悪役令嬢に転生したはずがマリー・アントワネットでした
題材:マリー・アントワネット,フランスの歴史,転生,
漫画
作者:小出よしと,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:月刊コミックフラッパー,
レーベル:MFコミックス フラッパーシリーズ,
発表期間:2020年8月5日 - 2022年2月4日,
巻数:全3巻,
話数:全15話,
以下はWikipediaより引用
要約
『悪役令嬢に転生したはずがマリー・アントワネットでした』(あくやくれいじょうにてんせいしたはずがマリーアントワネットでした)は、小出よしとによる漫画。『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA)にて、2020年9月号から2022年3月号まで連載された。現代日本から転生した主人公が、異世界ではなくマリー・アントワネットに転生していたことを知り、「処刑される運命を回避」しようとするストーリーを描く。
あらすじ
21世紀の日本で暮らしていた主人公は、27歳の誕生日に棚の上から落ちてきたエッフェル塔のオブジェの先端が、背に(おそらく脊髄に)刺さって死亡。目が覚めると11歳の金髪の美少女に転生しており、有力貴族と思わしき暮らしぶりに何処ぞの乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったのかと思いつつ、優しい母や姉等に囲まれた生活に人生の勝利を確信する。しかし転生したのは架空の乙女ゲームではなく、実在した悲劇のフランス王妃マリー・アントワネットであったことを知る。
登場人物
マリー・アントワネット
本作の主人公。ドイツ語形ではマリア・アントニア。前世は現代日本に生きる27歳で、誕生日当日に同じく11歳の誕生日を迎えていたマリー・アントワネットに転生した。実家オーストリアの宮殿では知らず知らずのうちにドイツ語を話しており、アントニアと呼ばれていたため自身がマリー・アントワネットに転生してしまったと気付いたのはフランス王太子との縁談が決まってからであった。
オタクっぽい節がありネット用語等を度々連発したり、周囲の人物をスラングで形容することがある。現代日本の価値観が抜けていないため宮廷での価値観や文化とは相違のある軽率な行動も見られるものの、それが意識せず史実を塗り替えたことがある。
前世では世界史は赤点であったが、それでもマリー・アントワネットのことは知っていた。前世では独身であったため親に誕生日を祝うことより結婚を急かされ辟易しており、純粋に誕生日を祝ってくれたマリー・アントワネットの母マリア・テレジアには即座に心を許した。実姉マリア・カロリーナは転生して初めて接した相手であるため懐いている。結婚相手であるルイ・オーギュストとは「二人が死を分かつまで冷え切った関係のままなのは絶対無理」として仲の改善に努めた。
オーストリア
マリア・テレジア
ヨーゼフ2世
フランス
ルイ・オーギュスト
マリー・アントワネットの1つ歳上の結婚相手。
初対面の時から目が死んでおり、マリー・アントワネットが距離を縮めようと話しかけても淡白な反応しか示さないため「陰キャ王子」と称される。しかし本心では長年戦争をしてきた敵国から来たにもかかわらず軽率な行動の目立つマリー・アントワネットを心配しており、狩猟会で暴れ馬から救った際は声を荒らげてその軽率さを咎めた。そのことがきっかけで夫婦仲は改善され、結婚以来7年間夫婦生活がなかった史実は変わり、赤面した顔や笑顔を見せるようになる。本人も積極的にマリー・アントワネットに関わるようになり、マリー・アントワネットも「陰キャ王子」から「ルイ君」へ呼び方を改めた。頭脳は明晰だが臆病な面があり、王座を狙うルイ・フィリップにマリー・アントワネットの暗殺を仄めかすような脅しをかけられ、万が一の際安全のためマリー・アントワネットを祖国に送り還せるよう「本物の夫婦」には至らない日々が長く続いた。
デュ・バリー夫人
ランバル公妃
ルイ15世の娘三姉妹(アデライード、ヴィクトワール、ソフィー)
ルイ・フィリップ・ジョゼフ
書誌情報
- 小出よしと『悪役令嬢に転生したはずがマリー・アントワネットでした』KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉、全3巻
- 2021年2月22日発売、ISBN 978-4-04-680206-4
- 2021年7月21日発売、ISBN 978-4-04-680559-1
- 2022年2月22日発売、ISBN 978-4-04-681046-5