夜桜さんちの大作戦
以下はWikipediaより引用
要約
『夜桜さんちの大作戦』(よざくらさんちのだいさくせん、英語: Mission: Yozakura family)は、権平ひつじによる日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2019年39号より連載中。キャッチコピーは「諜報家族コメディ」で、「スパイバトルコメディ」をコンセプトにしている。
2022年11月時点で世界累計発行部数が150万部を突破している。
2022年12月17日に開催された「ジャンプフェスタ2023」にてテレビアニメ化が発表された。
あらすじ
高校生である朝野太陽は、幼少期に家族を失ったショックから幼馴染の夜桜六美以外の他人と関わることを避けていた。ある日、ひょんなことから六美がスパイ一家・夜桜家の10代目当主である事実を知らされる。太陽は六美と結婚して夜桜家の一員となり、六美を狙う敵から六美を守るために奮闘し、自らも成長していく。
登場人物
担当声優は特記がない限り、テレビアニメ版での配役。
夜桜家
プロフィールは第5巻186・187ページ『夜桜兄妹プロフィール!!』より。 ランキングは作中に登場する雑誌「スパイデー」「月刊スパイ」内のものに基づく。
朝野 太陽(あさの たいよう)→ 夜桜 太陽(よざくら たいよう)
声 - 川島零士(テレビアニメ・ボイスコミック) / 花江夏樹(ボイスドラマ)
本作の主人公。金級スパイ(22歳時点)。9月15日生まれ。16歳の高2で2年C組在籍。身長170㎝。血液はA型。アホ毛があり、左目に事故の際に付いた傷が残っている。
幼少期の交通事故で両親と弟を失った過去があり、その過去のトラウマにより六美を除く他人と話せなくなっていた。しかし、六美の兄の凶一郎に目を付けられたのを切っ掛けに六美と結婚(事実婚)を実行、夜桜家の一員となった。
以降、夜桜家の客間を借りて生活しており、夜桜家との交流を通して、スパイとしてのスキルを徐々に開花させていき、自らも「他人と会話出来るようになるなどの人間としての成長」「スパイとしての能力の覚醒→開花→万花繚乱」といった順に成長を遂げていく。
第34話で銅級スパイとなり、第46話では百により致命傷を負うが、第47話で六美から血を分け与えられたことで蘇生。驚異的な動体視力と身体能力も手に入れた。
第64話で万との特訓中に“開花”「硬化」に覚醒。皮下(川下)との決戦では“開花”「再生」に手こずるも、最後は夜桜家の助けもあって拘束に成功した。しかしその際、皮下がつぼみと接触していたことを知ったことで苦悩するようになり、更に第89話で、夢の中でつぼみの良心から、つぼみを倒せる方法を皮下が知っていること、尋問を行うには銀スパイの免許が必要であることを知らされ、銀スパイ昇格試験に挑むことを決意。
銀スパイ昇格試験では辛三・二刃・凶一郎に対して受験者として向き合い、銀スパイとなる。更に最終試験中に、皮下との決戦の際に図らずしもつぼみの血を取り込んでいた事から、“万花繚乱”にも覚醒した。
開花によって夜桜 百に攻撃が通用する。
第170話では5年の月日が流れ22歳となっており、六美との間に子供ができている。また、この時点で金級スパイとなっている。
夜桜 六美(よざくら むつみ)
声 - 本渡楓(テレビアニメ・ボイスドラマ) / 岩橋由佳(ボイスコミック)
本作のメインヒロイン。6月6日生まれ。太陽の幼馴染にして同級生でもある少女。2年C組在籍で、出席番号は16番。スパイ一家・夜桜家の第六子(三女)にして、10代目当主でもある。身長163cm。血液はA型。長髪の左にある白い髪は、幼少期の事故のストレスによるものである。ただ、歌は苦手で、ある程度の護身術は身に着けているものの戦闘能力は皆無。
