地獄甲子園
題材:日本の高校野球,
以下はWikipediaより引用
要約
『地獄甲子園』(じごくこうしえん)は、漫☆画太郎の漫画作品、およびそれを原作にした映画作品。『月刊少年ジャンプ』で1996年5月号から1997年4月号まで連載された。2002年に実写映画化、2009年に漫画家デビュー20周年企画としてOVA化された。
単行本は全3巻(ジャンプコミックス)。映画公開に合わせて、番外編や本編とあまり関連性のないストーリーをオミットし1冊にまとめ『地獄大甲子園』のタイトルで単行本が再刊行されている。
物語
甲子園出場を目指して張り切る星道高校野球部と校長の朝倉南太郎。しかし、予選一回戦の相手が外道高校と知って愕然とする。星道高校は過去にも、極悪非道のラフプレイを得意とする外道高校によって選手を再起不能にされ、試合放棄を余儀なくされたことがあったからである。
一方、星道の一年球拾い・メガネは転校生の野球十兵衛に出会い、星道の番長との抗争に巻き込まれるが、十兵衛と番長は死闘の末、和解。打倒外道のため、喧嘩も野球もできる「ケンカ野球戦士」を探し始めるが、十兵衛が刑務所で息を引き取ったり、まったく関係ない話が入ったり、仕切り直したりで話は一向に進まない。
結局、連載最終話は十兵衛がケンカ野球戦士を引き連れて再登場するシーンで完結した。単行本では試合結果を知る最後の生存者が、結末を語る前に他界して完結。その後に出た単行本『地獄大甲子園』でも、最終話は外道高校監督が通りすがりのばばあと一緒になって、「甲子園にいきたいかー!」「失楽園にいきたいぞー!」とシュプレヒコールを繰り返す結末になっている。
真相
連載開始早々、アンケートの結果が後ろから2番目だったため、テコ入れのために編集部から路線変更を余儀なくされていたことを、作者の漫☆画太郎がインタビューで明かしている。このため、試行錯誤として脈絡のないストーリーを挟んでいたが、状況は改善しなかった。実際、外道高校との試合の最後までのネームは連載開始までに完成していたため、漫☆画太郎自身が試合結果まで描かせるように編集部に頼んだが、編集部は頑として聞き入れず、ついに打ち切りとなった。連載終了後、漫☆画太郎は単行本の巻末コメントで、「連載中はいやな事ばかりの連続だった。思い出したくもないし、最初から描きたくもなかった」と、初期段階から制作意欲の希薄な作品であったことを明かしている。しかし、実写映画版公開直前のインタビューでは「僕は『地獄甲子園』に関しては、まったく後悔していません。本当に精一杯やって完全燃焼しましたから、大満足です!!!」と答えている。
登場人物
星道高校
主要人物
                                野球十兵衛
 
                                
                                
教師
                                朝倉南太郎
 
                                
                                教頭
 
                                                     
                     
                    
                    
                    
                                
                                星道高校教頭で、朝倉の腹心。十兵衛の放ったスーパートルネード波の球速を測定している最中、スピードガンが爆発して重傷を負う。後に甲子園大会地区予選一回戦で再登場するも、失踪した十兵衛を探す途中で喉が渇き、「のむべからず」と注意書きされた井戸の水を飲んでしまい、下痢・嘔吐を繰り返して死亡。今際の際に幸せな幻覚を見、その死に顔は安らかであった。
映画版では校長、番長と共に外道高校に戦いを挑んで死亡。その後、最新医学によってサイボーグ「メカ教頭」として復活し、最終決戦に参加した。
死亡時のナレーション「あなたはこんな顔で死ねますか?」は単行本初版にて加筆部分に再使用されたのを皮切りに、映画版ほか、これ以降の画太郎作品(『世にも奇妙な漫☆画太郎』等)でも折々に使用されるフレーズとなる。
                                
野球部員
                                番長
 
                                
                                松井ゴリラ
 
                                
                                
