恐竜大戦争アイゼンボーグ
以下はWikipediaより引用
要約
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』(きょうりゅうだいせんそうアイゼンボーグ)は、1977年10月7日から1978年6月30日まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)で毎週金曜19:30 - 20:00に放送された特撮・アニメ番組である。円谷プロダクション制作。全39話。
概要
『恐竜探険隊ボーンフリー』『恐竜戦隊コセイドン』と合わせて「円谷恐竜三部作」と称されるシリーズ作の第2作。第1作の『ボーンフリー』と同様、キャラクター部分はアニメ、恐竜や巨大ヒーローの活躍場面は特撮実写で製作された。企画は前作の続編として円谷プロダクションと旭通信社との間で企画されていたが、広告代理店が東急エージェンシーに代わり、放送局もNETから東京12チャンネルに移動した。
前作『ボーンフリー』では恐竜の保護を中心としたことで戦闘描写をしづらくなった反省から、恐竜を人類の敵として描き、それに対して主人公のアイゼンボーグ率いるD戦隊が立ち向かうという設定となっている。また、特撮も前作でスケジュールを圧迫していたモデルアニメーションから着ぐるみを中心としたものになった。
本作品企画当初は主役が男女によるコンビという設定は無かったが、タイトルを付ける時にトミーの高橋靖男がまずドイツ語で鉄を意味する「eisen(アイゼン)」から「アイゼンボーグ」のタイトルを決め、そこから主人公の二人の名を「愛」と「善」にし、兄妹のキャラクター設定を作っていった。
立花兄妹は合体(アイゼンクロス)することにより戦闘形態である「アイゼンボーグマン(劇中では未呼称)」となり、その際のエネルギーによりアイゼンI号は超戦闘マシン・アイゼンボーグ号に変形する。だが、視聴率不振などのため、第18話からはテコ入れとして愛の超能力でアイゼンボーグマンとアイゼンボーグ号が合体し、男女2人の合体によって巨大ヒーロー「アイゼンボー」が登場する。敵についても、「恐竜軍団を率いる恐竜の長」から、「怪獣を使い地上を侵略しようとする恐竜魔王」への交代といった路線変更がなされている。
ドラマ性に関しては、当初は主人公の愛と善の2人の兄妹愛を軸に比較的シリアスなストーリーを展開していたが、番組後半からコメディ色が強くなり、唐突にピンク・レディーの「UFO」の曲にあわせて恐竜が踊るというお遊び的なシーンが入る話(第19話)や、敵側の視点から徹底したコメディとして作られた第30話のようなエピソードもみられた。その一方、シリーズを通して恐竜帝王ウルルや恐竜魔王ゴッテス、調教師ソビーナによってやむを得ず地上侵略を行う恐竜の悲劇を描いたシリアスなドラマも描かれた(第6話など)。鳥居博士の知り合いの映画監督が自らの撮影所(東宝撮影所がモデル)でD部隊をモチーフにした特撮映画を撮影するメタフィクション的な話もあった(第37話)。超能力者の温和な博士が実は花畑で暴走族に娘をひき逃げされ、その悲しみに囚われ知らない間に恨みや怒りが超能力怪獣を生みそれを恐竜軍団に漬け込まれたという36話のストーリーは、1年後の『ウルトラマン80』の妄想ウルトラセブンのストーリーに取り入れられた(こちらで暴走族にひき逃げされたのは小学生の少年である)。
後年には日本国外でも放送されたが、中東では皇太子すら大ファンとなったため、彼らの政策のもとで新たにプロジェクトが立ち上げられている。詳細は#帰ってきたアイゼンボーグを参照。
路線変更について
