呪いのシリーズ
以下はWikipediaより引用
要約
『呪いのシリーズ』(のろいのシリーズ)、または『呪いの招待状』(のろいのしょうたいじょう)は、曽祢まさこによる日本のホラー漫画作品のシリーズ。
概要
『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)にて「呪いのシリーズ」として連載が始まり、後に「呪いの招待状」、更に「新・呪いの招待状」とタイトルが改められ、ウェブコミック配信サイト『デジタルホラーM』(ぶんか社)において、『新・呪いの招待状』の連載されていた。一話完結。
10年の寿命と引き換えに人を呪殺する呪術師・カイの元を訪れる人間たちの物語。
依頼と実行
日本ではカイの部屋は某ビルの一室にあるが、部屋に通じるエレベーターは普段はただの行き止まりの壁で、人を憎む・殺したいと願う「負の感情」を持つ人にのみ、案内板やエレベーターの扉が見える。例外的に、カイにどうしても会いたいという強い念を抱いた強運な人にも見えた。
報酬は依頼者の寿命10年分。寿命によっては依頼を受けた翌日に依頼者本人が死ぬ可能性があることもよく言い聞かせる。場合によっては報酬をもらい損なったり、ただ働きすることも稀にある。
“呪殺”の実行は基本的にカイの命令でカイの影であるネコが行うが、カイの都合などでカイ自身が行うこともある。また、人形マリーが黒いドレスを着て「死の国の使い」として手伝うこともある。
登場人物
マリー
意志を持ったアンティーク・ドール。カイの部屋を訪れた依頼人を案内したり、お茶を出すなどする。
中身はマリー・クレール・ベルトランというフランス人の少女で、人形はマリーが誕生日に両親から貰い、「リュリュ」と名付けて大切にしていたもの。
19世紀末、火事の恐怖から超能力に目覚めるがコントロールが利かず、その力を恐れた母親の依頼でカイに12歳の時に呪殺されるが、カイの事を気に入り、一緒に埋められた人形に自らの魂を宿して墓から脱出し、カイの後を追って来た。その後は仕事の邪魔をしない、という条件でカイの元に置いてもらっている。
報酬に対してはカイよりも厳しく、依頼人から取り損なったり、沙羅や夢使いに協力してもらった時の報酬が高い時には不満を漏らす。
その一方で事情次第では依頼者に同情したり、少女マンガや、少女向けのテレビゲームに夢中になる等、12歳の少女らしい一面も持ち合わせている。
客の目の前ではカタコトで話してはいるものの、日本語は流暢に話せる。しかしフランス生まれの為、読むのは苦手で、ゲームの攻略本を読む際には、辞書を見ながら解読していた。
いつも可愛らしいドレスを着ており、数え切れないほど持っている。かつて、単行本には「マリーのドレスのデザイン募集」というおまけコーナーが存在した。
沙羅(さら)
占い師。カイの古くからの友人で同業的な存在。占い料は最低30万円、尚且つ気に入らない人物とは会おうともしない。
カイとは恋愛関係ではないものの、よく食事やデートをする。
マリーとは犬猿の中で、彼女からは「インチキ占い師」などと呼ばれているが、実力はカイが保証している。当初はマリーの方から一方的に敵視していたが、『新』からは沙羅の方も失言をしてくるようになった。
テレビゲームの類も得意らしく、本人は「少しパソコンのゲームをかじっただけ」と言っているが、カイ曰く彼女の腕前はプロフェッショナルであり、現にマリーが攻略本を見ても苦戦したゲームを、難なくクリアしている。
影はきれいな銀色のキツネ、弟がいるが名前や詳細は不明。
夢使い(ゆめつかい)
伯爵(サン=ジェルマン)
リンレイ(リシャール=シン)
書籍
呪いのシリーズ
- 朝日ソノラマ
- 朝日ソノラマ文庫
呪いの招待状
- ぶんか社コミックス
- ホラーMコミック文庫
新・呪いの招待状
- ぶんか社コミックス
新 呪いのシリーズ
- 朝日新聞出版
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