撫物語
以下はWikipediaより引用
要約
『撫物語』(ナデモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。〈物語〉シリーズの通巻21巻目として講談社BOXレーベルにて2016年7月に刊行された。イラストはVOFANが手掛けている。
概要
現代の怪異を描き、『終物語』にて完結した〈物語〉シリーズのその後を描く〈物語〉シリーズ・オフシーズンの第3弾。千石撫子(せんごくなでこ)の「その後」が描かれる第零話「なでこドロー」を収録している。『化物語』時は中学二年生だった撫子が中学三年生になった時期の事件で、『偽物語』『囮物語』『恋物語』で描かれた過去の撫子が総登場する。オフシーズンの既刊『愚物語』『業物語』はそれぞれ3話ずつ収録しており、本巻も当初は3話収録の予定だったが、撫子のストーリーが予想より膨らんだため、「まよいイーブン」「よつぎノーサイド」は未収録になった。シチュエーションとしては藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』の「ドラえもんだらけ」に似ており、作中でも言及されている。
千石撫子のデザインも物語シリーズが続くごとに変化していったが、パッケージイラストには最初期のデザインの撫子が描かれている。
本作の発売を記念して「撫子をなでられるサイト・みんなでなでよう なでっこシェア」がオープンした。スマートフォン専用サイトで、撫子を撫でた回数によって壁紙がもらえるというもの。また、撫子だけではなく、ある条件で、忍、余接も撫でることが可能になる。
あらすじ
漫画家志望の少女・千石撫子は両親から中学を卒業したら就職するように言われる。両親を説得するための成果を挙げようと考える彼女は式神童女・斧乃木余接の力を借りて、四体の分身を作るも、制御できずに逃げられてしまう。撫子は余接と共に逃げた四人の撫子を追って行くうちに、撫子自身の過去と向き合うことになる。
登場人物
千石 撫子(せんごく なでこ) / 今撫子(いまなでこ)
老倉 育(おいくら そだち)
式神
媚び撫子(こびなでこ)
書籍
- 西尾維新(著) / VOFAN(イラスト) 『撫物語』 講談社〈講談社BOX〉、2016年7月27日第1刷発行(7月28日発売)、ISBN 978-4-06-283898-6