大人はわかってくれない。
以下はWikipediaより引用
要約
『大人はわかってくれない。』(おとなはわかってくれない)は、まいた菜穂による日本の漫画作品。『ちゃお』(小学館)にて2020年2月号から2023年4月号まで連載。サブタイトルは「迷子の天使たち」(まいごのてんしたち)。各ストーリーにタイトルがついている。
あらすじ
小柴 紬(こしばつむぎ)は中学受験を経て、名門 私立日比谷学院中等部幕張校(通称 日比幕)に合格した。電車通学を覚悟していたが、親戚の叔父が海外出張で家を空けなければならず、無償で貸すので暮らしてみないかと打診。お言葉に甘えて親子で暮らすことになったその家は新都心の一等地のタワーマンションだった。
ピザ店を営む祖父からピザの大量発注が同じタワーマンション内で発生したと聞きピザ配達を手伝う紬。息を切らして依頼主の最上階の部屋のベルを鳴らしたさきに現れたのは紬と同い年くらいの男の子だった。引っ越しの最中だった男の子は「遅い!」と啖呵を切られ萎縮する紬だったが、理由が先住者のマダムの「低層階の人間はエレベーター使うな」という言葉を鵜呑みして階段を使っていていたことを告げると呆れた顔をしてそんなルールはないと一蹴。「次遅れたらボコボコにする」と男の子から恐怖の一言を告げられ固まる紬だった。
日比幕の入学式。真新しい制服に身を包み式を見ていた紬に衝撃の再会が待っていた。新入生の挨拶に登壇してきたのは有馬 颯(ありまはやて)。あのとき紬がピザを運んだ最上階の住人だった。日比幕を首席入学するも秀才だが、口が悪く喧嘩っ早い、別名「狂犬」で巷では有名な人だった。こうして紬は颯と彼の塾友である御園 景(みそのけい)、その妹である御園 風花(みそのふうか)とクラスメイト兼マンション仲間として学校生活を送ることになるのであった。
登場人物
※声の項はボイスコミック版の声優。
小柴 紬(こしば つむぎ)
声 - 天野聡美
本作の主人公。307号室。日比幕に通う中学1年生。(日比幕に通う生徒達のレベルが高過ぎるだけなのだが)自称庶民。元気で正義感が強く明るい栗色の髪の女の子。会社員の母と2人暮らしで、他にピザ屋を営む叔父がいる。幼い頃に生き別れになっている父の写真が入ったペンダントを肌身離さず持っている。マンションの最上階に住んでいる颯を好きになっているが、颯の友人である景が自分を好きなことには気付いていない。驚いたり緊張したりすると、なぜか踊るハニワのような姿になってしまう。颯と両思いになりカレカノになる。
有馬 颯(ありま はやて)
声 - 京花優希
4701号室。マンションの最上階で訳あって独り暮らしをする中学一年生の男子生徒。友人の景よりも背が低いが成長中。口が悪く喧嘩っ早いことからあだ名は「狂犬チワワ」。だが、女子生徒から良くモテており女子生徒を鬱陶しいと思っている。本当は友達想いで負けず嫌い。自分のことを心配してくれることが苦手でぶっきらぼうに照れることがある。実家は田園調布で父親は医者、母は病弱だが元モデルで周りから羨望を集めていたが、実際は父親とは疎遠で別居状態、母親はその影響で精神を患い、颯の心が離れる度に服毒による自傷行為を行うためあまり気が休めない家庭に育っていた。
御園 景(みその けい)
声 - 神木孝一
30階。颯の塾友。颯とは違うタイプのイケメン。塾(GAPIX)ではプリンスと呼ばれ上級生の女子生徒に告白されるほどモテる。小学生時代は親の転勤が多く、よく転校していた。紬のことが好きで、彼女に告白して断られてもあきらめきれずにいる。その一方で義妹の風花から告白されたが、風花の告白には応えることができず、風花から逃げるようにアメリカへの留学を決めた。その後、日本へ戻ってきた。
御園 風花(みその ふうか)
声 - 風間万裕子
景と同い年の妹。日比幕に入学した紬の一番の友人になる。一見クールな雰囲気で、モデル体型のルックスのため一目置かれる存在だが、性格はサバサバしている。景は幼少時に親が再婚してできた義兄でずっと恋をしており、そのことを誰にも言えずにいた。しかし、前述の通り景が紬の方ばかり見ているため、親友であるはずの紬に対しても嫉妬心が生じてしまい、自分の想いを景に打ち明けたが、景からは拒絶されてしまう。
用語解説
日比谷学院中等部幕張校 (ひびやがくいんちゅうとうぶまくはりこう)
書誌情報
- まいた菜穂 『大人はわかってくれない。』 小学館〈ちゃおコミックス〉、全8巻
- 2020年7月1日発売、ISBN 978-4-09-871082-9
- 2020年11月28日発売、ISBN 978-4-09-871181-9
- 2021年4月30日発売、ISBN 978-4-09-871361-5
- 2021年10月26日発売、ISBN 978-4-09-871490-2
- 2022年3月26日発売、ISBN 978-4-09-871591-6
- 2022年8月26日発売、ISBN 978-4-09-871753-8
- 2023年1月26日発売、ISBN 978-4-09-872001-9
- 2023年4月26日発売、ISBN 978-4-09-872123-8