多重人格探偵サイコ
以下はWikipediaより引用
要約
『多重人格探偵サイコ MPD PSYCHO』(たじゅうじんかくたんていサイコ)は、原作:大塚英志、作画:田島昭宇による日本の漫画。また、それを原作とした小説、テレビドラマ、舞台作品。
概要
「恋人が猟奇殺人犯の被害に遭い、そのショックから多重人格者となった元刑事が、次々と起こる猟奇殺人事件の謎を追う」という設定でスタートしたショッキング・サスペンス漫画。
連載開始は『月刊少年エース』(角川書店)1997年2月号であるが、長期の中断を経て2007年8月より同社の青年誌『コミックチャージ』に移籍。2009年1月の同誌休刊後は同年7月に発刊した後継誌『ヤングエース』にて2016年3月号まで連載された。単行本の累計売上は900万部。
この作品の特徴は、漫画で描かれていない部分を小説で描くなどしている点である。また、意図的に設定に矛盾や食い違いが生じるようにしてある 。
第1話で主人公の恋人の女性が、両手両足を切断された状態で宅配便で箱詰めして届けられるという描写がある。これを見た角川書店の役員が印刷機を止め、当初1997年1月号から連載が始まる予定が2月号からになるというアクシデントで始まった。
猟奇殺人を描き、リアルな死体描写、グロテスクで残酷な描写が非常に多い。その描写ゆえ2006年に茨城県、2007年に香川県・岩手県で、2008年に福島県・大分県・長崎県で青少年保護育成条例に基づく有害図書に指定されている。
あらすじ
刑事・小林洋介が恋人の復讐のために猟奇殺人犯を殺害したのがきっかけで現れた人格・雨宮一彦は探偵になった。その後雨宮は何人もの猟奇殺人犯に関わることになるが、殺人犯たちの左眼には一様にバーコードの痣があり、雨宮自身の左眼にも同じものがあった。そして雨宮は事件の背後にある巨大な陰謀と自身の正体を知ることになる。
登場人物
伊園犯罪研究所および関係者
久保田 拓也(くぼた たくや)
本編前半の主人公「雨宮一彦/西園伸二」の肉体。多重人格者。
戸籍上の名前は「小林洋介」。この名は幼い頃、雨宮診療所で大量殺人事件が起こった時、救出される際に小林洋介と名乗った(小林洋介の人格と入れ替わった)ためである。研究機関「ガクソ(学窓会)」が雨宮診療所において「プログラム人格」に関する人体実験を行っていた際に実験体として使用された人物である。
物語の途中でジャンボ機ハイジャック事件に巻き込まれ、ガクソの工作員によって射殺された。
なお、劇中で久保田拓也の人格が発現したことは一度もない。
ガクソの実験のサンプルだという証拠である、バーコードの付いた左目の持ち主の一人。
小林 洋介(こばやし ようすけ)
久保田拓也の主人格。警視庁捜査一課11係の刑事。自分が多重人格者であることに気づいていない。
恋人の千鶴子が猟奇殺人犯の島津寿によって両手両足を切断され、復讐のために彼を追うが、島津に自分が千鶴子の生命維持装置を切ったことを知られ、感情の爆発と共に人格が消滅し、「雨宮一彦」の人格が発現した。
雨宮 一彦(あまみや かずひこ)
本作の主人公。「小林洋介」消滅後の主人格。戸籍名・小林洋介として警視庁で猟奇殺人犯のプロファイリングに従事。
連続バラバラ殺人事件の捜査過程で犯人・島津寿に恋人の千鶴子が襲われ両手両足を切断されたショックで小林の人格が消滅したことにより発現した。
過去の記憶が無い。極めて理性的で冷静な性格で、無表情であることが多い。
別人格である西園伸二による島津寿殺害の罪を被って刑務所で服役。出所後は、そのプロファイリング能力に目をつけた伊園磨知に雇われ「伊園犯罪研究所」に勤めることになる。
その正体は、20年前の雨宮診療所で「ガクソ」により作られたプログラム人格。作られた目的はルーシー・モノストーンの再現であった。
他人へ人格を転移することができ、ジャンボ機ハイジャック事件の際、伊園美和が西園伸二から雨宮一彦の人格を奪い取る。その後、自分の身体の身を案じた伊園美和が西園弖虎に転移させた。西園弖虎に転移してからは主人格である西園伸二の裏に隠され、ほとんど発現することがなくなる。ガクソが最も重要視する存在。
西園 伸二(にしぞの しんじ)
久保田拓也(小林洋介)に内在する別人格。任意に出現できる。
小林洋介の恋人・千鶴子を襲い両手両足を切断した猟奇殺人犯・島津寿と対峙した際に発現した。
凶悪な人格で、頻繁に雨宮一彦の人格と入れ替わり、独自の行動をとる。
雨宮一彦が発現する前は、元の主人格である小林洋介を巧みに利用して、「多重人格探偵」として何でも屋まがいなことや、犯罪者になる欲望を持つ人間に犯罪者になるよう"背中を押す"仕事を生業としていた。
