少年濡れやすく恋成りがたし
漫画
作者:高口里純,
掲載誌:ヤングロゼ,
レーベル:ヤングロゼコミックス[文庫版]双葉文庫名作シリーズ,
発売日:1992年10月 - 1997年8月[文庫版]2005年,
巻数:全7巻[文庫版]全4巻,
小説:少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)
著者:高口里純,
出版社:角川書店,
掲載誌:小説ASUKA,
レーベル:ASUKAノベルス,
巻数:全1巻,
小説:少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)-過ちを犯す月-
著者:高口里純,
出版社:角川書店,
レーベル:角川ルビー文庫,
巻数:全1巻,
実写イメージビデオ
演出:柏本俊平,
発売日:1995年8月1日,
ドラマCD
発売元:日本コロムビア,
発売日:1 - 1995年4月21日2 - 1996年3月30日,
以下はWikipediaより引用
要約
『少年濡れやすく恋成りがたし』(しょうねんぬれやすくこいなりがたし)は高口里純による日本の漫画作品、小説、およびそれを原作としたドラマCD、実写イメージビデオである。略称は〝少濡れ〟。
角川書店の雑誌『ヤングロゼ』に1991年4月号から1997年8月号まで連載された。コミックスは角川書店ヤングロゼコミックスより全7巻、文庫版は双葉社より全4巻刊行されている。
外伝小説は『少年濡れやすく恋成りがたし[神戸編]』、『少年濡れやすく恋成りがたし[神戸編]-過ちを犯す月-』がある。
2000年から2006年にかけて同人誌「悪態」シリーズで西宮翼朗と並木水人を主人公にした『28階に湧くシルクの水』が連載され、のち電子書籍化した。
外伝漫画、外伝小説、外伝同人誌で主役となる西宮翼朗と並木水人の物語は、通称〝翼水〟と呼ばれる。
同じ作者の漫画『虹色仮面』には同一の人物が数人登場し、世界観を共有している。
あらすじ
本編
高校1年生の石田欧彦は担任の笹生美穂子からセクハラされレイプされる。欧彦は美穂子との関係に溺れ、ヤクザの並木水人と三人で3か月の同棲生活を送るが美穂子は香港に旅立ってしまう。
3年生になった欧彦は同じクラスの木暮容に誘われ、涼風のどかの少年売春グループで働き始める。のどかの顧客リストには美穂子の写真があった。のどかは売春グループを摘発されるが、精神鑑定で「咬む女」「悟す女」のふたつの人格を持っていることが判明し、殺人事件の容疑がかかる。木暮と欧彦は小暮の家の金を狙う暴力団に拉致される。欧彦は一人逃げ出すが、脱走してきたのどかにホテルで殺されそうになる。だが警察にふみこまれ、欧彦は難を逃れる。欧彦は雪沢沙絵子と言い争ったあと、肉体関係に溺れた我が身をふりかえり、「僕は恋をする」とつぶやく。
外伝(神戸編)
- 時系列順
- 外伝1(並木水人と笹生美穂子との高校時代)
- 外伝2(並木水人と西宮翼朗との高校時代での出会い)
- 外伝4(母の亡くなった並木水人を竜亜会が引き取る)
- 『(神戸編)』(高校時代の西宮翼朗と並木水人が竜亜会から逃げ出し東京へ行く)
- 外伝3(西宮翼朗と加夜子との婚約)
- 『(神戸編)-過ちを犯す月-』(西宮翼朗は罠に嵌り東京へ向かう)
- 『28階に湧くシルクの水』(西宮翼朗が柿崎に全身に刺青を入れられる)
- 『ナーヴァス』(西宮加夜子が出産間近)
外伝1
外伝2
外伝4
神戸編
外伝3
過ちを犯す月
28階に湧くシルクの水
ナーヴァス
登場人物
声の記述はドラマCD版。
主要登場人物
石田欧彦(いしだ おうひこ)
笹生美穂子との関係を続けながらも雪沢沙絵子に告白され付き合い始める。
三度目に笹生美穂子のマンションを訪ねたとき、ヤクザの並木水人と出会う。並木水人の知り合いから「欧彦は「薔薇」になる素質がある」と見られる。
笹生美穂子との関係を持て余し、「抱かれてから好きになるより、好きになってから抱ければよかった」と思い悩む。笹生美穂子からは恋情を感じられず、雪沢沙絵子からは恋情を感じる。雪沢沙絵子とは一度キスしただけの関係のまま。
