 望月(警視庁東本郷警察署 刑事課長) - 秋間登 松浦寛治(いづみの父) - 晴乃ピーチク 松浦美津子(いづみの母) - 木村夏江 森崎忠雄(千川南高等学校 校長) - 大和田伸也 杉浦(裁判長) - 藤巻潤 頃末弘己、仙波てつお、杉本夕子、猪口卓治、猪原ひとみ、中村亜希子、沢田玲子、松江隆、鈴木由香、稲葉暢貴、小沢幸代、関戸将志、西野正崇、高橋亜子、大森美穂、荻原みどり、韓由美、今野紀子、廣田熱子、竹島正義
第3作「悪の扉」(2002年)
永瀬俊紀(青年実業家・レストランオーナー) - 細川茂樹 森本久雄(美津子の夫) - 大高洋夫 ★ 森本美津子(依頼人) - 山下容莉枝 中野(裁判長) - 横澤祐一 牧野誠一(警視庁東本郷警察署 刑事) - 及川以造 糸井孝男(金富証券営業推進課 課長・古橋の上司) - 伊藤洋三郎 古橋則夫(金富証券 社員) - 田付貴彦 ◆ 松川慶子(金富証券 社員・古橋の婚約者) - 美鈴響子 輪違屋糸里 - 関戸将志 諸沢麗子(顧問弁護士) - 阿知波悟美 借金の取立て - 安達大介、浜田大介 合コンの男 - 藤田昌宏 三上健吉(三上建設興業 社長・古橋の顧客) - 下元史朗 伊藤雅子、鈴木舞子、桐沢晶子、八木正純、猪口卓治、下川友子、吉村知紗、鈴木雅子、磯脇やそよ、阿左美聡、徳井広基、市川満之、上杉克闘、高橋一嘉、伊藤紘、頃末弘己
第4作「禁断の館」(2003年)
加藤治男(芦之湯温泉「瞼水館」従業員) - 沼田爆 佐々波琢治(芦之湯温泉「瞼水館」主人・婿養子) - 山路和弘 佐々波夕輝子(芦之湯温泉「瞼水館」女将・琢治の妻) - 大塚良重 川北義昭(小田原警察署 刑事) - 関時男 野沢(裁判長) - 青森伸 倉橋謙三(寄木細工の工芸品店店主・里子の父) - 野上正義 芦之湯温泉「瞼水館」仲居 - 中上ちか 上原東吾(警察官・志津子の別居中の夫) - 中根徹 ◆ 倉橋和江(里子の母・倉橋の妻) - 木村夏江 房子(芦之湯温泉「瞼水館」仲居) - 長宗我部陽子 芦之湯温泉「瞼水館」仲居 - のどかちさと 上原志津子(芦之湯温泉「瞼水館」仲居・依頼人) - 石野真子 ★ 西沢藤代(芦之湯温泉「瞼水館」仲居頭) - 東てる美 小林千佳、頃末弘己、カワイ麻弓、紺野あきら、池田裕子、加藤幸江、大定純子、中野美絵、寺島涼音
第5作「二つの遺言書」(2003年)
赤沢留美(猪狩が担当する被疑者・赤沢の妹) - 川上麻衣子 ★ 城野伊三夫(中谷法律事務所 事務員) - 神保悟志 中谷公彦(中谷法律事務所 弁護士) - 井田國彦 金森昭一(所轄刑事) - でんでん 菊池洋一(栗田製菓所 従業員・百世の父) - 浜田晃 宮本加奈子(被告人) - 木内晶子 大辻(裁判官) - 森下哲夫 赤沢修二(赤沢産業 社長) - 三上剛史 ◆ 和江(家政婦) - 五月晴子 伊豆の旅館の女将 - 上原由恵 赤沢百世(赤沢の妻・留美の義姉) - 真行寺君枝

