女子的生活
以下はWikipediaより引用
要約
『女子的生活』(じょしてきせいかつ)は、坂木司による日本のライト文芸連作短編小説。文芸誌『yom yom』の読み切り競作企画「ふたりぐらし」の第3回として2013年春号に掲載された短編小説「女子的生活」が好評を博し、2014年冬号から2015年秋号、2016年春号に全6回にわたり連載化、2016年8月に新潮社より刊行された。自称トランスジェンダーの「みき」こと小川幹生と後藤との共同生活を描く。
NHK総合「ドラマ10」枠にて志尊淳の主演により連続テレビドラマ化され、2018年1月に放送。
あらすじ
見た目は美しい女性だが、実は男性で、女性が恋愛対象というトランスジェンダーの小川みき(本名:小川幹生)はファストファッション会社で働くOL。同僚のかおりや仲村と共に、忙しいながらも充実した「女子的生活」を満喫していた。ある日、同級生だった後藤が訪ねて来る。みきの姿を見て驚く後藤だったが「お金がなく頼る人間がいないので助けて欲しい」と言い、みきは「合コン」セッティングを条件に、渋々承諾することに。合コン当日、みきの前に、ゆいという自然派気取りの女が現れる。みきとゆいは、「女」同士のバトルを繰り広げることになるのだが…。(公式サイトより)
登場人物
書誌情報
- 『この部屋で君と』「女子的生活」(2014年9月1日発売)、新潮文庫nex、ISBN 978-4-10-180005-9
- 『女子的生活』2016年8月20日初版発行(2016年8月22日発売)、新潮社、ISBN 978-4-10-312052-0
テレビドラマ
NHK総合「ドラマ10」枠にてNHK大阪放送局の制作によりテレビドラマ化され、2018年1月5日から1月26日まで放送された。全4回。主演は志尊淳で、本作がNHKドラマ初主演となる。トランスジェンダーでモデル、執筆などの活動を行う西原さつきがトランスジェンダー指導として所作や発声の指導を担当する。
NHK総合にて2018年3月12日(11日深夜)と13日(12日深夜)の2夜にわたって再放送された。
キャスト
主要人物
- 小川みき(幹生) - 志尊淳
- 後藤忠臣 - 町田啓太
- かおり - 玉井詩織(ももいろクローバーZ)
- 仲村 - 玄理
- ゆい - 小芝風花
- 板倉 - 羽場裕一
- 水族館の職員 - 鈴木慶一
- コロッケ屋主人の妻 - 楠見薫
- コロッケ屋主人 - 小松健悦
ゲスト
- 第2話
- 高山田(ミニーさん) - 中島広稀
- ともちゃん - 西原さつき(第4話)
- 銚子ディレクター ‐ 夙川アトム(第3話)
- 第3話
- 柳原美穂 - 前田亜季
- 美穂の母 - 山村紅葉
- 小川敏生 - 鈴木裕樹
- 小川多恵子 ‐ 小牧芽美
- 小川富生 - 本田博太郎
- 第4話
- マナミ - 土村芳
- 高田ケンイチ - 山口翔悟
- 高山田(ミニーさん) - 中島広稀
- ともちゃん - 西原さつき(第4話)
- 銚子ディレクター ‐ 夙川アトム(第3話)
- 柳原美穂 - 前田亜季
- 美穂の母 - 山村紅葉
- 小川敏生 - 鈴木裕樹
- 小川多恵子 ‐ 小牧芽美
- 小川富生 - 本田博太郎
- マナミ - 土村芳
- 高田ケンイチ - 山口翔悟
スタッフ
- 原作 - 坂木司『女子的生活』
- 脚本 - 坂口理子
- 音楽 - 鈴木慶一
- トランスジェンダー指導 - 西原さつき
- 制作統括 - 三鬼一希
- プロデューサー - 木村明広
- 演出 - 新田真三、中野亮平
放送日程
放送回 | 放送日 | ラテ欄 | 演出 |
---|---|---|---|
第1回 | 1月 | 5日新田真三 | |
第2回 | 1月12日 | ||
第3回 | 1月19日 | 中野亮平 | |
最終回 | 1月26日 |
原作との違い
舞台は東京から神戸、小川は本名の「幹生」ではなく愛称の「みき」表記、後藤に下の名がある、女性との接触は、男としての異性愛寄りであったものが、身体は男、性認識は女のレズビアンという解釈であるなど、原作小説と異なる点が存在する。
その他
小川役の志尊は同じ坂木デビュー作にしてこれを原作とする同名のテレビドラマ『青空の卵』で、事故を負い、男につきまとう安藤純役をつとめた。
レギュラー出演者の夙川アトム、第2話以降のゲストであった中島広稀・畦田ひとみ(第2話)・山村紅葉・本田博太郎(第3話)・土村芳(第4話)は、当ドラマ制作統括担当の三鬼一希、演出の新田真三・中野亮平が手掛けた『べっぴんさん』(2016年10月 - 2017年3月)にも出演していた。また、かおり役の玉井はその『べっぴんさん』でヒロインの友人役を演じた百田夏菜子と同じももいろクローバーZのメンバーである。
受賞
- ギャラクシー賞 2018年1月度月間賞
- 第11回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演男優賞(志尊淳)
- 2018年度(第73回)文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門の放送個人賞 (志尊淳)