天使の飼い方・しつけ方
題材:天使,
以下はWikipediaより引用
要約
『天使の飼い方・しつけ方』(てんしのかいかた・しつけかた)は、淺沼広太/著・羽々キロ/イラストのライトノベル作品。集英社・スーパーダッシュ文庫より全5巻が刊行された。
あらすじ
超マイペースな高校生・神月ひかるの元に、突如天使セラが光臨する。「天使か…… いるところにはいるんだな」と予想外の鈍重なリアクションに、天使セラは困惑する。さらに、同じ日に悪魔のイデルが現れ、ひかるの魂を奪いに来る。
登場人物
神月家
神月 ひかる(かみづき ひかる)
主人公。県立港高校に通う高校2年生。ワイルド系で美形だが、目つきの悪さがたたりクラスでは恐怖の的になっている。「確実に何人か半殺しにしてる」やら「東京ドームの地下にある裏闘技場の最年少チャンピオン」などの噂が広まっているが、本人が否定しないために噂が肥大化しつつあったが、セラの努力で改善しつつある。
6歳の頃に事故で記憶をなくしており、それまでは天使のような笑顔の少年だったが、事故の際のトラウマで悪魔の視線を身につけてしまっている。本当は10年前に、あるきっかけで悪魔のベルフェラジィと出会ってしまい、その際に魂を半分取られ、替わりに悪魔の魔力を注がれており、目にも悪魔の魔力が込められている。この呪いを解くには「人間の少女に告白されること」が条件となっている。
十字架のチョーカーを身に着けており、それを触ることで気分が落ち着くせいか、入浴時も寝るときも常に肌身離さず着用している。動物好きで、愛読書は不良と動物をミックスしたような漫画の『伝説のバサラッ!!』である。
神月 桜(かみづき さくら)
神月 流(かみづき りゅう)
県立港高校
小日向 千景(こひなた ちかげ)
花形さん(はながた)
天界
セラ / 天音 瀬良(あまね せら)
ひかるのもとにやってきた元守護天使であり、いずれ最高とうたわれるはずの癒し天使。癒し天使とは思えないほどのハイテンションで即行動派。マイペースで空気が読めていなく、目的のためには手段を選ばない性格をしている。「天音瀬良」という名前は高校に通うための偽名であり、親戚でひかるの家に同居している設定である。また、自分から進んで守護天使から癒し天使へと転職した。自称磐石な精神構造をしているらしいひかるが動物好きという情報を仕入れ、「あにまる大変身」という動物に変身できるスキルを習得するが完全に制御ができておらず、猫になりたいと思ったときはネコミミ少女になってしまった。その後小指を角にぶつけたりという衝撃で理力が暴走し、猫、犬、文鳥、キリン、フェレット、トイプードル、ラッコ、パンダに変身している。他に「初めての犬会話」、「見えざる楯」、「断罪の剣」などのスキルを持っている。洗濯や掃除は難なくこなすが料理の腕は最悪で、お粥を作る際に水の入った鍋にご飯を入れて、消し炭にしたことがある。
実は10年前、守護天使見習いだった時の研修中にひかると出会ったことがあり、たまたま迷い込んだ森で悪魔ベルフェラジィに出会ってしまい、自分のせいでひかるの魂を半分とられ、しかも自分にしか解けない呪い(ひかるが人気者になること)をひかるにかけられたからことがきっかけで、癒し天使に転職したのである。また、今は癒し天使課所属の守護天使となっている。
アーク
ラーファ
エルリーブ
魔界
イデル/佐田 イデル(さた)
ひかるのもとに魂を欲してやってきた悪魔。とても怠惰な性格をしており、おそらく魂をとるという使命を全うできそうにない悪魔らしくない悪魔。寝ながら食事を食べたりするという特技を持つ。肉好き・野菜嫌いで、初めて神月家で食事をしたときは、野菜をきれいに除けたり、すき焼きをしたときは春菊を嫌いといって除けていた。佐田イデルという名前は高校に通うための偽名で、ひかるの父親が海外でお世話になった家の子供という設定である。セラと違って料理は上手いほうで、お粥を作る際は圧力鍋で米から作るという技をやってのけた。また、非常に口下手であり、大事なことを言おうとしても他の話題を振られたりすると、そっちの話をしてしまうため、なかなか思ったことを伝えられない。セラやひかるのことを友達だと思っている。
実は、イデルはベルフェラジィがひかるの魂から作った、言わばひかるの半身であり、ひかるの魂をとらなければ、あと1年のうちに死んでしまうと母親に言われているが、本人はひかるの魂を捕る気はまったく無い。
ベルフェラジィ
場所
天界(てんかい)
癒し課庁舎(いやしかちょうしゃ)
魔界(まかい)
港市(みなとし)
アクアパラダイスMINATO
ハプスブルグ家に生まれて
用語
天使(てんし)
なお、天使には「特定の人間を愛してはならない」「姿を消すときは認識を書き換えて存在をなかったことにしなければならない」といったルールがある。
理力(りりょく)
魔力(まりょく)
天使規律(てんしきりつ)
この規律は、2000ページを超える天使手帳に記されているが、あまりの重さに持ち歩く天使はおらず、また必要な部分をケータイ端末のデータバンクで要所要所ダウンロードができる。
なお、守護天使の規律は、「楯たる天使、絆の糸の切れるまで、その魂一欠片になろうとも、ずっとずっと」
癒しの天使の規律は、「止まり木の天使、吹き荒れる嵐旅人を責めても、絶えることなく耐えること、いずれ過ぎ去るそのときまで。」
恋愛天使の規律は、「赤い糸の天使、純白の心に舞い降りて 寄せる思いの支えとなれ、口付けが誓うそのときまで。」である。
詩の形になっているため、様々な解釈ができるようになっている。