生徒
これらの人物は、『地獄大甲子園』に未収録のエピソードに登場。
                                山田太郎
 
                                
                                おっかけコギャル隊
 
                                                     
                     
                    
                    
                    
                                
                                
チャバネ
チャバネゴキブリの名を冠しているが、コギャル隊の中では最も女子高生らしい風貌をしている。夢見る夢子。松井の熱烈なファンだったが、太郎と結ばれる。
映画版では星道高校チアリーディング部の一員で、最終決戦にも星道ナインの一人として参加。
パトラ
エジプトの壁画のような顔。気高い。口癖で「超~」を付ける。
映画版では星道高校チアリーディング部の一員。最後まで星道ナインの応援に徹した。
つる子
女子高生ながら頭が禿げ上がっている。おきゃん。当時ギャル語だった「チョベリバ」の他、「超疑問」を略した「チョギモー」、「超万事休す」を略した「チョバキュー」を使う。
映画版では星道高校チアリーディング部の一員。最後まで星道ナインの応援に徹した。
                                チャバネ
 
                                
                                
外道高校
                                監督
 
                                
                                ほういち
 
                                
                                
その他
                                中村泰造
 
                                
                                泰造パンチ
 
                                
                                
映画版
映画第1作
2003年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ヤングファンタスティックグランプリ部門グランプリ受賞作品。監督の山口雄大はこの作品以降『ババアゾーン』、『魁!!クロマティ高校』などの漫画作品の実写映画化を多く手がけた。クロックワークスの第一回作品・配給。
原作者・漫☆画太郎が脚本作業に全面的に協力し、原作では描かれなかった結末を描いている。原作にあったシーンは前半部(十兵衛と番長との戦い→予選一回戦の開始)のみで、以降はほぼオリジナルストーリーで話が進んでいく。
外伝「ラーメンバカ一代」も同時上映。
あらすじ(第1作)
スタッフ(第1作)
- 監督:山口雄大
 - 原作:漫☆画太郎『地獄甲子園』(集英社/ジャンプコミックス刊)
 - 脚本:桐山勲、山口雄大
 - 製作:千葉善紀、藤本隷
 - 企画プロデュース:佐谷秀美
 - プロデューサー:北村龍平
 - 撮影監督:古谷巧
 - 編集:掛須秀一
 - 音楽:矢野大介
 - アクション監督:下村勇二
 - 特殊メイク:仲谷進
 - ギャグ監修:増本庄一郎
 - Infernoアーティスト:進威志
 - 脚本協力:漫☆画太郎、石井輝男、北村龍平、高津隆一
 - 撮影協力:和歌山市
 - 挿入歌:
 - 「Battle Guys~トルネードmix」作詞・作曲 - 生方一城 / 演奏 - PROM
 - 「桜 第一楽章・第二楽章」作詞 - 桐山勲、矢野大介 / 作曲 - 矢野大介 / 編曲 - 森野宣彦 / 歌 - 坂口拓&坂口亜紀(第一楽章)、三城晃子&魚谷佳苗(第二楽章)
 
- 「Battle Guys~トルネードmix」作詞・作曲 - 生方一城 / 演奏 - PROM
 - 「桜 第一楽章・第二楽章」作詞 - 桐山勲、矢野大介 / 作曲 - 矢野大介 / 編曲 - 森野宣彦 / 歌 - 坂口拓&坂口亜紀(第一楽章)、三城晃子&魚谷佳苗(第二楽章)
 
- エンディングテーマ:「KICK IT!!」SONGS COMPOSED and PERFORMED by 小宮山雄飛
 - 製作:メディア・スーツ、クロックワークス
 - 制作:スープレックス
 - 制作協力:ナパームフィルムス
 - 配給:クロックワークス
 