プログラム人格・雨宮一彦が作られた際に偶発的に覚醒した人格である。そのため、雨宮一彦の人格がないと存在を保つことができない。自分が生きるために必要な人格である雨宮一彦の人格を取り戻すため西園弖虎と対峙するが、その最中、ガクソの工作員に撃たれた久保田拓也の死と共に消滅。
小林 洋介(こばやし ようすけ)
雨宮 一彦(あまみや かずひこ)
本作の主人公。「小林洋介」消滅後の主人格。戸籍名・小林洋介として警視庁で猟奇殺人犯のプロファイリングに従事。
連続バラバラ殺人事件の捜査過程で犯人・島津寿に恋人の千鶴子が襲われ両手両足を切断されたショックで小林の人格が消滅したことにより発現した。
過去の記憶が無い。極めて理性的で冷静な性格で、無表情であることが多い。
別人格である西園伸二による島津寿殺害の罪を被って刑務所で服役。出所後は、そのプロファイリング能力に目をつけた伊園磨知に雇われ「伊園犯罪研究所」に勤めることになる。
その正体は、20年前の雨宮診療所で「ガクソ」により作られたプログラム人格。作られた目的はルーシー・モノストーンの再現であった。
他人へ人格を転移することができ、ジャンボ機ハイジャック事件の際、伊園美和が西園伸二から雨宮一彦の人格を奪い取る。その後、自分の身体の身を案じた伊園美和が西園弖虎に転移させた。西園弖虎に転移してからは主人格である西園伸二の裏に隠され、ほとんど発現することがなくなる。ガクソが最も重要視する存在。
西園 伸二(にしぞの しんじ)
久保田拓也(小林洋介)に内在する別人格。任意に出現できる。
小林洋介の恋人・千鶴子を襲い両手両足を切断した猟奇殺人犯・島津寿と対峙した際に発現した。
凶悪な人格で、頻繁に雨宮一彦の人格と入れ替わり、独自の行動をとる。
雨宮一彦が発現する前は、元の主人格である小林洋介を巧みに利用して、「多重人格探偵」として何でも屋まがいなことや、犯罪者になる欲望を持つ人間に犯罪者になるよう"背中を押す"仕事を生業としていた。
プログラム人格・雨宮一彦が作られた際に偶発的に覚醒した人格である。そのため、雨宮一彦の人格がないと存在を保つことができない。自分が生きるために必要な人格である雨宮一彦の人格を取り戻すため西園弖虎と対峙するが、その最中、ガクソの工作員に撃たれた久保田拓也の死と共に消滅。
伊園・アリワン・美和(いその・アリワン・みわ)
磨知の異母妹。女子高生。右目の眼球に「LUC-XX」のシリアルコードがある。
実はガクソが生み出したルーシー・モノストーンの片割れ「XX」で、ルーシー・モノストーンの魂を復元するために必要なデータの半分を持つサンプル。擬似人格を植え込んで他人を操る特殊な能力を持つ。
ガクソの意図に反して雨宮一彦の人格と自身の人格を補完するためジャンボ機ハイジャック事件を起こすが、雨宮一彦の人格を西園弖虎に転移させた後、植物状態となる。
No.11にて伊園若女の指示の元、ロリータ℃の人格を手にしている。また、No.6では、眠っている状態の伊園美和にロリータ℃へ語りかける声が聞こえている。
物語終盤、植物状態の伊園美和の人格を西園弖虎が自身に転移させ、肉体を殺害。西園弖虎と行動を共にする。伊園若女と対峙し、戦いの中で人格は消滅した。
伊園若女のスペア。
笹山 徹(ささやま とおる)
仔池 続(こいけ しょく)
ガクソから離反した男性。ルーシー・モノストーンの甥。
他人の視覚情報を書き換えることができ、鬼頭日明を装い日本に入国。清水義秋の手引きで伊園磨知と合流し、伊園犯罪研究所の職員となる。
その目的は、西園弖虎の中にある雨宮一彦を自身に取り込むことで完全なるルーシー・モノストーンになることであった。
伊園犯罪研究所を襲撃に来た西園弖虎から雨宮一彦を取り込むも、それはフェイクの作られた人格であり、西園弖虎に射殺される。
ガクソ
全一(ぜんいつ)
御恵 てう(みめぐみ てう)
雨宮 一彦(あまみや かずひこ)
雨宮教授
政府関係者
清水 義秋(しみず よしあき)
警察
鬼頭 日明(きとう あきら)
天馬 うらん(てんま うらん)
犬山 犬彦(いぬやま いぬひこ)
バーコード殺人者
島津 寿(しまづ ひさし)
田辺 友代(たなべ ともよ)
上野 達(うえの すぐる)
建築デザイナー。フラワー殺人事件の犯人。
ルーシー・モノストーンに心酔しており、自らが手がけた店に「フラワーチルドレン」という、ルーシーに由来した名前をつけるほど。自称、ルーシーのムーブメントに遅れてきた青年。
女性の頭を切開して花を植えつけるフラワー殺人事件を起こし、関係を持った女性を拉致して次々と脳に花(ダチュラ)を発芽させていた。操作の手が及んだ際は、証拠隠滅の為に自身が手がけ、住んでいたマンションを爆破。
その後、以前から関係のあった村田清(久保田拓也)と接触するも、西園伸二に気絶させられる。その後、全一に引き取られ、三週間ほど後に被害者と同じ姿となった彼の死体が発見された。