もともと本作品は、恐竜が狂暴化したために防衛組織へ変わったボーンフリー隊を描く「ボーンフリーII」の企画が元で誕生した作品である。また、スーパーメカニック、ひいては巨大ヒーロー全体の新たな地平を目指すべく、アイゼンボーグ号を単なるメカではなく巨大ヒーローとして描写した。しかし放映途中、スタッフにより「恐竜は子供たちにとって愛すべき動物であり、邪悪な怪獣として描きにくい」、「やはりスーパーメカニックを巨大ヒーローとして描くのには無理があった」などの問題が指摘され、巨大ヒーロー・アイゼンボーや恐竜魔王が登場する展開へ変更されたとされる。
ストーリー
1986年、七千万年前に絶滅したはずの恐竜たちが、超能力を持って蘇り人類に宣戦を布告した。事故で重傷を負いサイボーグとなった立花愛と善の兄妹は、地球上のあらゆる生物による攻撃から人類を守るプロジェクトチーム・D戦隊の仲間たちとともに戦闘マシンを駆って恐竜軍団に立ち向かう。やがて戦いは新たな敵、恐竜魔王ゴッテスや戦闘巨人アイゼンボーの参戦で、より激化することとなった。
登場人物
D戦隊
共通の形状の制服を着用するが、善は赤、愛は緑のスーツを着ている。
立花 善
1年前、父が進めていた対恐竜戦闘車の開発中に事故に巻き込まれ、鳥居博士によってサイボーグとして蘇生した。冷静な判断と熱い心を併せ持っている。愛とクロスすることによってアイゼンボーグマンになる。母は愛を産んで間もなく病死、父は一年前の事故の際に死亡している。サイボーグである善と愛は、人間以上の聴覚と、深海の水圧にも耐えられる丈夫な体を持つ。目には赤外線アイを、右手首に通信機を内蔵している。鳥居博士以外のD戦隊のメンバーは皆、光線銃を携帯し、制服の右肩に赤外線ライトを装備している。体を損傷した状態でアイゼンクロスを行うと、体に強い負担がかかる。また、体が強い磁力を帯びるとクロスしても弾かれてしまう。戦いの後、愛と共に宇宙の平和のために旅立った。
立花 愛
神原 五郎
鳥居博士
恐竜軍団(怪獣軍団)
地底の大空洞で密かに生息していた恐竜たちが、暗黒星雲・ガザリヤ星人であるゴッテスの手によって強制的に地球征服の尖兵にされ、地上に現れた軍団。母星である70光年彼方のレグルス系の惑星ガザリヤ星の水資源が枯渇したため、よく似た環境の地球を植民星にすることがゴッテスたちの侵略目的だった。1億年もの間に独自の進化を遂げ、防衛軍の最新鋭兵器が通用しない頑強な肉体を誇り、火炎の息や怪光線といった超能力を身につけている。目から放つ光線により、犬やコウモリなどの動物を赤く変色させ、凶暴化させる能力を持つ。この能力に操られた動物はカラージュと呼ばれ、強い電気ショックを受けるか、操っていた恐竜が倒されると元に戻る。尖兵として改造された恐竜は目が赤い。第19話までの恐竜が進化した怪獣は、恐竜と認識されているが、第20話のギラーはサイボーグ、第21話のガルウ以降はより完全な怪獣として改造された設定となった。最終決戦後は、ゴッテスが倒されゴッテスの支配下から解放されたことに喜びながら大人しく自分たちの世界へと帰り、出入り口はD戦隊によって塞がれた。
恐竜帝王ウルル
恐竜軍団のボスである巨大なティラノサウルス。IQ300の頭脳と超能力を持つ。目から出す赤い光線は恐竜たちに動物を操る能力を与える。口から炎と電撃を放つ。恐竜たちを操って帝国を築き、人類を攻撃する。第19話で度重なる失敗でゴッテスの怒りを買い、直々に戦いを挑むよう命じられD戦隊と戦うも、アイゼンボーグ号のアイゼンクロスカッターで首を斬られ戦死、その後ゴッテスの部下にすぎなかったことが判明した。口から二手に分かれる破壊光線を放ち、アイゼンボーグ号を爆発寸前に追い込む。その際、ピンク・レディーの「UFO」をBGMに踊り出す場面がある。
着ぐるみは映画『極底探険船ポーラーボーラ』に使用されたティラノサウルスの流用。
恐竜魔王ゴッテス | |
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身長 | 2 - 50 m |
