失恋探偵ももせ
小説
著者:岬鷺宮,
出版社:アスキー・メディアワークス,KADOKAWA,
掲載誌:電撃文庫MAGAZINE,
レーベル:電撃文庫,
巻数:全3巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『失恋探偵ももせ』(しつれんたんていももせ)は、岬鷺宮による日本のライトノベル。イラストはNardack。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より2013年4月から2013年11月まで刊行された。第19回電撃小説大賞電撃文庫MAGAZINE賞受賞作品。
あらすじ
北海道立宇田路中央高校ミステリ研究会。表向きの活動は「ミステリ作品の鑑賞、研究」だが、ミステリ作品に興味を持たず、部室で少女漫画を読みふける新入部員・千代田百瀬が始めたのは失恋した依頼人に代わって失恋の真相を探る失恋探偵。部長であり、彼女の先輩である野々村九十九は失恋探偵の助手として否応なしに巻き込まれていく。
登場人物
北海道立宇田路中央高校ミステリ研究会
野々村九十九(ののむらつくも)
千代田百瀬(ちよだももせ)
一年。本作のヒロインで、依頼人が失恋した原因と真相を調査する失恋探偵。身長147㎝。物静かで大人しく、ボブヘアーの髪をくしゃくしゃに掻きむしる癖があり、そのたびに九十九が百瀬の髪を直している。
ミステリ研究会入部後、ミステリに一切興味を持たず、部室で少女漫画を読みふける姿に業を煮やした九十九が彼女に数冊の名作を読ませたところ、自分でも探偵をやってみたいと言い出し、失恋探偵を始める。
依頼人に対し、たとえ普段親しい間柄であっても、失恋探偵として活動している時はビジネスライクな態度を取り、人は唯一事実によってのみ救われ、たとえ調査結果が本人にとって残酷なものでも、事実を包み隠さず伝えるべきという考えを持っており、それが原因で九十九としばしば対立することがある。
依頼人がいない時など、暇な時は部室の推理小説の類には手を出さず、探偵シートに座って少女漫画を読みふけっているか、友人の志穂里ののろけ話に付き合うことが多い。
素直で頭も良く、些細な事実を見逃すことなく積み重ね、結論を導き出すという探偵としての能力は高いものの、空気が読めず、気遣いや注意を払えない性格で、無意識に相手に失礼な態度を取ったり、調査対象にぶしつけな質問をして相手を困らせたりするなどといった欠点を併せ持っているが、話が進むにつれ自身の欠点を自覚するようになり、それをフォローしてくれる九十九に対し一定の信頼を置き、同時に彼の存在無しでは失恋探偵としての活動はできないと考えている。
前述のとおり探偵としての能力はあるが、恋愛関係に関してはむしろ疎い方であり、本人は九十九と出会う前までは、誰とも恋をしたことが無く、恋愛に関する知識は少女漫画の情報だけであったと言及している。
失恋探偵の依頼人(クライアント)
芹沢合歓(せりざわねむ)
四十八願志穂里(よいならしおり)
時田幾郎(ときたいくろう)
矜持ヶ谷摩緒(きょうじがやまお)
有村春香(ありむらはるか)
芥川共樹(あくたがわともき)
砂川拓破(すながわたくは)
荻野目紗千佳(おぎのめさちか)
熊野御堂隆(くまのみどうたかし)
忍野千尋(おしのちひろ)
その他の人物
用語
失恋探偵
なお、依頼人の募集は北校舎一階の掲示板にメールアドレスだけが書かれた張り紙を通じて行なっている。
探偵シート、助手シート、クライアントシート
宇田路市
スピンオフ
事実上のスピンオフとして、メディアワークス文庫より失恋探偵の調査ノートが展開されている。
詳細は同項を参考のこと。
既刊一覧
- 岬鷺宮(著) / Nardack(イラスト) 『失恋探偵ももせ』 アスキー・メディアワークス→KADOKAWA〈電撃文庫〉、全3巻
- 2013年4月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-891553-3
- 2013年8月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-891869-5
- 2013年11月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-866121-8