探偵 神宮寺三郎 Early days 疾走の街
以下はWikipediaより引用
要約
『探偵 神宮寺三郎 Early days 疾走の街』(たんていじんぐうじさぶろう アーリーデイズ しっそうのまち)は、蕪木統文の小説。
アークシステムワークスが発売したアドベンチャーゲーム、探偵 神宮寺三郎シリーズの世界観を用いた外伝作品である。
概要
探偵 神宮寺三郎シリーズの主人公である神宮寺三郎の高校生時代を描いた、前日譚作品。 それまでのシリーズで語られなかった三郎の母と兄弟、新宿歌舞伎町にある事務所や特徴であるタバコの銘柄マルボロなどの設定が明かされる。
当時、シリーズの裏設定などはかなりの量があったが、三郎が高校時代のものは無く、本作が出版されるにあたり新作されている。 同じく三郎の過去を描く2018年発売の『ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ』とは設定に差異が見られるが、本作品は正式設定である。
また本作は従来のシリーズとは違い、内容は本格ミステリーではない。
あらすじ
私立緑搖学園高等部に通う神宮寺三郎は常に無力感を抱えていた。帰国子女でもあり周囲に馴染めず、気軽に話せる人間は同級生だが不良でダブリの恩田比呂志と、熱心に部活の勧誘をしてくる笹木音望子のみ。
ある日、入院していた次兄の容態が悪化したと連絡が入る。治療には骨髄移植が必要で、兄弟ならドナーとしての確率が格段に上がるが、18歳未満の自分ではドナー登録さえ出来ない。そこで三郎は比呂志のツテを頼って偽造屋アニタ・ムイに偽造免許書作成を依頼する。
しかしその直後、アニタがヤクザの開座組に拉致され失踪。三郎たちは比呂志の監視役で私立探偵でもある楡畑雄三を味方に引き入れ、彼女の捜索と救出を試みるのだった。
登場人物
神宮寺三郎
恩田比呂志
笹木音望子
アニタ・ムイ
本作のヒロイン。歌舞伎町に仕事場を構える書類偽造屋。香港出身。ウェーブのかかった黒髪で銀のピアスをしている。丸顔だが頬骨が高く瞳と顎のラインが鋭い。厚めの唇でハスキーボイス。約180センチの高身長に、かなりの巨乳であり、ワークシャツの胸元を大きく開いている。ヘビースモーカーでマルボロを吸う。マンタを仲介役とし、客と直接的な取引はしないなどビジネスライクな性格だが、心を許す相手とは義兄弟の契りを結ぶなど情の深さはある。
三郎の依頼を引き受けた後、開座に拉致監禁され拷問の末ドラッグを打たれるが、満身創痍の状態でも一切諦めず脱出を図る女傑。護身用に拳銃のトーラスPT-92をマンタに頼んでおり、その扱いにも長ける。
命を賭けて助けてくれた三郎に対しロマンスを匂わすも、彼が素直で子供過ぎたため姉弟のような関係に着地する。事件後、地元の香港へと三郎を誘い断られるが、誰にも知られていない歌舞伎町の部屋(現在の神宮寺探偵事務所)の名義を譲渡し「いつか会いにきて」と言葉を残し姿を消す。
開座剛志
楡畑雄三
神宮寺一郎
神宮寺二郎
和代