小磐梯 (小説)
以下はWikipediaより引用
要約
『小磐梯』(こばんだい)は、井上靖による小説である。1961年に発表された。
概要
出張調査で1888年(明治21年)7月の磐梯山噴火に遭遇した、ある地方官吏の回想(聞き書き)という形式を取り、自然災害の前にあまりにも無力な日常生活の営みや、災害に巻きこまれる人間の数奇な運命をテーマとした短篇小説である。
あらすじ
明治21年7月13日、喜多方から裏磐梯の檜原村へと地押調査(田畑の測量調査)に赴いた郡役所の役人一行は、ここ最近の磐梯山近辺の異常現象に何となく不吉なものを感じながらも、各集落の調査の準備を進めていくのであったが…。
登場人物
以下、物語上の登場順。
私
若い男女
書誌情報
初出は『新潮』1961年11月号。その後、作品集『洪水』(新潮社、1962年)に収められたのち、文庫本・全集本としては以下の書目に収録されている。
- 『楼蘭』 新潮文庫、1968年 ISBN 4101063141
- 『猿狐・小盤梯 他八編』 旺文社文庫
- 『補陀落渡海記 井上靖短篇名作集』 講談社文芸文庫、2000年 ISBN 9784061982345
- 井上靖小説全集(第18巻) 『朱い門・ローマの宿』 新潮社、1974年
- 井上靖歴史小説集(第11巻) 『小磐梯 西域物語 他 / 付 取材ノート』 岩波書店、1982年 ISBN 4000906216
- 井上靖全集(第6巻) 『短篇 6』 新潮社、1995年