太陽とは小学生の頃からの付き合いで、両親を失い落ち込む太陽を何かと気に掛けていた。長兄である凶一郎の異常なシスコンぶりには頭を痛めており、太陽が凶一郎に目を付けられたのがきっかけで、二刃の提案で太陽と結婚(事実婚)した。その後は高校でおしどり夫婦と呼ばれるほど、太陽と仲良く暮らしてる。
第170話では5年の月日が流れ22歳となっており、太陽との間に子供が生まれ、2児の母となっている。
夜桜 ひふみ(よざくら ひふみ)
夜桜 凶一郎(よざくら きょういちろう)
声 - 小西克幸(テレビアニメ・ボイスドラマ) / 比上孝浩(ボイスコミック)
夜桜家の第一子(長男)。金級スパイ。1月1日生まれ。21歳。身長185㎝。血液型A型。太陽や六美の通う学校では教頭先生の「昼川 凶一郎(ひるかわ きょういちろう)」という名で通し、若くして教頭になった優秀な人として知られている。現在、この設定はあやふやになっており、作品内で七悪にメタとして扱われている。
第一子ということもあって、戦闘力・知力共に夜桜家で最も優秀な逸材。「女性スパイが選ぶ狙われてみたい男ランキング」にて不動の1位をとるなど人気が高いと同時に他のスパイ関係者からは蛇蝎のごとく嫌われている。
普段は常に笑みを絶やさない好青年だが、常軌を逸したシスコンで、六美を溺愛し六美に近づくものは全て敵だと考えている。これは、過去に六美が事件に巻き込まれて守れなかった自責の念(トラウマ)によるものである。しかしその度を超えたシスコンから、当の六美には気味悪がられている上に極力避けられており、嫌五から毛嫌いされるなど、長女・二刃をはじめとする他の兄弟達から問題人物として扱われている。また学生時代は生徒会長であったが、支持率は0%であだ名は「ゴミ」・「クズ」・「カス」であった。小さな子供に弱く、幼児化した太陽の可愛さと普段の敵意から頭がショートしたり、アイへのプレゼントを選ぶ際に厳選し過ぎて疲労困憊になるなど、普段は異なる一面を見せることもある。
太陽に対しては六美の幼馴染ということもあり見逃していたが、「六美を長年近くで狙う奴がいる」という情報が入って以来、強い不信感と恨みを抱いている。その一方で、太陽にスパイとしての心得を説くなど、先輩スパイとしての一面を見せることもある。つまり、何だかんだと言いながらも太陽と六美の2人を「夫婦」と認め、2人を守る意思は本物。
「鋼蜘蛛」と呼ばれる鋭利な鋼線を自在に操り、戦闘や敵対者への拷問、太陽へのお仕置きに活用している。なお、蜘蛛に因んだ武器を持つにも関わらず、蜘蛛が苦手。
太陽の銀スパイ昇格試験では最終試験を担当。太陽が銀スパイとなる真の目的を見抜いており、そのことで太陽を動揺させるが、それによって太陽が自身が座っている椅子を奪おうとする暴挙に出たため、交戦。「女神の巣」(あらくね)で太陽の攻撃を凌ぎ、勝負あったと思われたが土壇場で太陽が「万花繚乱」に覚醒。「女神の巣」に少し傷を入れられたことで太陽の覚悟を改めて実感、紅茶も尽きたこともあり、太陽の試験合格を認めた。
その後、単独で百や歴代当主と対峙、全員倒したもののその際につぼみの血による毒に感染したため、太陽達の前で一時消息不明となったが太陽の万花繚乱により解毒された。
同じ権平の漫画でもある『ポロの留学記』にも、別人ではあるが鬼村凶一郎といった人物が登場している。
開花は「無」。彼の血を吸った鋼蜘蛛が地面に落ちると徐々にその糸が広がり、それに触れたものは分け隔てなく無に還った。(つまり消滅する。)
なお、「女神の巣(あらくね)」のみこの開花を無効化することが可能。