笹生美穂子と何度もセックスするようになり、笹生美穂子のマンションに住み着き、家にも帰らず学校にも行かなくなる。そして笹生美穂子と並木水人との三人での三ヶ月間の同棲生活が始まる。
笹生美穂子のマンションの隣人の女性・岡田まち絵に気に入られ、ストーキングされ挙句に監禁される。岡田まち絵の価値観次第で殺されるかもしれないと思う。
レンタルビデオ屋でバイトを始める。笹生美穂子が突然姿を消した後、バイト先の女性と、笹生美穂子以外と初めてのセックスをした。
鳴海加乃に誘われ彼女の家に行くと、覚醒剤入りの紅茶を飲まされ犯された。
関係を持ってきた女性への気持ちが何なのか、並木水人に答えを出させるために「抱いて欲しい」と頼みセックスする。「セックスと言うのは一瞬の愛」と答えられ、今の自分にピッタリの言葉だと納得する。
高校3年18歳時点
雪沢沙絵子とセックスしようとしたが、笹生美穂子を思い出し出来なかった。
木暮容の入っている売春グループに、笹生美穂子を見付けるため入会する。複数の人間とセックスしたが、初めにした笹生美穂子とのキスが忘れない。母親が客として売春グループに現れ、逃げた欧彦は、愛と恋と肉欲の迷路にはまる。
下級生の森岡窓奈を抱いた時、欧彦が笹生美穂子に抱かれて変わっていったが笹生美穂子は変わらなかったように、雪沢沙絵子を抱いても自分は変わらないだろうと予測する。
どこにも行けず、街でうずくまっていた所を凱に拾われる。凱と早にウィンドウディスプレイの素材として展示されてしまい、欧彦を殺そうとする涼風のどかに見つかる。しかし涼風のどかの人格が融合し、何を逃れる。
ホテルのロビーに居る笹生美穂子を並木水人に見させられたが、笹生美穂子とのセックスばかりが思い出され、そんな気持ちで会うのは嫌だと思い、声をかけられなかった。
いつもセックスの時は、そのひと時をやり過ごし、見すえ、その先で恋をしようとしている。
散々「好き」と「性欲」との間で迷った後、「笹生美穂子に恋してる」と認識出来た。
笹生美穂子(ささお みほこ)
声 - 石井直子
欧彦が高校1年生の時の担任教師。当時24歳。担当科目は英語。口元にホクロがある。内申書を盾にとって脅し、家庭訪問に行った際、欧彦をレイプした。数人の生徒にセクハラ、レイプをしたことが明らかになり教師を辞職した。立川市のマンションに住んでいる。「高校生達の無邪気さをセックスで汚したくなった」と述懐する。欧彦、並木水人と三ヶ月間ほど同棲生活をしていたが、突然姿を消す。
教師を辞めた後、産業スパイになり香港へ向かう。並木水人に企業から盗んだ情報が入ったフロッピーディスクを預ける。
欧彦 高校3年18歳時点
欧彦の母親
欧彦の部屋で、欧彦の情事の写真とテープを見つける。欧彦が売春をしていることを知り、客として欧彦の前に現れる。欧彦に逃げられてから数日留守にし、帰ってからは普段通りに過ごす。セックスやマスターベーションを汚く思い、欧彦に「今度この様なことをしたら自殺する」と告げる。
涼風のどか
少年売春組織として警察に摘発され、精神鑑定を受ける。セックスした男子校生を殺したことにより、解離性同一性障害になっていた。その時点では〝悟す女〟〝噛む女〟の二重人格だったが、指を噛みそこねていた欧彦がきっかけで、サングラスをかけない第三の人格〝不機嫌な女〟が形成された。
〝噛む女〟による「石田欧彦の指を噛む。そして殺す」というメモを残して逃走し、その後、人格が融合し、欧彦への殺意は無くなった。
欧彦と同じ高校の生徒
雪沢沙絵子(ゆきざわ さえこ)
声 - 橘ひかり
欧彦のクラスメイト。欧彦が笹生美穂子にセクハラされる以前から欧彦のことが好きで、告白し付き合い始める。一度キスしただけだが、欧彦にとって〝普通の恋愛〟の指標となり、「いつか戻ってきて、ちゃんと好きになる所から始める」という発言を信じる。
欧彦 高校3年18歳時点
塚本修次に自分の靴を食べられ、自分は汚れてしまったと感じる。
欧彦に「いつまで戻ってくるのを待てばいい?」と問いかけ、「待てないなら置いて行けばいい」と答えられる。
田村(たむら)
鳴海加乃(なるみ かの)
