新ナニワ金融道
漫画:新ナニワ金融道
作者:青木雄二プロダクション,
出版社:あおば出版,ビービーエムエフ,扶桑社,Bbmfマガジン,
掲載誌:COMICジャンク,ケータイ★まんが王国,SPA!,
レーベル:グリーンアローコミックス,SPA! comics,
発表期間:2007年2月26日 - 2013年12月24日,
巻数:全20巻,
漫画:新ナニワ金融道外伝
作者:青木雄二プロダクション,
掲載誌:週刊朝日,
レーベル:GAコミックス,
巻数:全4巻,
漫画:新ナニワ金融道外伝ファイナル
作者:青木雄二プロダクション,
出版社:双葉社,
掲載誌:週刊大衆,
レーベル:アクションコミックス,
発表期間:2012年2月 - 2012年5月,
巻数:全1巻,
漫画:新ナニワ金融道 青木雄二物語
作者:青木雄二プロダクション,
出版社:扶桑社,
掲載誌:SPA!,
レーベル:SPA! comics,
発表期間:2013年 - 2014年11月,
巻数:全3巻,
漫画:新ナニワ金融道R
作者:青木雄二プロダクション,
出版社:扶桑社,
掲載誌:SPA!,
レーベル:SPA! comics,
発表期間:2014年11月 - 2016年10月,
巻数:全6巻,
漫画:ザ・ナニワ金融道
作者:青木雄二プロダクション,
出版社:集英社,
掲載誌:グランドジャンプPREMIUM,グランドジャンプ,
レーベル:ヤングジャンプ・コミックス,
発表期間:2016年12月 - 2019年4月,
巻数:全8巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『新ナニワ金融道』(しんナニワきんゆうどう)は、青木雄二プロダクションによる日本の漫画。2007年に開始、2016年終了。
同じ青木雄二プロダクションによる『新ナニワ金融道外伝』『ザ・ナニワ金融道』についても、本項で説明する。
概要
作品の概要
2003年に肺癌で死去した青木雄二作『ナニワ金融道』の続編である。
『新ナニワ金融道』は2007年2月からあおば出版『COMICジャンク』に連載されたが、同誌の休刊により中断した。株式会社ビービーエムエフが運営する携帯電話向けの漫画サイト『ケータイ★まんが王国』上で連載が継続され、その後2009年2月24日発売の扶桑社『SPA!』で雑誌連載が再開した。単行本は、第6巻まではBbmfマガジンから発行され、第7巻以降は扶桑社から発行されている。旧シリーズと比べると、転落する人物が少なく、幾分か人情話があり、ソフトな作りになっている。本編は2013年をもって完結し、2014年11月まで晩年の青木雄二を描いた『新ナニワ金融道 青木雄二物語』が連載され、11月25日発売分から続編『新ナニワ金融道R(リターンズ)』が開始された。当作品は「金に翻弄される下層社会(中・小零細、ベンチャー企業、自営業)」がテーマであり、それまでに取り上げられた金のトラブルやライバル会社との対決はなく、帝国と顧客のやり取りが主となっている。2016年10月4日発売分をもって完結した。続編となる『ザ・ナニワ金融道』が『グランドジャンプPREMIUM』2016年12月28日号から連載される。その後『グランドジャンプ』2017年9月6日号から移籍し、2019年4月17日発売号まで連載された。
『新ナニワ金融道外伝』は、灰原が去ったあとの帝国金融が舞台のスピンオフ作品である。『週刊朝日』2011年2月11日号から2012年1月27日号まで連載され、単行本はBbmfマガジンから発行されている。さらにその続編となる『新ナニワ金融道外伝ファイナル』が『週刊大衆』に2012年2月から2012年5月まで連載された。
ストーリー
