夜明けの街で
以下はWikipediaより引用
要約
『夜明けの街で』(よあけのまちで)は、東野圭吾による日本の推理小説。
角川書店発行の『野性時代』にて2004年9月号から2007年4月号まで連載され、その間の2006年2月号には番外編が掲載された。2007年6月30日、同社より単行本が刊行されたが、東野の同社刊の単行本は2003年の『殺人の門』以来、4年ぶりであった。
横浜を舞台にし、不倫を軸に置いた作品。サザンオールスターズの楽曲「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」に感化されて書いた作品でもあるため、ところどころ歌詞に沿った話が出てくる。
2011年に若松節朗監督、岸谷五朗・深田恭子主演で映画化された。
あらすじ
運命的な出会いでもなく、バッティングセンターで出会った渡部と秋葉。2人は出会いを重ねて深い仲になっていくが、渡部は秋葉が高校生の頃に起きた、ある殺人事件の関係者だと知る。犯人は未だ捕まっておらず、秋葉がその事件の容疑者扱いとされていることも知る。事件は既に15年が経過しており、3月31日が終われば時効を迎える。自分が築き上げてきた家庭が壊れることを恐れながらも秋葉に惹かれる渡部は、その事件と関わりを持つことになる。
登場人物
作品にまつわる話
- 新谷の不倫話は、この小説の本編の後に番外編として収録されている。時に説教口調になるほど、渡部に不倫を諌める理由がこの番外編でわかる。
- 東野はインタビュー記事の中で、女性の心を描くことを大変苦手だとコメントしている。
映画
2011年10月8日、角川系で公開された。監督は若松節朗。主演は岸谷五朗。
みなとみらいでロケを行い、撮影ピークの2011年3月11日に東日本大震災に見舞われたものの、セットの被害はわずかで、撮影は余震の続く中続行された。
全国147スクリーンで公開され、2011年10月8、9日の初日2日間で興収3,315万4,800円、動員2万5,177人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第8位となった。
2011年公開だが、2010年の時効撤廃に伴い2009年を作品の舞台と設定している。(エンドロールより)
キャスト
- 渡部和也(会社員) - 岸谷五朗
- 仲西秋葉(派遣社員) - 深田恭子
- 渡部有美子(和也の妻) - 木村多江
- 新谷(和也の親友) - 石黒賢
- 里村(和也の部下) - 黄川田将也
- 部長(和也の上司) - 田中健
- 浜崎妙子(秋葉の叔母) - 萬田久子
- 仲西達彦(秋葉の父) - 中村雅俊
- 渡部園美(和也の娘) - 栗本有規
スタッフ
- 監督 - 若松節朗
- 脚本 - 川崎いづみ
- 原作 - 東野圭吾「夜明けの街で」(角川文庫)
- 撮影 - 蔦井孝洋
- 美術 - 和田洋
- 音楽 - 住友紀人
- 録音 - 柿澤潔
- 照明 - 高橋幸司
- 編集 - 新井孝夫
- 助監督 - 村谷嘉則
- 音響効果 - 伊藤進一
- 現像・VFX - IMAGICA
- タイトル - マリンポスト
- スタジオ - 日活撮影所
- 車輌協力 - ボルボ・カーズ・ジャパン
- 特別協力 - 東映東京撮影所、東映デジタルセンター
- エグゼクティブプロデューサー - 井上伸一郎
- 企画 - 池田宏之
- 製作者 - 椎名保、阿佐美弘恭
- プロデューサー - 土川勉、鈴木光、岡田和則、坂本忠久
- 製作プロダクション - 光和インターナショナル
- 製作 - 「夜明けの街で」製作委員会(角川映画、NTTドコモ)
- 配給 - 角川映画
エンディングテーマ
- 久保田利伸「声にできない 〜夜明けの街でver.〜」