小説

姥ざかり


題材:老人,

舞台:神戸市,



以下はWikipediaより引用

要約

『姥ざかり』(うばざかり)は、田辺聖子による日本の小説。1981年に新潮社より出版された。続編として『姥ときめき』『姥うかれ』『姥勝手』がある。

1986年より1988年まで関西テレビ制作・フジテレビ系列の「花王名人劇場」にて7回に渡りテレビドラマ化されている。

1982年より関西芸術座にて『姥ざかり』『姥ときめき』が舞台化されている。2024年に関西俳優協議会により『姥ざかり~2024~』が舞台化された。

概要

主人公・山本歌子は、東神戸のマンションで悠々自適の一人暮らしを楽しむ花の76歳。戦後、頼りない夫に代わって船場の老舗服地問屋を再興し、三人の息子を育て上げた歌子は、夫を見送り、商売を長男に継がせて引退後は、華道や油絵や英会話を習い、海外に旅行し、宝塚歌劇を見……と、自由にして活発な日々を謳歌している。そんな、今まさに姥ざかり真っ只中の歌子と、周囲の人間たちとの間に展開する様々な事件が、関西弁を駆使した著者お得意のユーモラスにして軽妙洒脱な筆致で描かれる。

単行本・文庫本
  • 『姥ざかり』(新潮社 1981.8)
  • 『姥ときめき』(新潮社 1984.5)ISBN 9784103134190(4103134194)
  • 『姥うかれ』(新潮社 1987.12)ISBN 9784103134206(4103134208)
  • 『姥勝手』(新潮社 1993.9)ISBN 9784103134251(4103134259)
  • 『姥ざかり(新潮文庫)』(新潮社 1984.5)ISBN 9784101175133(4101175136)
  • 『姥ときめき(新潮文庫)』(新潮社 1987.7)ISBN 9784101175188(4101175187)
  • 『姥うかれ(新潮文庫)』(新潮社 1990.11)ISBN 9784101175195(4101175195)
  • 『姥勝手(新潮文庫)』(新潮社 1996.4)ISBN 9784101175249(4101175241)
サブタイトル
『姥ざかり』(新潮社 1981.8)
  • 「姥ざかり」
  • 「爺捨の月」
  • 「姥日和」
  • 「姥嵐」
  • 「姥野球」
  • 「姥処女」
  • 「姥ごよみ」
  • 「姥あきれ」
  • 「姥スター」
『姥ときめき』(新潮社 1984.5)
  • 「姥ときめき」
  • 「姥見合」
  • 「姥湯ざめ」
  • 「姥なぜ」
  • 「姥ひや酒」
  • 「姥探偵」
  • 「姥雲隠れ」
『姥うかれ』(新潮社 1987.12)
  • 「姥とちり」
  • 「姥鍍金(メツキ)」
  • 「姥だてら」
  • 「姥蛍」
  • 「姥けなげ」
  • 「姥まくら」
  • 「姥鴉」
『姥勝手』(新潮社 1993.9)
  • 「姥寝酒」
  • 「姥ぷりぷり」
  • 「姥芙蓉」
  • 「姥ちっち」
  • 「姥あらくれ」
  • 「姥勝手」
エピソード
  • 歌子の年齢設定は、『姥ざかり』:76歳、『姥ときめき』:77歳、『姥うかれ』:78歳、『姥勝手』:80歳、である。
  • 『姥ざかり』所収「姥スター」の作中で、歌子が叔母と観劇する「宝塚春の踊り」は、宝塚歌劇昭和56年3月花組公演グランド・ショー『宝塚春の踊り―花の子供風土記―』(植田紳爾/作・演出)である。
  • 『姥ときめき』所収「姥なぜ」の作中で、歌子が鼻歌を唄いつつオムレツを作る時の「リズムにぴったり」だと言う「おお宝塚」は、宝塚歌劇昭和5年8月月組公演(※初演)巴里土産レヴユー『パリゼット』(白井鐵造/作・振付)の主題歌の一つ「おゝ宝塚」(白井鐵造/日本語詞,ハリー・カールトン/作詞・作曲(原曲:Constantinople))である。