スペアがいたが、後に何者かに殺害される。
小説版によれば、上野の左目は雨宮一彦(オリジナル)のものであると語られている。
梅見屋 明夫(うめみや あきお)
ミシェル・パートナー
ルーシー7
江川 彩(えがわ あや)
その他
久保田拓也(くぼた たくや)
本田 千鶴子(ほんだ ちづこ)
鈴木 早苗(すずき さなえ)
村田 清(むらた きよし)
桐生 勇吾(きりゅう ゆうご)
麻生 昇(あそう のぼる)
伏姫 麒麟(ふせひめ きりん)
キーパーソン
ルーシー・モノストーン
この物語の全編を通して神秘的に描かれるすべての始まりとなったキーパーソンであり、プログラム人格・雨宮一彦開発プロジェクトのきっかけとなった人物。1960年代から70年代にかけてアメリカの若者たちの間で熱狂的に支持されたアーティストかつテロリスト。
ガクソが学術的探究心からその「魂」の再生を試みている。
カリスマ的な存在であったが、1972年に南米のある教会で信者たちとともに集団自殺した。
長い間、上記のように思われていたが、それはガクソによる実験の第一ステップであり、「死の衝動」を増幅させることで他人への感応を試みていた。なお、この際自殺を煽動したのは別人であり、彼は自分のことをルーシー・モノストーンだと思い込んでいたホームレスであった。本物のルーシー・モノストーンは伊園若女に転移しており、その後更に人格転移を繰り返し、最終的に大江公彦の中に「生まれ変わり」という形で発現する。
実はカリスマ性を有していたのはルーシー・モノストーン本人ではなく、娘の伊園若女(ワカナ・モノストーン)であった。
大江公彦に発現した際に、伊園若女と対峙。伊園若女に転移しようと自殺を図るが、伊園若女の裏切りにより、死亡。死亡直前に未来を預言するという特殊能力を見せた。
英語表記には複数あり、一般的には「LUCY MONOSTONE」と表記されることが多いが、神格的扱いをする場合には「LU-C」と表記する場合もある。
詳細は「ルーシー・モノストーン」を参照。
ロリータ℃(ロリータドシー)
用語
バーコード
眼球の持ち主の水晶体のレンズが捉えた視覚情報は、脳幹へとつながる視神経の途中に人為的に作られた記録装置である腫瘍に記録される。特徴として、記録される映像は人間の認知や「主観」と結びついた形での視覚情報の蓄積のため、目玉の持ち主が見た錯覚や幻覚もそのままに記録される。
サンプルが死亡した後には学窓がアイバンクを通じて眼球のみを回収する。
ガクソ(学窓会)
「学窓会」は「ガクソ」の音に漢字を当てはめたもの。ガクソは古ヘブライ語系の古語で「倫理より上位に来るもの」を意味する。
アメリカ合衆国と深く結びついており、その支援のもと、知的好奇心の探究のために様々な実験を行っている。
その実態は、あくまでも科学の探究を目的とする純粋な科学者グループであり、政治的な秘密結社ではない。
「木島日記」に登場する「瀬条機関」及び「東方協会」といった様々な研究機関を母体としている。
捜査一課11係
何代か前の警視総監が対マスコミ受けを狙って設立した部署で、近年増加しているとされる猟奇殺人事件を専門に扱い、捜査方法にプロファイリングを導入したことが対マスコミ用の「売り」であった。だが、実のところ猟奇事件が増加しているという統計的根拠は無く、しかもチームの大半が現場経験の無い科捜研の出向で聞き込みも満足にできない。また、猟奇事件とそうでない事件の明確な定義が無い、統計的な手法を使うプロファイリングは、人口の極めて多いアメリカ合衆国のような国でやるから意味があるのであって、日本でやっても信頼の置けるデータが得られない。などといった理由から、11係は何の役にも立たずに捜査一課の足を引っ張り続けた。その上、捜査員の一人の小林洋介が犯人を私怨で射殺してしまったため、一時は廃止させられそうになったが、小林が裁判中に多重人格を主張した結果、世間の関心がそちらに向いたため、なし崩し的に存続されている。最終的なメンバーは笹山徹のみとなった。
ルーシー7(ルーシーセブン)
元となったのはアメリカ合衆国の都市伝説。アメリカ合衆国では50年代にルーシーと呼ばれる7人の殺人鬼の、マザーグース風の童謡の噂が囁かれ、60年代には戯れにルーシー7を名乗る学生運動グループやロックバンドが幾つか存在したといわれる。ただし、ルーシー7を名乗るグループが実際に7人であったことは少なく、7人の殺人鬼の童謡も実は6番までしかない。
作品リスト
漫画
- 原作:大塚英志、作画:田島昭宇 『多重人格探偵サイコ MPD PSYCHO』 角川書店→KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、全24巻
