孤高の人
題材:登山,
以下はWikipediaより引用
要約
『孤高の人』(ここうのひと)は、新田次郎による日本の小説。同小説を原案とした漫画についても、当記事で扱う。
新田次郎の小説は当初、山と溪谷社の雑誌『山と溪谷』に連載され、1969年に新潮社から出版された。
漫画版はこれを原案として坂本眞一が作画を担当した。当初は鍋田吉郎が原作を担当していたが、途中から高野洋に交代し、後に原作表記が外れ、坂本の単独作品となる。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2007年11月から2011年10月まで連載。単行本は全17巻。2010年、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
概要
本作は、登山家の「加藤文太郎」の生涯を題材とした小説作品である。漫画版はこれを「原案」とし、題名こそ同じだが、小説とは大きく異なった物語が展開されている。
小説の問題点
本作はフィクションだが、実際の登山記録(加藤の遺稿集「単独行」(たんどくこう)など)を基に作られており、登山が行われた場所、日時などにおいて多くのものが実際に行われたものと共通している。しかし、吉田富久(作中では宮村健)の描写が単独行と比較して著しく異なり、吉田が登山に誘ったことが原因で加藤が遭難死したかのような誤解を招く恐れのあるものとなっている。
小説版
加藤文太郎(かとう ぶんたろう)
実在の加藤はロック・クライミングを苦手としていたようだ。
現実、小説、漫画でそれぞれロック・クライミングに対する考え方が異なっている。
外山三郎
加藤を登山の世界に引き込む。
藤沢久造
宮村健
園子に恋焦がれるが失恋し、登山を辞めて満州に渡る決意をする。
自身最後の山行として冬季北鎌尾根縦走を計画し、加藤をザイルパートナーに誘う。
小説の問題点にあるように、実際の吉田富久とは大きく異なる人物である。
志田虎之助
金川義助
その後しまと結婚、1子を儲けるが政治活動に挫折、妻子を捨てて姿を消す。
一時はヤクザに身を落とすが物語終盤で再起を誓って園子と共に満州に渡る。
影村一夫
陰湿な性格で加藤を含む生徒達に嫌われていたが、加藤が技手になってからは一転して加藤に目をかけるようになる。
愛人の田口みやを加藤に押し付けようとするが失敗。その後再び加藤に陰湿な嫌がらせを行うようになる。
花子
園子
物語終盤で金川と共に満州に渡る。
田口みや
漫画版
『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2007年11月から2011年10月まで連載。YJコミックスより全17巻。
登場人物
※声優の配役は集英社のデジタルコンテンツ「VOMIC」版のもの。
森 文太郎(もり ぶんたろう)
過去のある事件から他人に対して心を閉ざしていたが、転校先の高校でルートクライミングに触れたことで人生が変わり始める。小説の加藤文太郎がモデル。
宮本 一(みやもと はじめ)
森文太郎をロッククライミングの道に引き込んだ同級生。優れた才能を持ち、卒業後はフランスに行くことを望んでいる。小説の金川義助がモデル。
大西 政雄(おおにし まさお)
横須賀北高校の英語教師。横須賀北高校クライミング部の創設に尽力する。日本でも有数のクライマーで、その性格から多数の登山家に慕われている。小説の外山がモデル。
白井 夕実(しらい ゆみ)
福本(ふくもと)
原 渓人(はら けいと)
黒沢 睦美(くろさわ むつみ)
二宮 祐介(にのみや ゆうすけ)
竹田(たけだ)
小堀(こぼり)
小松 辰治(こまつ たつじ)
新美 拓(にいみ たく)
モモちゃん
加瀬 晃彦(かせ あきひこ)
国枝(くにえだ)
前園 蒼(まえぞの あおい)
足立 勲(あだち いさお)
加藤 花(かとう はな)
建村 歩(たけむら あゆむ)
他
K2(ケーツー)
14マウンテン山岳会