主人公の灰原がホームレスの戸籍を使った融資を受けさせる不正融資事件により実刑を受け服役し、刑務所から出所したところ、金畑社長から服役中の給料を渡されると同時に解雇を言い渡される。驚く灰原だったが、社長から、新たに桑田が設立した主に債権回収を目的とする金融会社「ナニワ金融」(正規の債権回収会社ではない。桑田の説明から、おそらくは強引な回収行為を行った場合に帝国金融本体に累が及ばないようにするためのダミー会社としての側面もあると見られる)に協力するよう求められる。前科者となった灰原には他に行き場もないことから、桑田と2人で債権回収業務に取り組むことになる。
第11巻で灰原と朱美は結婚する。その披露宴の帰途、金畑は青年時代の思い出を高山に語り、最終回で都沢が帝国に入社、陳は出し抜きを叱責されるも都沢と灰原の不仲を見抜き利用しようと策をめぐらし、全く反省していないところで物語は終わる。
外伝では、桑田・灰原が去った後の帝国金融を舞台に、吉村の活躍を描く。貸金業法改正後の金融屋をテーマにしており、過剰債務整理担当の弁護士が各回に出てくる。
ファイナル
定年を過ぎ、ペットロス症候群にある老年夫婦が運気を変えようと、ハンコ屋で印鑑を作る。そこに裏で隠れていたハンコ屋の息子がハンコの裏とりと押圧による印鑑偽造に成功し、帝国を初め至るところで金を摘む。被害者の人吉は警察に被害届を届けるも、駐在の唐変木は勤務中に美人へのナンパを邪魔され、被害受付を忘れる。
主要登場人物
ナニワ金融道#主な登場人物も参照。
ナニワ金融→帝国金融
灰原達之(はいばら たつゆき)
桑田澄男(くわた すみお)
灰原の先輩でありベテラン社員だったが帝国金融から独立し、新会社ナニワ金融の社長となり灰原と共に債権者を立ち回ることとなる。後に廃業後帝国に復帰する。「新」ではパンチパーマを濡らすのが嫌という設定が加えられ、お風呂に入る時はシャワーキャップを被っている。また前作では債権者を相手に冷酷な手段で取り立てることが多く大抵の問題は解決したものの、今作ではしたたかな債権者との渡り合いに動揺したり怒ったりするシーンが多く描かれている。特技は「どんな状況でも自然な演技で場を作り、相手を油断させること」。手段を選ばぬグレーなやり口は今作でも健在であり、灰原が思いつかないような方法で立ち回る。
実写ドラマ版では独立せず、帝国金融に勤務している。
灰原朱美(はいばら あけみ)(旧姓 市村)
雨宮利加子(あめみや りかこ)
高山(たかやま)
吉村定雄(よしむら さだお)
金畑金三(かねはた きんぞう)
山堀穴ノ助(やまほり あなのすけ)
陳元菜(ちん げんさい)
その他の登場人物
ナニワ金融道にも登場した人物
泥沼亀之助(どろぬま かめのすけ)
肉欲棒太郎(にくよく ぼうたろう)
大阪で『肉欲企画』という不動産会社(実態は地上げ屋)を経営していたが、帝国金融により夜逃げに追い込まれる。その後に広島で激安チケット販売の商売に転ずるまでが『ナニワ金融道』で描かれた。『新ナニワ金融道』では再起に成功し、急成長を遂げる不動産会社『肉欲興産』の社長として登場する。「誠心誠意」をモットーに掲げながら、広島で自分をはめたのは灰原だと分かったことと、妻(肉欲冴子)がプレハブ住まいの疲労によりストーブが倒れたことに気づかず火事による大火傷を負い、火傷そのものは完治したものの下半身不随になったことから灰原を逆恨み。敵として、灰原に立ちはだかる。灰原のやり口から「手段を選ばない」非情な手も使うようになり、朱美を社員として迎えた後、自分と朱美が恋仲になったように合成写真などを用意して灰原を翻弄するも、復讐を知っていた朱美に裏切られ灰原に敗北した。その後、妻から「重荷は背負わず下ろしたほうがいい」と言われたことで復讐心を捨て、朱美に2000万円もの退職金を渡しアメリカでの手術を受けさせることで灰原への償いとした。
新ナニワ金融道の登場人物
浜地広海(はまち ひろみ)
宇津保一馬(うつぼ かずま)
