小説

成瀬は信じた道をいく


舞台:大津市,



以下はWikipediaより引用

要約

『成瀬は信じた道をいく』(なるせはしんじたみちをいく)は、宮島未奈による日本の小説。連作短編集。『成瀬シリーズ』の第2作。

収録作の『やめたいクレーマー』が『小説新潮』(新潮社)2023年5月号に掲載されたのち、書下ろしの4編を加え、2024年1月24日に同社から刊行された。

滋賀県大津市を舞台に、主人公・成瀬あかりの高校3年生から大学1回生までの間の出来事を描く全5編から成る。

あらすじ

ときめきっ子タイム
小学4年の北川みらいは、総合学習で憧れの成瀬あかりに取材する。
成瀬慶彦の憂鬱
成瀬慶彦は、大学進学で娘のあかりが京都で一人暮らしを始めるのではと気を揉む。
やめたいクレーマー
主婦の呉間言実は、近所のスーパー・フレンドマートにクレームの電話をかける。
コンビーフはうまい
びわ湖大津観光大使に任命された篠原かれんは、同じく観光大使に任命された成瀬と出会う。
探さないでください
2025年の大晦日、「探さないでください」と書かれた書置きを残し、成瀬は忽然と姿を消す。

登場人物

成瀬 あかり(なるせ あかり)

滋賀県大津市生まれ、同市在住の膳所高校3年生→京都大学1回生。
スーパーでアルバイトを始め、びわ湖大津観光大使に任命されるが、相変わらず興味の赴くまま我が道を突き進む。
北川 みらい(きたがわ みらい)

ときめき小学校の4年生。「ゼゼカラ」の熱狂的ファン。
成瀬 慶彦(なるせ よしひこ)

あかりの父親。娘の京大受験と一人暮らしを始めるのではないかとの疑いに気を揉む。
成瀬 美貴子(なるせ みきこ)

あかりの母親。
城山 友樹(しろやま ともき)

高知県から京大工学部の入試にヒッチハイクでやって来た浪人生。YouTuber。
呉間 言実(くれま ことみ)

近所のスーパーにクレームの電話をかける主婦。
篠原 かれん(しのはら かれん)

母や祖母と三世代続けて「びわ湖大津観光大使」に任命された女子大生。
島崎 みゆき(しまざき みゆき)

成瀬の幼馴染。大晦日、転居した東京から大津の成瀬を訪ねに現れる。

書誌情報
  • 宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』
  • 単行本:2024年1月24日発行、新潮社、ISBN 978-4-10-354952-9
  • 単行本:2024年1月24日発行、新潮社、ISBN 978-4-10-354952-9

タイトル 初出 ときめきっ子タイム 書き下ろし 成瀬慶彦の憂鬱 書き下ろし やめたいクレーマー 『小説新潮』2023年5月号 コンビーフはうまい 書き下ろし 探さないでください 書き下ろし