笹生美穂子の部屋で暮らしていた欧彦を自宅に誘う。鳴海建設の令嬢でハイソサエティな生活を送っている。紅茶に覚醒剤を入れ欧彦に飲ませ、犯した。「セックスで感じられれば、好きという感情はちっぽけ」「石田くん、処女の頃の私より汚れてない」と言う。
笹生美穂子がいなくなっていた間、代用にしていた女性麻薬ブローカーを殺し、鳴海建設の工事現場に死体遺棄した犯人である。
高校1年の時、同級生の欧彦に告白するが断られる。美人。本命はテニス部の先輩の木場。木場の恋人の鳴海加乃が欧彦を好きだと聞き、あてつけに欧彦に告白してみたのだった。
鳴海加乃の勧めでショートカットにした。その姿を見た岡田まち絵に目をつけられる。ストーキングされマンションに誘われ、写真を撮られる。のち、テニス部を辞め、岡田まち絵のマンションへ向かう。
鳴海加乃の恋人。M体質で鳴海加乃に逆らえず、お仕置きを素直に受け入れる。
木暮容(こぐれ いるる)
並木水人に一目惚れし肉体関係を持つ。遊び人だったが並木水人を本気で愛し「並木水人とのセックス以外は汚い」と言う。並木水人に拒絶された後、涼風のどかの売春グループをやめ、新宿二丁目で男相手の売春をするようになった。
後に、自分が並木水人に惹かれたことも、並木水人の部屋に居たことも、あらかじめ竜亜会が薬丸グループを脅迫する計画だったと知り、絶望する。並木水人を拳銃で打ち、自分も自殺しようとする。
並木水人には何も秘密を持っておらず、並木水人のことなら何でも想像がつくほど愛しているが、並木水人は無視する。
欧彦の後輩の2年生。欧彦が雪沢沙絵子と付き合ってるのを承知で告白する。欧彦に汚してみたいと思わせ、処女であり初めて欧彦に抱かれる。欧彦が笹生美穂子に抱かれて変わっていったが笹生美穂子は変わらなかったように、森岡窓奈は変わるが、欧彦は変わらない。
竜亜会
関西最大の広域暴力団
並木水人(なみき みずと)
声 - 大塚明夫
二十代後半のヤクザ。額に西宮翼朗に付けられた傷跡がある。笹生美穂子の幼馴染で高校時代から笹生美穂子との肉体関係が続いている。笹生美穂子が高校教師を辞職したころ同棲しており、笹生美穂子を訪ねてきた欧彦と出会う。女でも男でも惹きつける魅力があり、ヤクザの中では「薔薇」と呼ばれる、男女を蝶のように吸い寄せる役割を担っている。
欧彦とのセックス中、「セックスというのは一瞬の愛だ」と悟す。
欧彦 高校3年18歳時点
欧彦に国外へ行く前の笹生美穂子を見せる。欧彦に、自分と欧彦との関係を問われ「長い人生の中の短い通りすがり」と答える。
外伝 2 ヤクザの家に行っても物怖じしなかった。西宮翼朗の「家来」になり、命令で展子を抱き報告した。
外伝 3 並木水人が「もう死んでもいい」と言った時まで西宮翼朗は生きている約束だったが、西宮翼朗が拳銃で撃たれ「死んでもいいと言ってくれ」と言う言葉に答えられなかった。
『虹色仮面』5巻に登場。正礼装をしミラノでオペラを観る。
『虹色仮面』5巻に登場。正礼装をしミラノでオペラを観る。
西宮翼朗(にしみや よくろう)
並木水人が笹生美穂子から預かったフロッピーディスクを使い、薬丸グループに多大な恩を売る計画を立て、成功させた。
外伝 2 ヤクザの世界で生きていくのが死ぬほど嫌で、自殺願望が強かったが、並木水人の人柄に惹かれる。
外伝 3 結婚はしたくなかったが、自分と別の意味で陽の下に出られない加夜子は、自分の伴侶として似合ってると思う。
『虹色仮面』5巻に登場。正礼装をしミラノでオペラを観る。
『虹色仮面』5巻に登場。正礼装をしミラノでオペラを観る。
展子(てんこ)
警察
伊武(いぶ)
『虹色仮面』に登場。
精神科医。セラピスト。博士。伊武とは昔馴染み(自称・愛し合ってる)。33歳(自称・三歳)。語尾に「でしゅう」をつけて喋る。熊のグッズに囲まれている。涼風のどかのサングラスに発信機を付け、居場所を伊武に伝えた。
その他
岡田まち絵(おかだ まちえ)
欧彦の次にショートカットにした桜庭由江に目をつけ、ストーキングののち自分のマンションに誘う。写真を撮り、男装させようとし、その関係は続いてゆく。
欧彦のバイト先のレンタルビデオ屋の店員。欧彦に惹かれセックスフレンドになる。不感症だと欧彦に告白するが、電車の中で痴漢されると感じ、わざわざ痴漢に近寄っていく。
