女一匹シベリア鉄道の旅
以下はWikipediaより引用
要約
『女一匹シベリア鉄道の旅』(おんないっぴきシベリアてつどうのたび)は、織田博子による日本の鉄道漫画。女性漫画家によるロシアおよび周辺諸国の列車一人旅ルポ漫画のシリーズ第一弾。続編にあたる『女一匹シルクロードの旅』『女一匹冬のシベリア鉄道の旅』『北欧!自由気ままに子連れ旅』『世界家庭料理の旅』『世界家庭料理の旅・おかわり』についても併せて記述する。
以下『女一匹シベリア鉄道の旅』を「旧シベリア」、『女一匹冬のシベリア鉄道』を「冬シベリア」、『女一匹シルクロードの旅』を「シルクロード」、『北欧!自由気ままに子連れ旅』を「北欧!」、『世界家庭料理の旅』を「家庭料理正編」、『世界家庭料理の旅・おかわり』を「家庭料理おかわり」と呼称する。
日本の旅行漫画では東北アジアで出番が少ないモンゴルが『女一匹シルクロードの旅』『世界家庭料理の旅』で登場する。
ストーリー
女一匹シベリア鉄道の旅
女一匹シルクロードの旅
女一匹冬のシベリア鉄道の旅
北欧!自由気ままに子連れ旅
世界家庭料理の旅
世界家庭料理の旅・おかわり
その他
登場人物
主人公
旧シベリア
作者は脱サラ後、半年以上の長期放浪。その前編にあたるトラベルルポ。
「旧シベリア」主要人物
シベリア鉄道乗車編では、モスクワ-北京間通して登場。
ノルマン
北欧-モスクワ
作者はロシアへ渡る前に空路でノルウェーの首都・オスロに入り、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドを渡航した。さらに「シベリウス」号で古都に向かい、エルミタージュ美術館を拝見した後はシベリア鉄道の始発駅へ。
シベリア鉄道(モスクワ-イルクーツク)
モスクワから9000キロの大地を東へ横断するため、列車内および沿線で出会う人物が多く、イルクーツクを境に2項目に分ける。なお、後述と主要人物以外に中国人ビジネスマン、ロシアおじさん、アゼルバイジャンおじさん、ドイツおじさんがいた。
ナイスチャ
シベリア鉄道(イルクーツク-北京)
(ルディ以外は)カーチャ一家と別れた後に出会った人々。
シルクロード
作者が初めてのシベリア鉄道旅(旧シベリア)の後、中国・モンゴル・カザフスタン・ウズベキスタン・トルコを訪問、ほぼシルクロード沿いを旅した。
中国・モンゴル編
作者が中国・モンゴルで出会った人々。
フフホト駅員女性
フイチン
ニック
寝台バスおばちゃん
カザフスタン編
作者がカザフスタンで出会った人々。
ソーヤン
ローレンス
ウズベキスタン編
作者がウズベキスタンで出会った人々。
「レギストン号」車掌
ズフラ
「サラフォン」のオーナー一家
冬シベリア
作者が「旧シベリア」出版後、読者に「東の終点には行かないのですか。」と指摘され、「ウラジオストクか…どうせなら、冬に行きたいね」と思い立って、再びシベリア鉄道に乗車。
東京-ウラジオストク
二度目のシベリア鉄道旅をするため、鈍行列車で東京-境港を乗り継ぎ移動(タカちゃんは国内区間だけ同伴)、フェリーで境港-ウラジオストクを移動した。作者、ガリーナは途中寄港するトンヘで途中下船している。
ガリーナ
ウラジオストク-モスクワ
二度目のシベリア鉄道旅で出会った人々。
アンナ一家
トラちゃん、コロちゃん
トヤナ、オーリャ
「ロシア号」のミーシャ
ナターリア
リーザ
ブラン村のおばあちゃんたち
作者の親族
シベリア鉄道二部作とシルクロードの後に、作者が結婚。長男、長女、第三子(2021年2月)を出産。作者や「旧シベリア」に登場する両親・妹とは違い、「豚」として描かれてはいない。
タケシ
タカちゃん
国内の友人
北欧!