  • 『姥うかれ』所収「姥けなげ」の作中で、歌子が次男の嫁からの電話の途中で口ずさむ「ラ・ベル・たからづか ラ・ベル・うつくしき……」は、宝塚歌劇昭和54年6月月組公演グランド・レビュー『ラ・ベルたからづか―美しき宝塚―』(白井鐵造/作・演出,小原弘亘(小原弘稔)/演出)の主題歌「ラ・ベルたからづか」(白井鐵造/作詞,中元清純/作曲)である。同じく「うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ……」は、昭和2年9月花組公演『モン・パリ―吾が巴里よ!―』(岸田辰彌/作)で主題歌として歌われたシャンソン「モン・パリ」(ジャン・ボワイエ,ヴァンサン・スコット/作曲,リュシアン・ボワイエ/作詞,岸田辰彌/訳詞)で、この曲は『ラ・ベルたからづか』の中でも歌われている。
ドラマ
1986年5月4日(花王名人劇場「姥ざかり」)
  • 京マチ子 - 山本歌子
  • 山城新伍 - 良一(長男)
  • 頭師孝雄 - (次男)
  • 三浦浩一 - 雄三(三男)
  • 柳川慶子 - 治子(長男の嫁)
  • 白川和子 - (次男の嫁)
  • 高見恭子 - 須美子(三男の嫁)
  • 正司歌江
  • 船越英二 - (歌子の男友達)
1986年6月29日(花王名人劇場「姥ざかりII」)
  • 京マチ子
  • 山城新伍
  • 頭師孝雄
  • 三浦浩一
  • 柳川慶子
  • 高見恭子
  • 正司歌江
  • 飯干恵子 - 雅子(歌子の孫)
  • 辰巳柳太郎 - 源次郎(歌子の初恋の人)
1986年9月14日(花王名人劇場「姥ざかりIII カレは19歳」)
  • 京マチ子
  • 山城新伍
  • 頭師孝雄
  • 三浦浩一
  • 柳川慶子
  • 白川和子
  • 高見恭子
  • 飯干恵子
  • 尾美としのり
1986年11月16日(花王名人劇場「姥ざかり4 京都初恋事件」)
  • 京マチ子
  • 山城新伍
  • 三浦浩一
  • 柳川慶子
  • 正司歌江
  • 丹波哲郎 - 神埼
1987年2月15日(花王名人劇場「姥ざかり5 なんてったって姑」)
  • 京マチ子
  • 山城新伍
  • 三浦浩一
  • 高見恭子
  • 正司歌江
  • 真野あずさ - 幸子
1987年5月3日(花王名人劇場「姥ざかり6 あした女になあれ」)
  • 京マチ子
  • 山城新伍
  • 三浦浩一
  • 高見恭子
  • 白川和子
  • 野川由美子 - ミツ江
  • 湯原昌幸 - 川口
1988年12月25日(花王名人劇場「新・姥ざかり」)
  • 京マチ子
  • 山城新伍
  • 三浦浩一
  • 柳川慶子
  • 白川和子
  • 高見恭子
  • 佐野量子
舞台
1982年11月(関西芸術座『姥ざかり』)
  • 新屋英子/脚本
  • 道井直次/演出
  • 藤山喜子 - 歌子
1985年4月(関西芸術座『姥ときめき』)
  • 新屋英子/脚本
  • 道井直次/演出
  • 藤山喜子 - 歌子
1993年8月(関西芸術座『姥ざかり』)
  • 新屋英子/脚本
  • 道井直次/演出
  • 藤山喜子 - 歌子
2008年3月(関西芸術座『姥ざかり』)
  • 新屋英子/脚本
  • 梶本潔/演出
  • 藤山喜子 - 歌子
  • 路井恵美子
  • 小笠原町子
  • 溝田潔
  • 北見唯一
2024年2月16日(金)~18日(日)吹田市文化会館 メイシアター小ホール(関西俳優協議会『姥ざかり~2024~』)
  • 駒来愼/脚本
  • 門田裕/演出
  • 和泉敬子 - 山本歌子
  • 要冷蔵 - 山本良一(歌子の長男)
  • 森畑結美子 - 治子(良一の妻)
  • 牛丸裕司 - 山本清昭(歌子の次男)
  • 杜山碧 - 道子(清昭の妻)
  • 田中孝史 - 山本三郎(歌子の三男)
  • 里吉萌亜 - 須美子(三郎の妻)

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