第175話以降は帝桜学園の校長となっている。
六美の子供なので、あるふぁとひふみの事も大好き。ひふみの愛の行き過ぎた発言には共感していることもある。
しかし、たまに二人にはひかれることもある。
夜桜 二刃(よざくら ふたば)
声 - 鬼頭明里 / 丸山美紀(ボイスコミック) / 田村ゆかり(ボイスドラマ)
夜桜家の第二子(長女)。金級スパイ。2月2日生まれ。20歳で身長134㎝と、年齢の割にかなり小柄で童顔である。血液はAB型。
長兄・凶一郎に対しても高圧的な態度を取る勝ち気な性格の持ち主。普段は大人びた性格だが、根は良心と優しさを併せ持つ。偶然夜桜家の秘密を知った太陽に、凶一郎を正気に戻すという目的も兼ねて六美と結婚することを提案する。
銀髪を縦ロールにしたツインテールで、純白のゴスロリファッションに身を包んでおり(本人曰く「戦闘服」)、夜桜式柔術「しだれ組手」の使い手であり、格闘戦を得意としており凶一郎が相手でも組んだ状態なら勝率は100%の実力者だが、誰かを守りながらではイマイチ実力が発揮できない。彼女曰く、3歳で訓練を始め6歳で初任務だったとのこと。8歳の時、兄の凶一郎より先に銀級スパイ試験を受けている。実は怖いものが大の苦手。(ゾンビなどの力で倒せる化物はある程度平気だが、幽霊や呪いといった合気が効かない類が苦手で、お化け屋敷を全壊させたこともある。)
自室は元々あった武道場を辛三により改築したものを使用している。“開花”時はあらゆる攻撃を包容し、無効化する。
太陽の銀スパイ昇格試験では二次試験を担当。突破した太陽達を労い、三次試験の会場(地下)に移動させた。
夜桜 辛三(よざくら しんぞう)
声 - 興津和幸 / 荒木命(ボイスコミック) / 福島潤(ボイスドラマ)
夜桜家の第三子(次男)。金級スパイ。3月3日生まれ。19歳。身長193㎝。血液はO型。
筋骨粒々の大柄な緑髪の青年で、武器のエキスパート。妹の四怨にもなめられるほどの臆病な性格であり、初期はいつもゴミ箱戦車「3号」の中に入っていた。
幼い頃より武器と一心同体で、眠る時もマグナム弾のおしゃぶりを使っていた。10歳の頃はライフル、現在(19歳)に至っては手作りの銃弾100%の枕を使わないと眠れない。自室も武器庫と繋がっている。
銃の装弾数や弾薬の直径を数えたり、「桃太郎」の話を聞かせると落ち着く。武器と同じくらい慣れ親しんだ物(例としてはフォークなど)なら全て強力な武器にする程の凄腕だが、それよりも大事なものが人質に取られたらあっさり手放してしまう。
丸腰だとヘタレなのは相変わらずだが、少しずつ慣れていこうとしている。反面、家族想いで六美や太陽や他の家族のことも非常に大切に思っている。反面、怒らせると非常に怖く、怒られた太陽・嫌五・七悪の3人から数日間警戒されるほどである。
ノウメンとの戦いでは太陽と連携し、専用武器「春雷」を用いて勝利した。
武器などの怖いものには対応できるが、家族などの大切なものには開花で対抗することができない。“開花”時には鬱金を使い、全てを破壊する。
太陽の銀スパイ昇格試験では一次試験を担当。初めは太陽が戦うことに躊躇っていたこともあり圧倒していたが、太陽が躊躇を捨ててからは互角の争いを繰り広げる。太陽が宇佐を初めとした他の参加者との連携を仕掛けても引けを取らなかったが、自身の技を受け止めて来たときに、「太陽が自身の技で無事でいられるのか」と動揺してしまい、その隙をつかれて一次試験を突破された。
夜桜 四怨(よざくら しおん)
声 - 悠木碧 / 長谷川りく(ボイスコミック) / Lynn(ボイスドラマ)
夜桜家の第四子(次女)。銀級スパイ。4月4日生まれ。18歳。身長172㎝。血液型AB型。