声 - 山田美穂
男装して欧彦とセックスした客。笹生美穂子と同じ場所、口元にホクロがある。欧彦に男に襲われ嫌がる演技をさせる。職業は占い師。欧彦に「君は美しすぎるから幸福になれない」と告げる。
小説
『少年濡れやすく恋成りがたし[神戸編]』
1996年、ASUKAノベルス、角川書店
「少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)」
西宮翼朗(にしみや よくろう)
その直後、水人と共に柿崎にさらわれ、覚醒剤を打たれた。それでも翼朗は「水人は自分のものだから、連れて行かないでくれ」と懇願した。解放され、宝田たちに救われたのち、「竜亜会」三代目組長になる貫禄を見せた。
並木水人(なみき みずと)
柿崎にさらわれ、宝田たちに救われた後、生涯翼朗のために生きる覚悟を持った。
宝田等(たからだ ひとし)
展子(てんこ)
西宮正蔵(にしみや しょうぞう)
佐伯(さえき)
柿崎 辰巳(かきざき たつみ)
ヒロ
星野(ほしの)
西宮翼朗(にしみや よくろう)
その直後、水人と共に柿崎にさらわれ、覚醒剤を打たれた。それでも翼朗は「水人は自分のものだから、連れて行かないでくれ」と懇願した。解放され、宝田たちに救われたのち、「竜亜会」三代目組長になる貫禄を見せた。
並木水人(なみき みずと)
柿崎にさらわれ、宝田たちに救われた後、生涯翼朗のために生きる覚悟を持った。
宝田等(たからだ ひとし)
展子(てんこ)
西宮正蔵(にしみや しょうぞう)
佐伯(さえき)
柿崎 辰巳(かきざき たつみ)
ヒロ
星野(ほしの)
「空は美しく僕は悲しく」
『少年濡れやすく恋成りがたし[神戸編]-過ちを犯す月-』
2001年、角川ルビー文庫、角川書店
「ナーヴァス」
「少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)」
「過ちを犯す月」
ドラマCD
ドラマCD1
『少年濡れやすく恋成りがたし』
- スタッフ
- 脚本:沙藤いつき
- ディレクター:鳥島和也、長谷川展洋
- 効果:坂本隆
- 音楽:葦澤伸太郎
- プロデューサー:斎藤博志、長谷川展洋、野手英恵、田中彰
- 他キャスト:バーのママ(有馬瑞香)
- 主題歌「DOG WALK」
- 作詞・作曲:中妻尚 / 編曲:芦澤伸太郎 / 歌手:RICHARD
- 脚本:沙藤いつき
- ディレクター:鳥島和也、長谷川展洋
- 効果:坂本隆
- 音楽:葦澤伸太郎
- プロデューサー:斎藤博志、長谷川展洋、野手英恵、田中彰
- 他キャスト:バーのママ(有馬瑞香)
- 作詞・作曲:中妻尚 / 編曲:芦澤伸太郎 / 歌手:RICHARD
ドラマCD2
『少年濡れやすく恋成りがたし2 -彷徨える迷宮-』
- 他キャスト
- 容の家庭教師(神宮司弥生)
- ブラックリストの女(神宮司弥生)
- 主題歌「Truth -本当の愛-」
- 作詞・VOICE:上原麗子 / 作曲・編曲:堀江顕 / 歌手:中沢有里子
- 主題歌「Faithless Moon -不実な月-」
- 作詞:高口里純 / 作曲・編曲:堀江顕 / 歌手:大島信一
- 容の家庭教師(神宮司弥生)
- ブラックリストの女(神宮司弥生)
- 作詞・VOICE:上原麗子 / 作曲・編曲:堀江顕 / 歌手:中沢有里子
- 作詞:高口里純 / 作曲・編曲:堀江顕 / 歌手:大島信一
イメージビデオ
1995年8月1日発売。40分。
主人公の石田欧彦役を演じるのは、美少年コンテストでグランプリとなった佐藤幹雄と、準グランプリとなった大島信一のダブルキャスト。ドラマCDで配役された声優がセリフを入れている。
- スタッフ
- 監督:柏本俊平
- 脚本:沙藤いつき
- キャスト
- 石田欧彦:佐藤幹雄、大島信一
- 並木水人:西守正樹
- 笹生美穂子:倉本千奈美
- 鳴海加乃:上園まひろ
- 雪沢沙絵子:秦由佳
- 主題歌「DOG WALK」
- 作詞・作曲:中妻尚 / 編曲:芦澤伸太郎 / 歌手:RICHARD
- 監督:柏本俊平