- 1997年7月10日初版発行(1997年7月1日発売)、ISBN 4-04-713188-1
- 1998年3月14日初版発行(1998年2月25日発売)、ISBN 4-04-713210-1
- 1998年12月1日初版発行(1998年11月26日発売)、ISBN 4-04-713260-8
- 1999年7月1日初版発行(1999年6月25日発売)、ISBN 4-04-713286-1
- 2000年4月10日初版発行(2000年4月11日発売)、ISBN 4-04-713328-0
- 2000年11月1日初版発行(2000年10月27日発売)、ISBN 4-04-713374-4
- 2001年9月1日初版発行(2001年8月29日発売)、ISBN 4-04-713450-3
- 2002年9月2日初版発行(2002年8月28日発売)、ISBN 4-04-713505-4
- 2003年8月1日初版発行(2003年7月31日発売)、ISBN 4-04-713562-3
- 2004年9月29日初版発行(2004年9月28日発売)、ISBN 4-04-713661-1
- 2006年2月25日初版発行(2006年2月23日発売)、ISBN 4-04-713787-1
- 2008年4月26日初版発行(2008年4月24日発売)、ISBN 978-4-04-715053-9
- 2009年1月5日初版発行(2008年12月27日発売)、ISBN 978-4-04-715155-0
- 2010年3月4日初版発行(2010年3月2日発売)、ISBN 978-4-04-715389-9
- 2010年12月4日初版発行(2010年12月2日発売)、ISBN 978-4-04-715576-3
- 2011年11月1日発売、ISBN 978-4-04-715817-7
- 2012年6月30日発売、ISBN 978-4-04-120291-3
- 2013年1月31日発売、ISBN 978-4-04-120558-7
- 2013年10月4日発売、ISBN 978-4-04-120785-7
- 2014年7月4日発売、ISBN 978-4-04-101399-1
- 2014年12月29日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-102283-2
- 2015年7月4日発売、ISBN 978-4-04-103075-2
- 2016年6月4日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-103404-0
- 2016年7月4日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-104411-7
- 多重人格探偵サイコ 'No.1 - 上記、No.1と同一の内容。原作者名が大江公彦名義の限定版。ドラマ版の小道具としても使用された。漫画の内容は同一であるが、あとがきが異なる。
- 多重人格探偵サイコ No.6 限定先行無修正版 - ドラマ版DVDの付録。少年エース掲載時の状態の漫画が一部収録されている。カバーは無く、表紙はラフスケッチの状態である。
- サイコエース Vol.1(月刊少年エース2000年5月増刊号) - 総集編。
- サイコエース Vol.2(月刊少年エース2001年9月増刊号)- 総集編。
- 多重人格探偵サイコ 特別総集編 - 総集編。
- 多重人格探偵サイコ コミックお試し版小冊子 - 多重人格探偵サイコフェアプレゼント品。非売品。
- MPD-PSYCHO PREMIUM BOOK - コミックチャージ2007年8月21日号付録。掲載雑誌が少年エースからコミックチャージに移る際に制作された。内容は「多重人格探偵サイコ 事件&人物 解体新書」とFILE:69からFILE:71。待ち受け画像もQRコードにて配信されていた。
- a LUC-Cartoon 1 - 「ルーシー・モノストーン展」にて販売された4コマ漫画。作画はひらりん。
小説
原作とは一部設定が異なる。
- 多重人格探偵サイコ No.1 〜情緒的な死と再生〜 〈角川スニーカー文庫〉
- 1998年6月1日初版発行(1998年5月28日発売)、ISBN 4-04-419101-8
- 多重人格探偵サイコ No.2 〜阿呆船〜 〈角川スニーカー文庫〉
- 1998年9月1日初版発行(1998年9月7日発売)、ISBN 4-04-419101-8
- 多重人格探偵サイコ 〜雨宮一彦の帰還〜(講談社ノベルス:2000年、角川文庫:2003年)
- 同名のテレビドラマのノベライズではなく内容は別物。
