怒り (小説)
以下はWikipediaより引用
要約
『怒り』(いかり)は、吉田修一の小説である。
2016年9月に監督李相日、主演渡辺謙で映画化された。
概要
『読売新聞』朝刊に2012年10月29日から2013年10月19日まで連載された後、加筆修正され2014年1月25日に上・下編の二部構成で中央公論新社から同日発売された。執筆のきっかけとなったのはリンゼイ・アン・ホーカー殺害事件である。
あらすじ
八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人は逃走した。1年後、房総、東京、沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、それなりの人間関係が作られていく。ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後のモンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、それぞれの人間関係に揺らぎが生まれはじめる。
映画
監督・脚本は李相日、主演は渡辺謙で2016年9月17日に公開。李が吉田修一の作品を映画化するのは、興行収入19億円超のヒット作となった『悪人』に続き2度目。『許されざる者』以来のタッグとなる主演の渡辺謙をはじめ、『悪人』で主演を務めた妻夫木聡や三浦貴大、松山ケンイチ、宮崎あおいやオーディションで選ばれた広瀬すず、新人の佐久本宝などが出演している。
第41回トロント国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門、第64回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門出品作品。
キャスト
- 千葉編
- 槙 洋平 - 渡辺謙
- 槙 愛子 - 宮崎あおい
- 田代 哲也 - 松山ケンイチ
- 明日香 - 池脇千鶴
- 樽本 - 田中隆三
- 大吾 - 笹岡サスケ
- オーナー - 有福正志
- 東京編
- 藤田 優馬 - 妻夫木聡
- 大西 直人 - 綾野剛
- 藤田 貴子 - 原日出子
- 薫 - 高畑充希
- 克弘 - 日向寺雅人
- 大貴 - 海老澤健次
- アキラ - 美洋煌
- 沖縄編
- 田中 信吾 - 森山未來
- 小宮山 泉 - 広瀬すず
- 知念 辰哉 - 佐久本宝
- 泉の母親 - 粟田麗
- 辰哉の父 - 高宮城実人
- 辰哉の母 - 犬養憲子
- 米兵 - マイキー、ボビー・ジュード
- 母と娘(児童公園の近くに住む) - 亀山愛、亀山百伽
- その他
- 南條 邦久 - ピエール瀧
- 北見 壮介 - 三浦貴大
- 早川 - 水澤紳吾
- 司会者 - 赤江珠緒
- 尾木 里佳子 - 須藤温子
- 尾木 幸則 - 大谷幸広
- 第4の山神 - 青柳尊哉
- 刑事 - カン・ソンヒョ
- キャスター - 片野晴道
- アナウンサー - 山口真孝
- 槙 洋平 - 渡辺謙
- 槙 愛子 - 宮崎あおい
- 田代 哲也 - 松山ケンイチ
- 明日香 - 池脇千鶴
- 樽本 - 田中隆三
- 大吾 - 笹岡サスケ
- オーナー - 有福正志
- 藤田 優馬 - 妻夫木聡
- 大西 直人 - 綾野剛
- 藤田 貴子 - 原日出子
- 薫 - 高畑充希
- 克弘 - 日向寺雅人
- 大貴 - 海老澤健次
- アキラ - 美洋煌
- 田中 信吾 - 森山未來
- 小宮山 泉 - 広瀬すず
- 知念 辰哉 - 佐久本宝
- 泉の母親 - 粟田麗
- 辰哉の父 - 高宮城実人
- 辰哉の母 - 犬養憲子
- 米兵 - マイキー、ボビー・ジュード
- 母と娘(児童公園の近くに住む) - 亀山愛、亀山百伽
- 南條 邦久 - ピエール瀧
- 北見 壮介 - 三浦貴大
- 早川 - 水澤紳吾
- 司会者 - 赤江珠緒
- 尾木 里佳子 - 須藤温子
- 尾木 幸則 - 大谷幸広
- 第4の山神 - 青柳尊哉
- 刑事 - カン・ソンヒョ
- キャスター - 片野晴道
