小説

愛娘にさよならを




以下はWikipediaより引用

要約

『愛娘にさよならを』(まなむすめにさよならを)は、秦建日子による日本の推理小説。「刑事・雪平夏見シリーズ」の第4作。前作から約3か月後の物語。

あらすじ

犯人から3発の銃弾を受けた雪平夏見は、体に後遺症が残り、刑事として復帰することは難しいと宣告され、捜査一課を離れる。

新しく上司になった島津管理官に自宅に誘われ、警察官人生で初めて同僚たちとの楽しい団欒の時を過ごす。その帰り道、マンションの玄関で男とすれ違った雪平が、しばらく経ってから“刑事の勘”で島津家に戻ると、先刻すれ違った男に惨殺された島津夫妻の姿があった。雪平は犯人と格闘したものの、体にハンデを抱えていたため取り逃がしてしまう。

山路捜査一課長の理解もあり、元相棒の安藤の協力で独自に犯人を追うが、島津夫妻と同じような状態で殺される別の事件が発生する。

登場人物
警視庁警務部

雪平 夏見(ゆきひら なつみ)

警視庁警務部監査官室、警部補。以前は捜査一課で検挙率一位を誇る刑事だったが、事件で受けた銃弾による内臓損傷で左腕に麻痺が残り、異動した。
島津 幸則(しまづ ゆきのり)

警視庁警務部監査官室管理官、警視。雪平の上司。妻・晴子と2人暮らしのマンションに雪平ら部下を招いた日に、何者かに殺害される。
藤川 紀子(ふじかわ のりこ)

警視庁警務部監査官室、警部補。

警視庁刑事部

安藤 一之(あんどう かずゆき)

警視庁刑事部捜査一課強行犯係。雪平の捜査一課時代の相棒。
林堂 航(りんどう わたる)

警視庁刑事部捜査一課強行犯係、警部補。
平岡 朋子(ひらおか ともこ)

警視庁刑事部捜査一課強行犯係。
山路 徹夫(やまじ てつお)

警視庁刑事部捜査一課、課長。
羽田 智夫(はだ ともお)

警視庁刑事部、部長。

事件関係者

門田 祐司(かどた ゆうじ)

経済学者。戸山大学准教授。『オオクラ昼ず!!』のコメンテーター。妻・香苗は妊娠中。過去に、香苗の連れ子を川の事故で亡くしている。
佐久間 健一(さくま けんいち)

大学病院勤務の小児科医。婚約者の川上美保とは6年前に結婚を延期し、一時は別れ話も出たが、再度の婚約に至った。
緒方 美津雄(おがた みつお)

小学校教諭。
鈴木 太郎(すずき たろう)

島津夫妻を殺害した、野球のユニフォームを着た小太りの中年男。
清水 年男(しみず としお)

片足を引きずっている日雇い労働者の老人。佐久間のマンションの向いのウィークリーマンションの住人。
袴田 稔(はかまだ みのる)

ロック好きの解体工。

その他

大倉 友秋(おおくら ともあき)

東日本テレビで平日の午後に放送されている情報バラエティ番組『オオクラ昼ず!!』のキャスター。
上居 雅和(かみい まさかず)

東日本テレビ『オオクラ昼ず!!』のプロデューサー。
谷中 絵里(たになか えり)

両国法律事務所の弁護士。美央の親権を巡って悩む雪平に島津が紹介した。
佐藤 美央(さとう みお)

雪平の娘。父・和夫が亡くなり、現在は祖父母と暮らしている。
佐藤 和明(さとう かずあき)・靖子(やすこ)

美央の父方の祖父母。疫病神である雪平を頑なに拒み、美央を佐藤家の養女にすることを持ちかけている。