- 文庫版には特典として『渡久地菊夫の失敗 そのような題名の単行本には収録されないプロローグ』が収録。
- 講談社ノベルス:2000年3月5日初版発行(2000年3月1日発売)、ISBN 4-06-182115-6
- 多重人格探偵サイコ FAKE 全3巻(1〜3巻全て角川スニーカー文庫)
- テレビドラマ版の脚本を「物語環境開発(大塚英志事務所)」のスタッフの許月珍がノベライズしたもの。
- 2000年5月1日初版発行(2000年4月28日発売)、ISBN 4-04-419105-0
- 2000年12月1日初版発行(2000年11月30日発売)、ISBN 4-04-419106-9
- 2001年1月1日初版発行(2000年12月25日発売)、ISBN 4-04-419107-7
- 多重人格探偵サイコ・フェイク(角川書店:2002年)
- 上記の許月珍による「多重人格探偵サイコ FAKE」角川スニーカー文庫全3巻を再編集して1冊にまとめて大塚英志が加筆したもの。
- 多重人格探偵サイコ REAL
- テレビドラマ版の脚本
- 2001年7月31日初版発行(同日発売)、徳間デュアル文庫、ISBN 4-19-905062-0
- 多重人格探偵サイコ 〜小林洋介の最後の事件〜(『情緒的な死と再生』を改題。講談社ノベルス:2002年、角川文庫:2003年)
- 多重人格探偵サイコ 〜西園伸二の憂鬱(『阿呆船』を改題。講談社ノベルス:2002年、角川文庫:2003年)
- ロリータ℃の素敵な冒険(徳間書店:2004年、徳間デュアル文庫:2005年)
- 『ザ・スニーカー』1997年12月号~1999年4月号に「サイコ3」(サイコ・キューブ)の題名で連載された作品。
- 多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅(角川書店:2005年、戯曲版の脚本)
- 多重人格探偵サイコ 試作品神話(星海社:2023年9月27日発売)
- ドラマ版『多重人格探偵サイコ』の続編で月刊ニュータイプに連載された。1stシーズンは2000年9月号~2001年12月号、2ndシーズンは2002年8月号〜2003年4月号に連載。2006年に刊行された同名の絵本とは内容は無関係。
1998年6月1日初版発行(1998年5月28日発売)、ISBN 4-04-419101-8
1998年9月1日初版発行(1998年9月7日発売)、ISBN 4-04-419101-8
- 同名のテレビドラマのノベライズではなく内容は別物。
- 文庫版には特典として『渡久地菊夫の失敗 そのような題名の単行本には収録されないプロローグ』が収録。
講談社ノベルス:2000年3月5日初版発行(2000年3月1日発売)、ISBN 4-06-182115-6
- テレビドラマ版の脚本を「物語環境開発(大塚英志事務所)」のスタッフの許月珍がノベライズしたもの。
- 上記の許月珍による「多重人格探偵サイコ FAKE」角川スニーカー文庫全3巻を再編集して1冊にまとめて大塚英志が加筆したもの。
- テレビドラマ版の脚本
2001年7月31日初版発行(同日発売)、徳間デュアル文庫、ISBN 4-19-905062-0
- 『ザ・スニーカー』1997年12月号~1999年4月号に「サイコ3」(サイコ・キューブ)の題名で連載された作品。
- ドラマ版『多重人格探偵サイコ』の続編で月刊ニュータイプに連載された。1stシーズンは2000年9月号~2001年12月号、2ndシーズンは2002年8月号〜2003年4月号に連載。2006年に刊行された同名の絵本とは内容は無関係。
未単行本化作品
- 多重人格探偵サイコ 渡久地菊夫の失敗(講談社ノベルスにて、2002年刊行予定であった)
- 小説版『多重人格探偵サイコ』のシリーズ第4作として、『雨宮一彦の帰還』(講談社ノベルス:2000年)の巻末の「自作以降の予定」でアナウンスされた。しかし、角川文庫版『雨宮一彦の帰還』(2003年)に、プロローグである『渡久地菊夫の失敗 そのような題名の単行本には収録されないプロローグ』が収録されたのみで、本編は結局刊行されなかった。
- 小説版『多重人格探偵サイコ』のシリーズ第4作として、『雨宮一彦の帰還』(講談社ノベルス:2000年)の巻末の「自作以降の予定」でアナウンスされた。しかし、角川文庫版『雨宮一彦の帰還』(2003年)に、プロローグである『渡久地菊夫の失敗 そのような題名の単行本には収録されないプロローグ』が収録されたのみで、本編は結局刊行されなかった。
ドラマCD
- MPD-PSYCHO サイコ サウンド・ストーリー(レーベル:ソニーレコード、リリース:1998年5月30日、規格品番はSVWC-7001。)
