小説

妖異金瓶梅


ジャンル:時代,

舞台:河北省,宋朝,



以下はWikipediaより引用

要約

『妖異金瓶梅』(よういきんぺいばい)は、山田風太郎の連作時代・伝奇推理小説。中国の「四大奇書」のうちの「金瓶梅」に題材をとりながら、オリジナルの物語で進む推理小説である。

主な登場人物

西門慶(せいもん けい、さいもん けい)

清河県の生薬を商う裕福な商人。大勢の夫人や美童、取り巻きの幇間らを屋敷に同居させている。
応伯爵(おう はくしゃく)

西門慶の友人で義兄弟の誓いを結んだ仲。放蕩のすえに破産して、西門慶の屋敷に居候している遊び人。本作の探偵役。
潘金蓮(はん きんれん)

西門慶の第五夫人で「金瓶梅」の「金」に相当。
李瓶児(り へいじ)

西門慶の第六夫人で「金瓶梅」の「瓶」に相当。
龐春梅(ほう しゅんばい)

潘金蓮付の女中(小間使い)。「金瓶梅」の「梅」に相当。西門慶と妾の関係にある。
呉月娘(ご げつじょう)

西門慶の正夫人。元・第二夫人だったが、正妻が死んで第一夫人になった継室。一家の取りまとめ役。
陳恵英(ちん けいしゅう)

西門慶の亡き正妻。作中では娘と婿を遺してすでに死去。
李嬌児(り きょうじ)

西門慶の第二夫人。元は廓(遊郭)の歌い手。
孟玉楼(もう ぎょくろう)

西門慶の第三夫人。呉服屋の未亡人だった。
孫雪娥(そん せつが)

西門慶の第四夫人。もとは龐春梅のような女中あがり。夢遊病の気がある。
宋恵蓮(そう けいれん)

西門慶の第七夫人。小さな足を誇る。原作では来旺の元妻だが、本作では言及されていない。
鳳素秋(ほう そしゅう)

西門慶の第八夫人。夫人になってから日が浅い。原作には出てこない。
来旺児(らい おうじ)

西門慶の屋敷の門番。
画童(がどう)

西門慶が寵愛する美少年。17歳。
琴童(きんどう)

西門慶が寵愛する美少年。18歳。
可九(か きゅう)

検屍役人。警官のような仕事もする。
蘇竜眠(そ りゅうみん)

画家。西門慶の招待客。

内容

中国は宋の時代。清河県の生薬商・西門慶は、妻と7人の妾を同居させていた。その西門家で怪事件が連発し、西門慶の友人・応伯爵が事件の謎を解き明かそうとする。

収録作品
  • 「赤い靴」
  • 「美童と美女」
  • 「閻魔天女」
  • 「西門家の謝肉祭」
  • 「変化牡丹」
  • 「銭鬼」
  • 「麝香姫」
  • 「漆絵の美女」
書誌情報

『妖異金瓶梅』は講談社から単行本で出版された後、角川文庫、広済堂文庫、扶桑社文庫で文庫化された。