ピンクがかった紫色のショートボブヘアーで気だるそうな雰囲気の女性でかなり男勝りの性格。ゲーマー感覚での戦闘が特徴(ゲーム内で主に登場するキャラは自分や太陽にそっくりの主人公と凶一郎にそっくりの敵キャラ)で、ハッキングを得意とするなど、機械にも強い。また多数のドローンを使用する。
仕事のスタイルは任務対象のシステムをハッキングし、ゲームに変換する。スパイ界では「パソコンの大先生」と呼ばれているが、本人はこのあだ名を気に入っておらずつけた人物を恨んでいる。
“開花”時は自身の脳内での情報の並列処理が可能となり、脳と自作のスマホを繋ぎ通常時よりも膨大なハッキングが可能。本人曰く、「ちょっとしたスパコン」らしい。
夜桜 嫌五(よざくら けんご)
声 - 松岡禎丞 / 大谷龍生(ボイスコミック) / 櫻井孝宏(ボイスドラマ)
夜桜家の第五子(三男)。銀級スパイ。5月5日生まれ。17歳。身長166㎝。血液型B型。
猫耳フードを着用しており、目は山吹色の前髪で隠れていて頬に肉球のマークをつけている。“開花”時以外瞳を見せることはない。
極めてマイペースで掴み所のない性格で、任務でも楽しいことしかやらないと決めている根っからの自由人。
変装を得意としており、戦闘の際に全てのスパイを自分の顔に変装させ、自滅させたこともある。
兄妹の中でも長兄である凶一郎を特に毛嫌いしている為、太陽を誘って任務を行う際には、凶一郎に引き止められるも、六美に変装して罵詈雑言を浴びせ彼を沈ませている。
月刊スパイの「あざとかっこかわいいスパイランキング」「瞳にドキッとするスパイランキング」の2つで3年連続1位と、スパイ業界でもかなりの女性ファンが存在する。だが「ナルシストスパイランキング」では5年連続1位をとっている。
“開花”時は、相手と“共感”することによって相手の情報や記憶まで知ることができる(その際は瞳が相手と同じになる。)。
夜桜 七悪(よざくら ななお)
声 - 内山夕実 / 齋田華帆(ボイスコミック) / 藤井ゆきよ(ボイスドラマ)
夜桜家の第七子(末男)。銀級スパイ。7月7日生まれ。15歳。血液型O型。兄弟で一番の巨体(3メートル)で、常に顔が書かれた水色のバケツで素顔を隠しているのが特徴。
性格は大人しいが、トラックを軽々持ち上げるほどの怪力の持ち主であると同時に、あらゆる毒に適応し、細胞層が厚く肉体強化もできる強力な免疫の持ち主で、その特性を利用して体内で有機カプセル薬などの合成も可能、医術や薬学を得意とする。本来の姿はオッドアイの小柄(130cm)な少年だが、「本来の姿を維持するのはきつい」そうで、普段は体内の成分が安定しやすい、上述の巨漢姿に扮している。太陽達と同じ学校の一年生であるため、少年の姿で登校している。
自室は地下4階分の研究室になっている。
ゴリアテ
声 - 松岡禎丞 / 長門三照(ボイスコミック)
夜桜家で飼われている黒い犬。1月17日生まれ。
代々夜桜家に仕えるべく品種改良を重ねられた「大神犬」と呼ばれる特殊な犬種で、六美の高祖母の代から仕えてきたとされる極めて長い寿命と、体長を8cm - 30mまで自在に変動させられる能力、夜桜家に仇成すものを片っ端から排除する忠誠心と凶暴性を持つ。自室の他に物置用の小屋も敷地内に数個ある他、パソコンや通信機・屋敷直通の抜け穴を備えた犬小屋(自分で作った)もある。
夜桜 百(よざくら もも)
夜桜 零(よざくら れい)
夜桜 万(よざくら ばん)
夜桜 京子(よざくら けいこ)
歴代夜桜当主
いずれも初代当主・夜桜つぼみの血によって復活している。また凶一郎が単独で百と対峙した際に後述の二ノ前御前、五輪太夫以外の4人の当主も登場しているが、いずれも凶一郎の黒糸によって撃退された。その際につぼみの血による感染型の毒をまき散らし、凶一郎を感染させている。
