少年と犬
以下はWikipediaより引用
要約
『オール讀物』
『少年と犬』(しょうねんといぬ)は、馳星周による小説。第163回直木三十五賞受賞作。6編からなる連作短編である。東日本大震災で飼い主を亡くした犬の「多聞」とそれに関わる人々の物語を描く。
構成
- 「男と犬」 - 東日本大震災で被災した宮城県仙台市を舞台に、窃盗団に手を貸す和正と多聞が出会う。
- 「泥棒と犬」 - 窃盗団の一員であるミゲルが、多聞とともに新潟県に向けて逃走する。
- 「夫婦と犬」 - 富山県に住む中山夫婦が多聞を拾う。
- 「娼婦と犬」 - 滋賀県で娼婦の美羽が多聞を拾う。
- 「老人と犬」 - 島根県で猟師を営む弥一が多聞を拾う。
- 「少年と犬」 - 熊本県に住む内村が多聞を拾い、家族で飼うことを決める。
登場人物
中山紗英
美羽
片野弥一
内村徹
受賞
2020年7月15日、直木三十五賞を受賞した。馳星周はデビュー作の『不夜城』で初ノミネートを受けてから23年、7回目のノミネートで受賞となった。
コミカライズ
2021年8月21日から、村上たかしによるコミカライズ作品が文春オンラインで連載されている。