悲鳴伝
以下はWikipediaより引用
要約
『悲鳴伝』(ひめいでん)は、西尾維新による小説。単行本は講談社ノベルス(講談社)より刊行されている。続編となる『悲痛伝』刊行時に伝説シリーズの第1弾として位置付けられた。 キャッチコピーは「西尾維新史上、最長巨編」「最長巨編にして、新たなる英雄譚」。あとがきによると原稿用紙千枚分に及ぶ。
挿絵は存在しないが、漫画化されている(作画:光谷理、『ヤングマガジンサード』掲載→単行本)。
あらすじ
2012年10月25日、午前7時32分。「大いなる悲鳴」と呼ばれる謎の災害によって、人類の3分の1が死滅した世界。
半年後の2013年5月27日、飢皿木診療所を訪れた少年、空々空は、自分が何事にも心を動かされない人間であることに苦悩していた。しかし、この問診によって素質を見出された空々は地球撲滅軍を名乗る謎の組織に勧誘される。その内容は「人類を滅ぼそうとする悪しき地球と闘うヒーローになってほしい」というものであった……。
主な登場人物
空々に支給されている透明化ボディスーツ。バッテリーは3時間で切れる。軽量化に特化しているため防御力はない。
空々に支給されているゴーグル。人間に擬態した「地球陣」を見破ることができる。開発段階の名称は「ミラーグラス」。
剣藤に支給されている大太刀。バッテリー駆動であり、持っているだけで全自動で対象を斬ってくれる。
この他、鎧の役目を果たす剣道着も支給されている。
牡蠣垣が頻繁に飲んでいる紅茶。服用者の存在感を薄くする効果がある。
この他、スーツや靴には血液などをバリアのように弾く機能が付いている。
「虐待太郎」
「虐待太郎」
氷上の体内に流れている超高温の人工血液。感情の高ぶりによって、身体から火柱や火球を放つことができる。
本気を出せば天候すら変えられるが、撲滅軍に危険視され能力を奪われることを懸念した氷上は隠蔽していた。
左在存(ひだり ざいぞん)
在存が身につけている首輪。近くにいる人間の気持ちが分かる精神感応装置。
瀬伐井に支給されている手斧。3本1セットであり、一定の距離ならば投げるだけで必ず対象に当たる。
娯也に支給されているリムジン。特殊能力等の詳細不明。
用語
地球
歴史的には、人類側の防衛戦は「大いなる悲鳴」による地球の反撃までは優勢だったらしい。
「大いなる悲鳴」
「大いなる悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「小さき悲鳴」
「地球陣」
「地球陣」
外見・言動・体力共に人類と全く変わらないが、実際の姿は「美の極致」と例えられる神々しい姿をしている。正体を見る技術はかなり前に開発されていたが、それを見ると「目が潰れる」ために、空々が現れるまではその技術を有効活用できなかった。
人間社会の蚕食が目的だと考えられているが、あくまで状況証拠に過ぎない。存在が確認されたのは約50年前。
擬態は死後も解けず、解剖しても人間と違いはない。捕獲された際には必死で冤罪を訴え何も聞き出せないため、思考実験におけるスワンプマンのように「普通の人類がある日どこかで怪人と入れ替わり、そのことに無自覚のまま生きている」という説がある。
地球撲滅軍
縦割り組織であり、各部署同士の連携はあまり取れていない。
日本政府から正式にバックアップを受けている。同様の組織は世界中に存在し、また国内にも、利権上、過当競争の相手とされがちな類似組織が幾つか存在する。
第九機動室
第九機動室
不明室
不明室
既刊一覧
小説
- 西尾維新 『悲鳴伝』 講談社〈講談社ノベルス〉、2012年4月26日発売、ISBN 978-4-06-182829-2
- 「文庫版」2022年10月14日発売、ISBN 978-4-06-529422-2
- 「文庫版」2022年10月14日発売、ISBN 978-4-06-529422-2
漫画
- 西尾維新(原作) / 光谷理(作画) 『悲鳴伝』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、全4巻
- 2016年5月6日発売、ISBN 978-4-06-382794-1
- 2016年12月20日発売、ISBN 978-4-06-382895-5
- 2017年6月20日発売、ISBN 978-4-06-382983-9
- 2018年1月19日発売、ISBN 978-4-06-510714-0