- 脚本:沙藤いつき
- 石田欧彦:佐藤幹雄、大島信一
- 並木水人:西守正樹
- 笹生美穂子:倉本千奈美
- 鳴海加乃:上園まひろ
- 雪沢沙絵子:秦由佳
- 作詞・作曲:中妻尚 / 編曲:芦澤伸太郎 / 歌手:RICHARD
『28階に湧くシルクの水』
28階に湧くシルクの水 | |
---|---|
ジャンル | ヤクザ、ボーイズラブ、18禁 |
漫画 | |
作者 | 高口里純 |
出版社 | 電子書籍 |
掲載誌 | 同人誌 |
発売日 | 2000年3月19日 - 2006年8月15日 |
巻数 | 2巻 |
話数 | 10話 |
その他 | 中断 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『28階に湧くシルクの水』(にじゅうはっかいにわくしるくのみず)は高口里純による日本の同人誌で創作発表された漫画作品である。
小説ASUKA1996年10月号掲載の『少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)』で物語れた事件を発端とする外伝漫画が、同人誌「悪態」シリーズにて2000年から2006年にかけて発表された。
「ブクログのパブー」「mixPaper」にて、第一部、第二部がデジタル版で発売されている。#外部リンクを参照。
- あらすじ
第一部
五代組の手打ちのために上京した竜亜会三代目組長・西宮翼朗は、10年前誘拐された柿崎とヒロに再び拉致された。翼朗はヒロに犯されながら柿崎によって全身に刺青を入れられる。翼朗が拉致されたとき海外にいた並木水人は、翌日東京に着き状況を知る。水人は翼朗が監禁されている場所は拉致されたホテル内だと推理し、ホテルに入り込む。刺青を入れ終わり、持病で血を吐き意識を無くした柿崎と、気絶している翼朗を残してヒロはホテルを出る。水人はそのドアの音に気付き、翼朗が監禁されている部屋を突き止め、救い出す。意識を取り戻した翼朗は、傍に水人がいることに安心し眠りについた。
- 登場人物
西宮翼朗(にしみや よくろう)
並木水人(なみき みずと)
柿崎 辰巳(かきざき たつみ)
刺青を入れ終ったあと意識を失った。すぐに逮捕され、西宮翼朗の命令でヤクザに殺された。
ヒロ
西宮加夜子(にしみや かやこ)
伊武(いぶ)
蓮華(れんげ)
書誌情報
- 高口里純『少年濡れやすく恋成りがたし』〈角川書店・ヤングロゼコミックス〉全7巻
- 1992年10月発売、ISBN 978-4-049-28025-8
- 1993年10月発売、ISBN 978-4-049-28040-1
- 1994年6月発売、ISBN 978-4-049-28052-4
- 1995年8月1日発売、ISBN 978-4-049-28067-8
- 1996年4月1日発売、ISBN 978-4-049-28077-7
- 1996年12月1日発売、ISBN 978-4-0492-8084-5
- 1997年8月1日発売、ISBN 978-4-049-28091-3
- [文庫版]高口里純『少年濡れやすく恋成りがたし』〈双葉社・双葉文庫名作シリーズ〉全4巻
- 2005年2月発売、ISBN 4-575-72546-3
- 2005年3月発売、ISBN 4-575-72547-1
- 2005年4月発売、ISBN 4-575-72552-8
- 2005年5月発売、ISBN 4-575-72554-4
- [小説]高口里純『少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)』 〈角川書店・ASUKAノベルス〉全1巻
- 1996年発売、ISBN 4-047-01314-5
- [小説]高口里純『少年濡れやすく恋成りがたし(神戸編)-過ちを犯す月-』〈角川書店・角川ルビー文庫〉全1巻
- 2001年11月発売、ISBN 4-04-443502-2
- 1996年発売、ISBN 4-047-01314-5
- 2001年11月発売、ISBN 4-04-443502-2
関連作品
虹色仮面
叫んでやるぜ!