小説

女子的生活


ジャンル:ライト文芸,

題材:ファッション,LGBT,

舞台:東京,神戸市,

小説:女子的生活

著者:坂木司,

出版社:新潮社,

掲載誌:yom yom,

発売日:2016年8月22日,

話数:全6話,



以下はWikipediaより引用

要約

『女子的生活』(じょしてきせいかつ)は、坂木司による日本のライト文芸連作短編小説。文芸誌『yom yom』の読み切り競作企画「ふたりぐらし」の第3回として2013年春号に掲載された短編小説「女子的生活」が好評を博し、2014年冬号から2015年秋号、2016年春号に全6回にわたり連載化、2016年8月に新潮社より刊行された。自称トランスジェンダーの「みき」こと小川幹生と後藤との共同生活を描く。

NHK総合「ドラマ10」枠にて志尊淳の主演により連続テレビドラマ化され、2018年1月に放送。

あらすじ

見た目は美しい女性だが、実は男性で、女性が恋愛対象というトランスジェンダーの小川みき(本名:小川幹生)はファストファッション会社で働くOL。同僚のかおりや仲村と共に、忙しいながらも充実した「女子的生活」を満喫していた。ある日、同級生だった後藤が訪ねて来る。みきの姿を見て驚く後藤だったが「お金がなく頼る人間がいないので助けて欲しい」と言い、みきは「合コン」セッティングを条件に、渋々承諾することに。合コン当日、みきの前に、ゆいという自然派気取りの女が現れる。みきとゆいは、「女」同士のバトルを繰り広げることになるのだが…。(公式サイトより)

登場人物

小川幹生(おがわ みきお)・小川みき(おがわ みき)

主人公。専門学校を卒業後、アパレルメーカーに勤務。「みき」と呼ばれている。
後藤(ごとう)

小川の幼なじみ。
仲村(なかむら)

小川の同僚。中国語が得意。
かおり

小川の同僚で同期。ゆるふわ系。
とも

みきの専門学校時代の同級生で親友。後藤の前にいた小川との前ルームシェア相手でメイクアップアーティストのアシスタントをしている。
ケンイチ

合コン相手。

書誌情報
  • 『この部屋で君と』「女子的生活」(2014年9月1日発売)、新潮文庫nex、ISBN 978-4-10-180005-9
  • 『女子的生活』2016年8月20日初版発行(2016年8月22日発売)、新潮社、ISBN 978-4-10-312052-0
テレビドラマ

NHK総合「ドラマ10」枠にてNHK大阪放送局の制作によりテレビドラマ化され、2018年1月5日から1月26日まで放送された。全4回。主演は志尊淳で、本作がNHKドラマ初主演となる。トランスジェンダーでモデル、執筆などの活動を行う西原さつきがトランスジェンダー指導として所作や発声の指導を担当する。

NHK総合にて2018年3月12日(11日深夜)と13日(12日深夜)の2夜にわたって再放送された。

キャスト
主要人物
  • 小川みき(幹生) - 志尊淳
  • 後藤忠臣 - 町田啓太 
  • かおり - 玉井詩織(ももいろクローバーZ)
  • 仲村 - 玄理
  • ゆい - 小芝風花
  • 板倉 - 羽場裕一
  • 水族館の職員 - 鈴木慶一
  • コロッケ屋主人の妻 - 楠見薫
  • コロッケ屋主人 - 小松健悦
ゲスト
  • 第2話
  • 高山田(ミニーさん) - 中島広稀
  • ともちゃん - 西原さつき(第4話)
  • 銚子ディレクター ‐ 夙川アトム(第3話)
  • 第3話
  • 柳原美穂 - 前田亜季
  • 美穂の母 - 山村紅葉
  • 小川敏生 - 鈴木裕樹
  • 小川多恵子 ‐ 小牧芽美
  • 小川富生 - 本田博太郎
  • 第4話
  • マナミ - 土村芳
  • 高田ケンイチ - 山口翔悟
  • 高山田(ミニーさん) - 中島広稀
  • ともちゃん - 西原さつき(第4話)
  • 銚子ディレクター ‐ 夙川アトム(第3話)
  • 柳原美穂 - 前田亜季
  • 美穂の母 - 山村紅葉
  • 小川敏生 - 鈴木裕樹
  • 小川多恵子 ‐ 小牧芽美
  • 小川富生 - 本田博太郎
  • マナミ - 土村芳
  • 高田ケンイチ - 山口翔悟
スタッフ
  • 原作 - 坂木司『女子的生活』
  • 脚本 - 坂口理子
  • 音楽 - 鈴木慶一
  • トランスジェンダー指導 - 西原さつき
  • 制作統括 - 三鬼一希
  • プロデューサー - 木村明広
  • 演出 - 新田真三、中野亮平
放送日程

放送回 放送日 ラテ欄 演出
第1回 1月05日 新田真三
第2回 1月12日
第3回 1月19日 中野亮平
最終回 1月26日

原作との違い

舞台は東京から神戸、小川は本名の「幹生」ではなく愛称の「みき」表記、後藤に下の名がある、女性との接触は、男としての異性愛寄りであったものが、身体は男、性認識は女のレズビアンという解釈であるなど、原作小説と異なる点が存在する。

その他

小川役の志尊は同じ坂木デビュー作にしてこれを原作とする同名のテレビドラマ『青空の卵』で、事故を負い、男につきまとう安藤純役をつとめた。

レギュラー出演者の夙川アトム、第2話以降のゲストであった中島広稀・畦田ひとみ(第2話)・山村紅葉・本田博太郎(第3話)・土村芳(第4話)は、当ドラマ制作統括担当の三鬼一希、演出の新田真三・中野亮平が手掛けた『べっぴんさん』(2016年10月 - 2017年3月)にも出演していた。また、かおり役の玉井はその『べっぴんさん』でヒロインの友人役を演じた百田夏菜子と同じももいろクローバーZのメンバーである。

受賞
  • ギャラクシー賞 2018年1月度月間賞
  • 第11回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演男優賞(志尊淳)
  • 2018年度(第73回)文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門の放送個人賞 (志尊淳)