体重 | 100 kg - 3万 t |
恐竜魔王ゴッテス
第12話から声のみで初登場。第13話から18話までは巨大な2つの眼として恐竜帝国のウルルのいる地底空洞の部屋の壁面に現れ声で指令を送り、第19話から実態を表した。第18話までは単に「恐竜魔王」と呼称されていた。帝王ウルルの陰で暗躍していたガザリヤ星人の侵略者。帝王ウルルの度重なる失敗に業を煮やし、直々に戦いを挑むよう命じる。帝王ウルルが倒された後、海岸で善と愛の前に現れてD戦隊に挑戦の意図を述べ、帝王ウルルは自身の部下にすぎないことを明かした。帝王ウルルの死後は恐竜を怪獣に改造し、手に持った鞭で暴れさせた。胸のペンダントがある限り、何度倒されても復活できる。最終話で、スペリオ星人ムサシにペンダントの表面を覆い隠され、復活できぬままアイゼンボービッグファイヤーを受けて爆死した。
魔女ゾビーナ | |
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身長 | 2.2 - 52 m |
体重 | 90 kg - 2万8千 t |
恐竜については、『恐竜探険隊ボーンフリー』の人形アニメモデルが構成員として登場している。また『ファイヤーマン』から数多くの怪獣たちの登場シーンのフィルムが、第1話における恐竜軍団の復活シーンや初期OP映像などに流用されている。
その他
ムサシ | |
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身長 | 1.79 m |
体重 | 65 kg |
銀河連邦獣ゴールダ | |
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身長 | 0 - 55 m |
体重 | 0 - 2万 t |
登場メカ
アイゼン号
アイゼンI号 / アイゼンボーグ号
主要な武器は機体前面下部に装着された鎖鉄球アイゼンボール×2(「キック!」の掛け声と共に発射する。電流を流すことも可能)、地対空ミサイル6×2、本体上部の万能砲(レーザー砲、電子ショック砲、ロケット砲、銛砲、電磁ネット砲、スモーク弾、照明弾、吸盤付きチェーン、冷凍光線、冷凍液、超低温ロケット、敵を浮遊させる気球爆弾)、前部のハッチを開いて発射する地上魚雷(35話)など。立花善と愛が合体したアイゼンボーグマンが操縦する。3分30秒の間しか活動不可能でリミットが迫るとサイドのカラーチェッカーが赤く点滅する。第19話ではウルルの破壊光線で大ダメージを受けたため、制御回路になった愛はオーバーヒートを起こし、機体も爆発寸前だったが、高圧線に体当たりして直接電力エネルギーを補給するという荒技を披露し(その代償として、愛の回路が損傷した)、第32話でも高圧線からエネルギーを補給した。
角ばった印象のアイゼンI号から流線型のアイゼンボーグ号への変形表現は、ミニチュアの機械的なギミックではなく多様な映像表現で描写された。
初期にはアイゼンI号にアイゼンボーグ号のイメージが残像を伴ってオーバーラップする形で表現され、後にアイゼンI号のミニチュアが、光学合成を伴った大胆なアニメーション的表現で文字通りの「変身」を見せた。
キャリーボーイン
主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ:「戦え! アイゼンボーグ」 作詞:高木あきら / 作曲・編曲:津島利章 / 歌:サニー・シンガーズ、西六郷少年少女合唱団
- エンディングテーマ:「誓いの兄妹」 作詞:高木あきら / 作曲・編曲:津島利章 歌:西六郷少年少女合唱団
- 挿入歌(第39話):「小さな出発」 作詞:満田かずほ / 作曲:子門真人 / 編曲:福井峻 /歌:朝霧マチ(現:葛城ユキ)※1973年のオリジナル曲の流用
