小説

必殺 お捜し人




以下はWikipediaより引用

要約

必殺 お捜し人(ひっさつ おさがしにん)は小林めぐみによる日本のライトノベル。イラストはひさいちよしき。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)刊。1996年から1999年にかけて全9巻が刊行された。

概要

近世~近代ヨーロッパ風の世界を舞台に、「捜し屋」の少年ウィルが、幼なじみのマギー、バズとともに難題に挑む。考古学、紋章学、宗教、絵画芸術、オカルトなど巻ごとに異なる要素を取り込んでいる。

1~3巻はウィルたちの故郷である農村ヨルカ村、4巻以降は王都ゼフィッツィを拠点としてよりスケールの大きな話が展開された。

『白蛇の迷宮』あとがきによると、カナダのホームドラマ「アボンリーへの道」を観て、子供が大騒ぎして、彼らを取り巻く大人が慌てふためく話を書こう!と思ったとのこと。

同じく『世界の終末』あとがきでは「分かりやすい文章で、分かりやすい設定で、おもしろい話を」「子供向けを意識して、でも、大人でも楽しめる要素を入れよう」「「剣と魔法」じゃないファンタジー」「不思議がはっきりと肯定されるのでも、かたくなに否定されるのでもない、中途半端な、現実とよく似たこの世界」とこのシリーズについて述べている。

主な登場人物

ウィル・ゴーダ

十二歳。祖父と二人で暮らしている「捜し屋三代目」。お調子者だが頭は切れる。自分と祖父を置いて、借金を残したまま蒸発した父を恨んでいる。
マギー・ディーバ

ウィルの幼なじみ。村長の孫娘。ウィルのことが好き。明朗快活な性格。世の恋人たちを応援する「エンゼル・ハートクラブ」主宰。
バズ・フェナット

ウィルの幼なじみ。医者の息子。勉強のし過ぎか分厚い眼鏡をかけている。マギーのことが好きで、ウィルをライバル視している。やや気弱で運動神経が鈍い。
エドウィン・ゴーダ

ウィルの祖父。考古学者兼捜し屋。仕事の都合上、王都ゼフィッツィ、南部最大の都市ヒューゴ、ヨルカ村にある三つの家を転々としている。
トリック・ゴーダ

ウィルの父。天才トレジャーハンター。
ハワード・イコナ

大学の考古学教授。その裏の顔は、現代科学を混乱させるオーパーツをこの世から抹消することを目的とする「奇蹟ハンター」。エドウィンからはなぜか「コーヒー野郎」と呼ばれている。
シンシア・ラズボーン公爵

この国でもっとも力のある人間の一人。大貴族であり資産家。ゴーダ家のスポンサー。独身の美女。子供好き。

既刊リスト
文庫未収録
  • 聖母の香水(『月刊ドラゴンマガジン』1997年04月号)