朝野家
スパイ関係者
たま屋(たまや)
花輪(はなわ)
フクロウ
仏山 聖司(ほとけやま せいじ)
塩竹(しおだけ)
ユカリ
切崎 殺香(きりさき あやか)
鳩田 飛鳥(はとだ あすか)
黒顔(くろがお)
赤青黄(あかあおき)
星降 月夜(ほしふる つきよ)
道端 草助(みちばた そうすけ)
太陽と六美のクラスメイトだが、陰キャで影が薄い。ヘッドバンドとマスクが特徴。
スパイ業界からは「すぐ消えそうな新人スパイランキング」で1位をとっており、大した能力もなく告白100連敗中で自分を「負け組スパイ」と言っており、太陽や他のスパイを「勝ち組スパイ」と呼び恨んでいる。影が薄いため「陽炎(かげろう)」を使い、姿を消せる(ただし、その能力を盗撮に利用しているため凶一郎からは「スパイ技術を乱用している」として目をつけられており、六美にも嫌な顔で引かれている。)。その後、太陽と六美を水族館デートさせ二人を別れさせようとするが失敗。さらにちやほやされるためだけに太陽と六美の欠席理由まで暴露しかけるも太陽にバレる。最終的に太陽のデコピンで気絶した。
はっぴー
タマ
金級スパイ
出雲 灰(いずも かい)
ヒナギク
タンポポ
夜桜 つぼみ(よざくら つぼみ)
タンポポの創設者であり、初代夜桜当主。容貌は六美と瓜二つであるが、六美が前髪の一房のみ白くなっているのに対し、つぼみの髪は反対に一部を除いて真っ白になっており、左半身からは無数の桜の枝と花が生えている。
夜桜当主として注目され崇められ弄ばれる日々を忌諱し、また後述の血の特性にも苦しめられる中、「タンポポのような普通の存在になりたい」と望むようになり、現在ではその願いのためならば自身の子孫すら犠牲にすると明言するほどになっていった。
歴代の当主とは異なり、つぼみの周囲の花は水を与えずとも枯れず、至近距離で小屋が吹き飛ぶ規模の爆発を受けても無傷であるほか、制限なく無限に血を分け与えることで不死身にすることも可能。その強力な血の力故につぼみ自身も苦しめられ、体を蝕む力と癒す力の拮抗により過去の記憶も思い出せなくなり、代わりに苦しみと怒りが増して次第に性格も歪んでいった。
軍によって長年幽閉されていた際、第二次世界大戦当時に日本政府から受けた密命のもと、夜桜の血の軍事利用のため皮下によって研究対象にされ、同時に夜桜と共に交流を深めていく中、政府の上層部を裁判から助けるために軍に敵国に譲渡されそうになるも皮下の薬品を使った爆発によって無傷で開放され、瀕死の夜桜に自身の血を分け与えて助けた後密かに島を脱出、その後タンポポを創設し、現在は何処かのアジトで巨大な桜の木に自身の顔が埋め込まれたような姿となっている。
皮下(川下)真(かわした まこと)
表向きは医者で、皮下医院の院長として振る舞っているがその正体はタンポポの幹部。左首にタンポポのメンバーの証であるタトゥーが入っている。
夜桜の血統の力の源泉である「ソメイニン」の模倣品「葉桜」を開発し、タンポポのメンバーに投与することで強化を施している。かつて太陽一家を交通事故に見せかけて抹殺を謀った張本人でもある。
実はつぼみから血を分け与えられていることで不老となっており、更に開花能力「再生」を有している。白骨島での決戦では前述の能力で太陽を苦しめ、最終的にはソメイニンの暴走で怪物と化すも、夜桜家の合わせ技に敗北、拘束された。
