女子攻兵
以下はWikipediaより引用
要約
『女子攻兵』(じょしこうへい)は松本次郎による日本の漫画作品。『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて、2011年3月号(2011年1月21日発売)から2016年1月号(2015年11月21日発売)まで連載された。女子高生型兵器「女子攻兵」に搭乗して戦う兵士たちの運命を描いた架空戦記と同時にサイコホラーでもある。コミックスの帯 (出版) には大友克洋、諸星大二郎らがコメントを寄せている。
ライターのたまごまごは、本作を説明するのに「TVアニメ、アニメ映画の巨大ロボット(作中の呼称は「汎用人型決戦兵器 人造人間」)エヴァンゲリオンを女子高生とするとイメージがわきやすい」と述べている。なぜ巨大兵器が女子高生型なのか? 女子攻兵が学校の制服を着用していたり、細部まで若い女の子型といった理由は作中では説明されておらず、この謎自体は二の次となっている。
あらすじ
人知を超えた高性能コンピュータ・預元者が異次元を人間たちが住みやすい環境にした結果、価値観の違いにより、移住者と地球連合軍との間で戦争が行われていた。
次元世紀2011年、戦局打開のため、地球連合軍は新東京都市に女子高生型巨大ロボ「女子攻兵」を投入した。異次元兵器である女子攻兵は並みの兵器をものともしない強さを誇る一方、長時間の搭乗によりパイロットが発狂して女子高生のような言動をとるデメリットがあった。
主人公・タキガワ中尉は、制御不能となった女子攻兵を始末する「ハイエナ隊」こと第13独立女子攻兵猟隊のリーダーを務めていた。ある日、彼らは異次元空間の奥地にいる女子攻兵・ツキコの探索・捕縛を命じられる。
世界観・用語解説
女子攻兵
女子攻兵による直接攻撃か、「次元弾」と呼ばれる特殊武器以外の通常弾頭などではダメージを与えられない。「次元兵器」と呼ばれる兵器は女子攻兵を通して操作しないと動作しない。
パイロットが長時間搭乗すると精神が汚染され、本物の女子高生のような挙動をとってしまうという問題がある。このため、パイロットの多くは志願兵か懲罰兵である。
各機体には機種名のほかに、ホーリーネームが設定されている。たとえば、主人公・タキガワの搭乗機である「ラヴ・フォックス」には「キリコ」というホーリーネームが与えられている。通信機能もないのに携帯電話が支給されており、いるはずのない友人や家族からのメールが届く。
GBH
登場人物
第13独立女子攻兵猟隊
第百女子攻騎兵旅団
書誌情報
- 松本次郎 『女子攻兵』 新潮社〈バンチコミックス〉、全7巻
- 2011年11月9日発売、ISBN 978-4-10-771638-5
- 2012年7月9日発売、ISBN 978-4-10-771670-5
- 2013年4月9日発売、ISBN 978-4-10-771702-3
- 2013年11月9日発売、ISBN 978-4-10-771725-2
- 2014年6月9日発売、ISBN 978-4-10-771752-8
- 2015年3月9日発売、ISBN 978-4-10-771806-8
- 2015年12月9日発売、ISBN 978-4-10-771862-4