巡洋艦サラマンダー
舞台:宇宙船,
以下はWikipediaより引用
要約
『巡洋艦サラマンダー』(クルーザー サラマンダー、ISBN 4150303126)は、谷甲州のハードSF『航空宇宙軍史』シリーズの1冊で中編集。発行日は、1989年12月15日。また、表題作および『サラマンダー追跡』と、短編集『火星鉄道一九』収録の『土砂降り戦隊』『ソクラテスの弁明』、短編集『コロンビア・ゼロ』収録の『サラゴッサ・マーケット』に登場する同名の架空の戦闘艦艇。艦籍は外惑星連合軍。母港はガニメデ。
収録作品とあらすじ
『巡洋艦サラマンダー』
『サラマンダー追跡』
『アナンケ迎撃作戦』
『最終兵器ネメシス』
なお、外惑星動乱を描いた作品には第二次世界大戦(特に太平洋戦争)をなぞったような展開を辿るものが多い。
サラマンダーの概要
第一次外惑星動乱開戦前夜、増大する航空宇宙軍の脅威に対抗する手段として外惑星連合が共同開発した正規巡洋艦。外惑星連合軍の主力を占める商船改造の仮装巡洋艦とは異なり、設計の根幹から巡洋艦として開発されたものである。
元々は外惑星動乱前に公開されていたオフィユキ級フリゲート艦を仮想敵として能力を設定していた。実際には最新型のゾディアック級が秘密裏に配備されており、それを知った外惑星連合上層部はその能力に危惧を抱いたものの、最終的にサラマンダーは航空宇宙軍が保有するゾディアック級正規フリゲート艦に匹敵する性能を得ることには成功した。
航空宇宙軍は、生産力に劣る外惑星連合が高性能の正規フリゲート艦を完成させることは不可能であるとして、仮装巡洋艦に対する戦術しか研究していなかった。そのため、もし外惑星連合軍がそのような艦を就役させれば航空宇宙軍には対応がとれず、外惑星連合軍が戦術的に優位に立てると予想された。
就役
サラマンダーの公試航海は開戦時までに間に合わなかった。それもあって、最初の出撃では造船官などの技術者が多数乗艦し絶えず不調の修繕を行う有様だった。それでも、友軍の仮装巡洋艦と共に行った通商破壊作戦で航空宇宙軍の輸送船団に大打撃を与え、航空宇宙軍に戦略の根本的見直しを迫るほどの衝撃を与える。
だが当然の結果として直後から航空宇宙軍の総力を挙げた追撃戦が開始されることになる。「謎の通商破壊艦」として太陽系内に安全に航行できる宙域などないことを誇示して敵戦力を分散させることこそサラマンダーの戦略的価値だが、それを維持するためには性能などを秘匿することが何よりも重要であった。
技術
サラマンダーの開発と建造は外惑星連合を構成する衛星諸国が分担する形をとり、タイタンがエンジンを、ガニメデが船体を、カリストが武装とセンサ類および通信システムを分担開発した。しかし特にエンジン開発の遅れが響き、タイタン降伏までに完成したエンジンは量産前の原型機1機のみであった。サラマンダーにはこれが搭載されたが、タイタンの降伏により以後のエンジン生産が不可能になったため、外惑星連合軍にとってサラマンダーはまさに虎の子の唯一の正規巡洋艦となった。
エンジン
サラマンダーのエンジンは4つのモータで構成されている。だが軸線が固定されている為に推進剤噴射方向の調節が出来ず、1基のモータが効率を落とすと残りの分もそれに合わせなければならなかった。一方で推進剤は仮装巡洋艦や一般商船と同じものを使用するため、外惑星連合の船舶からの補給を受けることが可能であり、その点では運用の柔軟性を考慮した設計であった。
エンジンが船体に与える加速度は1Gを越える。外惑星連合軍の主力である仮装巡洋艦は1G以下であり、それは機動爆雷を主攻撃手段とする宇宙間での直接的な戦闘力の差として現れた。
乗員
シュルツ大佐
武末中佐
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