その後、銀スパイとなった太陽につぼみのことについて尋問されるが、その矢先に百に始末されそうになる。自分の命が僅かであること、つぼみを倒すために万花繚乱の覚醒が必要であり、そのためにより多くのソメイニンが必要であること、自身がソメイニンの塊のようなものであることを太陽に伝え、太陽を取り込むように促す。それを汲んだ太陽によって同化され、消滅した。表向きには尋問中に変死したことになっている。
開花…再生
シロ
ノウメン
ハクジャ / 白井 雪(しらい ゆき)
アイ
ミズキ
アカイ / 赤坂 ミキ(あかさか ミキ)
アオヌマ / 青柳 涼
クロサワ / 黒田善正
学校関係者
堅井 律(かたい りつ)
不在がちの昼川(凶一郎)に代わり、太陽達の通う高校へ赴任してきた女性教師。生徒の私物を「不道徳で無教養な生徒を矯正する」という理由で没収・処分したり、六美の髪の白い部分を黒く染めるよう注意するなど厳格な教師で、前の学校もその厳しさで辞めさせられていた。六美の指輪を「堕落への第一歩」として没収するが、太陽の活躍によって指輪を奪還され、さらに没収していた他の私物も生徒のもとに戻された。1巻の130ページのおまけ漫画では、ゲームをしている生徒を注意するつもりが本人がゲームにハマるという、抜けた一面も見せている。
後に彼女が赴任してきた理由が、フラワー便が指輪の認証のセキュリティ情報を盗むため、指輪を一時的に孤立させるためであったことが明かされる(スパイ関係者だと足がつくため、当の堅井は一般人であり、そのことを知らずにいた)。
用語
夜桜家
夜桜家の自宅は明治時代に建てられたものである。
朝野家
ヒナギク
タンポポ
虹花
夜桜前線
武器などのスパイ道具
八重(やえ)
春雷(しゅんらい)
鋼蜘蛛(はがねぐも)
鬱金(うこん)
線香花火(せんこうはなび)
その他
すもも
黒桜そば(こくおうそば)
技一覧
夜桜家
朝野太陽
開花は硬化。
螺旋時雨(らせんしぐれ)
天照(あまてらす)
昇竜(しょうろう)
迅雷(じんらい)
陥雷(かんらい)
空露(からつゆ)
天照・乱(あまてらす・みだれざき)
天幕(てんまく)
梅雨止め(つゆどめ)
螺旋時雨(らせんしぐれ)
天照(あまてらす)
昇竜(しょうろう)
迅雷(じんらい)
陥雷(かんらい)
空露(からつゆ)
天照・乱(あまてらす・みだれざき)
天幕(てんまく)
梅雨止め(つゆどめ)
夜桜凶一郎
開花は「無」。
蜘蛛の大鞭(くものおおむち)
霧繭(きりまゆ)
凪風(なぎあらし)
升吹(ますぶき)
操童子(あやつりどうじ)
つむじ
女神の巣(あらくね)
蜘蛛糸術 斑(くものいと まだら)
空繭(うつまゆ)
黒糸(こくし)
蜘蛛の大鞭(くものおおむち)
霧繭(きりまゆ)
凪風(なぎあらし)
升吹(ますぶき)
操童子(あやつりどうじ)
つむじ
女神の巣(あらくね)
蜘蛛糸術 斑(くものいと まだら)
空繭(うつまゆ)
黒糸(こくし)
夜桜二刃
開花は包容。
春一番(はるいちばん)
大春一番(おおはるいちばん)
龍の花息吹(りゅうのはないぶき)
桜流し(さくらながし)
玉藻(たまも)
東風(こち)
嵐鞘(あらしのさや)
沈風(じんぷう)
眠龍(ねむりう)
解風(かいふう)
白竜の型・青風(はくりゅうのかた・せいらん)
白竜・守護手 朝凪(はくりゅう・まもりて あさなぎ)
春一番(はるいちばん)
大春一番(おおはるいちばん)
龍の花息吹(りゅうのはないぶき)
桜流し(さくらながし)
玉藻(たまも)
東風(こち)
嵐鞘(あらしのさや)
沈風(じんぷう)
眠龍(ねむりう)
解風(かいふう)
白竜の型・青風(はくりゅうのかた・せいらん)
白竜・守護手 朝凪(はくりゅう・まもりて あさなぎ)
夜桜辛三
開花は破壊。
百八鐘(ひゃくはっしょう)
天羽々斬(あめのはばぎり)
隼人の盾(はやとのたて)
岩融(いわどおし)
七弁刑(しちべんけい)