作者が子連れで訪問した北欧3か国(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー)に関連する人物たち。
アンドレアス一家
作者が2010年に北欧渡航したときに知り合った青年と彼の家族。2017年のピクニックではいずみ母息、はーちゃんも合流して8人1匹の群像パーティーとなった。
アンドレアス
インヒー
北欧の友人たち
「北欧!」で登場した、現地の友人たち。北欧は夏が短く、日照時間も少ないので春-秋になると日本人より「暖かさ」を鋭く感じて、ピクニックをしたくなる。
ユリア
「北欧!」その他
「北欧!」の各地で登場。
ゲストハウスの丁抹男性
ムーミンワールドのスタッフ
モーラのタクシー運転手
マルクス
家庭料理編
作者が旅した国々の「家庭料理」を知りたいと、チャットや友人の仲介、直談判などで知り合った方々の家に訪問。正編(チェコ・モンゴル・ビルマ・フランス・バングラデシュ・インド)の他、「おかわり」(スイス・モンゴル・ビルマ・フィリピン・イタリア・スリランカ・インドラダック)の登場人物もここで表記。
中欧編
チェコを訪れ、アポ済み訪問で家庭料理を教えてくれた方々。また、友達の一人がスイス人のパートナーがいるので、自宅に招待されてスイス料理を伝授してくれた。
みなみ
モンゴル編
モンゴルではゴビ砂漠ツアーのガイドに「モンゴルの家庭料理が食べたい」と相談したところ、彼女の親族を紹介してくれた。また、作者がママ友の集いで知り合ったモンゴルママに自宅へ招待されている。
東南アジア編
作者がかつて住んでいた旧宅近くにビルマ人女性が住んでいたため、家族ぐるみで「ミャンマー料理」に親しくなった。フィリピンのママ仲間も近所の誼で招待されて、フィリピン料理を知る事が出来た。
オン
作者が引っ越す前に住んでいた家の近所に住む。そのためかカイ、やっちゃんとも親しくなり、カイは彼女のことを「オンちゃん」と呼ぶ。祖国で11年働いて1991年に来日、レストランを開業するが体調を崩して長期休業中(店としては廃業)。その後、病状が悪化して入退院を繰り返す。その間も第三子(次女)を妊娠中の作者をフォロー、逆に作者がまともに歩けない彼女を助けるというもちつもたれつであった(陣痛でまともに食べられない作者の為にお茶のサラダをつくったこともあった)。
だが、次の検査入院を最後にインでの会話のみとなるが…作者の次女誕生を見知る事が出来た。その後、通話もできなくなり、次のラインで彼女の訃報を知る。作者はショックでしばらく彼女のつくったビルマ料理をつくれなかったが、その後は前を向こうと再現できるようになった。
フランス・イタリア編
フランスでは作者の知人のつてで、在住邦人を訪問。さらに作者は20歳のころ、イタリアを訪問。
南アジア編
作者がゲーム好きが高じて、舞台の一つであったバングラデシュを訪問。また、インドのことも好きでインドへは四度も訪問している。インドに住むチベット人も多く、チベットの家庭料理も楽しめた。
モイン、ムンニ
ロメニと両親
その他
- 「冬シベリア」の東京-ウラジオストク旅行記は、マトグロッソ(http://matogrosso.jp/)参照。
書誌情報
- 織田博子 『女一匹シベリア鉄道の旅』 イースト・プレス〈コミックエッセイの森〉、全3巻
- 2015年1月27日発売 ISBN 978-4-7816-1285-0(旧シベリア)
- 2017年7月13日発売 ISBN 978-4-7816-1559-2(冬シベリア)
- (冬シベリア特別余禄)
- 織田博子 『女一匹シルクロードの旅』 イースト・プレス〈コミックエッセイの森〉、全1巻
- 2019年4月19日発売 ISBN 978-4-7816-1376-5
- 織田博子 『北欧!自由気ままに子連れ旅』 イースト・プレス〈コミックエッセイの森〉、全1巻
- 2019年4月19日発売 ISBN 978-4-7816-1777-0
- 織田博子 『世界を旅する母ちゃん:駒込で子育て』 しろいぶた書房、全1巻
- 織田博子 『世界家庭料理の旅』 イースト・プレス〈コミックエッセイの森〉、全2巻
- 2021年6月17日発売 ISBN 978-4-7816-1981-1
- 2021年6月17日発売ISBN 978-4-7816-2229-3(おかわり)