主題歌2曲を収録したレコードは、ポリドール・レコード(現:ユニバーサル ミュージック合同会社)から発売された。
スタッフ
- 総指揮:円谷皐(1〜2話)
- 企画:東急エージェンシー、円谷プロダクション
- 原案:内山伊史、高橋靖男(東急エージェンシー)、円谷皐(円谷プロダクション)
- プロデューサー:新美隆雄、石川博(東京12チャンネル)、松島忠(東急エージェンシー)、円谷粲、大木淳(円谷プロダクション)
- 脚本:阿部桂一、山浦弘靖、高際和雄、田口成光、平山公夫、若槻文三、平野靖司
- 音楽:津島利章
- 実写撮影:佐藤貞夫、石山信雄
- 照明:伊藤裕二
- 操演:白熊栄次、岸浦秀一
- 実写美術:山口修、小川富美夫
- 編集:小林熙昌
- 効果:今野康之
- 録音:成田茂、成清量
- 記録:藤本文枝、山本真一、福田秀子
- 助監督:大内健二
- 合成技術:宮重道久
- ネガ編集:五月女孝男、大橋富代
- タイトル:石田徹
- 動画監督:秦泉寺博 (1~37)、秦義人(38、39)
- 作画:野館誠一、山下プロ、アニマス、増谷三郎 ほか
- 動画美術:池田繁美
- 仕上:スタジオ・ディーン
- 動画撮影:ティ・ニシムラ
- 演出助手:秦義人
- 製作進行:小野忠、神代保男、稲見邦宏
- 背景スチール:中優樹、福岡章博
- キャラデザイン:河島治之、菊田武勝
- メカニックデザイン:野口竜
- 製作担当:小池一三、藤田紘一
- デスク:梅本正明
- 録音:整音スタジオ
- 現像:東京現像所
- 製作協力:オカ・スタジオ
- 掲載:小学館
- 監督:大塚莞爾、満田かずほ、大木淳、深沢清澄、東條昭平、中島俊彦
- 製作:東京12チャンネル、円谷プロダクション
キャスト
声の出演
- 立花善:上恭ノ介
- 立花愛:麻上洋子(現・一龍斎春水)
- 黒沢一平:兼本新吾
- 鳥居博士:水鳥鉄夫
- 神原五郎、恐竜帝王ウルル:滝口順平
- 恐竜魔王ゴッテス:筈見純
- 魔女ゾビーナ:高橋和枝
- スペリオ星人ムサシ:森功至
- その他:プロダクション・河
- ナレーター:森功至、村山明
スーツアクター
スーツアクターは『ウルトラマンレオ』や『メカゴジラの逆襲』を担当した二家本辰巳と河合徹が中心となった。二家本は殺陣師のいた『レオ』との差別化を考慮し、フランケンシュタイナーと同様の技をかけるなど、よりハードな技を用いている。
- アイゼンボー(アクション)、恐竜:二家本辰巳
- アイゼンボー(変身シーン)、恐竜・怪獣:河合徹
- 恐竜・怪獣:グループ・ブイ
放送リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 登場怪獣 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1977年 10月7日 |
恐竜現わる! D戦隊発進せよ! | 阿部桂一 | 大塚莞爾 | ゴルゴ(ゴルゴサウルス) |
2 | 10月14日 | 危機一髪! 愛と善 | テラノ(プテラノドン) | ||
3 | 10月21日 | 恐竜軍団! 恐怖のねずみ作戦! | 山浦弘靖 | 満田かずほ | ステラ(ステゴサウルス) |
4 | 10月28日 | 必殺! アイゼンクロスカッター!! | チラコ(スティラコサウルス) アロー(アロサウルス) | ||
5 | 11月4日 | 危うし! 愛と善 放射能を消せ! | 阿部桂一 | 大木淳 | テララ(プテラノドン) アロロ(アンキロサウルス) |
6 | 11月11日 | 謎の美少女 嵐を呼ぶ笛! | 山浦弘靖 | モノラ(モノクロニウス) | |
