小説

幽霊たち


舞台:ニューヨーク市,

主人公の属性:探偵,



以下はWikipediaより引用

要約

『幽霊たち』(ゆうれいたち、Ghosts)は、1986年に刊行されたポール・オースターの小説。『ガラスの街』、『鍵のかかった部屋』に並ぶニューヨーク三部作の第2作である。柴田元幸による日本語版翻訳が新潮社より刊行されている。また、2011年には、佐々木蔵之介主演で舞台化された。

あらすじ

1947年、ニューヨーク。ある日、私立探偵ブルーは、ホワイトという男から、必要がなくなるまでブラックという男を監視し、次の指示があるまで週1回報告書を自分に送り続けるよう依頼される。そこで、ブルーは、ホワイトが借りたブラック宅の真向かいにあるアパートの一室に住み込み、双眼鏡で監視を始めるが、ブラックは読書をしたり書き物をしたりするだけで、事件らしい事件は起こらない。ホワイトの指示も一向に来ない。婚約者オレンジにもずっと連絡できないまま、何も起こらない時間ばかりが過ぎてゆく。

やがて、ブラックの監視を始めて1年が過ぎた頃、ブルーは「ブラックの正体は実はホワイトで、見張られているのはむしろ自分なのではないか」という疑念を抱き始める。 そんなブルーは遂に決心し、ブラックの部屋に潜り込む。そして、そこでブルーが発見した物とは……。

登場人物
特徴
  • 登場人物の名前は歴史上の人物を除いて、全て色の名前が付いたものである。
  • 小説の地の文は過去形が普通だが、本作品はほとんど全てを現在形で通した。
舞台劇

2011年6月から7月にかけてPARCO劇場(ほか、地方公演有り)において、本作を原作とした舞台劇が上演された。主演は佐々木蔵之介、構成・演出は白井晃。

白井演出によるオースター作品の舞台化は、『ムーン・パレス』(2001年初演)、『偶然の音楽』(2005年初演・2008年再演、主演:仲村トオル)に続いて3作目である。また、ニューヨーク三部作の他2作(『ガラスの街』、『鍵のかかった部屋』)のモチーフも入れ、物語に膨らみを持たせている。

キャスト
  • ブルー - 佐々木蔵之介
  • ホワイト/ブラック - 奥田瑛二
  • オレンジ/ヴァイオレット 他 - 市川実日子
  • レッドマン 他 - 有川マコト
  • グレー/グリーン 他 - 細見大輔
  • ゴールドの少年 他 - 斉藤悠
  • ブラウン 他 - 原金太郎
スタッフ
  • 構成・演出:白井晃
  • 音楽:三宅純
  • 振付:小野寺修二
  • 制作協力:ケイファクトリー
  • 企画・制作:パルコ