怪奇警察サイポリス
ジャンル:アクション,
題材:妖怪,鬼,変身ヒーロー,エクソシスム・悪霊ばらい,
以下はWikipediaより引用
要約
『怪奇警察サイポリス』(かいきけいさつサイポリス)は、上山道郎による日本の漫画作品。『別冊コロコロコミック』(同)に1991年8月号から同年10月号まで掲載され、『月刊コロコロコミック』(小学館)にて、1992年1月号から1995年7月号まで連載された。単行本はてんとう虫コミックスから全9巻。2010年に「コロコロコミック アーカイブズ」としてコミックパークにてオンデマンド印刷の受注販売を開始。2016年からマンガ図書館Zにて無料公開されている。
呪いや、悪霊・妖怪などが引き起こす怪奇な事件を解決するための秘密警察「サイポリス」に所属する少年戦士・鬼塚勇気が、仲間やライバルと出会いながら、数々の強敵達と激闘していく物語である。
2016年8月(2016年10月号)より『月刊ヤングキングアワーズGH』(少年画報社)にて、設定の一部を引き継いだ作品『オニヒメ』が連載されていた。単行本はヤングキングコミックスから全3巻(全16話)。
あらすじ
第1部・魔界激闘編
第2部・世界激闘編
登場人物・妖怪
主人公とその仲間
サイポリスのメンバー
鬼塚 勇気(おにづか ゆうき)
主人公。鬼と人間のハーフで、鬼の姿に元身(変身)することが出来る。
日本サイポリスの戦士の中では、トップクラスの力を持つ。第1部では14歳の中学生であり、新聞部の部長。
普段は冷静で口数は少ないが、自分が正しいと思うことを貫き通す意志の強さと正義感を持った少年。優しき心と父親から受け継いだ鬼の力で妖怪達を退治する。凶魎派を倒した後は父・勇馬と共に2年にも渡る魔界での修行の旅に出かける。この旅で多くの経験を積み、第2部では炎を操る仙術や二次元化能力による平面空間に潜む敵への干渉、核爆発を抑えこみ自身の霊力として変換するなど、様々な新能力を駆使するようになる。作中終了時点で座天使(スローンズ)級の力を持つ。
25年後の世界を描いた「オニヒメ」では娘である愛をもうけているが、第一部終了時点では母親(妻)は不明。強くなりすぎた自身の力を7枚の剣豪ディスクに封印しているが、エージェントとしての仕事は続けており、現在は極秘の任務に就いている。
金田 邦重(かねだ くにしげ)
サイポリスの装備・メカニックの担当であり、勇気とコンビを組んで妖怪退治を行う。戦前、軍医として満州にいた頃、劉老師と出会い、師事。帰国後、日本サイポリスを創設する。勇気達からは「金田博士」と呼ばれている。年齢は80歳過ぎ。劉老師の元での修行で龍人族の目(龍眼)を手に入れ龍神族として生きる事も出来たが、龍人族は寿命が人間の4倍である為、時を重ねると自分を知る者が先に死んでいってしまうのを嫌い、龍眼を封印する眼鏡を自ら開発し、これを付けることで人間として生きていた。しかし、勇気が袁翁の罠に嵌り、窮地に陥ったのを助ける為、また自らも偃鬼童により深手を負わされた為、眼鏡を美虎に外させ、龍眼を発動。龍人族になる。龍神族は人間の4倍の寿命を持つため、人間でいえば20歳くらいに戻った。若い頃はカッコよかったのを勇気に滅茶苦茶に驚かれた。その後、若い頃の付き合いが縁で、九龍の姉の小鈴に押される形で、小鈴と結婚する。
前述の修行「龍眼儀礼法」を達成し過去に滅びた龍人族・八岐龍族の神官となっており、小鈴との結婚で新たに一族を構える形となっている。余談だが、博士が成し遂げた龍眼儀礼法は本来結婚など縁組の際に龍人以外の種族を一族に招き入れるために行われる儀式。
神和住 京子(かみわずみ きょうこ)
劉 源信(りゅう げんしん)