7 | 11月18日 | 三大怪獣出現! 男が命をかける時 | 東條昭平 | ステゴ(ステゴサウルス) アルル(アロサウルス) モロロ(モノクロニウス) | |
8 | 11月25日 | 恐怖の洗脳人間第一号!! | 高際和雄 | トララ(トラコドン) トラコ(トラコドン) ランホ(ランフォリンクス) | |
9 | 12月2日 | 謎の恐竜変死体! | 山浦弘靖 | 満田かずほ | パラサ(パラサウロロフス) チロザウルス(ティロサウルス) |
10 | 12月9日 | 決死の少女救出作戦! | 阿部桂一 | オロロ(アロサウルス) | |
11 | 12月16日 | 恐竜の墓に涙の十字架を! | 山浦弘靖 | 深沢清澄 | アンク(アンキロサウルス) イグナ(イグアノドン) |
12 | 12月23日 | 生か! 死か! 激流に賭ける命 | 阿部桂一 | ムララ(トリケラトプス) ゴロロ(トロオドン,ステゴケラス) | |
13 | 12月30日 | SOS! D戦隊基地を守れ! | 山浦弘靖 | 東條昭平 | ケララ(ケラトサウルス) プテラ(プテラノドン) |
14 | 1978年 1月6日 |
逆襲! 怒りに燃えたD戦隊 | タルボ(タルボサウルス) スゴラ(ステゴサウルス) | ||
15 | 1月13日 | 燃える友情 進め! 闘牛大作戦 | 田口成光 | 満田かずほ | ガララ(トリケラトプス) |
16 | 1月20日 | 恋人よ アイゼン号に花を飾れ! | 山浦弘靖 | 中島俊彦 | ダイナ(タルボサウルス) |
17 | 1月27日 | 恐怖! アイゼン号が溶ける! | 平山公夫 | 深沢清澄 | グロロ(イグアノドン) |
18 | 2月3日 | 空港大ピンチ! 吹雪をそめる鮮血 | 高際和雄 | バドン(プテラノドン) ガロン(ステゴサウルス) | |
19 | 2月10日 | 恐竜魔王の怒り! 死ぬな愛 | 山浦弘靖 | 東條昭平 | トプラ(トリケラトプス) 恐竜帝王ウルル(ティラノサウルス) |
20 | 2月17日 | かがやけ一番星! アイゼンボー | ギラー(ケラトサウルス) | ||
21 | 2月24日 | 激突! 恐竜魔王対アイゼンボー | 阿部桂一 | 満田かずほ | ガルウ |
22 | 3月3日 | 怪奇! 呪いの怪獣人形 | 若槻文三 | 宇宙怪獣ザザ | |
23 | 3月10日 | マグマ地獄からの脱出!! | 山浦弘靖 | 中島俊彦 | デモス |
24 | 3月21日 | 見た! 忍者恐竜の陰謀 | 田口成光 | 忍者怪獣ドロロ | |
25 | 3月24日 | 鳥居博士を救え! 天狗岩の決戦 | 阿部桂一 | 東條昭平 | ガガラ 巨大ゴリラ |
26 | 3月31日 | 恐竜調教師! 魔女ゾビーナ | 若槻文三 | ゾビー ゾビーナ | |
27 | 4月7日 | 飛べ涙の白球! 襲われた甲子園 | 満田かずほ | テレキラー | |
28 | 4月14日 | 雪原に黒い影? 北極点の闘い | 山浦弘靖 | ドドラ | |
29 | 4月21日 | 輝け! 恐竜親子星 | 田口成光 | ブラックマリア 恐竜太郎 | |
30 | 4月28日 | 怪獣番号三三が9 ヨタノドン | 若槻文三 | 中島俊彦 | ヨタノドン ゾビーナ |
31 | 5月5日 | 出現! もう一人のアイゼンボー | 阿部桂一 | 東條昭平 | ボロロ(ニセアイゼンボー) テラノドン(プテラノドン) ゾビーナ |
32 | 5月12日 | アイゼンボーが死んだ!? | 田口成光 | サーベラン | |
33 | 5月19日 | 恐怖の機械螢軍団 | 山浦弘靖 | 怪獣ボダロス | |
34 | 5月26日 | 交信不能! 電磁波台風の襲来 | 平山公夫 | 中島俊彦 | ウルスレドン |
