季節を抱きしめて
ラジオドラマ:「季節を抱きしめて」ザ・ドラマCD
発売元:SPE・ビジュアルワークス,
レーベル:VORN,
発売日:1999年,1月21日,
話数:全6話,
枚数:全1枚,
漫画:季節を抱きしめて アンソロジーコミック
出版社:ソフトバンクパブリッシング,
レーベル:SB COMICS ゲームシリーズ,
巻数:全1巻,
話数:全11話,
以下はWikipediaより引用
要約
『季節を抱きしめて』(きせつをだきしめて、英題:In the season of the cherry blossoms)は、1998年7月23日にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたPlayStation用アドベンチャーゲーム。
『やるドラ』シリーズの第2作目。企画・原作・アニメーション制作はProduction I.G。
ゲーム中の季節は「春」。象徴する花は「サクラ」。ストーリーは恋愛要素が強い。
キッシー嵐山によると「デモ画面や作品全体に漂う雰囲気は原田知世主演の時をかける少女を連想したんです。」との事。
仮題は『フォーシーズンズメモリー 春 〜サクラサク〜』であった。
ストーリー
季節は春。山間の地方都市に住み、一年間の浪人生活の後大学に入学した主人公は、大学構内の通称「悲恋桜」の下で倒れている、記憶喪失の女の子を見つける。以前思いを寄せていた女性に瓜二つであったその女の子に惹かれた主人公は、彼女の記憶を取り戻す手伝いをしようとする。
登場人物
主人公
麻由(まゆ)
声 - 今井由香
本作のヒロイン。悲恋桜の下で倒れていた少女で、外見は女子高生。記憶喪失と思えないほど、明るくて天真爛漫。
主人公がかつて思いを伝えられなかった少女「桜井麻由」に瓜二つ。やがてその少女の名「麻由」を名乗ることになる。
「桜の精編」でのみ、主人公の同級生・桜井麻由と同一人物であることをストーリー終盤で告げる。桜の樹の呪縛を解き、妹を救うよう主人公に依頼する。
桜井 麻由(さくらい まゆ)
声 - 今井由香
故人。主人公の高校時代の同級生で、主人公の片思いの相手。
高校3年生の冬、主人公が告白しようと呼び出した直後に交通事故で死亡し、主人公の心に深い傷を残す。高校卒業後は東京の大学へ進学する予定であった。
国立 トモコ(くにたち トモコ)
声 - 三石琴乃
主人公とは予備校からの付き合いで、大学の同級生。さっぱりとした性格で、主人公に対して好意を持っており、麻由が死んだ事で失意のどん底に居た主人公を立ち直らせたが、はっきりしない主人公にどっちつかずの関係を保たれている。麻由に惹かれる主人公に苛立つ。
綺麗なお姉さん
声 - 島津冴子
主人公の下宿の下の階に住んでいるセクシーな女性。秘密の過去を持っているらしい。本名は明かされていない。
「お姉さん編」にて特定のルートをたどると、過去に付き合っていた彼を交通事故で亡くしたことを明かす。
編集長
声 - 有本欽隆
主人公の叔父で、タウン誌の編集長。だらしのない性格で、酒好き。龍の刺繍が入り、その周りを天使が飛んでいるデザインの悪趣味な財布を持っている。本人曰く「ハイソな芸術観が分からんのか」とのこと。また、写真集ではたくましい裸体を披露している。
エンディング
本作には全27種類のエンディングが存在する。
Good End
No. | サブタイトル | 内容 |
---|---|---|
1 | 麻由編 | |
2 | 桜の精編 | |
3 | トモコ編 | |
4 | お姉さん編 | |
5 | ベリーグッド! |
Normal End
No. | サブタイトル | 内容 |
---|---|---|
1 | トモコ雨の中編 | |
2 | 麻由の妹は?編 | |
3 | 麻由はどこへ?編 | |
4 | ボクの春編 |
Bad End
主題歌
エンディングテーマ「季節を抱きしめて」
移植版
PlayStation Portable版
- ワイドスクリーンに対応。
- 高解像度フォントを採用。
- 設定画の追加などでCGギャラリーを増強。
- クリアしたエンディングを振り返ることができるリプレイ機能を追加。
- 『やるドラ』シリーズ3作品(『ダブルキャスト』、『サンパギータ』、『雪割りの花』)の体験版を搭載。
スタッフ
- 企画・原作:Production I.G
- アニメーション監督・絵コンテ・演出:西久保瑞穂
- 脚本:山下久仁明、藤咲淳一、西久保瑞穂
- キャラクターデザイン・作画監督補:樋口香里
- 作画監督:海谷敏久
- グラフィックデザイン・シナリオスクリプト:藤咲淳一
- BGM作曲:石田勝範、藤木和人
- オーディオ・演出:田中英行
- ゲームディレクター:藤咲淳一
- ディレクター:池内伸彰
- ゲーム総監修:東郷光宏