金剛両断(こんごうりょうだん)
大蛇輪(だいじゃりん)
隼人の檻(はやとのおり)
百八鐘(ひゃくはっしょう)
天羽々斬(あめのはばぎり)
隼人の盾(はやとのたて)
岩融(いわどおし)
七弁刑(しちべんけい)
金剛両断(こんごうりょうだん)
大蛇輪(だいじゃりん)
隼人の檻(はやとのおり)
夜桜四怨
開花は解析。
夜桜嫌五
開花は共感。
大漁嫌五祭(スーパーケンゴフェスティバル)
炸裂嫌五(ハジケンゴ)
共振(シンクロ)
どでか嫌五パンチ(どでかけんごパンチ)
大漁嫌五祭(スーパーケンゴフェスティバル)
炸裂嫌五(ハジケンゴ)
共振(シンクロ)
どでか嫌五パンチ(どでかけんごパンチ)
夜桜七悪
開花は適応。
浄華(じょうか)
白死(はくし)
清浄(せいじょう)
柔風(やわらかぜ)
浄華(じょうか)
白死(はくし)
清浄(せいじょう)
柔風(やわらかぜ)
夜桜万
開花は通過。
掴み所のない男(フォームレス)
魔弾(エンドレス)
魔王弾(ダ・カーポ)
掴み所のない男(フォームレス)
魔弾(エンドレス)
魔王弾(ダ・カーポ)
二ノ前御前
空風(からっかぜ)
木枯し(こがらし)
黒竜・重 黒南風(こくりゅう・かさね くろはえ)
空風(からっかぜ)
木枯し(こがらし)
黒竜・重 黒南風(こくりゅう・かさね くろはえ)
書誌情報
- 権平ひつじ 「夜桜さんちの大作戦」 集英社〈ジャンプ コミックス〉、既刊21巻(2024年1月4日現在)
- 「桜の指輪」2020年2月9日発行(2月4日発売)、ISBN 978-4-08-882178-8
- 『ジャンプGIGA』2019年SUMMER Vol.3掲載の2ページの短編も収録。
- 「デート」2020年4月8日発行(4月3日発売)、ISBN 978-4-08-882243-3
- 「ヒナギク」2020年6月9日発行(6月4日発売)、ISBN 978-4-08-882334-8
- 「浮気」2020年8月9日発行(8月4日発売)、ISBN 978-4-08-882382-9
- 「タンポポ」2020年11月9日発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-882475-8
- 「夜桜の血」2021年1月9日発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-882532-8
- 「太陽のピアス」2021年3月9日発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-882579-3
- 「夜桜前線」2021年5月5日発行(4月30日発売)、ISBN 978-4-08-882663-9
- 「種まき計画」2021年7月7日発行(7月2日発売)、ISBN 978-4-08-882709-4
- 「作戦終了」2021年10月9日発行(10月4日発売)、ISBN 978-4-08-882792-6
- 「スパイ昇給試験」2022年1月9日発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-883009-4
- 「新しい桜」2022年3月9日発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-883038-4
- 「旧夜桜邸にて」2022年6月8日発行(6月3日発売)、ISBN 978-4-08-883143-5
- 「凶一郎の消失」2022年9月7日発行(9月2日発売)、ISBN 978-4-08-883227-2
