扇物語
以下はWikipediaより引用
要約
『扇物語』(オウギモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。〈物語〉シリーズの通巻26巻目として講談社BOXレーベルにて2020年10月に刊行された。イラストはVOFANが手掛けている。
概要
現代の怪異を描き、『終物語』にて完結し、オフシーズンを経て復活した〈物語〉シリーズ・モンスターシーズンの第四弾。
前作『余物語』に続き、本作には主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)の大学生生活を描くモンスターシーズンの、第六話「おうぎライト」、第七話「おうぎフライト」が収録されている。
「おうぎライト」では、大学生となった主人公・阿良々木暦が、忍野扇(おしのおうぎ)の助言のもと、謝罪に関する怪異現象に対処していく。
「おうぎフライト」は、『余物語』収録の「よつぎシャドウ」に続くモンスターシーズン「撫子編」の第三章。千石撫子(せんごくなでこ)は、専門家の元締め・臥煙伊豆湖(がえんいずこ)の指示により、かつて撫子を呪った同級生への面会を果たす。
パッケージイラストには、学ランのスカートというハイブリッドスタイルの忍野扇が描かれている。モノクロイラストでは扇と撫子が描かれている。
あらすじ
おうぎライト
阿良々木暦は、国立曲直瀬(まなせ)大学でできた唯一の友人・食飼命日子(はむかいめにこ)から、心当たりもないのに彼氏から繰り返し謝罪をされるという相談を持ちかけられる。そんな暦も年始に恋人の戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)から、謝罪とともに別れ話をされたばかり。異変を感じ取った暦は、怪異のエキスパート・忍野扇に助言を求めるべく地元へ帰る。
おうぎフライト
専門家の元締め・臥煙伊豆湖の指示により、千石撫子は専門家の修行の一環として、昨年自分を呪った同級生・遠吠哭奈(とおぼえなくな)と砂城寸志(さじょうすんし)のもとを訪れる。その後次なる任務を命ぜられ、物語は佳境へ向かう。
登場人物
阿良々木 暦(あららぎ こよみ)
忍野 扇(おしの おうぎ)
食飼 命日子(はむかい めにこ)
戦場ヶ原 ひたぎ(せんじょうがはら ひたぎ)
忍野 忍(おしの しのぶ)
書籍
- 西尾維新(著) / VOFAN(イラスト) 『扇物語』 講談社〈講談社BOX〉、2020年10月28日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-521158-8