日本サイポリス、アメリカン・サイポリスなど全サイポリスの最高師範。自身のデータを知られることは敵に弱点をさらすことになるという理由で本名・年齢や詳しい経歴等は不明としている。金田博士と満州で会った時からその容姿は変わっていないが、年齢は少なくとも100歳を超えていると自分で明言した。その戦闘能力は、勇気と初めて会った時点では鬼に元身していた勇気を圧倒するほどであり、未だ計り知れない。勇気たちからは「劉老師」と呼ばれている。金田博士の師であり、劉老師との出会いがサイポリス結成のきっかけとなった。サイポリスメンバーに受け継がれた「汝の魂に幸いあれ」の精神も、劉老師の例え敵対した相手であってもその魂の安息を願う教えから来ている。
正体は4500年前の聖書時代に存在したノア。
九龍(くりゅう)
学天則 葛丸一號(がくてんそく かずらまるいちごう)
一般人
三原 千夏(みはら ちなつ)
鬼塚 君江(おにづか きみえ)
凶魎派
人間界征服を企む魔界の妖怪集団。征服のために邪魔な存在であるサイポリスの抹殺、および鬼でありながら同族の妖怪達を退治する勇気を標的にする。
四柱王
東の将、袁翁(えんおう)
南の将、凱羅(ガイラ)
西の将、夜玖沙(ヤクシャ)
不死身(無限の再生能力を持つ)。錬金術でどんなもの(金、武器 等)でも作り出せる。人間界で生きていたが、錬金術によって恐怖で逃げたり、堕落する人々に絶望して魔界に移る(単行本ではより緻密に過去が描かれ、たった一人だけ夜玖沙自身を愛した男性もいたが、彼女の力を欲する時の皇帝によって捕らわれ、拷問の末に殺された、というシーンが追加された)。総帥の絶対的な力だけが自分を殺せると考えて従っていた。京子との戦いで過去へのこだわりから脱する。合流したシルバー・ライトニングの右腕を治療した際に半分思いつきの様なノリで主君とされ「姫」と呼ばれた際にはあわてていた。
白虎の弓・弦吼を持つが、京子に敗れた際に寧瑠を通じて譲り渡された。
五皇神
第2部に登場。「悪徳の魔神」と呼ばれる5体の魔神。人間の悪の心のエネルギーを集め、絶望の虚無神メギドを復活させようとしている。それぞれが神次元(ディメンション)と呼ばれる空間を創造し、支配することが出来る。
- 神次元(ディメンション) - 魔神の意思が作り出す異空間。その中では魔神の定めたルールでのみ戦うことが出来る。魔神を攻撃することは出来ず、また攻撃を受けることもない。
十二獄将
その他の妖怪
鬼塚 勇馬(おにづか ゆうま)
勇気の父親であり、魔界の鬼。魔界の先兵として人間界征服計画を遂行するためにやってきた。しかし人間である君江と心を通わせてしまったことが原因で、魔界の裏切り者として処刑されたと思われていた。
しかし、以前から鬼の持つ潜在能力に興味を持っていた袁翁によって魔醒角(ませいかく、心の中の魔〈悪〉を呼び醒ます角)を植え付けられ凶魎派総帥に祭り上げられていた。
心を悪に偏らせた事で地獄の神である鬼の力をほぼ100%引き出されており、四神招来器を得た勇気たち四人をたった一人で圧倒する。だが、京子の瑠璃光姫によって託された仲間たちの力と心を受け取った勇気の手で魔醒角を折られて正気を取り戻した。その後、自身の罪を清算する旅に出る。第2部までの2年間は勇気が同行していたが、妻の許へ帰還したかは不明。
比連鳥(ひれんちょう)
サイポリスの組織・仕組み
サイポリスとは
サイポリスの組織構成
「オニヒメ」におけるサイポリスのその後について
サイポリスの装備
霊剣・周天丸(れいけん・しゅうてんまる)
霊槍・瑠璃光姫(れいそう・るりこうき)
サイ・セイバー
心霊銃(ハートガン)
霊波感知アンテナ
サイ・ビークル
精神波同調装置(サイキックシンクロナイザー)
四神招来器(ししんしょうらいぎ)
凶魎派・四柱王が所持していたが、サイポリスの戦士たちに受け継がれる。