スタッフ(いかりや長介版)
  • 脚本 - 田辺満(第1 - 5作)
  • 演出 - 水谷俊之(第1、3 - 5作)、鈴木一平(第2作)
  • 撮影 - 東原三郎(第1 - 4作)
  • 照明 - 村澤浩一(第1作)、額田賢一(第2作)、太田耕治(第3、4作)
  • 録音 - 塩原政勝(第1作)、遠藤和生(第3、4作)
  • VE - 中塚政明(第1作)、大沼一利(第3作)
  • 編集 - 高橋信之(第1、3作)
  • 記録 - 柳沼由加里(第1、3、4作)
  • 選曲効果 - 田中稔(第1、3作)
  • VTR編集 - 白水孝幸(第1、3作)
  • MA - 長島みゆき(第1作)、石北秀尚(第3作)
  • 美術 - 橋本優(第1作)、安藤篤(第3作)
  • 装飾 - 佐々木博崇(第1作)、太田哲(第3作)
  • 衣裳 - 鳥居竜也(第1、3作)
  • 宣伝 - 青山仁美(TBS)、(第1作)
  • スチール - 副田史明(第1作)
  • ヘアメイク - 斎藤恵理子(第1、3作)、渡辺佳子(第3作)
  • プロデューサー - 淺倉崇(第1作)、伊勢雅義(第1 - 3作)、木村理津(第2 - 4作)、浦井孝行(第4、5作)
  • 制作プロデューサー - 飯田康之(第1、3作)
  • 製作 - TBS、国際放映
放送日程(いかりや長介版)

話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 演出
1 2001年4月23日 時の剣 「告発弁護士シリーズ 時の剣」 田辺満 水谷俊之
2 2002年2月11日 罪を逃れて笑う奴 「告発弁護士シリーズ 罪を逃れて笑う奴」 鈴木一平
3 8月19日 悪の扉 「告発弁護士シリーズ 悪の扉」 水谷俊之
4 2003年1月13日 禁断の館 「告発弁護士シリーズ 禁断の館殺人事件」
5 8月25日 二つの遺言書 「告発弁護士シリーズ ひとりでは死ねない」

藤田まこと版

『法廷荒らし 弁護士 猪狩文助』(ほうていあらし べんごし いかりぶんすけ)は、2007年11月21日(BSジャパンでは2007年11月18日)にテレビ東京・BSジャパン共同制作「水曜ミステリー9」で放送された。主演は藤田まこと。

キャスト(藤田まこと版)
猪狩法律事務所

猪狩文助
演 - 藤田まこと
弁護士。奈良の自宅に「猪狩法律事務所」という事務所を持つ。皮肉屋でいじわるで、いたずらが大好き。
夏目理恵子
演 - 片瀬那奈
新人弁護士。司法試験に一発合格している。
野口耕一
演 - 小林正寛
事務員。

その他
  • 青山義信(検察官) - 白井晃
  • 辻武(元自動車修理工・本名は鈴木益夫で15年前に起きた殺人事件の容疑者) - 田中実
  • 辻伊都子(辻の妻) - 大寶智子
  • 芝野真一(板前) - 谷口孝史
  • 大槻周司(事務官) - 蟷螂襲
  • 本間景子(京都の西陣織老舗店夫人・15年前殺害) - 大路恵美
  • 岩本隆明(ショッピングモール社長) - 尾美としのり
  • 弘美(ホステス) - 葵うらら
  • 森本泰史(法医学主任教授) - 北見敏之
  • 松子(料理店女将) - 芦川よしみ
  • 本間博(景子の夫) - 勝村政信
  • 室伏直造(元刑事) - 綿引勝彦
  • 本間郁子(博の母) - 宮田圭子
  • 安子(使用人) - 三星登史子
  • 多賀勝一
  • 高木(刑事) - 細川純一
  • 山本優、池田勝志、加藤正記、東田達夫、藤森周一郎、藤原ひろみ、小林環
スタッフ(藤田まこと版)
  • 原作 - 和久峻三「告発弁護士シリーズ 時の剣」
  • 脚本 - 古田求
  • 演出 - 岡屋龍一
  • 撮影 - 藤原三郎
  • 照明 - 美問博
  • 美術 - 原田哲男
  • 装飾 - 木下保
  • VE - 川楠敏之
  • スクリプター - 野崎八重子
  • 録音 - 中路豊隆
  • スチール - 北脇克己
  • セット付 - 大河原哲
  • 編集 - 園井弘一
  • 調音 - 上床隆幸
  • 効果 - 藤原誠
  • 衣裳 - 松竹衣裳
  • メイク - 八木かつら
  • ロケ協力 - 奈良県企画課観光交流局観光課、奈良フィルムコミッション、奈良県警警察本部、立命館朱雀キャンパス
  • チーフプロデューサー - 小川治(テレビ東京)
  • プロデューサー - 中川順平(テレビ東京)、武田功
  • 製作協力 - 松竹京都映画
  • 製作 - テレビ東京、BSジャパン、松竹
備考
  • 山陰放送では2008年1月10日の15:00 - 16:50のBSSアフタヌーンスペシャル枠で初放送されている。
柄本明版

