希望ヶ丘の人びと
以下はWikipediaより引用
要約
『希望ヶ丘の人びと』(きぼうがおかのひとびと)は、重松清の小説。
小学館の『週刊ポスト』において、2006年12月8日号から2008年5月23日号まで連載された。小学館から2009年に単行本、2011年に小学館文庫版(上下巻)が発売された。2015年には、講談社から講談社文庫版(上下巻)が発売された。
がんで妻を亡くした男性が子供2人と共に、妻が暮らしていた町で再出発したものの、上手く町になじめずに苦悩しながらも、町の人たちとの交流を深めていく物語である。
2016年、WOWOWでテレビドラマ化された。
あらすじ
田島は、この春に中学3年生になる娘の美嘉、小学5年生になる息子の亮太と一緒に、「希望ヶ丘」という街に引っ越してくる。2年前、妻の圭子に子宮がんが見つかり、静かに息を引き取った。圭子は生前、小学5年生から中学3年生まで過ごした希望ヶ丘に帰りたがっていた。美嘉と亮太が、「お母さんの好きだった街に住みたい」と提案したのだった。
田島は希望ヶ丘で進学塾を開く。希望ヶ丘には今も、圭子の親友の藤村香織、圭子が通っていた書道教室の先生・本條瑞雲、圭子に片思いしていた宮嶋、そして圭子の初恋の人・エーちゃんが暮らしていて、田島は彼らと交流を深めていく。
しかし、塾の生徒は一向に集まらない。田島は不良が集まる湾岸中学校の生徒・マリアから、「希望ヶ丘はダメになっていく子には冷たい街」と聞かされる。ほどなくして美嘉も、希望ヶ丘のことを「あんまり好きじゃない」と言い出す。田島はニュータウン・希望ヶ丘が抱える問題に向き合っていく。
登場人物
「私」 / 田島(たじま)
書誌情報
- 単行本:2009年1月、小学館、ISBN 978-4-09-379797-9
- 文庫本:2011年5月、小学館文庫、ISBN 978-4-09-408612-6(上) / ISBN 978-4-09-408613-3(下)
- 文庫本:2015年11月、講談社文庫、ISBN 978-4-06-293258-5(上) / ISBN 978-4-06-293259-2(下)
テレビドラマ
2016年7月16日から8月13日まで毎週土曜 22時 - 23時にWOWOWプライムの「連続ドラマW」で放送された。全5話。主演は沢村一樹。
キャスト
- 田島徹 - 沢村一樹
- 田島圭子 - 和久井映見(中学時代:ついひじ杏奈)
- 田島美嘉 - 桜田ひより
- 田島亮太 - 二宮慶多
- 藤村 - 六角精児
- 藤村香織 - 伊藤かずえ(幼少期:星屋美羽)
- 宮嶋 - 宮川一朗太
- 宮嶋里美 - 中島ひろ子
- 吉岡 - やついいちろう
- 本條瑞雲 - 平泉成
- 本條チヨ - 岩本多代
- 阿部和博 - 寺脇康文
スタッフ
- 原作 - 重松清 『希望ヶ丘の人びと』(講談社文庫刊)
- 脚本 - 岡田惠和
- 監督 - 深川栄洋
- 音楽 - 平井真美子
- プロデューサー - 岡野真紀子(WOWOW)、渡辺亮介(大映テレビ)
- 制作協力 - 大映テレビ
- 制作著作 - WOWOW
放送日
各話 | 放送日 |
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第一話 | 7月16日 |
第二話 | 7月23日 |
第三話 | 7月30日 |
第四話 | 8月 | 6日
最終話 | 8月13日 |
関連商品
DVD・BD
『希望ヶ丘の人びと』Blu-ray/DVD BOX
サウンドトラック
WOWOW 連続ドラマW『希望ヶ丘の人びと』オリジナルサウンドトラック
発売:2016年8月12日。
WOWOW 連続ドラマW 土曜オリジナルドラマ | ||
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〜good good the fortune cat〜 (2016年6月11日 - 7月9日) |
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(2016年7月16日 - 8月13日) |
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(2016年8月20日 - 9月10日) |