キャスト(第1作)
- 野球十兵衛:坂口拓
 - メガネ:伊藤淳史
 - 外道監督:谷門進士
 - ほういち:榊英雄
 - 教頭:飯塚俊太郎
 - 番長2:西尾季隆(X-GUN)
 - 松井ゴリラ:土平ドンペイ
 - 番長3:生田目研人
 - ばばあ(メガネの母):三城晃子
 - 若い頃のばばあ:魚谷佳苗
 - 生徒会長:大場一史
 - 中村泰造:勝俣喜章
 - 審判長:増本庄一郎
 - 十兵衛の親父:蛭子能収(特別出演)
 - パンチ:ひめ(柴犬)
 - 番長1:小西博之
 - 校長:永田耕一
 - ナレーション、パンチの声:下條アトム
 
スタッフ(ラーメンバカ一代)
- 監督、編集:山口雄大
 - 原作:漫☆画太郎(集英社/ジャンプコミックス刊)
 - 脚色:山口雄大、桐山勲、増本庄一郎
 - 製作:千葉善紀、藤本隷
 
キャスト(ラーメンバカ一代)
- めん太郎:佐藤佐吉
 - めん太郎(幼少期):生田目研人
 - ババー:勝俣喜章
 - ラーメン屋:菅田俊
 - ナレーション:木村匡也
 
映画第2作
『デッドボール』。前作より9年後に『SUSHI TYPHOON まつり』の一作として公開された青春アクションスプラッタコメディ。R-15+指定。主演の野球ジュウベエ役・坂口拓以外はスタッフ・キャストいずれも一新され、内容も前作とは一切関係がない。女優の星野真里が実年齢より一回り以上年下の16歳の男子高校生役を演じている。
あらすじ(第2作)
スタッフ(第2作)
- 監督 - 山口雄大
 - アクション監督 - 下村勇二
 - 製作 - 杉原晃史
 - プロデューサー - 千葉善紀、島澤晋
 - 脚本 - 戸梶圭太
 - 撮影 - 岡雅一
 - 音楽 - 森野宣彦
 - VFXスーパーバイザー - 鹿角剛司
 - 配給 - 日活
 
キャスト(第2作)
- 野球ジュウベエ - 坂口拓
 - 鈴木新之助 - 星野真里
 - 石原 - 蜷川みほ
 - カミヤマ - 須賀貴匡
 - アイボール - ペ・ジョンミョン
 - イルザ・ツヴァイ - 播田美保
 - ブラックラグーン - 高野漁
 - ジュウベエの父親 - ミッキー・カーチス
 - アナウンサー - 山寺宏一
 - 三船知事 - 田山涼成
 - 阿藤快
 - Erina
 
OVA版
概要
2009年、漫☆画太郎漫画家デビュー20周年記念企画「クソして寝たら20周年! 漫☆画太郎まつりだ、バカヤロー!!」第一弾としてDVDが発売された。
いわゆるFLASHアニメと呼ばれる、Adobe Flashによって少人数で作られた低予算アニメ。絵柄は原作に忠実なものになっているが、全3巻の原作を45分程度に収めるため、かなり大胆な構成を行っている。
スタッフ
- 監督・脚本:春日森春木
 - 原作・監修:漫☆画太郎『地獄甲子園』(集英社/ジャンプコミックス刊)
 - 音楽プロデュース:BENTEN
 - 音楽制作:1869 -iwarock-
 - 制作:パンダ工場
 - 製作:集英社
 - 製作:Liverpool
 
キャスト
- 校長、教頭、ナレーション、アナウンサー:坂本頼光
 - メガネ、パンチ:櫻井市長(西麻布ヒルズ)
 - 野球十兵衛:学(すっぽん大学)
 - 外道監督、ゴリラ:東方力丸
 - ほういち、不良:横須賀歌魔呂
 - 番長、デブ山:ドン・クサイ
 - 酔っ払い、外道高校部員A:へプリスギョン岩月
 - サル島、ウグイス嬢、ナレーション:亜沙
 - 女の子:折山みゆ
 