鎌田虎男(かまた とらお)
小金山牧男(こがねやま まきお)
温和夫妻(おんわ-)
羽目尾豊作(はめお ほうさく)
羽目尾良雄(はめお よしお)
左浴田佐助(さよくだ さすけ)
NPO法人ボランティア「エコエコブルドッグ」隊長。大学時代はオルガナイザーとして活躍していた。労働者や労働者団体(労働意欲の無い者を含む)を先導(作品では洗脳と言っている)し、国から多額の保証金をせしめて、ピンハネしている。瀬戸際商店街の若者を巻き込みエコロジー商店街として、運動を展開する。何かと言っては訴えて、警察からも市役所からも煙たがられている。ホームレスから生活保護費を搾取して宿を提供する、貧困ビジネスにも手を出している。雨宮に嵌められ高飛びでアメリカに貨物船で移ろうとするが、桑田と取引をした御堂筋に騙され、ソマレヤ(ソマリアが元ネタであろうアフリカの架空の国) で強制労働を強いられる。
御堂筋(みどうすじ)
潮吹涼子(しおふき りょうこ)
栗山奈目春(くりやま なめはる)
神尾包茎(かみお ほうけい)
土手草子(どて くさこ)
包皮山無毛雄(ほうひやま むけお)
鳥肌立造(とりはだ たつぞう)
小塩学(こしお まなぶ)
小塩典子(こしお のりこ)
連方二郎(れんほう じろう)
金畑金一(かねはた きんいち)
朴正男(ぱく じょんなむ)
徳山秋夫(とくやま あきお)
横山千吉(よこやま せんきち)
姜永中(かん よんじゅん)
米尾性子(よねお せいこ)
羽島美智子(はしま みちこ)
満古田秀吉(まこた ひでよし)
犬崎(いぬざき)
尾佐野健一(おざのけんいち)
千鶴(せんづる)
根倉三助(ねくら さんすけ)
力道海(りきどうかい)
普天間由紀夫(ふてんま ゆきお)
仙谷(せんごく)
深丘めぐみ(ふかおか)
腰石南(こしいし みなみ)
岸川(きしかわ)
アカメ
ねぇさん
亀尾清美(かめおきよみ)
亀尾(かめお)
度土目(どどめ)
鈍尻(どんじり)
二橋達夫(にはし たつお)
山江田千蔵(やまえだ せんぞう)
外伝の登場人物
清原
銭無
光山
書誌情報
青木雄二プロダクション『新ナニワ金融道』Bbmfマガジン(グリーンアローコミックス)
- 1巻:復活 銭闘開始!!編、 2008年3月6日発行、 ISBN 978-4-7663-3346-6
- 2巻:嗚呼 欲望地帯!!編、 2008年9月27日発行、 ISBN 978-4-7663-3360-2
- 3巻:決戦 風雲怒濤!!編、 2009年1月13日発行、 ISBN 978-4-7663-3397-8
- 4巻:絶望 銭色吐息!!編、 2009年6月23日発行、 ISBN 978-4-7663-3439-5
- 5巻:流転 追込回避!!編、 2009年10月20日発行、 ISBN 978-4-7663-3474-6
- 6巻:逆転 迷走地獄!!編、 2010年1月9日発行、 ISBN 978-4-7663-3485-2
青木雄二プロダクション『新ナニワ金融道』扶桑社(SPA! comics)
- 7巻:戦慄 銭欲魔境!!編、 2010年5月15日発行、 ISBN 978-4-594-60672-5
- 8巻:無法 悪銭乱舞!!編、 2010年9月18日発行、 ISBN 978-4-594-60676-3
- 9巻:若夫婦転落編 上、 2010年12月24日発行、 ISBN 978-4-594-60677-0
- 10巻:若夫婦転落編 下、 2011年3月28日発行、 ISBN 978-4-594-60678-7
- 11巻:銭道立志編、 2011年7月29日発行、 ISBN 978-4-594-60733-3
- 12巻:銭道無情編、 2011年11月11日発行、 ISBN 978-4-594-60734-0
- 13巻:銭道群像編、 2012年3月3日発行、 ISBN 978-4-594-60765-4