- エグゼクティブプロデューサー:石川光久、山元哲治
- 製作総指揮:佐藤明
- 制作:シュガーアンドロケッツ、Production I.G
- 製作・著作:ソニー・コンピュータエンタテインメント
反響
PS版の初動(発売週の売上)は約9万本に達し、週間ランキングで3位となった(「アスキー」発表:89,981本)。また、PS版の年間販売本数は191,903本であり、1998年の年間売り上げの69位にランクインした。
『週刊ファミ通』のクロスレビューでは、32点と採点され、32点から34点のソフトが対象となる「ゴールド殿堂」入りとなった。
関連商品
書籍
タイトル | 発売日 | 発行日 | 発売元 | 発行元 | ISBN | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
オフィシャル やるドラファンブック 季節を抱きしめて CD-ROMスペシャルデータ集 | 1998年7月23日 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ソニー・コンピュータエンタテインメント | - | 本編シナリオと設定資料集およびCD-ROM。CD-ROMの品番:SCZS-94102。 | |
「やるドラ」攻略シリーズ 季節を抱きしめて 公式ガイド | 1998年8月10日 | ソフトバンク 出版事業部 | ソフトバンク 出版事業部 | 4-7973-0679-3 | 攻略本。 | |
季節を抱きしめて オフィシャルガイドブック | 1998年8月7日 | アスペクト | アスキー | 4-7572-0167-2 | 攻略本。 | |
やるドラシリーズ 公式ディレクターズガイド ダブルキャスト&季節を抱きしめて | 1998年8月7日 | 集英社 | 集英社 | 4-08-108084-4 | 攻略本。 | |
やるドラ公式設定BOX | 1999年4月20日 | 1999年4月30日 | マンガパック | Production I.G | - | PlayStationで発売された4作品の設定資料集。 |
季節を抱きしめて アンソロジーコミック | 1999年6月25日 | ソフトバンクパブリッシング | ソフトバンクパブリッシング | 4-7973-0954-7 | アンソロジーコミック。 |
CD
タイトル | 発売日 | 発売元 | 品番 | 備考 |
---|---|---|---|---|
季節を抱きしめて | 1998年8月21日 | SPE・ビジュアルワークス | SVWD-9006 | シングルCD。 |
「季節を抱きしめて」オリジナル・サウンドトラック | 1998年11月21日 | SPE・ビジュアルワークス | SVWC-7007 | アルバムCD。 |
「季節を抱きしめて」ザ・ドラマCD | 1999年1月21日 | SPE・ビジュアルワークス | SVWC-7017 | ドラマCD。 |
季節を抱きしめて コレクターズディスク | 1999年4月29日 | Production I.G | IGPC-0002 | Windows 95/98専用アクセサリー集CD-ROM。スクリーンセーバー用の修正パッチが配布されていた。 |
その他の商品
タイトル | 発売日 | 発売元 | 備考 |
---|---|---|---|
季節を抱きしめて 本線用台本 | - | - | アフレコ用台本。ゲーム開始からGood End 01「麻由編」までが収録されている。本製品の予約特典。 |
TRADING COLLECTION「季節を抱きしめて」 | 1999年 | 天田印刷加工 | トレーディングカード。全114種類のカードが存在する(ノーマルカード:90種類、ホロスコープカード:12種類、ベストショットカード:9種類、ホロスコープカード蛇遣い座:1種類、ジュエリーカード:2種類)。 |
参考文献
- 週刊ファミ通編集部「Top30」『週刊ファミ通』第506巻1998年8月21日・28日合併号、アスキー、1998年8月21日。
- 週刊ファミ通編集部「Top30」『週刊ファミ通』第507巻1998年9月4日号、アスキー、1998年9月4日。
- 週刊ファミ通編集部「Top30」『週刊ファミ通』第508巻1998年9月11日号、アスキー、1998年9月11日。
- 週刊ファミ通編集部「Top30」『週刊ファミ通』第509巻1998年9月18日号、アスキー、1998年9月18日。
- 週刊ファミ通編集部『週刊ファミ通』第511巻1998年10月2日号、アスキー、1998年10月2日。
- 週刊ファミ通編集部「ソフト&ハード ランキングSpecial」『週刊ファミ通』第700巻2002年5月10日・17日合併号、エンターブレイン、2002年5月10日。