夏雲あがれ
以下はWikipediaより引用
要約
『夏雲あがれ』(なつくもあがれ)は、宮本昌孝作の長編青春時代小説。同じ作者による『藩校早春賦』の続編として、2002年8月に集英社より刊行された。江戸時代、東海地方のある小藩の青年藩士たちの友情と旅立ちを描く。
もしくはそれを映像化したTVドラマ。TVドラマはNHK総合の木曜時代劇枠で2007年6月7日から7月5日まで放送された。全5回。
あらすじ
江戸の後期、東海の小藩。幼なじみの筧新吾・花山太郎左衛門・曽根仙之助・恩田志保にも別れのときが訪れる。仙之助は藩主の御供衆として、太郎左は将軍家高覧の武術大会出場のためそれぞれ江戸へ立つ。それを見送る新吾と志保。新吾は志保と引かれあう仲だが、軽輩の厄介者という身では嫁に来いとも言えない。
ある日、新吾と志保が恩師・鉢谷十太夫を訪ねた折、刺客に出くわす。十太夫は藩主乗っ取りを狙う藩主の叔父・蟠竜公の仕業と推測する。その後、江戸で騒動を起こした太郎左の代役として武術大会に出場せよとの命が新吾に下り、新吾は江戸に出ることになる。
太郎左との騒動の元となった旗本家の息子。それは思わぬところで蟠竜公の陰謀につながっていた。藩政乗っ取りのシナリオはどんなものか。誰が敵で誰が味方か分からぬ中、お家存続のため、新吾らが必死にそれを探り出す。
なお、原作とドラマでは事件の背景・登場人物・結末などが一部異なる。
主な登場人物(出演者)
筧新吾
花山太郎左衛門(太郎左)
曽根仙之助
恩田志保
鉢谷十太夫
蟠竜公
天野能登守
花山弥生
銀次
関屋
梅
天野重蔵
安富左右兵衛
梅原監物
土屋白楽
お花
河内守吉長
おようの方
篤之介君
筧助次郎
千代
りく
書誌情報
- 夏雲あがれ(2002年8月、集英社、ISBN 978-4-08-774596-2)
- 夏雲あがれ 上(2005年8月、集英社文庫、ISBN 978-4-08-747857-0)
- 夏雲あがれ 下(2005年8月、集英社文庫、ISBN 978-4-08-747858-7)
テレビドラマ
NHK総合の木曜時代劇枠で2007年6月7日から7月5日まで放送された。全5回。
3人の青年武士を石垣佑磨、崎本大海、青山草太が演じ、安倍なつみがヒロインを務める。
キャスト
スタッフ
- 原作:宮本昌孝(「夏雲あがれ」集英社刊)
- プロデューサー:飯島敏宏
- 脚本:宮川一郎 小金丸大和
- 演出:山田髙道、田沢幸治
- プロデューサー補:加藤章一、塚原あゆこ
- 演出補:浜弘大、佐藤敦司、阿南昭宏、塩村香里
- 殺陣指導:車邦秀
- 制作:小川賢治
- 制作統括:菅野高至、吉田雅夫
- 主題歌:「青春の影」唄:チューリップ 作詞・作曲:財津和夫