『新 法廷荒らし 猪狩文助〜終の棲家〜』は、2015年3月16日にTBS系「月曜ゴールデン」で放送された。主演は柄本明。

柄本にとっては23年ぶりの地上波ドラマ主演作となる。撮影は2013年末に行われたため、2014年8月に急逝した米倉斉加年も出演している。いかりや版と同じ国際放映が製作し、監督と脚本も引き続いての登板となっている。

キャスト(柄本明版)
  • 猪狩文助(猪狩法律事務所 弁護士) - 柄本明
  • 夏目理恵子(猪狩法律事務所 新人弁護士) - 舞羽美海
  • 東野春樹(探偵) - 宅間孝行
  • 久世栄美子(社会福祉法人 清心会「ケアホーム世田谷」介護主任) - 小林綾子
  • 笹山克典(熊川総合病院 医師) - 金子昇
  • 宮部佐和子(小料理屋女将) - 瀬奈じゅん
  • 福田孝男(福田リフォーム 社長) - 螢雪次朗
  • 藤沢(裁判長) - 綾田俊樹
  • 香原周一郎(ケアホーム世田谷 理事長・真紀枝の2番目の夫で婿養子・旧姓「藤木」) - 大河内浩
  • 荒木(警視庁捜査一課 警部補) - 坂田聡
  • 原田節子(ケアホーム世田谷 入居者) - 長内美那子
  • ケアホーム世田谷 入居者 - 江藤漢斉
  • 野口正治(ケアホーム世田谷 事務長) - 越村友一
  • 近藤(裁判長) - 井上高志
  • 静岡県警伊東南警察署 刑事 - 井上肇
  • 富永小百合(リフォーム詐欺被害者・認知症) - 大方斐紗子
  • ケアホーム世田谷 入居者 - 阿部六郎
  • 富永(小百合の息子・元インテリアデザイナー) - 林和義
  • 香原真紀枝(ケアホーム世田谷 創業者の娘) - 中島ひろ子
  • 今西平三(ケアホーム世田谷 入居者) - 米倉斉加年
  • 香原真咲(真紀枝の連れ子) - 柴田杏花
  • ケアホーム世田谷 従業員 - 由夏
  • 大平(検事) - 陳内将
  • 裁判官 - わかばかなめ
  • 松本楼 店員 - 清水智子
  • 男事務員 - 菊川晃平
  • 佐和子の夫 - 蒲田哲
  • 山谷春男(温泉旅館「湯乃山館」主人) - 仲本工事
  • 有川光代(文助の定宿の女将) - 松金よね子
  • 池波遼子(検事) - 草刈民代
スタッフ(柄本明版)
  • 原作 - 和久峻三「葡萄色の血の女」
  • 脚本 - 田辺満
  • 監督 - 水谷俊之
  • 編成担当 - 高山暢比古
  • プロデューサー - 浦井孝行、河角直樹
  • 製作 - TBS、国際放映