- 監督:白倉由美、脚本:白倉由美・大塚英志、音楽制作:ファースト・スマイルエンターテイメント、イラストレーション:田島昭宇
- 監督:白倉由美、脚本:白倉由美・大塚英志、音楽制作:ファースト・スマイルエンターテイメント、イラストレーション:田島昭宇
キャスト
- 伊園摩知・雨宮一彦・西園伸二(岩男潤子)
- 紘永彩子(中川亜紀子)
- 磋碕アユキサ(川上とも子)
- 天野琴美(堀江由衣)
- 堵維実果穂(金月真美)
- 大井甫尭(飯塚雅弓)
- 和音符カリン(小西寛子)
- ロリータ℃(成田紗矢香)
- 三島柚木(桂川千絵)
映像作品
- 『多重人格探偵サイコ/雨宮一彦の帰還』 (キー局:WOWOW、放送期間:2000年5月2日 ~5月7日、全六話、監督:三池崇史、DVD全3巻)
- WOWOWで2000年5月2日~5月7日に全六話で放送されたテレビドラマ。原作者である大塚英志自身が原作・企画・脚本・プロデュース・キャスティングで参加した。監督は三池崇史。DVD化されている。漫画版とはキャラクターの名称や設定をある程度共有しているが、ストーリーは全く異なっている。
- 当初はWOWOW側が用意した脚本家がいたが、原作者は脚本に口出ししない事を要求してきたので、すぐにクビにして大塚英志が自分で脚本を執筆した(脚本の一部は白倉由美、大塚ギチとの共同執筆)。
- 出演者の内、保坂尚輝、大杉漣、中嶋朋子、裕木奈江、三浦理恵子は、大塚英志が個人的にファンであった俳優をキャスティングした。
- 大塚英志は、妻の白倉由美と共にオーディションに参加しており、登場人物の一人のロリータ℃役には当時無名の新人子役であった平野綾を抜擢した。ドラマ版『多重人格探偵サイコ』は平野綾の女優デビュー作である。平野綾の才能に惚れ込んだ大塚は、平野綾がドラマ版『多重人格探偵サイコ』で演じた役のロリータ℃名義で歌ったサウンドトラックアルバム『ロリータの温度』(作詞:白倉由美、作曲:後藤次利、レーベル:キングレコード、リリース:2001年8月29日)や、平野綾の同名のイメージ写真集『ロリータの温度』(本文:白倉由美、写真撮影:伊島薫、角川書店:2000年12月刊行)をプロデュースした。
- 大塚英志は当初、作中の重要な登場人物「ルーシー・モノストーン」役に、大塚が大ファンであった俳優・歌手の沢田研二をオファーしたものの実現せず、代わりに田口トモロヲがキャスティングされた。大塚は沢田研二によるルーシー・モノストーンのカバーをプロデュースしたかったと回想で述べている。
- 大塚英志は当初、監督に大塚がファンであった長谷川和彦監督か森達也監督を希望したが、予算・スケジュールの問題で断念した。
- 大塚英志がドラマ版『サイコ』の監督の選択で条件にしたのは「①低予算で雇える事、②現場でどんなトラブルが起きても最後まで逃げずに作品を完成させられる事、③決してやっつけ仕事ではなく一つの作品として監督できる事」の3点であったので、全部の条件をクリアしている、当時は比較的無名であった映画監督の三池崇史が選ばれた。
- 大塚英志が三池崇史を選択した最大の理由は、三池崇史監督の映画『中国の鳥人』(1998年6月10日公開)を観た事である。『中国の鳥人』は実際に中国雲南省の奥地にて撮影された日本映画であるが、途中でロケ隊とはぐれてしまうというトラブルが発生して、監督以下少数の残ったクルーで、とにかく中国奥地の先へ先へと進みながら完成させた映画であった。また、『中国の鳥人』は一つの作品としても素晴らしい映画であったので、大塚英志は「この監督なら何が起きても大丈夫」と思って三池崇史にオファーした。実際にドラマ版『サイコ』では、大塚の悪い予感が当たって、撮影中に主役俳優の保坂尚輝が急病で入院してロケから一時的にリタイアするというトラブルが発生したが、三池監督は締め切りと予算をキッチリ守って完成させた。大塚は三池監督の現場対応力について感謝と称賛を回想で述べている。
- WOWOWで2000年5月2日~5月7日に全六話で放送されたテレビドラマ。原作者である大塚英志自身が原作・企画・脚本・プロデュース・キャスティングで参加した。監督は三池崇史。DVD化されている。漫画版とはキャラクターの名称や設定をある程度共有しているが、ストーリーは全く異なっている。
- 当初はWOWOW側が用意した脚本家がいたが、原作者は脚本に口出ししない事を要求してきたので、すぐにクビにして大塚英志が自分で脚本を執筆した(脚本の一部は白倉由美、大塚ギチとの共同執筆)。
- 出演者の内、保坂尚輝、大杉漣、中嶋朋子、裕木奈江、三浦理恵子は、大塚英志が個人的にファンであった俳優をキャスティングした。
