旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。
以下はWikipediaより引用
要約
『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』(たびにでよう、ほろびゆくせかいのはてまで。)は、萬屋直人による日本のライトノベル。イラストは方密が担当している。電撃文庫(メディアワークス、現・アスキー・メディアワークス)より2008年3月から既刊1巻が刊行されている。
あらすじ
喪失症が蔓延し、少しずつ記憶と記録が失われる世界。少年と少女は、一台のスーパーカブで旅をする。はるか遠い世界の果てを目指して――。
少年と少女の旅の日々を描く。
喪失症
「そうしつしょう」と読む。この作品の舞台となる世界で蔓延している架空の病気。といっても、厳密な意味での病気ではないようだ。
原因、発症条件、治療法などはすべて不明。
喪失症の症状は段階的に表れる。これらの症状の進行には大幅な個人差があり、突然急速に進行したり逆にある段階で止まったりすることもある。
1.名前の喪失
この症状は薬、都市などの無機物にも発症する。そのため、この世界の道路標識は地名が消えたものがほとんどである。無機物に発症した場合、この先の段階に進むことはない。
2.顔の喪失
3.色の喪失
4.影の喪失
5.存在の喪失
ただし、人間の存在の喪失とともに消えるものは、確実にその人と関連があるとわかるものであり、「誰が誰について書いたのかわからない文章」などは消えない。
登場人物
少年と少女
スーパーカブに乗って旅を続けるこの作品の主人公達。両者共に喪失症にかかっているが、症状としてはまだ軽い。旅を始めて3ヶ月になる。互いに思いを寄せているが、それ以上の進展がなく未だに友達以上恋人未満といった関係。首都から北へ旅をはじめ、北にある島(描写等から北海道だと思われる)を旅していたが、先生の提案により能登半島へと進路を変えた。
少年
道中で出会った人々
第1章 夢
取締役
第2章 翼
第3章 旅
既刊一覧
- 旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 - 2008年3月25日初版発行 ISBN 978-4-8402-4192-2