- アナウンサー - 山口真孝
スタッフ
- 原作 - 吉田修一『怒り』(中央公論新社刊)
- 監督・脚本 - 李相日
- 音楽 - 坂本龍一
- 主題曲 - 坂本龍一 feat.2CELLOS
- 劇中歌 - 池内ヨシカツ
- 製作 - 市川南
- 共同製作 - 中村理一郎、弓矢政法、川村龍夫、髙橋誠、松田陽三、吉村治、吉川英作、水野道訓、荒波修、井戸義郎
- エグゼクティブ・プロデューサー - 山内章弘
- 企画・プロデュース - 川村元気
- プロデューサー - 臼井真之介
- ラインプロデューサー - 鈴木嘉弘
- プロダクション統括 - 佐藤毅
- 撮影 - 笠松則通
- 照明 - 中村裕樹
- 録音 - 白取貢
- 美術 - 都築雄二、坂原文子
- 編集 - 今井剛
- 衣装デザイン - 小川久美子
- ヘアメイク - 豊川京子
- サウンドエフェクト - 北田雅也
- スクリプター - 杉本友美
- キャスティング - 田端利江
- 助監督 - 竹田正明
- 音楽プロデューサー - 杉田寿宏
- 配給 - 東宝
- 製作プロダクション - 東宝映画
- 制作協力 - ドラゴンフライ
- 製作 - 「怒り」製作委員会(東宝、電通、ジェイアール東日本企画、ケイダッシュ、KDDI、読売新聞社、中央公論新社、日本出版販売、ソニー・ミュージックエンタテインメント、GYAO、中日新聞社)
封切り
全国324スクリーンで公開され、2016年9月17日・18日の初日2日間で興収2億3300万円、動員17万人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった。
受賞
映画
- 第40回山路ふみ子映画賞 (2016年)
- 山路ふみ子映画賞
- 山路ふみ子女優賞:宮崎あおい
- 第41回報知映画賞(2016年)
- 監督賞:李相日
- 助演男優賞:綾野剛(『怒り』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『64-ロクヨン- 前編/後編』)
- 第29回日刊スポーツ映画大賞
- 助演男優賞:妻夫木聡(『怒り』『ミュージアム』)
- 助演女優賞:宮崎あおい(『怒り』『バースデーカード』)
- 第90回キネマ旬報ベスト・テン(2017年)
- 日本映画ベスト・テン 第10位
- 第40回日本アカデミー賞
- 最優秀助演男優賞:妻夫木聡
- 優秀作品賞
- 優秀監督賞:李相日
- 優秀脚本賞:李相日
- 優秀主演女優賞:宮崎あおい
- 優秀助演男優賞:森山未來
- 優秀助演女優賞:広瀬すず
- 新人俳優賞:佐久本宝
- 優秀撮影賞:笠松則通
- 優秀照明賞:中村裕樹
- 優秀美術賞:都築雄二、坂原文子
- 優秀録音賞:白取貢
- 優秀編集賞:今井剛
- 第26回東京スポーツ映画大賞
- 助演男優賞:綾野剛
- 助演女優賞:広瀬すず
- 第48回照明技術賞
- 映画部門 優秀照明賞:中村裕樹
- 山路ふみ子映画賞
- 山路ふみ子女優賞:宮崎あおい
- 監督賞:李相日
- 助演男優賞:綾野剛(『怒り』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『64-ロクヨン- 前編/後編』)
- 助演男優賞:妻夫木聡(『怒り』『ミュージアム』)
- 助演女優賞:宮崎あおい(『怒り』『バースデーカード』)
- 日本映画ベスト・テン 第10位
- 最優秀助演男優賞:妻夫木聡
- 優秀作品賞
- 優秀監督賞:李相日
- 優秀脚本賞:李相日
- 優秀主演女優賞:宮崎あおい
- 優秀助演男優賞:森山未來
- 優秀助演女優賞:広瀬すず
- 新人俳優賞:佐久本宝
- 優秀撮影賞:笠松則通
- 優秀照明賞:中村裕樹
- 優秀美術賞:都築雄二、坂原文子
- 優秀録音賞:白取貢
- 優秀編集賞:今井剛
- 助演男優賞:綾野剛
- 助演女優賞:広瀬すず
- 映画部門 優秀照明賞:中村裕樹
関連作品
- 小説『怒り』と映画『怒り』 吉田修一の世界(2016年7月21日、中央公論新社、著:吉田修一 ほか )