35 | 6月2日 | 特訓! 魔球怪獣への挑戦 | 田口成光 | ブラック・ガンマー | |
36 | 6月9日 | 大迫力! 謎の超能力怪獣 | 山浦弘靖 | 東條昭平 | サイゴラ |
37 | 6月16日 | 特撮映画 戦え! D戦隊 | 平野靖司 | シャドー ゾビーナ | |
38 | 6月23日 | 怪獣軍団最後の大進撃! | 若槻文三 | 満田かずほ | ゴールダ ワラ シーザラス ゾビーナ (スペリオ星人ムサシ) |
39 | 6月30日 | さよならアイゼンボーグ | 阿部桂一 | ゴールダ マグマドン1 - 6号 キラザウルス 恐竜魔王ゴッテス (スペリオ星人ムサシ) |
放送局
- 東京12チャンネル(制作局):金曜 19:30 - 20:00
- 北海道文化放送:金曜 19:00 - 19:30
- 秋田テレビ:水曜 17:00 - 17:30(1978年11月15日最終回、約4か月半遅れ)
- 仙台放送(第26話で終了):金曜 19:00 - 19:30
- 新潟総合テレビ:火曜 17:20 - 17:48
- 長野放送:木曜 18:00 - 18:30(1978年9月まで)→ 木曜 17:30 - 18:00(1978年10月から11月16日まで)
- テレビ山梨:土曜 午前10:00 - 10:30
- 富山テレビ:金曜 17:20 - 17:50(数か月遅れ)
- 石川テレビ:金曜 17:20 - 17:50
- テレビ静岡:日曜 午前9:00 - 9:30
- 東海テレビ:金曜 17:30 - 18:00
- 関西テレビ:金曜 19:00 - 19:30
- 山陰中央テレビ:土曜 18:00 - 18:30
- テレビ新広島:土曜 18:00 - 18:30
- テレビ高知:日曜 朝7:00 - 7:30(1978年秋頃放送開始)
- 山口放送:月曜 17:15 - 17:45
- 福岡放送:土曜 18:00 - 18:30
- 熊本放送:金曜 17:00 - 17:30(数か月遅れ)
- テレビ宮崎:火曜 朝6:28 - 6:55
- 南日本放送:土曜 18:00 - 18:30(数か月遅れ)
コミカライズ
- 小学一年生 1977年11月号 - 1978年3月号連載・作画:細井雄二、いのうえだいすけ
- 小学二年生 1977年11月号 - 1978年3月号連載・作画:とのづかみのる
映像ソフト化
- 2013年6月21日に東映ビデオからDVDが発売された。
帰ってきたアイゼンボーグ
2017年12月5日に日本のアニメや子供番組を専門に流す中東限定のチャンネル「スペース・トゥーン」にて放送された、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』のドキュメンタリー番組。関係者やスタッフインタビューのほか、田口清隆が監督した新規撮影パートの短編ドラマ「不滅のD戦隊!時を超えた闘い!!」で構成されている。2017年12月29日には、YouTubeの「ウルトラチャンネル」で日本語版が公式配信された。
原典は中東地域で人気が根強く、サウジアラビアの皇太子が打ち出した政策の1つ「サウディ・ヴィジョン2013」のもと、リヤド出身のジャッラーハ・アルフレイルとアズィーズ兄弟の協力や現地からの強い要望と尽力により制作が実現した。2014年に円谷プロがドバイでイベント「IGNコンベンション」に出展していたことや、原典を知る者が少ない現在の円谷プロのスタッフを驚かせたほどジャッラーハが原典に詳しいことから、2015年には始動に至った。「中東向けに新テレビシリーズを」という希望もあったが予算的に難しいので、まず原典と日本の特撮文化を紹介するドキュメンタリーを作ろうということになり、2016年にドキュメンタリーパートと新撮パートの撮影が行なわれた。
