推し、燃ゆ
題材:アイドル,
以下はWikipediaより引用
要約
『推し、燃ゆ』(おし、もゆ)は、宇佐見りんの2作目の長編小説。2020年7月に発売された『文藝』秋季号にて発表され、2020年9月に河出書房新社から出版された。
第164回(2020年度下半期)芥川龍之介賞を受賞。21歳での芥川賞受賞は綿矢りさ、金原ひとみに次ぐ歴代三番目の若さである。「2021年本屋大賞」では9位を獲得した。2021年5月時点で累計発行部数は50万部を突破している。
あらすじ
主人公・あかりは、学校でも家族ともうまくいっていない女子高生。唯一の生きがいは、8歳年上の男性アイドル真幸を"推す(応援する)"こと。ある日、真幸がファンを殴るという事件が発生し、炎上する。
登場人物
- 主人公 - あかり。家族構成は、姉のひかり、母、父(海外単身赴任中)。
- 推し - 上野真幸(うえのまさき)。1992年8月15日生まれ兵庫県出身。男女混合アイドルグループの"まざま座"メンバー。
- 祖母 - 主人公の母方の祖母。夫に先立たれた私を一人残すのかと家族で海外赴任の話を祖母が引き止め、父の単身赴任となった。
- 成美 - 主人公の学校での友達。
評価
平野啓一郎は、選考委員として本作を芥川賞に推したと言明したうえで、若いにもかかわらず「けざやか」という語を思わせるほど熟達しているが、主題には新味が無いと評した。
書誌情報
- 宇佐見りん 『推し、燃ゆ』 河出書房新社、2020年9月11日発売、ISBN 978-4-309-02916-0
オーディオブック
2022年2月8日からオーディオブックサービスのaudiobook.jpで、三澤紗千香の朗読が配信されている。同年のオーディオブック大賞2022で本作が「文芸部門準大賞」を受賞した。