- 「凶一郎VS夜桜姉弟」2022年11月9日発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-883288-3
- 「金級会議」2023年1月9日発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-883420-7
- 「姉妹奪還作戦開始」2023年4月9日発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-883448-1
- 「無」2023年7月9日発行(7月4日発売)、ISBN 978-4-08-883567-9
- 「旦」2023年9月9日発行(9月4日発売)、ISBN 978-4-08-883667-6
- 「夜桜さんちの大作戦」2023年11月7日発行(11月2日発売)、ISBN 978-4-08-883748-2
- 「ひふみVS二刃おばちゃん」2024年1月9日発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-883794-9
- 原作:権平ひつじ / 小説:電気泳動 『夜桜さんちの大作戦 夜桜家観察日記』 集英社〈ジャンプ ジェイ ブックス〉
- 2023年7月4日発売、ISBN 978-4-08-703536-0
- 『ジャンプGIGA』2019年SUMMER Vol.3掲載の2ページの短編も収録。
- 2023年7月4日発売、ISBN 978-4-08-703536-0
ボイスコミック
集英社のボイスコミック「ボイスコミック」として、YouTubeのジャンプチャンネルにて2020年12月31日以降順次配信。
ボイスドラマ
2021年10月に単行本の世界累計発行部数が100万部を突破した記念として開催された「夜桜さんちの大作戦―秋の夜桜強化月間―」の一環として順次公開。ボイスコミックからキャストは一新された。
公式MV
「DA・DA・DA・DA・I・SA・KU・SEN」 作詞・作曲:近藤圭一
テレビアニメ
2024年4月より毎日放送・TBS系列『日5』枠にて放送予定。
スタッフ
- 原作 - 権平ひつじ
- 監督・シリーズ構成 - 湊未來
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 髙橋瑞紀
- 美術監督 - 中原英統
- 色彩設計 - 山口真奈美
- 撮影監督 - 佐藤敦
- 3D監督 - 遠藤誠
- 編集 - 近藤勇二
- 音響監督 - 鐘江徹
- 音楽 - 藤本コウジ、ササキオサム
- アニメーション制作 - SILVER LINK.
- 製作 - 夜桜さんちの大作戦製作委員会
関連カテゴリ
- 放送前の番組
- 漫画作品 よ
- 2019年の漫画
- 週刊少年ジャンプの漫画作品
- サスペンス漫画
- アクション漫画
- ギャグ漫画
- シュール・コメディ
- 高等学校を舞台とした漫画作品
- スパイを題材とした漫画作品
- 犯罪を題材とした漫画作品
- 家族を題材とした漫画作品
- 一族を題材とした漫画作品
- テクノスリラー漫画
- 不老不死を題材とした漫画作品
- アニメ作品 よ
- 2024年のテレビアニメ
- 毎日放送のテレビアニメ
- SILVER LINK.
- NBCユニバーサル・ジャパンのアニメ作品
- ジャンプ コミックスのアニメ作品
- サスペンスアニメ
- アクションアニメ
- ギャグアニメ
- 高等学校を舞台としたアニメ作品
- スパイを題材とした作品
- 犯罪を題材としたアニメ作品
- 家族を題材としたアニメ作品
- 不老不死を題材としたアニメ作品
- テクノスリラーアニメ
- 継続中の作品