ドラマの新規撮影に際し、アイゼンI号とアイゼンII号以外は原典当時の撮影素材が残っていなかったため、修復したそれら2機以外は新作することとなった。当初、円谷プロは現代風にアレンジしたデザイン案を提示したが、ジャッラーハは原典を復活させたいという思いから、それを断った。ジャッラーハの思いを理解した円谷プロは可能な限り原典に近いものを制作し、当時の特撮スタッフによる監修のもとで現在のスタッフが撮影する体制を組んだうえ、アクションについても当時のアイゼンボーを演じていた二家本辰己に監修してもらった。合成を使用していない飛行シーンでは、当時のイメージを操演によって踏襲しているものの、キャメラワークは現代的にアレンジしている。また、プロップもサイズ感などは原典と同様のものを再現することを意図している。なお、撮影現場にはアイゼンボーのフィギュアを作って発表したことから中東のファンにも知られる声優の関智一も、見学に訪れていたという。
また、同様のセットを使用していた関係から『ウルトラマンオーブ』などに登場したビルも映っている。
アラビア語への吹き替えについては、各キャラクター名が中東で馴染みやすいものへ変更されているほか、「アイゼンクロス」も「クロス」がキリスト教の概念に含まれるために使えないことから変更されているが、これはドラマの台詞にパロディで使われるほど知られている。また、アラビア語のナレーションは、カマール(日本語版の善)役の声優を現在の在住地であるイギリスからクウェートへ来てもらって収録したという。
声の出演
スーツアクター
ドキュメンタリーパート出演
スタッフ
備考
- 本作品の本放送当時はウルトラシリーズのブームが来ており、関東地方では同シリーズの再放送が早朝や夕方に頻繁に行なわれていた。その世相を反映し、第27話や第35話では劇中劇として、目が光っていないウルトラマンとウルトラマンタロウが登場するテレビドラマが放送されていた。主題歌には『帰ってきたウルトラマン』が使われている。
- 本作品のBGMは、同じ作曲担当の津島利章が手がけていた『プロレスの星 アステカイザー』からの流用が多い。また、一部の楽曲は次作『恐竜戦隊コセイドン』にも流用された。
- 2010年2月から10月まで、チャンネルNECOの「円谷特撮アワー」枠にて放送が行われた。
- イタリアでは、イタリア版『メガロマン』の主題歌を歌ったMegalonsingersがオリジナルの主題歌「I-Zenborg」を歌っている。また、韓国でも放送された。
参考文献
- 講談社 編 編『円谷ヒーロー ウルトラマン全史』講談社〈講談社MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-06-389762-3。
- 『別冊映画秘宝 円谷プロSFドラマ大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年10月2日。ISBN 978-4-8003-0209-0。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン VOL.2』講談社(講談社MOOK)、2021年5月24日。ISBN 978-4-06-523014-5。
関連事項
- 『科学冒険隊タンサー5』 - 実写とアニメを併用、東京12チャンネルで放映、など共通点がある。
東京12チャンネル 金曜19:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
新ドン・チャック物語
※土曜18:00へ移動 |
恐竜大戦争アイゼンボーグ
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