撃てない警官
以下はWikipediaより引用
要約
『撃てない警官』(うてないけいかん)は、安東能明による推理小説。
柴崎令司を主人公とした警察小説。一話完結型の連作短編集となっており、『撃てない警官』には7編が収められている。作品はシリーズ化されており、撃てない警官シリーズの第1作目。
2010年、この本に収められた「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した。
WOWOW連続ドラマW『撃てない警官』としてテレビドラマ化され、2016年1月より放映された。
あらすじ
柴崎令司は30代という若さで警部になったエリート街道を進む警視庁に努める警察官。警視庁総務部で係長を務めつつ、さらなる出世を虎視眈々と狙っていた。
ある日、課長の中田警視から柴崎のもとに、部下の木戸和彦巡査部長を射撃訓練に参加させる旨の指示が入り、木戸を訓練に向かわせた。しかし鬱病を患っていた木戸は、射撃訓練の直後にトイレで拳銃自殺してしまった。
上司からの指示によって柴崎は許可を出した筈だったが、その証拠は何者かに消し去られていた。柴崎は一人で責任を背負わされ、綾瀬署警務課長代理に左遷されることとなってしまった。
柴崎は身の潔白を証明するために独自で調査を進めるが、そこで施設課の石岡と出会う。綾瀬署赴任の直前、ついに事件の真実に気付いた柴崎だが、自分にも非が無いわけではないために左遷の決定は覆らないと臍を噛む。しかし柴崎はいつか本庁に復帰することを心に誓い、石岡にその協力を約束させる。
綾瀬署に赴任すると柴崎は警務課課長代理に任じられた。本庁復帰のための裏工作に執念を燃やす一方、柴崎は綾瀬署内でさまざまなトラブルに巻き込まれていく。柴崎は上司である助川副署長と共に、トラブル解決のために奔走しはじめる。
時には事件をもみ消し、時には告発し、時には事を収める。警察管理職の悲喜交交のエピソード集。
主要登場人物
書籍情報
- 単行本(新潮社):2010年10月22日発行、ISBN 9784101301525
- 文庫本(新潮文庫):2013年6月1日発行、ISBN 9784101301525
テレビドラマ
『撃てない警官』(うてないけいかん)は、安東能明による同名の推理小説を原作としたテレビドラマ。テレビドラマ化にあたっては一部設定が変更されている。
2016年1月10日から2016年2月7日まで、WOWOW「連続ドラマW」枠で放送された。
主演は田辺誠一。共演は石黒賢、中越典子他。監督は映画『西の魔女が死んだ』『8月のクリスマス』などを手掛けた長崎俊一が務め、劇中音楽は『あまちゃん』などを手がけた大友良英が担当する。
キャスト
警視庁
足立署
柴崎家
その他
スタッフ
- 原作 - 安東能明『撃てない警官』(新潮社刊)
- 監督 - 長崎俊一
- 脚本 - 安倍照雄
- 音楽 - 大友良英
- プロデュース - 加納貴治、押田興将
- 制作協力 - オフィス・シロウズ
- 製作著作 - WOWOW
放送日程
放送回 | 放送日 | サブタイトル |
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第1話 | 1月10日 | 敗走 |
第2話 | 1月17日 | 孤独の帯 |
第3話 | 1月24日 | 第3室12号の囁き |
第4話 | 1月31日 | 随監 |
第5話 | 2月 | 7日抱かれぬ子 |
WOWOW 日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
誤断
(2015.11.22 - 2015.12.27) |
撃てない警官
(2016.1.10 - 2016.2.7) |
メガバンク最終決戦
(2016.2.14 - 2016.3.20) |
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