- 大塚英志は、妻の白倉由美と共にオーディションに参加しており、登場人物の一人のロリータ℃役には当時無名の新人子役であった平野綾を抜擢した。ドラマ版『多重人格探偵サイコ』は平野綾の女優デビュー作である。平野綾の才能に惚れ込んだ大塚は、平野綾がドラマ版『多重人格探偵サイコ』で演じた役のロリータ℃名義で歌ったサウンドトラックアルバム『ロリータの温度』(作詞:白倉由美、作曲:後藤次利、レーベル:キングレコード、リリース:2001年8月29日)や、平野綾の同名のイメージ写真集『ロリータの温度』(本文:白倉由美、写真撮影:伊島薫、角川書店:2000年12月刊行)をプロデュースした。
- 大塚英志は当初、作中の重要な登場人物「ルーシー・モノストーン」役に、大塚が大ファンであった俳優・歌手の沢田研二をオファーしたものの実現せず、代わりに田口トモロヲがキャスティングされた。大塚は沢田研二によるルーシー・モノストーンのカバーをプロデュースしたかったと回想で述べている。
- 大塚英志は当初、監督に大塚がファンであった長谷川和彦監督か森達也監督を希望したが、予算・スケジュールの問題で断念した。
- 大塚英志がドラマ版『サイコ』の監督の選択で条件にしたのは「①低予算で雇える事、②現場でどんなトラブルが起きても最後まで逃げずに作品を完成させられる事、③決してやっつけ仕事ではなく一つの作品として監督できる事」の3点であったので、全部の条件をクリアしている、当時は比較的無名であった映画監督の三池崇史が選ばれた。
- 大塚英志が三池崇史を選択した最大の理由は、三池崇史監督の映画『中国の鳥人』(1998年6月10日公開)を観た事である。『中国の鳥人』は実際に中国雲南省の奥地にて撮影された日本映画であるが、途中でロケ隊とはぐれてしまうというトラブルが発生して、監督以下少数の残ったクルーで、とにかく中国奥地の先へ先へと進みながら完成させた映画であった。また、『中国の鳥人』は一つの作品としても素晴らしい映画であったので、大塚英志は「この監督なら何が起きても大丈夫」と思って三池崇史にオファーした。実際にドラマ版『サイコ』では、大塚の悪い予感が当たって、撮影中に主役俳優の保坂尚輝が急病で入院してロケから一時的にリタイアするというトラブルが発生したが、三池監督は締め切りと予算をキッチリ守って完成させた。大塚は三池監督の現場対応力について感謝と称賛を回想で述べている。
- 『MPD-PSYCHO/FAKE MOVIE REMIX EDITION』(2002年7月6日公開、DVD全1巻)
- 上記のテレビドラマ『雨宮一彦の帰還』全6話を約90分に再編集してドラマ版とは違うストーリーにした、大塚英志プロデュースによる劇場公開映画。この時に 三池崇史監督が再編集版の制作に不服を唱えた為、大塚英志は喫茶店で三池崇史本人と直接2人だけで交渉して「再編集版は大塚英志が完全に自由に制作して、三池崇史は一切関わらない」ことを了承させた。『MPD-PSYCHO/FAKE MOVIE REMIX EDITION』は大塚事務所のスタッフで、「UNDERSELL ltd.」所属の菊崎亮が再編集を行った。また、一部のシーンは大塚英志が自分で追加撮影した。
- 上記のテレビドラマ『雨宮一彦の帰還』全6話を約90分に再編集してドラマ版とは違うストーリーにした、大塚英志プロデュースによる劇場公開映画。この時に 三池崇史監督が再編集版の制作に不服を唱えた為、大塚英志は喫茶店で三池崇史本人と直接2人だけで交渉して「再編集版は大塚英志が完全に自由に制作して、三池崇史は一切関わらない」ことを了承させた。『MPD-PSYCHO/FAKE MOVIE REMIX EDITION』は大塚事務所のスタッフで、「UNDERSELL ltd.」所属の菊崎亮が再編集を行った。また、一部のシーンは大塚英志が自分で追加撮影した。
各話タイトル
- 第1話「罪と記憶の漂う花」
- 第2話「世界制作の方法」
- 第3話「人生は常に二重螺旋の構造をまとう」
- 第4話「つぶされた蟻」
- 第5話「呪われし王の戴冠式」
- 第6話「天にのぼる魂と人間の絆」
スタッフ
- 製作:角川書店、WOWOW、ポニーキャニオン、トスカドメイン
- 原作・企画・プロデュース・キャスティング:大塚英志
- 監督:三池崇史
- 脚本:大塚英志、白倉由美、大塚ギチ、三池崇史
- 第1・5・6話は大塚英志単独脚本。第2・3話は大塚英志・白倉由美共同脚本。第4話は大塚英志・大塚ギチ共同脚本。また、全脚本のロケ地・予算・スケジュール等の実務的観点による脚色を三池崇史監督が行った。
- 音楽プロデューサー:後藤次利、白倉由美
- プロデューサー:佐藤敏広、阿部直木
- エグゼクティブプロデューサー:中川好久
- 企画協力:物語環境開発、UNDERSELL ltd.