- 14巻:銭道天命編、 2012年6月12日発行、 ISBN 978-4-594-60766-1
- 15巻:灰原の野心編、 2012年9月18日発行、 ISBN 978-4-594-60810-1
- 16巻:灰原の苦境編、 2012年12月17日発行、 ISBN 978-4-594-60827-9
- 17巻:灰原の葛藤編、 2013年4月8日発行、 ISBN 978-4-594-60844-6
- 18巻:灰原の決断編、 2013年7月18日発行、 ISBN 978-4-594-60855-2
- 19巻:帝国の危機編、 2013年10月30日発行、 ISBN 978-4-594-60873-6
- 20巻:帝国の逆襲編、 2014年1月31日発行、 ISBN 978-4-594-60885-9
青木雄二プロダクション『新ナニワ金融道外伝』Bbmfマガジン(GAコミックス)
- 1巻:驚愕 借金粉砕!!編、 2011年5月28日発行、 ISBN 978-4-7663-3537-8
- 2巻:茫然 利子沸騰!!編、 2011年8月22日発行、 ISBN 978-4-7663-3550-7
- 3巻:無残 禿頭詐欺!!編、 2011年11月21日発行、 ISBN 978-4-7663-3559-0
- 4巻:決着 禿頭詐欺解決!!編、 2012年4月16日発行、 ISBN 978-4-7663-3571-2
青木雄二プロダクション『新ナニワ金融道外伝ファイナル』双葉社(アクションコミックス)
- はまれば泥沼! ハンコ生き地獄編、2012年11月12日発行、ISBN 978-4-575-84154-1
青木雄二プロダクション『新ナニワ金融道 青木雄二物語』扶桑社(SPA! comics)
- 1巻:2014年5月30日発売、 ISBN 978-4-594-60909-2
- 2巻:2014年9月29日発売、 ISBN 978-4-594-60928-3
- 3巻:2014年12月19日発売、 ISBN 978-4-594-60955-9
青木雄二プロダクション『新ナニワ金融道R(リターンズ)』扶桑社(SPA! comics)
- 1巻:2015年4月22日発行、 ISBN 978-4-594-60982-5
- 2巻:2015年8月29日発行、 ISBN 978-4-594-61006-7
- 3巻:2016年1月30日発行、 ISBN 978-4-594-61047-0
- 4巻:2016年4月22日発行、 ISBN 978-4-594-61076-0
- 5巻:2016年8月30日発行、 ISBN 978-4-594-61098-2
- 6巻:2016年11月29日発行、 ISBN 978-4-594-61126-2
青木雄二プロダクション『ザ・ナニワ金融道』集英社(ヤングジャンプコミックス)
- 1巻:2017年4月19日発行、 ISBN 978-4-08-890661-4
- 2巻:2017年8月18日発行、 ISBN 978-4-08-890734-5
- 3巻:2017年12月19日発行、 ISBN 978-4-08-890832-8
- 4巻:2018年5月18日発行、 ISBN 978-4-08-891022-2
- 5巻:2018年9月19日発行、 ISBN 978-4-0-8891103-8
- 6巻:2018年12月19日発行、 ISBN 978-4-08-891157-1
- 7巻:2019年4月19日発行、ISBN 978-4-08-891287-5
- 8巻:2019年6月19日発行、ISBN 978-4-08-891309-4
備考
ナニワ金融の社用車はトヨタ・クレスタ(90系)で、ナンバーは帝国金融のベンツと同じく893である。