妖鬼妃伝
以下はWikipediaより引用
要約
『妖鬼妃伝』(ようきひでん)は、美内すずえによる日本の漫画作品。
概要
『なかよし』(講談社)にて1981年9月号から11月号まで連載された。
第6回(1982年度)講談社漫画賞少女部門受賞作品。
単行本は1982年4月に講談社の「KCなかよし」より刊行された。その後、1995年12月1日発売の白泉社より「白泉社文庫」の傑作選の第1巻に、また、2017年8月12日に宝島社の「このマンガがすごい! Comics」より他2作を収録して刊行された。
あらすじ
ほんの偶然から降り立った地下鉄巴線「角宮」駅。その駅に出入り口をもつ帝国堂デパートへ忘れ物をとりに行ったまま戻らず、変わり果てた姿で発見された親友ターコ(山口達子)。主人公・秋本つばさは謎を解明しようと決意し、友人の久美と共に閉店後のデパートへ潜入する。終電が過ぎて走る電車など無い筈なのに電車が来たかと思えば平安時代の貴族のような装束を纏い、電車に乗り込む帝国堂の従業員らの姿を目撃する。
密かに乗り込むと真っ直ぐに走る筈の電車が途中で大きく右に曲がり、左に曲がりと普段の走行ではあり得ない走り方をし、名前の無い通過駅を過ぎて従業員らが口にした「宮之内」に到着し、寝殿造りの建物が並ぶ謎の巨大な都に我が目を疑った。頭頂に角の生えた「阿黒王」という像や後ろ向きだった人形がいつの間にか、つばさらの方に向く等々の異常な光景を目撃し、来た時と同じように電車に乗って元の世界に戻る。そのことをターコの事件で知り合った霊能者・九曜久秀に相談し、彼の一族が「妖鬼妃」と代々戦ってきたことを知るのだった。罠に嵌まって地下鉄の壁に偽装されて「宮之内」の側からしか開閉が不可能な扉に隠された地下の魔都「宮之内」の奥の御簾に座す「妖鬼妃」の元に連れて行かれるが、テレパシーで久秀の命を受けた倉本が魔都の各所を爆破し、火災で一門の魂が宿る人形を焼いたことで妖鬼妃一門をことごとく倒し、最後の力を振り絞って一門の巫女姫が扉を閉ざすもかろうじて3人は脱出するのだった。
登場人物
秋本つばさ(あきもと - )
九曜久秀(くよう ひさひで)
つばさが乗り間違えて降り立った地下鉄「角宮」駅で見かけ、ターコの事件後に2つ先の駅「和可水(わかみず)」駅で再会した盲目の美少年。強い霊能力を持ち、目が見えない分だけ直感が他人よりも働く。地下鉄巴線の「角宮」駅から隣の「井萩(いはぎ)」駅に向かう途中のある場所で凍りつくような妖気が渦巻いているのを感じていたため、倉本と共に密かに調査していた。平安の時代、妖鬼妃の出現を予言した神に仕える祈祷師の唯一の直系の末裔。先祖代々、妖鬼妃一門と死闘を繰り広げてきたが、久秀が最後の一人となっていた。ところが、使命遂行しか頭になく女性に無関心だったため、このままでは九曜家の血が絶えてしまうとじいやをやきもきさせていた。この事件を通じて惹かれ合っていた、つばさとの間に水面下ではあるものの熱い想いを抱くようになる。テレパシーで感じ取る便利さに慣れすぎていたため、想いを口にすることが苦手で真の意味でつばさと恋人同士になるのに時間がかかる模様。
山口達子(やまぐち たつこ)
妖鬼妃(ようきひ)
永遠子(とわこ)
書誌情報
- 美内すずえ 『妖鬼妃伝』 講談社〈講談社コミックスなかよし(407巻)〉、1982年4月発行、ISBN 978-4061084070
- 美内すずえ 『美内すずえ傑作選 (1) 妖鬼妃伝』 白泉社〈白泉社文庫〉、1995年12月1日発行、ISBN 4-592-88361-6
同時収録:白い影法師、みどりの炎
同時収録:白い影法師、みどりの炎
- 美内すずえ 『妖鬼妃伝 美内すずえセレクション 黒の書』 宝島社〈このマンガがすごい! Comics〉、2017年8月12日発行、ISBN 978-4-8002-7610-0
同時収録:黒百合の系図、ひばり鳴く朝
同時収録:黒百合の系図、ひばり鳴く朝
1970年代 | |
---|---|
1980年代 | |
1990年代 |
|
2000年代 | |
2010年代 | |
2020年代 |
この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌)。
項目が漫画家・漫画原作者の場合には{{Manga-artist-stub}}を貼り付けてください。
- 表示編集