- 第1・5・6話は大塚英志単独脚本。第2・3話は大塚英志・白倉由美共同脚本。第4話は大塚英志・大塚ギチ共同脚本。また、全脚本のロケ地・予算・スケジュール等の実務的観点による脚色を三池崇史監督が行った。
キャスト
- 雨宮一彦、小林洋介(保坂尚輝)
- 伊園磨知(中嶋朋子)
- 笹山徹(大杉漣)
- 本田千鶴子(三浦理恵子)
- 田辺友代(裕木奈江)
- マナベ(塩田貞治)
- 渡久地菊夫(あなん吉成)
- 上野達也(松田悟志)-「益田知紀」名義
- 森泉(川合千春)
- 藤樹真生(栗山千明)
- 島津寿(一条俊)
- 村田清(大塚ギチ)
- ギー(堀部寛十)
- 大江朔(佐藤俊)
- 伊園美和(後藤若菜)
- まみ(不二子)
- 山本洋子(りりィ)
- ロリータ℃(平野綾)
- ルーシー・モノストーン(田口トモロヲ)
舞台化作品
- 多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅 - 劇団夜想会により2005年3月30日〜4月4日 紀伊國屋サザンシアターにて上演。
キャスト
- 雨宮一彦/大江公彦:唐橋充
- ロリータ℃/伊園美和:松本まりか
- 笹山徹:原田大二郎
- マナベ:正木蒼二
- 伊園磨知:山前麻緒
- 島津寿(Wキャスト):大石竜一・加藤隼人
- 妹:佐藤亜紀
サウンドトラック
- 『ロリータの温度』(テレビドラマ『多重人格探偵サイコ/雨宮一彦の帰還』サウンドトラック) (レーベル:キングレコード、リリース:2001年8月29日)
- ボーカル:平野綾、企画:大塚英志、作詞:白倉由美、作曲:後藤次利
- ボーカル:平野綾、企画:大塚英志、作詞:白倉由美、作曲:後藤次利
- 『MPD-PSYCHO CD/Strange New World』(レーベル:角川書店、リリース:2001年)
- ヴォーカル:ルーシー・モノストーン、企画:大塚英志、プロデューサー:後藤次利、訳詞・ライナーノート:三木・モトユキ・エリクソン
- ヴォーカル:ルーシー・モノストーン、企画:大塚英志、プロデューサー:後藤次利、訳詞・ライナーノート:三木・モトユキ・エリクソン
グッズ
- トレーディングカード
- カレンダー
- ガレージキット
関連作品
- 『多重人格探偵サイチョコ』
- 「物語環境開発(大塚英志事務所)」のスタッフのひらりん作画のパロディ4コマギャグ漫画。
- 『多重人格探偵サイコ ルーシー・モノストーンの真実』(角川書店:2002年、角川コミック・エース:2004年)
- 原作者大塚英志の友人の三木・モトユキ・エリクソンによるルーシー・モノストーンの評伝。
- 「物語環境開発(大塚英志事務所)」のスタッフのひらりん作画のパロディ4コマギャグ漫画。
- 原作者大塚英志の友人の三木・モトユキ・エリクソンによるルーシー・モノストーンの評伝。
その他
- タイトルはアルフレッド・ヒッチコックの同名の映画からの引用。
- 「雨宮一彦」の顔のモデルはオウム真理教の荒木浩であり、「七つの人格を持つ探偵」という設定は「七つの顔を持つ変装の名人の探偵」の『多羅尾伴内』、「左目にバーコードがある」という設定は柳田國男の論文『一目小僧その他』が元ネタ。
- テレビドラマ版『サイコ』の「昭和天皇が病床にある状況で物語が進行していく」という展開は大塚の師匠のみなもと太郎(大塚は高校生の時にみなもとのアシスタントをしていた)がギャグ漫画『ホモホモ7』(昭和45年〜昭和46年に少年マガジンにて連載)で作中に、当時仁侠映画の冒頭に必ず「昭和初期」というテロップが入れられていた事のパロディで「昭和末期」というテロップを入れて、「昭和天皇が今まさに亡くなりかけている」というギャグをやったことへのオマージュである。
- 『ルーシー・モノストーンの真実』の著者三木・モトユキ・エリクソンは「熊の着ぐるみを着た精神科医」という設定のキャラクターとして大塚英志の小説『ロリータ℃の素敵な冒険』、白倉由美の小説『おおきくなりません』、『きみを守るためにぼくは夢をみる』にも登場している。
関連カテゴリ
- 大塚英志の漫画作品
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