小説

小説の神様


舞台:高等学校,

主人公の属性:小説家,



以下はWikipediaより引用

要約

『小説の神様』(しょうせつのかみさま)は、相沢沙呼による日本の小説。2016年6月21日に、講談社の講談社タイガより、書き下ろし作品として刊行された。

2018年、シリーズ続刊として上下二分冊で『小説の神様 あなたを読む物語』が講談社(講談社タイガ)より刊行された。

2019年から2020年にかけて手名町紗帆の作画で漫画化。2020年4月22日に『小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー』が講談社(講談社タイガ)より刊行、同年10月2日に実写映画が公開された。

あらすじ

3年前、一般文芸の新人賞を受賞し、周囲から期待をされながら小説家デビューをした高校生作家・千谷一也。しかし、売上部数はデビュー以来下がり続け、執筆作品が書店に並ばなくなりSNS上での酷評を見る度に作家としての自信をすっかり無くしていた。そんなある日、担当編集者の河埜の提案で、一也は人気女性作家・不動詩凪と二人一組で小説を書くことになる。不動詩凪…その正体は、一也のクラスメイトの小余綾詩凪だった。

登場人物

千谷 一也(ちたに いちや)

高校二年生、文芸部員。高校生作家であり、ペンネームは「千谷 一夜」(読みは本名と同じ)。小説が売れず心を病んでしまい、ネガティブになっている。
小余綾 詩凪(こゆるぎ しいな)

高校二年生。一也と同じ文芸部員。この春、一也の高校に転入してきた。一也と同期の高校生作家であり、ペンネームは「不動 詩凪(ふどう しいな)」。多彩な創作力と緻密なシナリオ、その容姿からも話題となった人気作家。
千谷 雛子(ちたに ひなこ)

一也の妹。心臓に持病があり、入院している。不動詩凪の大ファン。
九ノ里 正樹(くのり まさき)

高校二年生。文芸部部長であり、一也の友人。一也に小余綾詩凪を文芸部に勧誘するよう、話を持ち掛ける。
成瀬 秋乃(なるせ あきの)

高校一年生。実家が書店を営んでいる。文芸部を訪ね、一也の短編小説を読み憧れている。小説への強い情熱から、一也に小説の書き方について教えを乞う。
河埜(こうの)

一也と詩凪の編集担当。作家としての自信を無くしている一也を気に掛け、詩凪との小説の合作を持ちかける。

シリーズ一覧
  • 相沢沙呼(著)、丹地陽子(カバーイラスト)、講談社〈講談社タイガ〉
  • 『小説の神様』、2016年6月21日発売、ISBN 978-4-06-294034-4
  • 『小説の神様 あなたを読む物語』
  • 上巻:2018年8月22日発売、ISBN 978-4-06-512554-0
  • 下巻:2018年9月20日発売、ISBN 978-4-06-513141-1
  • 上巻:2018年8月22日発売、ISBN 978-4-06-512554-0
  • 下巻:2018年9月20日発売、ISBN 978-4-06-513141-1
漫画

講談社の『少年マガジンR』において、2019年6号から2020年10号まで連載された。作画は手名町紗帆が担当している。第3巻では、購入特典で「神様の探索」(『小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー』所収)の漫画版が読めるURLとパスワードがつけられた。

  • 手名町紗帆(漫画)・相沢沙呼(原作) 『小説の神様』 講談社〈KCデラックス〉、全3巻
  • 2020年2月14日発売、ISBN 978-4-06-518937-5
  • 2020年6月17日発売、ISBN 978-4-06-519521-5
  • 2020年10月2日発売、ISBN 978-4-06-521041-3
公式アンソロジー

『小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー』のタイトルで、講談社の講談社タイガより刊行された。全て書き下ろし。カバーイラストは丹地陽子。相沢沙呼による『小説の神様』の前日譚となる「神様の探索」、コミカライズを手掛けた手名町紗帆による漫画、その他作家6名の小説を収録している。

  • 2020年4月22日発売、ISBN 978-4-06-519264-1

執筆者 タイトル
降田天 イカロス
櫻いいよ 掌のいとしい他人たち
芹沢政信 モモちゃん
手名町紗帆 神様への扉
野村美月 僕と“文学少女”な訪問者と三つの伏線
斜線堂有紀 神の両目は地べたで溶けてる
相沢沙呼 神様の探索
紅玉いづき 『小説の神様』の作り方――あるいは、小説家Aと小説家Bについて

映画

『小説の神様 君としか描けない物語』(しょうせつのかみさま きみとしかえがけないものがたり)のタイトルで映画化。監督は久保茂昭、主演は佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)と橋本環奈。

当初は2020年5月22日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、同年10月2日に延期され、これに伴い配給元も松竹からHIGH BROW CINEMAに変更された。10月3日には新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が無観客で実施され、全国137館に中継された。

映画本編内のタイトルロゴでは単に「小説の神様」となっており、「君としか描けない物語」という副題は表示されない。

キャスト
  • 千谷一也:佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)
  • 小余綾詩凪:橋本環奈
  • 九ノ里正樹:佐藤流司
  • 成瀬秋乃:杏花
  • 千谷雛子:莉子
  • 野中(一也のデビュー作の担当編集者):坂口涼太郎
  • 河埜:山本未來
  • 千谷昌也(一也の父):片岡愛之助
  • 千谷優理子(一也の母):和久井映見
スタッフ
  • 原作:相沢沙呼『小説の神様』(講談社タイガ刊)
  • 監督:久保茂昭
  • 脚本:鎌田哲生
  • 主題歌:伶『Call Me Sick』 (Sony Music Labels Inc.)
  • 挿入歌:伶『こんな世界にしたのは誰だ』(Sony Music Labels Inc.)、琉衣『一輪の花』『枯れゆく声』、Leola『ないものねだり』『Lucky Me』
  • 製作総指揮:沢桂一、森雅貴
  • 製作:下村忠文、森広貴、飯田雅裕、角田真敏、渡辺章仁
  • エグゼクティブプロデューサー:井上鉄大、南波昌人、松橋真三
  • プロデューサー:清水洋一、佐藤圭一朗、藤村直人
  • 音楽:中野雄太
  • 撮影:鯵坂輝国
  • 照明:平野勝利
  • 録音:齋藤泰陽
  • 美術:松塚隆史
  • 装飾:山田好男
  • 編集:和田剛
  • 音響効果:齋藤昌利
  • スタイリスト:宮本茉莉
  • ヘアメイク:澤田久美子
  • キャスティング:下鳥真沙
  • 助監督:久保朝洋
  • 制作担当:今井聖
  • 宣伝プロデューサー:室伏達也
  • 配給:HIGH BROW CINEMA
  • 制作プロダクション:CREDEUS
  • 製作:映画「小説の神様」製作委員会(日本テレビ放送網、LDH、朝日新聞社、講談社、ローソンエンタテインメント)